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付与って最強だと思いませんか? ~悪魔と呼ばれて処刑されたら原初の悪魔に転生しました。とりあえず、理想の国を創るついでに復讐しようと思います!~【完結済】  作者: フウ
第3章 大陸統一編

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42話 作戦は……何もしない!

「はっ!」


「大陸を、ですか?」


 うん、わかってはいたけど、面白いくらいに真逆の反応をしてくれたな。

 まぁ、ミーシャにはまだ私の目的を一切説明してないしね。

 仕方ない、順を追って説明するか。


「シルヴィア」


「かしこまりました」


 シルヴィアがな!!

 他人恐怖症たる私にとって眷属となったとは言え、ミーシャと面と向かって話すのはまだ難しいし。


『つい先程まで、ミミと尻尾に抱き付いていた者のセリフとはとても思えないね』


 は? お前はいったい何を言ってんの?

 それはそれ、これはこれ。

 面と向かって長文で会話をできるのと、モフモフを愛でるのは全然違うわ!!


『そんな事言って、本当は説明するのが面倒なだけでしょう?』


「……」


 まぁ、とりあえずシルヴィアの説明が終わるまでは大人しく食後のデザートでも食べとこっと。

 私が寝てる間に作ってくれたシルヴィア特製のショートケーキはやっぱり美味しいわー。


『完全に話を逸らしたね。

 やっぱり図星か』


 黙れ邪神!

 私はこの大陸を統一するための作戦を考えるために忙しいんだ!!

 本当に気が利かないったら……


 はぁ……この大陸。

 終焉の大地での勢力は私達を含めて主に5つ。

 東西南北とこの大陸の四方に、それぞれシルヴィアをして同等と言わしめる強者が君臨し、その強者を頂点とした勢力が形成されている。


 今までは4つの勢力が均衡し、絶妙なパワーバランスの上に成り立っていたようだけど。

 そこに突然、新たな勢力が降って湧いた。

 それが、その4つの勢力に囲まれる中心部、今まではどの勢力の勢力圏(ナワバリ)でも無かった不可侵領域を支配下に置いた私達。


 とは言え、戦力自体は恐らく四方のどの勢力ともそんなに大差は無くて、拮抗していると思う。

 まぁ、勢力圏の広さと数では惨敗してるけど……


 事実として、それぞれ4勢力の頂点に君臨する者達はシルヴィアと同等らしいし。

 ミーシャも進化して、とんでもない事になっちゃった訳だし。

 そして何より、私達にはこのダンジョンがある。


 ぶっちゃけた話、ダンジョンがある限り負ける事は恐らく無いとは思うんだけど……敵はそうは思わんよな。

 なんたって他の4勢力にしてみれば、私達なんてとるに足らない弱小勢力な訳だしね。


「うっ、ご主人様……!」


「わっ!」


 あー、ビックリした。

 考え事をしてる時に、いきなり抱き付かないで欲しいんだけど……ま、まぁ、いいや。

 ぐふ、ぐふふ……モフモフなネコミミがほっぺたに押し付けられて……っと、平常心、平常心。


「ミーシャ?」


「ご主人様! ミーシャは、ミーシャはご主人様の味方ですからね!!」


「う、うん」


 モ、モフモフが!

 モフモフが向こうからやってくる!!

 天国は……ユートピアはここにあったんだ。


「レフィーお嬢様。

 お気をしっかりと」


「はっ!?」


 あ、危なかった。

 もうちょっとで、モフモフの迷宮へと引き摺り込まれるところだったわ。

 では! 気を取り直して!


「こほん、じゃあ作戦を発表する!!」


「はっ!!」


「はい!」


 えぇ……別にそこまで気合入れなくていいんだけど。

 と言うか、何で2人揃って跪くんですか? いやまぁ、2人がそれで良いなら別に構わないけど。


「私達の作戦。

 それは……何もしない!!」



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