12 半目勝負がしたいんだけどさー
ξ・з・)ξ『さて。一通り点数計算を見てきたわけだけど、実は大切なことを教えてないのよね。
川-ω-)p『ふむ、なんだいほたるん?
ξ・з・)ξ『コミよ。
川-ω-)p『ああ、何目半とかいうやつだろ?
ξ・з・)ξ『そうね。日本で普通に打つ分には、大抵6目半だと思うわ。
川-ω-)p『そもそも、コミってなんなの?
ξ・з・)ξ『簡単に言うと、後攻側がもらえるハンディキャップのことよ。
川-ω-)p『ハンデって、普通弱い方がもらうんじゃないの?
ξ・з・)ξ『そっちのほうのハンデは、置き石になるわね。ここでいうコミってのは、それじゃないわ。
川-ω-)p『じゃあなに?
ξ・з・)ξ『囲碁っていうゲームは、その性質上、どうしても先に打つ黒の方が(*1)有利なのよ
川-ω-)p『うん、それは初心者の私でも感じる。序盤は特に、相手より一歩先に石が置けるって、すごく大きい。
ξ・з・)ξ『細かいこと言うと石の数もね。先攻の黒石の数は、常に白より1つ多くなるでしょ? もちろん、取られたりしなければだけど。
川-ω-)p『ああ、確かにそうだね。
ξ・з・)ξ『と、ゆーわけで。
川-ω-)p『ほむ?
ξ・з・)ξ『点数計算の時に、後攻側の白は6.5点のボーナス点を貰えるわ。それが、「コミ」
川-ω-)p『6.5? 0.5点刻みなの?
ξ・з・)ξ『そうよ。半目っていうの。1目の半分だから、半目。
川-ω-)p『ああ、それで6目半=6.5点ってことか。
ξ・з・)ξ『そそ。実際にやってみましょうか。
ξ・з・)ξ『↑これ、こないだの整地した図ね。まずは盤面の数だけ見ると、地は何目あるかしら?
川-ω-)p『えーと、黒34目、白26目だね。
ξ・з・)ξ『そうね。ここにコミを足すと、どうなるかわかる?
川-ω-)p『まず黒は変わらないから、34目のまま。白は、26+6.5で、32.5目だね。
ξ・з・)ξ『そうね。勝ち負けは変わらなかったけど、実は意外と接戦だったのね。
川-ω-)p『ほうほう。でもなんでそんな中途半端な数にするの? その、0.5目のところ。6目でいいじゃん。
ξ・з・)ξ『トーナメントとか試合で引き分けになったら、困るでしょ?
川-ω-)p『ああ、たしかに。
ξ・з・)ξ『ということで引き分けをにならないように、6目でも7目でもなく、6目”半”なのよ。
川-ω-)p『ふむふむ。理由がわかったところで、もう一つ疑問があるのだが。
ξ・з・)ξ『どうぞ?
川-ω-)p『点数計算の時にボーナスってことはさ。点数計算までいかずに途中で投了とかした場合、意味なくない?
ξ・з・)ξ『意味ないわね。
川-ω-)p『じゃ、やっぱり黒の方が有利じゃん!
ξ・з・)ξ『まあ、そう単純なもんでもないわよ。黒は有利なのを生かして戦いを目指そうとするし、逆に白はゆっくりした展開を目指すのがセオリーと言われているけど――
川-ω-)p『ふむふむ
ξ・з・)ξ『あんたにはまだ関係ないから、適当に打ちなさい。
川-ω-)p『ひどい言い方だ。
ξ・з・)ξ『っていうけどさー、最初のうちは、10目20目とか平気で差がつくでしょ? それこそコミなんか関係ないじゃん。
川-ω-)p『ふええ、早く「半目勝負か(キリっ)」とか言いたいよう
ξ・з・)ξ『最初はみんなそんなもんよ、がんばりな。
※1……本当に今更なのですが、囲碁は黒から先に打ちます。説明してませんでしたね。
昔はコミというシステムがなかったので、先攻が有利のゲームでした。ということで、
●黒=先攻、下手、後輩、弱い。
○白=後攻、上手、先輩、強い。
というイメージがあります。同点(持碁と言います)なら白の勝ちというのも、これが理由ですね。
また、日本ルールと中国ルールで若干点数の計算が変わったりもするのですが、初心者講座ということで割愛しています。気になった人は調べてみてください。




