表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
70/266

〜STORY 69 5月19日 六 〜

「遅い、いくらなんでも遅すぎる…。いつまで私達を待たせたら気が済むのよあのエセお嬢様……」


飛香と晴菜の優希を巡って勝負が始まり晴菜はすぐ様近くにある親の知り合いのファッション店に連絡して店の更衣室を借りると晴菜は使用人の小鳥遊に連絡して所有しているチャイナドレスを全て用意して貰い試着をし始めて早30分が経過した


「まぁ…女子の着替えって長いもんだしそれがチャイナドレスなら更に長くなるのは必然だと思うけど?」


腕組みをして足を鳴らして苛立つ飛香の横で優希は平静を装っているが心の中では晴菜がどんなドレスを着てくるのか楽しみでしかたなかった

その証拠に手には小鳥遊から借りたカメラが握られていた


「へぇ〜優希でもそういうの気付く事ができるんだ。……ちょっと意外かも」


「はぁ……校外学習とは一体どこに行ったのかしら?こうなったら私は一人で移動して単純に楽しんだ方がいいのかもしれないわね…」


優希の反応にシンプルに驚く璃玖の横で友梨はパンフレットを広げて今から一人で横浜を回る算段を立てていた

時刻は午後2時で最終集合時間は5時なのでこれから回ってもある程度は楽しめるだろう


「ま、待ってよ滝川さん!その……多分楽しいと思うからさ!」


「あら?何の根拠があって楽しくなるのか是非お聞かせ願いたいわね。北条くん?」


「あぅ……それは……」


声が詰まり有利の問いに優希は何も返答できない

そんな優希に友梨はふん!とそっぽを向き視線をパンフレットに戻してしまった


「お待たせいたしましたわ。優希様(あるじさま)


困り果て、どうにか友梨の機嫌を治せないか模索していると更衣室のシャッターが開き晴菜が姿を現せた

晴菜が着ているのは赤が基本カラーで更に花柄の金刺繍を施したチャイナドレス

アクセサリーとして晴菜の髪の色と同じ色をした花の髪飾りもいつもとは雰囲気が違ってくる


「……綺麗…………」


「【ギリ!】……腹立つわね」


パンフレットを見ていた友梨も晴菜の姿に驚嘆の声を上げる

その横では想像以上の晴菜の仕上がりに奥歯を噛んで歯軋りさせる飛香


「素晴らしい!とてもお美しいですよお嬢様!!もっとセクシーに!もっとエレガントに!!私の心は非常に燃え上がっておりますよ〜!!!」


使用人の小鳥遊も晴菜のチャイナドレスを一心不乱にカメラに残そうとシャッターを切る音が鳴り止まない…と思っていたら容量の限界が来たらしく新しいカメラを用意して再びシャッターを切っていた


「いかがでしょうか優希様(あるじさま)?着付けに時間掛かってしまい誠に申し訳ございませんわ」


「き、気にしなくて…いいよ。その…凄く……似合っている…よ?」


「まぁ……優希様(あるじさま)にお褒めのお言葉を頂けて(わたくし)光栄ですわ」


軽くお辞儀をして謝罪する晴菜だが優希は普段見ない姿の晴菜に見惚れてしまっておりそれどころではなかった


「はいはい!いつまでもお嬢様のお披露目会なんかしてないで行くわよ!!」


「いててて!!引っ張らないでよ飛香!ち、ちぎれる!ほっぺた千切れちゃうよ!」


緩んだ顔が気に食わなかった飛香はその緩み切った顔を引っ張って行く

そんな二人にやれやれとついて行く璃玖と早く帰りたいとただただ願う友梨


「なかなか手強い好敵手(ライバル)様ですねお嬢様。いかがされるのです?」


(わたくし)がいくら頑張ってもお二人が過ごされた思い出(じかん)には及びません。でも……優希様(あるじさま)手に入れるまで引く気はありませんわ」

読んでいただき誠にありがとうございました!


もし良かったら高評価、ブックマーク頂けたら幸いです!


あと感想や作品についての意見など頂けたら作品力向上に繋がるので是非お願いします!!


では次回もお楽しみに!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=992342980&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