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125 ドイツの苦悩

ドイツの帰還者との話し合いは・・・・・・

 俺たちはテーブルに着いて向かい合って座っている。向かって左側にドイツの帰還者、右側に日米の帰還者が並んでいる。俺たちがまだ警戒を完全に解いていないのに対して、ドイツの3人は努めて穏やかな態度を心掛けているように映る。



「風が冷たいわね。周囲に風除けの障壁を張りましょうか?」


「お願いするわ」


 ドイツの帰還者の申し出にマギーが同意する。どうやら彼女は魔法が得意なタイプのようだ。彼女がモゴモゴと呟くとテーブルをスッポリと覆うようにドーム状の障壁が完成する。障壁内部の気温にも手を加えてくれたおかげで、中々居心地のいい環境が整った。



「せっかくこうして出会ったんだから自己紹介をしようじゃないか。さっきも挨拶したが俺はクラウディオ・ベルガーだ。よろしく頼む」


「イエーネ・ミュンスターです」


「ハインツ・レーゲンスだよ」


 随分気さくにしゃべる連中だな。裏があるよりはフランクな態度の方が付き合い易いけど。彼らに合わせて俺たちも簡単に自己紹介をしていく。一通り自己紹介を終えたところでイエーネがアイテムボックスから何かを取り出す。それはイギリス流のお茶には欠かせないクッキーと固焼きのビスケットだった。



「せっかくだからイギリス風のティータイムにしましょうか。ショートブレッドもあるけど、あれはちょっとね・・・・・・ お茶の友というよりは戦場の非常食ね。口の中の水分をごっそりと持っていかれるのよ。ああ、それから本場ドイツのバウムクーヘンもあるわ」


 ショートブレッドはどうやら不味いらしい。イギリス人の味覚は本当に摩訶不思議だ。こうしてお菓子が取り出されると俄然張り切るのは俺の妹だ。イギリスとドイツのお菓子を美味しそうに味わっている。



「うんうん、これは中々紅茶に合う味だね。それじゃあこのさくらちゃんが伝統的な日本のお菓子を紹介しちゃうよ! これが『やめられない止まらない!』で有名なカッパ○びせんだよ!」


 アイテムボックスから5袋ものえびせんを取り出しているぞ! まあこの場で日本の味を紹介するのは悪くはないか。カレンが袋を開いてえびせんを皿に盛り付けてくれる。さあ欧米の皆さん、日本の味はどうかな?



「香ばしくて海の香りがするわね。これは何の味かしら?」


「エビを細かく砕いて練り込んであるんだよ! この香ばしさに気がつくとはイエーネちゃんも中々の通だね!」


 妹がドヤ顔をして説明している。えびせんは皆さんに大層ご好評のようだ。一緒に何かを食べるとあっという間に打ち解けた雰囲気になるもんだな。ここでマギーがアメリカ人らしい大袈裟なアクションでしゃべり出す。



「聡史、日本はお菓子までファンタスティックなのね! 平和になったら絶対に長期の休暇を取ってゆっくりと滞在するわ」


「その時は俺たちが色々と案内するぞ」


「楽しみにしているわね! 絶対に約束よ!」


 マギーは心から嬉しそうな顔をしているな。そんなに日本が好きなのか。案内くらいお安い御用だ。ここでどうやら掴みはオーケーと判断したベルガーが本題を切り出す。



「さて、我々がイギリスにやって来た表向きの目的は、政府の上層部からの指令でイギリス軍の香港攻略を遅らせることだった」


 マギーの表情が一瞬気色ばむが俺は右手で彼女が何か言おうとするのを制する。ベルガーは『表向きの目的』と発言した点を俺は聞き逃さなかった。



「この場で目的を明らかにするということは何らかの裏の事情があると判断していいのか?」


「察しがいいのは助かるな。俺たちは仮にこの目的を遂行すればドイツとイギリスの間で戦争が引き起こされる危惧を抱いた。上官が話のわかる人物でね、彼の提案で攻撃を実行せずに戻るという方法を選択したんだ。だからこうしてイギリスに渡ってから各地を観光して歩いていたんだよ。それも出来るだけ人が少ない場所を選んで、こうしてイギリス側から何らかのアプローチがあるのを待っていたんだ」


