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155 罠に掛かった獲物

年内最後の投稿になります。今年1年、読者の皆様には大変お世話になりました。

 我はポチ、唐国での務めを終えて、主殿と飛行機なる物に乗って日の本へ戻る途中である。


 それにしても、此度の主殿のご活躍はまことに見事と評する他なかろう。唐国の雑兵どもを芥の如く千切り捨てたお姿は、我の目をしても惚れ惚れとしてしまう手並みであった。殊に相手が弱しと見るや、手下の者共に戦を任せて、ご自分はその様子をご観覧になるとは、上に立つ立場の手本と成り得よう。


 我も主殿を見習い、かくもお強きお姿に少しでも追いつきたいものである。だが我が多少強くなったところで、主殿は遥か彼方に聳える高い峰のように映る。果たして追い付けるのはいつになることやら、我にもまったく見当がつかないものであるな。


 此度、主殿は使命を受けて富士へと戻る最中である。唐国で捕らえた小童どもを富士へと連れ帰る命を帯びて、任に当たっておられる。だがこの小童どもは、中々主殿への態度を改めぬものである。主殿と我は、きゃつらよりやや離れた席に着いておるが、この耳には有象無象の話し声が聞こえてまいる。



「おい、俺たちの見張りをしているあの女は、気を緩めて寝ているようだぞ。この飛行機を乗っ取って、国に戻る絶好の機会ではないか?」


「俺もそう思うが、このシートベルトがどうやっても外れない以上、身動きができないぞ。せめてこれが外れるまでは、大人しくしているしかなさそうだ」


「おい、あそこに座っている小柄な女は、さっきからずっと菓子を食っていて、隙だらけだ。あのガキならば、人質にするにはちょうどいいかもしれないな」


「俺もそう思っていた。一番弱そうだが、おそらくは階級が上なんだろう。まずはあのガキを人質に取って、国に戻るように要求しよう」


 どうやらきゃつらは、主殿に対して不穏な考えを抱いているようである。このような不遜な輩に情けは無用であろう。未然に防ぐ意味で、我が永遠に眠らせてまいろうか。念のために主殿に了解を得ておいたほうが、この場はよろしかろう。



「主殿、どうやら唐国の小童どもは、主殿に対して良からぬ考えを抱いておりますぞ。我がこの場で眠らせてまいりましょうか?」


「ポチは何もしなくっていいよ! 私にもちゃんと聞こえているからね。見張り役のタマにはわざと寝たフリをさせて、いかにも隙だらけだと思わせているんだよ。機内で暴れだすと面倒だから、タマの妖力でシートベルトをロックしているけどね」


「なるほど、さすがは主殿でありますな! きゃつらの企みを予期なされて、罠を張ろうというのですな。そこまで深きお考えがあるとは知らずに、差し出がましい口を挟みました」


「どうせなら、逆らう気も起こらないくらいに、バキバキに心をへし折ってあげるよ。だからこのまま何も気付かないないフリで、日本へ戻るからね」


「御意。主殿にすべてお任せいたしまする」


 はやり主殿は、我の浅はかな考えの数段上をいっておられる。このポチめは、改めて感服いたしましたぞ。それにしても我が姉上は、主殿の命に従って絶妙な演技をしておるな。タヌキ寝入りならぬ、キツネ寝入りと呼べばよろしかろう。




 我らが乗る飛行機は、数時間もすると日の本の厚木に到着する。遠くに富士の山が見ゆると、やはり落ち着いた心地となるものである。大妖怪といえども、長年親しんでまいった日の本の空気というものは、心地よく感じるのである。ことに富士の山は、長年我に妖力を与えてまいった霊峰である。ひとたびその元を離るると、以前にも増して深きありがたみを感ずるのは当然であろう。


 厚木に到着すると、我らはすぐにヘリに乗り換える。我は姉上と並んで小童どもを厳重に監視しながら、次々にヘリへと詰め込んでいく。主殿は現在空腹を訴えられて、基地の食堂で腹ごしらえをなさっておられる最中である。小童どもをヘリに押し込めると、その監視は新入りに任せて、我らは主殿のお帰りを機外で待っておる。



「姉上、主殿の申しつけどおりに、見事に寝たフリをなさっておりましたな」


「ふむ、はじめのうちは寝たフリをしておったのじゃが、途中からまことに寝ておったのじゃ。きゃつらはどの道、妾の妖力にて身動きを封じておった故に、特にすることもなく睡魔に身を任せたのじゃ」


