56話 もはや呪いなんじゃないだろうか?
「な、何故だ……」
鬼王の魂を食べた時は進化したじゃん!
どうせ今回も進化すると思って備えてたのに……くっそぉ、予定がズレたじゃんか!
どうせ進化するのなら! 死王の魂を食べて2回目の進化をして、最高位悪魔になってから残り2人の魔王と戦おうと思ってたのに!!
鬼王ヴィゴーレと死王ゲヘディは、私の戦闘スタイルとの相性が良かった。
物理特化、魔法特化には負ける事はないって断言できるけど……後の2人、竜王と血王はそうじゃない。
「むぅ」
ぶっちゃけ、今の私じゃあ絶対に勝てると断言する程の自信は無い。
シルヴィア、ミーシャ両名の見立てでは、総エネルギー量、魔力、技術、そして場数。
それらを含めた単純な実力で言うと向こうの方が格上……そこにスキルの要素を入れて互角らしいし。
基本的に2人は私の事を過大評価してる節があるから、実際には私が若干劣勢ってところだろう。
だからこそ! 最上位悪魔に……少しでも強くなっておきたかったのにっ! くっそぉ!!
「レフィーお嬢様……」
「ご主人様……」
「まぁ、良いか」
「「え?」」
そもそもな話。
強敵たる魔王に、私一人で挑む事を前提に考える事が間違ってると思う。
「君子危うきに、近寄らず!」
敵が私以上に強いのならば、こっちも私以上に強い強者をぶつければ良い。
うんうん、私にはシルヴィアとミーシャがついている!!
『完全な他力本願だね……』
ふっふっふ、何とでも言うが良い。
最高位のSランク冒険者も、英雄と呼ばれる人達も、強敵相手には集団で挑むし。
人類最強である勇者ですら国際的なバックアップを受け、英雄の中の英雄達とパーティーを組んで魔王に挑んだ。
転生して半年!
しかも可憐でか弱い、深窓のご令嬢たる私がシルヴィア達に頼って何が悪い!
誰にも卑怯なんて言わせない!!
この世の真理は単純明快!
勝てば官軍、負ければ賊軍! 勝利した者こそが正義!!
大事なのは過程ではなく結果、勝つ事なのだよっ!!
「シルヴィア、ミーシャ」
「ふふ、お任せ下さいませ」
「ご主人様の敵は、一人残らず氷像にして見せましょう!」
「ん、頼りにしてる」
まぁ、最悪の場合、ダンジョン内に閉じ込めて3人でリンチすれば勝てるだろうし。
うん、別に進化しなくても全く問題ないわ。
という訳で! 気を取り直して……スイーツタイムだぁっ!!
「シルヴィア!」
「かしこまりました。
最初はどれに致しますか?」
流石はシルヴィア。
皆まで言わずとも、私が言わんとする事を察してくれるっ!
これだけ色んなスイーツがあれば目移りするけど、最初はもちろん王道から!!
「ショートケーキ!」
「かしこまりました」
「では私は、お飲み物をお持ちしますね!」
中庭にある丸テーブルを3人で囲んでスイーツを食す。
実に素晴らしい!
「いただきます!……んん!!」
魔王クラスの魂を使ってなくても美味しい! あぁ幸せだわ〜。
幸いまだ時間はあるし、心ゆくまでスイーツタイムを堪能しなければっ!!
『ぴろん!
対象の総魔素量が限界を突破しました!
これより、対象の進化が開始されます』
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