「それは随分待たせてすまなかったな。賢明な判断だと言えるだろうが、君たちはそれでいいのか?」


「ドイツに戻ったら多少立場が悪くなるだろう。だが『イギリス側は日米の帰還者の手も借りて警戒を強めていたせいで襲撃する隙が見当たらなかった』という言い訳が成立する」


 そうか、だからこのベルガーは俺たちが日米の帰還者と知った時に『好都合だ』と口にしたのか。これでひとつ謎が解けたぞ。



「ということはこのまま観光して戻るつもりか?」


「そうだ。最初から任務など度外視している。要は俺たちがイギリスに向かったという既成事実だけが必要なんだ。表向きは任務を果たすためにね」


 なるほど、各地を観光して回る3人をイギリスの情報機関は最高レベルの警戒態勢で監視していたが、結局全部無駄だったんだな。皆さんどうもお疲れ様でした。



「俺たちと接触した目的はそれだけなのか?」


「それがもう1つあるんだ。実はこちらの方が重要だと言える」


 任務の放棄は確かにそれ程重要な話とは思えないよな。さて、その重要な話とは一体なんだろう? ベルがーの表情は真剣味を帯びているぞ。



「実は我々はドイツ政府の意思決定に疑問を抱いている。現在いくら欧州内で立場が悪かろうが、いきなりこのような危険な綱渡りをすると決断した政府のやり方が信じられないんだ。そこには絶対に何かある筈だ。俺たちは自分の国に戻ったらその調査にあたろうと考えている。ついては君たちにも外部から協力してもらいたい」


「協力って、具体的にどうすればいいのよ?」


 横からマギーが口を挟む。アメリカ人らしく自分が主導権を握らないと気が済まない性格をしている。それが彼女の良さでもあり、育ってきた環境でもあるのだろう。



「知ってのとおり我が国にはカイザーが亡命してきた。現在彼らはウクライナ方面に派遣されてロシア軍を相手に大虐殺をしているらしい。個人的な見解だが、彼らの加入がドイツ政府に不必要な自信を与えている可能性が高い。したがって我々はドイツのためにカイザーを排除したいと考えているんだ」


「また思い出したくもない名前が出てきたわね。でも安心しなさい! ここにいる聡史はカイザ-をたったの一撃でボコったのよ。私が止めたからあいつは命を取り留めたけど、両手足5箇所の骨折と全身打撲でヘリで空母にあるICUまで運び込まれたわ。今思い出しても何であの時に止めたんだろうと私自身が後悔しているわよ!」


 ほう、相当に手加減したつもりだったが、マギーの話によると思いの他重症だったんだな。やっぱりデコピンでもよかったかな? ただそれだけの重傷を負っても1,2週間で回復してしまうのが帰還者だ。この次はきっちりと止めを刺しておくべきだろうな。



「兄ちゃん! 遠征中に随分楽しそうなことをしていたんだね! 今度はそのカイザーってやつは私に任せてよ!」


「さくら、お前は黙ってえびせんを食べているんだ! もしその時が来たら譲ってやるから」


「やったね! 兄ちゃん約束だからね!」


 俺から言質を取った妹は再びテーブルのお菓子に手を伸ばす。こいつは聞いていなくていいことだけは耳に入るんだよな。殊に誰かをボコボコにする話には必ず食い付いてくる。ほら見ろよ、ドイツの3人組が変な表情をしているじゃないか!



