〜STORY 55 5月7日 弐 〜
ピーンポーン
「あ、今日も時間通りだ。流石葵さんだなぁ〜」
翌朝、約束の時刻の5分前となると家のチャイムが鳴り響く
葵は決まって5分前には家に到着してくれるのですぐ分かるため優希はとても助かっていた
「(あまり椿さん達とは会わせないほうがいいからね……僕の心的に)」
何しろ椿や奏音が対応するとなぜか険悪なムードに包まれてしまう
後から優希が玄関に赴くとその時の状態を言葉で表すと【臨戦態勢】【一触即発】などがぴったりだろう
なので出迎えはいつも優希のみで行なっている
「おはようございます葵さん。今日も時間通りでしたね!」
玄関の扉を開け笑顔で葵を出迎えた
そこまではいつも通りだったのだが優希は笑顔で扉を開けた直後そのまま硬直してしまった
「あら?ゆうちゃんったら先生のお出迎えにやけに時間かかっちゃってるわね?…ひょっとして私が恋しくなっちゃったのかしら?」
その様子にリビングで洗濯物を片付けていた椿は不審に思い片付けを中断し玄関まで訪れる
玄関には扉を開けたまま硬直した優希が立っていた
「あらあら。どうしたのゆうちゃん?もしかして私が恋しくなっちゃったのかしら?」
椿は硬直したまま動かなくなった優希を後ろから抱きしめ扉の先を眺める
「あらあら……色々言いたいことはあるんですがまず先に……」
椿は優希が固まってしまった理由を察し髪をかき上げてフーッと深呼吸して自分を落ち着かせると口を開き自身の携帯を取り出し
「もしもし警察ですか?…ウチの家に変態が来ました」
110番に連絡したのだった
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