「姉上は、我よりも肝が据わっておられる」


「当然なのじゃ! そなたは八尾で妾は九尾、たとえ一の差なるとも、その差は大きいのじゃ!」


「精進いたしまする」


 こうして姉上と話をしているうちに、主殿が戻っていらっしゃる。



「大急ぎだったから、2人前のご飯を掻き込んできたよ! この分だとすぐにお腹が空いちゃうから、富士に戻ったら思いっきり食べるよ! ポチも久しぶりのキツネうどんを食べられるね」


「あまりに久しぶりなので、その名を耳にするだけでヨダレが出てまいりまするな」


「妾も久方ぶりにキツネうどんを食するのじゃ!」


 どうやら姉上も、あの至高なる味わいに心を奪われておらるるようであるな。早く富士に戻りたいものである。



「それじゃあ、ヘリに乗り込むよ!」


「「御意」」


 こうして我らは富士へと向かう。すっかり日も暮れ、宵の月が空に浮かぶ刻に、我らは富士へと到着する。我と姉上は小童どもを機内に残して、一足先に降りていく。主殿が最後に残り、小童どもを誘導して富士の地へと降り立つ手筈である。






 ヘリから降りようとする、中華大陸連合の捕虜2号は……


 日本軍は何を考えているんだ? あの恐ろしげな気を放っていた着物姿の二人が先にヘリから降りて、ただ一人残った例のガキが、俺たちを誘導しているぞ。



「さあさあ、富士駐屯地に着いたから、大人しくヘリから降りるんだよ」


 輸送機同様、このヘリでも固くロックされていたシートベルトだが、手を掛けるとあっさりと外れていく。これで自由に身動きできるぞ! 千載一遇のチャンスとばかりに仲間に目配せをすると、皆が無言で小さく頷く。


 全員がひと塊になってヘリから降りると、どうやらここも基地の内部のようだな。ひとまずはこのヘリを乗っ取って、それから航空機を用意するように要求する予定だ。


 ヘリの機体から50メートル以上離れた場所では、俺たちと一緒に香港から戻ってきた人員とこの基地の出迎えの隊員が固まって、のんきに挨拶を交わしている。これだけ距離が離れていれば、人質さえ取れば手出しはできないだろう。


 俺たちはヘリの機体から20メートルの位置で行動を開始する。俺が『やれ』と合図を送ると、先頭を歩いているガキの直後にいた1号が、背後から首に手を回してその体を拘束する。



「全員動くな! このガキの命がないぞ! 俺たちは簡単に素手で人を殺せるんだからな」


 この光景を見た日本軍は、総じてギョッとした表情をしているな。今まで俺たちが大人しくしていたのは、この時をずっと待っていたんだ。たとえ最後の一人となっても、祖国に戻るんだ!



「こいつの命が惜しかったら、抵抗するな! 全員武器を捨てろ!」


 1号が背後から腕を回しているガキは、抵抗する様子を見せないな。いきなり首を拘束されて、身動きを封じられているんだろう。だがこの様子を見ている日本軍は、驚いた表情を見せるばかりで、中々武器を手放そうとしない。その中には、夜間照明の下でもはっきりとわかるくらい、顔色が青褪めている人間もいるぞ。これはもう一度警告を発するしかないな。



「人質の命が惜しかったら…」


「退避ぃぃぃぃぃ! 全員、この場を離れろ! ヘリは緊急離陸せよ!」


 俺の言葉を遮るように、一番階級が高そうな将校が退避命令を出したぞ。俺たちの手元にいる人質を見捨てるつもりか? それよりもヘリがローターを全速回転させて、虚空に舞い上がっていく。不味いな、この場を脱出する手段が、手の届かない位置まで飛び去ってしまった。



「おい、なんで日本の連中は人質を見捨てて逃げ出したんだ?」


「そんなの俺にわかるか!」


 俺たちがキツネに摘まれたような気になって首を捻っているそのとき……



「ククク… 本当にバカだね! まんまと引っかかったよ! なんでみんな逃げたか教えてあげようか。それはこのさくらちゃんが暴れると、とっても危険だと承知しているからだよ」


 今まで拘束されたまま無抵抗だった人質が、偉そうなセリフを口にしている。バカなのは自分のほうだろう! 1号が両腕にちょっと力を込めれば、お前の首の骨は折れて死ぬんだぞ!