「失礼だがこちらの小柄なお嬢さんは何者なんだい?」


「ああ、俺の妹だ。半年前に日本に来た君たちの仲間を最後に仕留めたのはこいつだよ。今考えると不幸な行き違いだったな」


「ミハエルのことか・・・・・・ やつは鉄オタの殺人狂だから俺たちは仲間とは思っていない。気にしないでくれ」


 いやいや、最初から全然気にはしていないよ! 俺たちの命なんか狙う向こう見ずが1人死んだだけの話だからな。この場は形式的に謝っておかないと空気が悪くなるような気がしただけだ。ベルガーは更に話を続ける。



「どうやらこの場にいる我々3人よりもカイザーたちの方が力が上らしい。人数も多いしな。情けないが俺たちだけではカイザーをどうにも出来ないのが実情だ。あの厄介者がいなくなれば政府ももう少しマシな判断を下すと考えているのだ」


「後からやって来た獅子身中の虫を退治したいという訳か。協力するのは問題ないが、方法はどうすればいいんだ? まさか俺たちがドイツに乗り込む訳にはいかないぞ」


「我々が失敗すれば政府はカイザーをイギリスに送り込む可能性が高い。あるいは我々の報告次第ではイギリスを諦めてカイザーたちを東欧に送り込むかもしれない。いずれにしてもカイザーが送り込まれた場所はウクライナと同様の地獄絵図が繰り広げられるだろう。何とか他国が不幸な目に遭うのを阻止してもらえないだろうか」


 俺はベルガーからの申し出にしばし目を閉じて考え込む。これは俺たちの独断で決めていいような状況ではないような気がする。だが司令からは『事案が発生したら適当に片付けろ!』と言われている。どうしたものかな。その時・・・・・・



「いいわよ! この件に関しては合衆国にも大きな責任があるわ! 私たちがカイザーを始末すればいいのね」


「マギー、本当にそれでいいのか?」


「ええ、自分の不始末は自らの手で解決しろというのが我が家の家訓よ! 私のお爺様の口癖だったの。もちろん聡史たちにも力を借りるわよ!」


 マギー、それは自らの手とは言えないような気がするのは気のせいだろうか? まあ彼女が請け負ってしまったものは仕方がないだろう。どうせ俺が何もしなくても妹が勝手に突っ走ってしまうだろうし。



「非常に助かる。申し訳ないがこの際君たちの力を当てにするしかない。我々は国内に戻ったらカイザーに関する情報も集めようと思っている。やつの居所などを知らせたいから連絡先を交換しないか?」


「いいだろう」


 俺は国防軍から支給されているスマホの番号を教える。自分で持っているものと違ってこちらの機種の方が個人情報を特定されにくいし、何よりもSIMカードを入れ替えなくても世界中で通話が可能なようにこっそりと改造してあるのだ。衛星回線直通の国防軍最高級仕様だぞ。もちろん暗号通信がデフォなので情報が外部に漏れ難いスパイ映画を実用化したような機種なのだ。ちなみに市販はしていないから悪しからず。


 こうしてドイツの帰還者とはその後昼食時間まで一緒に過ごして、互いに明かせる範囲で情報交換などを行う。特に彼らは東アジアの情勢が手に入り難いらしくて、しきりに日米と中華大陸連合の戦いの推移を聞いてくる。


 俺と妹とマギーの3人はついこの間まで海南島攻略をしていたから、その辺の話を掻い摘んで聞かせる。



「日本軍はとんでもないな! 僅か3人で島の南半分を平定したのか!」


「その通りよ! 私たちが上陸を果たした直後には中華大陸連合の守備隊が降伏したわ。聡史たちのおかげで拍子抜けするくらいあっさりと攻略戦が進んだのよ。でもその後が不味かったわね」


 マギーの表情が曇る。ああ、そうだったな。それからカイザーの一件が発生したんだった。



「カイザーは同盟国である日本の帰還者を人質に取って聡史たちの抹殺を企てたのよ。結果的には聡史から反撃を食らって病院送りになったわ。その後連邦軍から不名誉除隊の宣告を言い渡されてドイツに亡命したのよ。すべて自分勝手に引き起こした不始末ね。味方さえも簡単に裏切る男なんて誰が信用するもんですか!」


