63話 VS竜王 死
遅れてごめんなさい!
明日からは普通に19時前後で更新する予定です!!
う〜ん、何これ? 非常に気まずいんだけど。
めっちゃビシッて決めてらっしゃるけど……別に竜王グランが本当にドラゴンだって事くらい知ってたし。
「クハッハッハッ! どうやら驚きの余り声も出ないようだな?」
え? いや、別にリアクションに困ってただけなんだけど……まぁ、何か勝手に勘違いしてくれたみたいだし。
ビビってるみたいに思われるのは癪だけど、もう面倒だからそう言う事にしとこう。
しかしまぁ……デカイ!
それに流線型のフォルムに神聖さを感じさせるような純白の鱗。
悔しい、悔しいけど認めざるを得ないな……ドラゴンはやっぱりカッコいいっ!!
竜種は一般的にこの世界に於いて最高位の魔物。
高位のドラゴンの力は地図さえ変えるとすら言われる種として最強の生物。
牙や爪は人間なんて容易く切り裂き、その身から繰り出される一撃は堅牢な砦すら破壊する。
そしてドラゴンの鱗は魔法を魔素へと分解する効果を持つ。
だから黒炎も掻き消されちゃった訳だけど……
「欲しいなぁ」
やっぱりドラゴンめっちゃ良いわ。
ドラゴンって言えば異世界の代名詞的存在だし、何よりカッコいい!
ぶっちゃけた話、この大陸を統一しても統治するには全然手が足りない訳だし。
グランの強さは語るまでも無い! 第三の生贄とか言っちゃったけど眷属になってくれないかな?
「さぁ、先程のお返しだ」
お返しって、おぉ! グランの周りに無数の火球が!!
これが噂に聞く竜魔法っ!!
竜種のみが使える特別な魔法!
御伽噺とかにも出てくる竜魔法をまさかこの目で見れる時が来るなんてっ!!
「ドラゴンの炎は全てを破壊し焼き尽くす。
灼熱に焼かれるがいい!」
直径5メートルはあろうかと言う巨大な火球が一斉に飛来する。
これがドラゴン! これが竜魔法!!
火球も打ち出された先から無尽蔵に湧いてくるし、そりゃあ人間なんてひとたまりも無いわ。
「けど……暴食者」
進化して獲得した新しいユニークスキル。
大罪の名を冠する暴食者は全てを食らい尽くし、エネルギーに変換する。
つまりっ!!
「なっ!?」
「私に魔法は通じない」
この暴食者に加えて付与による干渉での無効化!
ふっふっふ! こと魔法に関して、もはや私に死角はないっ!
まぁ、暴食者も大き過ぎるエネルギーは吸収し切れないけど……細かい事は気にしないっ!!
「が、物理が効かぬ訳ではないだろう?」
そんな声と同時に斜め上から振り下ろされる巨大な腕腕……を当然躱してグランな顔の前に出る。
確かに振り下ろしただけで地面を割ってダンジョン全体を震わせるこの一撃をくらえばヤバイ。
ヤバイけど……それは当たればの話っ!
「砕けろっ!」
思いっきりグランの顎を蹴り上げる。
ドゴォッ!
空気が揺れる音と共にグランの首が跳ね上がる。
「爆ぜろ」
仰け反ったグランに吸収したエネルギーを爆裂魔法に変換してお返しして巨大を後方に吹き飛ばす。
当然こっちにも被害は来るけど、それは暴食者で吸収すれば問題なし!
「グラン様っ!?」
ビックリしたー。
そう言えば、外野の存在を完全に忘れたわ。
グランと一緒に侵攻してきたグランの側近達……
ふふふ、普段は取り乱す事なんてまず無いだろう上位魔人達が間抜けな顔になってるわ。
けどまぁ、仕方ないか。
何せ……
「鱗を砕かれた感想は?」
絶対強者たる自らの主君が顎下から血を流してる訳だし。
ふっふっふ、破壊を付与した蹴りはドラゴンの鱗すら容易く砕くのだよ!!
「グラン様! ご無事ですかっ!?」
「えぇい、黙っておれ!
クックック、我の竜鱗をこうも容易く砕くとは! やはり闘いはこうでなくてはっ!!」
……この戦闘狂め!
「我が竜鱗を砕きし強者よ。
貴殿は我が最強の一撃を持って葬り去ってやろうっ!!」
まぁ、確かに魔法は私の方が上だけど物理はグランに分があるし。
当然のようにお互い自己回復できるから、多少のダメージなんて有って無いようなもの。
長期戦は面倒だから次の一撃で決めるってのはわかるけど……最強の一撃って事はつまり! ブレスっ!!
ヤバイ、テンション上がってきたわ!
だってドラゴンのブレスだよ!? めっちゃ見てみたいっ!!
四魔王で最強なグラン相手にでも十分に渡り合える事もわかった事だし。
最後にグランの放つブレスを打ち破れるか……
「ふふふ」
やってやろうじゃん!!
「魔刀……」
今の私が放てる最強の一撃。
火・水・風・雷・土の基本五属性の上位属性である火炎・瀑水・暴風・轟雷・大地。
それに加えて深淵・神聖・時空の三属性の八属性を1つに複合して圧縮……!
「虚無ノ太刀」
全てを消し去る虚無属性の一撃。
「古竜王ノ咆哮っ!!」
グランのブレスだろうがなんだろうが、射線上の全てを切り裂いてやるっ!!
「断魔一せ……」
「「「「「「強制麻痺」 」」」」」
「っ!?」
ちょっ、何やってくれてんのっ!?
まさかこの土壇場でモブ共が介入してくるなんて!!
ヤバっ! すぐに弾いたけどもう間に合わ……
ッーーーーー!!
音すらもかき消す閃光が白く空間を染め上げ……
ドサッ……
閃光が収まり静寂が舞い降りる中、上半身が消し飛んだ少女の半身が地面へと落下し崩れ落ちた。
『面白かった!』
『続きが気になる!』
と思ったら、ブックマーク登録及び、下記の☆ボタンからポイント評価お願いします!!
モチベーションに直結します!!
また、感想やレビューなどドシドシご意見下さい!
これからもよろしくお願いします!!
『最強幼女は惰眠を求む! 〜神々のお節介で幼女になったが、悠々自適な自堕落ライフを送りたい〜』
https://book1.adouzi.eu.org/n6453ex/
もよろしくお願いします!!