「さて、こんな姿はどうにも鬱陶しいね」


 このガキはまだ大口を叩いている。俺は1号に目配せして、強めに首を絞めるように伝える。だが……



「グホッ!」


 くぐもった声が1号の口から漏れた。何が起きたのかと思ってよくよく見ると、ガキの肘が1号の脇腹に食い込んでいる。たったその一撃だけで、1号の体は脱力して地面に崩れ去った。なんだ、このガキは? 肘打ち1発で1号を倒し切るのか? 意識を失って倒れた1号は、その口から鮮血を吐いている。想像以上に重症かもしれない。



「まったく、肘だけで倒れるなんて、鍛え方が足りないよ! 格の違いを見せてあげるからね、好きなように掛かってくるんだよ!」


「ガキがナメるなぁぁ!」


 6号が飛び掛ろうとする。地面を蹴って接近する速度は、常人には目で捉えられないはずだ。だが…



「ぐわぁぁぁぁ!」


 6号の体がガキに届く10メートル手前で、悲鳴を上げながら後方に吹き飛ばされた。俺の目から見て、ガキは僅かに右手を動かしただけだぞ。その直後、俺が立っている横を猛烈な勢いで衝撃波が通過する。幸い巻き込まれた仲間はいなかったが、その余波だけで大きく体勢を崩された。



「気をつけるんだ! このガキは気孔を使うぞ!」


「凄まじい威力だ! 当たったら6号と同じ目に遭うぞ!」


 油断していた。まさか相手にこのような隠し玉があったとは! ただのガキだと思っていたが、これはもしかして虎の尾を踏んでしまったのか?



「この程度でダウンしていたら、私の訓練には付いてこられないからね! 軽く撃った衝撃波くらい、ちゃんと避けてもらえないとね!」


 こいつは何を言っているんだ? あれが軽い威力だと?! 十分人を殺せるだろうが!



「この基地の訓練では、毎日あと2段階上の衝撃波が飛び交っているからね。その中で全員が訓練しているんだよ!」


「日本軍は化け物揃いか!」


「まあ、本当の化け物は5,6人かな。神様とか天使もいるしね」


 やはり学科を学ぶ課程で教え込まれた『日本軍は悪魔のような存在』というのは本当らしい。俺たちが倍の人数で襲い掛かっても、目の前にいるガキ一人に返り討ちに遭うのが目に見えているようだ。だが、俺たちにも意地がある。このまま遣られっ放しでは終われない!



「全員命を捨てて掛かれ! 外見に惑わされるな!」


「「「「「「「おう!」」」」」」


 こうして俺たちは絶望的な戦いに身を投じていく。一斉に飛び掛ろうとして、その大半が連続で放たれた衝撃波によって吹き飛ばされた。残っているのは、ついに俺だけとなっている。それにしても、一瞬で仲間を失うとは…



「異世界で、手下を私に皆殺しにされた盗賊の親玉が、同じような目をしていたね。圧倒的な力の前に押し潰される気分は、どうかな?」


「たとえ一人でも、抵抗を諦めない! 仲間と一緒にあの世へ旅立ってやる!」


「いい覚悟だね。それじゃあ、掛かってくるといいよ!」


 俺は衝撃波が飛んでくるのを覚悟して、両腕を体の前でクロスさせて踏み込んでいく。ガキは何も構えずに突っ立っているだけだ。捕まえたらこちらのものと考えて、一気に接近を試みる。



「捕まえたぞ! なにっ!」


 俺のコブシが届いたと思ったのは幻覚だったのか? 今までそこにいたはずのガキの体が、不意に消えた。俺は幻を追っていたのだろうか?



「フフフ、後ろにいるよ!」


 急に聞こえた声に振り返ると、ガキは俺の背後に立っていた。まさか、この俺がこうも簡単に背後を取られるとは。気孔の使い手というだけではなさそうだ。



「食らえ!」


 コブシを振り上げて、再び殴り掛かろうとする。だが、またもやガキの姿が消え失せている。どうなっているんだ?



「ほらほら、こっちだよ!」


 今度は斜め後方20メートルの辺りで、腰に両手を当てて笑いながら立っている。完全に手玉に取られているようだ。向こうから攻撃を仕掛ける隙はいくらでもあるのに、敢えて手を出さずに位置を変えるだけなのは何故だ? もしかして俺を嬲り殺しにするつもりなのか?