「噂に聞く以上に危険な男だな。我々も十分警戒する」


「私たちは明日の便でドイツに戻るわ。時々連絡を入れるからカイザーの件はお願いするわね」


「出来る範囲でやってみるさ」


 ベルガーとイエーネさんに俺が答える。そういえばハインツはさっきから何もしゃべらないな。気になって彼を見るとどうやらカレンに視線が釘付けになっている。口をポカンと開いて完全に見とれているようだ。無理もないか、そこにいるのは本物の天使様だからな。


 後日俺のスマホにはハインツから『カレンの連絡先を教えてほしい』というメッセージが入るのだった。諦めるんだハインツ! 攻略難度SSSのカレンの気持ちを惹こうなんて天使に対する冒涜に値する行為だぞ! 身の程を弁えておいた方がより有意義な人生を送れるんじゃないのかな? しかも彼はまだ知らない。カレンの背後にはあの恐ろしい司令が控えている事実を! 彼女の育ての母は俺でもビビるあの人なんだからな。




 こうしてドイツの帰還者は翌日の飛行機に乗って戻っていった。胃に穴が空く程の緊張状態を強いられていたイギリスの情報機関は、その報告を聞くなり全員がデスクに突っ伏して意識を失ったそうだ。たぶん口から白い何かが抜けていったのだろう。1週間不眠不休だったからとうとう限界に達したんだな。お疲れ様でした。






 さて、俺はこの日の夕方に司令に事の成り行きを報告する。



「楢崎訓練生、イギリス滞在が長引いているがドイツに動きがあったのか?」


「実は司令、今日このような成り行きに・・・・・・」


 俺はドイツの帰還者から聞いた話しをそのまま報告する。電話の向こう側の司令はしばらく何か考え込む様子を見せる。



「ドイツ政府の内部がどうなっているのか気になるな。カイザーの亡命から帰還者を他国に送り込むまでの流れが急激過ぎる。まともな準備期間すらないままにロシアとイギリスに喧嘩を吹っ掛ける決断を下した理由が知りたいな」


「司令が気になるのはカイザーではなくてドイツ政府なんですか?」


「ああそうだ。もし帰還者を送り込んで本格的な攻撃を仕掛ければ、それは立派な開戦理由になる。我が国もこうして中華大陸連合との戦争に巻き込まれただろう」


「確かにそうでした。もう随分前のことなのですっかり忘れていました」


「お前の頭はニワトリか! 原因と現状と因果は常にしっかりと頭に置いておけ! それが戦争をより広い意味で捉えることに繋がる」


 ご尤もでございます。日本で起きた出来事が現在カイザーの手でヨーロッパで起きつつあると言えるんだな。しっかりと頭に入れておきます。さすがは司令だよな、勉強になる。



「ドイツ政府が満足な戦争の準備もしないうちになぜ他国に、しかも多方面に攻撃を仕掛けようとするのか・・・・・・ これは調査の必要があるな。わかったぞ、信頼できる人物を送り込むからお前たちはカイザーの件に専念しろ」


「えっ! 信頼できる人物って、美鈴たちは任務を終えたんですか?」


「まだ隠岐から戻ってこないぞ」


 美鈴たちではないとしたら司令が言うのは誰なんだろうな? 政府の内部に関する調査なんて生半可な人間では達成不可能だぞ。忍者部隊の人たちかな?



「こちらは早急に要員を派遣する。お前たちはそのままイギリスに滞在して、カイザーの動きがあったらすぐに向かうんだ」


「了解しました。それでは報告を終えます」


 カイザーの一件が終了するまではこちらに滞在せよとの命令が下った。もうしばらくはイギリス生活が続きそうだな。いつになったら日本に戻れるんだろう?



