13 もっと強くなりたいんだけどさー
川-ω-)p『ねえねえほたるー、何読んでるのー?
ξ・з・)ξ『棋書よ。
川-ω-)p『きしょ? 虫とか内臓の本かな?
ξ・з・)ξ『アホなこと言いなさんな。碁の本のことよ。ここまで読んでくれたみんなのために、おすすめ本をまとめておいたわ。★で大まかなレベルも示しておいたから、参考にしてね。
川-ω-)p『おお、私でも読めるレベルなんだよね?
ξ・з・)ξ『もちろん。でも、ちょっと古い本が多いのよねー。手に入りにくいかもしれないけど、それはごめん。
川-ω-)p『アマゾンで探してみるか。
ξ・з・)ξ『本当に心からおすすめのものだけを厳選してるから、損はさせないわよ。
■分野別、おすすめ棋書(敬称略)
★が少ないほうが、初心者向けです。
・定石
★「やさしい定石」工藤紀夫
★★「定石の急所」林海峰
・布石
★「布石のベスポジ」春山勇
・辺、シマリ
★「打ち込み読本」
★★「シマリの攻略本」
・詰碁
☆「ひと目の急所」趙治勲
★「新ポケット手筋200」「新ポケット詰碁200」
★★「攻め合いの達人」
・死活
★★「基本死活 虎の巻」
★★★「新・早わかり死活小辞典」
★★★「基本死活辞典」
・ヨセ
★★「ひと目でわかる大ヨセ事典~ヨセの大きさ一覧表付~」淡路修三
★★★「碁の計算学入門」石田芳夫
■レベル別の紹介
☆『講座を読み終えたばかりのあなたへ』
まずは基礎的な石の形、打つべき場所を学びましょう。
「ひと目の急所」が難しいと感じるあなたは、まだ石の形が心に刻まれていません。
まずは答えのページを見て、一手目の位置を暗記してください。そのうちなんとなく、「ここっぽいな」というポイントが見えてきます。
なんとなく答えがわかり始めたあなたは、問題図を見ながら頭の中で石を並べていきましょう。読みのクセをつける練習です。
★『19路盤デビューしたあなたへ』
19路を打ち始めたときに、まず困るのは序盤の打ち進めかたです。広いですからね。
「やさしい定石」でスミの打ち方を、「布石ベスポジ」で辺の打ち方を学べば、とりあえず広い盤上の優先順位がわかるはずです。
「やさしい定石」は、もう少しレベルがあがれば物足りなくなる本ですが、情報をしぼってあるところが入門には最適なのでおすすめしました。物足りなくなったら卒業です、「定石の急所」に行きましょう。
「打ち込み読本」は、四隅で定石を打ち切ったあとに使える、辺の定石の本です。角の33からの死活も詳しく載っています。
この本を知っているかどうかで全然レベルが変わってくるくらい、重要な本です。
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※AIの研究前後で、定石の形はガラッと変わりました。今回紹介した定石本は、どちらも旧定石の本で、AI定石は載っていません。現代の評価では、良くないと言われる形もあります。
が、私はあえてこの2冊をお勧めします。
理由はいくつかあるんですが、まず一つ目は、入門者におすすめできる現代定石本を、私が知らないこと。
「昔はこう打つのが定石でしたが~」というように、知っていること前提の説明が多いんですよね。
理由その二は、旧定石が悪いわけではないこと。
AIにより評価がかわった形があるとはいえ、当時のプロが考え抜いての評価です。信用して大丈夫。プロが「悪い」と感じても、アマにとっては1、2目の誤差ということもよくあります。
最後に、旧定石は、手筋、形の宝庫です。
もちろん現代の定石も手筋の宝庫なのですが、旧定石と似た形の石の攻防は、めちゃくちゃいろんなところで出てきます。
学んでおいて絶対に損はありません。
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★★『かなり19路にも慣れてきた。(でも勝てない)』
そんなあなたは、読みを鍛えましょう。
手筋の本で手筋を学ぶのをお勧めします。詰碁も大切ですけど、まずは手筋からかな。
「新ポケット手筋、詰碁200」を推す理由は、本の構成です。
新書サイズで1ページに問題二つで、全問黒。回答もすっきり1ページでまとめてある。レベル的にもちょうどいいし、他の詰碁本と比べ、圧倒的な使いやすさを誇ります。
「攻め合いの達人」は少し難しい問題が多いのですが、攻め合いの仕組み、手の伸ばし方など、段階的に攻め合いの仕組みを解説してあります。
攻め合いがわかっていないと、はっきり言って勝てません。重要な一冊です。
★★★『一桁級~初段が見えてきた』
そろそろ死活やヨセの勉強に入りましょう。
死活については、殺し方などはちょっと後回しにして、まず形を覚えるのがいいと思います。
「この形は生きている」「死んでいる」「コウになる」の三つを知っているだけでも、相手より圧倒的に有利です。
実戦で失敗したら、答えを確認して、正しい手順を覚えていきましょう。
ヨセについても同様に、まずはどういうヨセが大きいのかを、ざっくりでいいので見ていきましょう。
まずは二線のコスミやサルスベリが、実際にどれだけ大きいのかを確認してみてください。
ヨセの手筋というのもありますが、まずは基本、シンプルな手の大小からですね。
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ξ・з・)ξ『だいたいこんなところかしら。
川-ω-)p『けっこう多いなあ。ゆっくりやっていこう。
ξ・з・)ξ『早く強くなりたいなら、期間を決めて一気に勉強していくのもありだわ。ある程度の強さまで一気に駆け上がる作戦ね。効率はいいわよ。
川-ω-)p『出た、スパルタほたる。
ξ・з・)ξ『囲碁は、勉強しても上達につながっているかわかんない時も多いわ。めげないでね。
ここまで読んでいただいて、本当にありがとうございました。
囲碁界隈の状況が変われば、追加・修正するかもしれませんが、とりあえずはここで完結になります。
この講座は、囲碁に触れたばかりの方から、二桁級を脱出するくらいまでの読者さんを想定していますので、定石などは扱いません。
が、もし質問あれば感想欄に書き込んでいただければ、わかる範囲で答えますので、気軽にどうぞ。
では皆さん、良き囲碁ライフを!