 再びガキがいる位置に向かって走り込む。だが、半ば予想していたとおりに、その姿はまたもや消え失せる。



「まだまだだね。最高時速は100キロくらいかな? ダッシュを開始してからスピードに乗るまでに、時間が掛かり過ぎるんだよ! ああ、私はその3倍の速度が出せる上に、加速が抜群だからね! 追いかけっこだったら絶対に負けないよ!」


 俺の3倍だと! このガキは、300キロ以上の高速で動き回れると言っているのか? それはもはや人体の上限を遥かに突破しているだろう。どうやらとんでもない化け物を相手にしてしまったようだ。



「さて、次はもう逃げないからね。最大の威力で攻撃してくるんだよ!」


「俺の力がどこまで通用するか、最後の勝負だ!」


 逃げないという言葉を信じて、俺は全力で突っ込んでいく。もうここまでくると、日本がどうだとか、祖国がどうだとか、余計な話は関係なくってくる。俺自身の単なる意地を、格上の相手にぶつけるだけだ。



「うおおおおぉぉぉぉぉ!」


「まだまだ甘いよぉぉぉ!」


 繰り出した俺の右コブシは、ガキの左手の一振りで簡単に払われてしまった。いや、それは『払う』などというレベルの生易しいものではない。体が反転するような勢いで、俺の体勢が崩される。横向きになって致命的な隙を晒した俺のガラ空きの腹部に、拳打が飛び込んでくる。



「これで終わりだね!」


「グフォ!」


 たったの一撃で、俺の意識はシャットダウンして、暗い闇へと沈んでいった。








「大丈夫ですか?」


 薄っすらと取り戻し掛けた意識、まだ半ば朦朧としている俺の耳には、聞き慣れた北京語が飛び込んでくる。一瞬俺は祖国に戻ったのかと、勘違いしてしまった。だが、確かここは日本のはずだ。



「お前は何者だ?」


「元中華大陸連合、帰還者部隊所属のアイシャといいます。現在日本へ亡命して、ここで訓練を受けています」


「帰還者部隊? 聞き慣れない名称だ」


「主席直属の部隊ですから。それよりも体の具合はどうですか?」


「まだ痛むが、我慢できないほどではない」


「回復水を飲ませましたから、もうしばらくしたら痛みは引いていきます。あなたの仲間も同様の手当てを受けて、意識を取り戻しています」


「全員生きているのか?」


「ええ、ここは医務室です。あなたと同じようにベッドに寝かされています」


 ややはっきりしていた意識で周囲を見渡すと、そこは病室のような部屋で、俺と同じように仲間たちが寝かされていた。



「大事なことですからよく聞いてください。あなたたちは日本が保護します。日本はとっても安全で、住みやすいですから、どうか安心してください」


「日本軍は悪魔のような存在だと聞いていたが」


「それは大きな間違いです。あなたもここで過ごしていくうちにわかってくるでしょう。とはいっても、この部隊には悪魔の大王様とか、破壊の権化などといった人が所属していますから、あながち間違いではないです」


「やはり恐ろしい所ではないか」


「それでも中華大陸連合にいるよりは、遥かに安全です。さくらちゃんの一撃を耐えたんですから、なんとかここで生きていけますよ」


「それはどういう意味だ?」


「さくらちゃんによる訓練が、今後も継続されます」


「あのガキは『さくら』というのか? 訓練が継続するとは、どういう意味だ?」


「何もしないのは暇でしょうから、軽い運動のつもりで訓練に参加してもらいます。ああ、それから、さくらちゃんに面と向かって『ガキ』とは言わない方がいいです。私にはそんな勇気はありません」


「わかった、以後注意する」


 まさか日本軍の基地に同胞がいるとは思っていなかった。その事実だけで、絶望し掛けた気持ちが落ち着いてくる。機会があったら彼女にもう少し詳しく話を聞いてみたい。そうすれば、俺たちがここでどのように扱われるか、はっきりと理解できるだろう。


 こうしてアイシャと名乗る女は、俺の枕元を去っていく。残された俺は、まだ疼く腹の痛みを堪えながら、目を閉じるのだった。



外見に騙されて、対人戦最強のさくらに手玉に取られた中華大陸連合の捕虜たち、彼らには富士でどのような運命が待っているのか…… この続きは新年の早い時期に投稿します。


今年1年を思い返すと、様々な出来事がありました。この小説に関する世界情勢に限定しても、つい先頃、中国の2番艦の空母〔山東〕が実戦配備されて、この小説でもお馴染みの海南島の三亜軍港を母港とするらしいです。


そうかと思えば、ロシアが開発していた超音速弾道ミサイルが実戦配備されたというニュースもありました。現実世界でもこうした軍事行動が着々と進んでいます。


果たして日本がこの流れの中でどのように行動していくか、それが問われてくる新しい年になりそうです。



最後にたくさんのブックマークをお寄せいただいてありがとうございました。今年最後の一声、評価とブックマーク、いっぱい欲しいお!


感想をお寄せいただいた方、本当にありがとうございました。


それでは皆様方も、どうぞ良いお年をお迎えください。

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