 翌日、俺たちは海軍の拠点であるポーツマスを離れて先日立ち寄ったソールズベリーに移動することが決まった。この場所の方がロンドンにもポーツマスにもすぐに転進可能で、しかも広大な演習場が広がっているので訓練し放題だ。何よりもじっとしているのが苦手な妹には体を動かす場が必要だった。妹に付き合わされるイギリスの帰還者たちは地獄を見るだろうな。どうかこれも運命だと思って諦めてほしい。


 俺とマギーはイギリス製の魔法銃の改良作業に付き合っている。とはいっても実は2人とも魔法は大して得意ではない。もとろん術式などさっぱり理解できない俺よりはマギーの方がはるかにマシではあるが。美鈴かフィオがいれば魔力弾の飛翔速度の問題など簡単に解決できるのだろうが、生憎2人とも日本に居残りだからな。


 こうして俺たちはカイザーが何らかのアクションを起こすのをひたすら待つのだった。


 


 






 ベルリンでは・・・・・・


 国会議事堂から戻ってきた公用車が外相の私邸に滑り込む。高級住宅街の中にあるかなり広大な邸宅だ。警護官に囲まれて屋敷の内部に入った外相はそのまま書斎に篭るり、人払いをして考え事をするように目を閉じる。



「やれやれ、他人の姿に扮するのはこれはこれで肩が凝るものだ」


 その呟きとともに現れたのは先程までとは全く違う人物であった。確かに同じデスクに向かって座っていた筈なのだが、風貌や体格が別人に入れ替わっているのだった。



「大臣の肩書きこそあるもののまったく取るに足りない人物であった。もう少々まともな人間であったら私がこうして入れ替わらずとも傀儡として使えたものを」


 口をつく言葉が愚痴のようになる。その時書斎のドアをノックする音が響く。



「旦那様、手の者から齎された報告にございます」


「入れ」


 執事姿の男は恭しい態度でデスクに書類を届けると、そのまま一礼して去っていく。



「これはイギリスに派遣した帰還者に関する報告か。私の遣いがコウモリに扮して後を付けているとは気が付いていないようだな。ふむ、連中は日本の帰還者と接触したのか。なになに、おお! その中にはあの天使までいるとは僥倖であるな。それにしても3人は何もせずに戻ってこようとしているのか。戦いを恐れる臆病者めが! こやつらには何らかの罰が必要であろうな」


 男の表情が残忍に歪む。それはかつて日本ではアランと名乗り魔法アカデミーを操ってスルトを召喚した張本人、中世から長きに渡ってヨーロッパの闇に蠢く謎の人物サン・ジェルマンに他ならなかった。彼はカイザー亡命の報を聞いて魔法で姿形を変えてドイツ政府の内部に深く入り込んでいた。そして誰もが気づかぬ間に首脳部を洗脳して思いのままにドイツ政府を操ることに成功していた。



 そしてこの夜のうちにサン・ジェルマンの命令によって、ベルガーたちにイギリスで帰還者たちとの接触を命じた彼らの上官の死体が運河に浮かぶのだった。



イギリスに渡ったはいいものの、これまでマズ飯を食べてお茶しか飲んでいない主人公たち、読者の皆様の中にはイギリスで派手なバトルが繰り広げられるのを期待していた方もおられるのではないでしょうか?


ですがこのままでは終わる筈もなく、暗雲垂れ込めるヨーロッパでドイツの情勢が風雲急を告げ、そして再び登場のサン・ジェルマン! 果たしてどうなるのか、続きは明日投稿します・・・・・・ と思いましたが本日中に投稿します! もうしばらくお待ちください!


感想をいただいてありがとうございました。いつか時間が空いた時に必ずお返事をさせていただきます。それからたくさんのブックマークをありがとうございました。皆様の応援がいただけるように頑張ります!

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