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付与って最強だと思いませんか? ~悪魔と呼ばれて処刑されたら原初の悪魔に転生しました。とりあえず、理想の国を創るついでに復讐しようと思います!~【完結済】  作者: フウ
第3章 大陸統一編

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56話 もはや呪いなんじゃないだろうか?

「な、何故だ……」


 鬼王の魂を食べた時は進化したじゃん!

 どうせ今回も進化すると思って備えてたのに……くっそぉ、予定がズレたじゃんか!

 どうせ進化するのなら! 死王の魂を食べて2回目の進化をして、最高位悪魔になってから残り2人の魔王と戦おうと思ってたのに!!


 鬼王ヴィゴーレと死王ゲヘディは、私の戦闘スタイルとの相性が良かった。

 物理特化、魔法特化には負ける事はないって断言できるけど……後の2人、竜王と血王はそうじゃない。


「むぅ」


 ぶっちゃけ、今の私じゃあ絶対に勝てると断言する程の自信は無い。

 シルヴィア、ミーシャ両名の見立てでは、総エネルギー量、魔力、技術、そして場数。

 それらを含めた単純な実力で言うと向こうの方が格上……そこにスキルの要素を入れて互角らしいし。


 基本的に2人は私の事を過大評価してる節があるから、実際には私が若干劣勢ってところだろう。

 だからこそ! 最上位悪魔に……少しでも強くなっておきたかったのにっ! くっそぉ!!


「レフィーお嬢様……」


「ご主人様……」


「まぁ、良いか」


「「え?」」


 そもそもな話。

 強敵たる魔王に、私一人で挑む事を前提に考える事が間違ってると思う。


「君子危うきに、近寄らず!」


 敵が私以上に強いのならば、こっちも私以上に強い強者をぶつければ良い。

 うんうん、私にはシルヴィアとミーシャがついている!!


『完全な他力本願だね……』


 ふっふっふ、何とでも言うが良い。

 最高位のSランク冒険者も、英雄と呼ばれる人達も、強敵相手には集団で挑むし。

 人類最強である勇者ですら国際的なバックアップを受け、英雄の中の英雄達とパーティーを組んで魔王に挑んだ。


 転生して半年!

 しかも可憐でか弱い、深窓のご令嬢たる私がシルヴィア達に頼って何が悪い!

 誰にも卑怯なんて言わせない!!


 この世の真理は単純明快!

 勝てば官軍、負ければ賊軍! 勝利した者こそが正義!!

 大事なのは過程ではなく結果、勝つ事なのだよっ!!


「シルヴィア、ミーシャ」


「ふふ、お任せ下さいませ」


「ご主人様の敵は、一人残らず氷像にして見せましょう!」


「ん、頼りにしてる」


 まぁ、最悪の場合、ダンジョン内に閉じ込めて3人でリンチすれば勝てるだろうし。

 うん、別に進化しなくても全く問題ないわ。

 という訳で! 気を取り直して……スイーツタイムだぁっ!!


「シルヴィア!」


「かしこまりました。

 最初はどれに致しますか?」


 流石はシルヴィア。

 皆まで言わずとも、私が言わんとする事を察してくれるっ!

 これだけ色んなスイーツがあれば目移りするけど、最初はもちろん王道から!!


「ショートケーキ!」


「かしこまりました」


「では私は、お飲み物をお持ちしますね!」


 中庭にある丸テーブルを3人で囲んでスイーツを食す。

 実に素晴らしい!


「いただきます!……んん!!」


 魔王クラスの魂を使ってなくても美味しい! あぁ幸せだわ〜。

 幸いまだ時間はあるし、心ゆくまでスイーツタイムを堪能しなければっ!!



『ぴろん!

 対象の総魔素(エネルギー)量が限界を突破しました!

 これより、対象の進化が開始されます』


『面白かった!』

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