~STORY 147 7月25日 ~
「え〜。と言うわけで生徒の皆さんはこれから始まる一生に一度となる今年の夏休みを有意義に過ごしてください。学園長である私からは以上です。」
今日は1学期最終日 終業式の日である
多くの生徒は明日から始まる夏休みに心を躍らせ学園長や生活指導の先生の話を右から左に聞き流していた
「(夏休みかぁ…。来年は受験勉強もあるからのんびり出来るのなんて今年だけだし1ヶ月近くの休みは上手い具合に使わないと勿体無いよなぁ…)」
勿論優希もその一人であり今日という今日が早く終わらないかとウキウキしていた
「「「「…………」」」」
しかしその中で4人の女子生徒は心の驚かせ方が他の生徒とは違っていた
「(いよいよですわ……!この高校二年生の夏を優希様と如何に有意義に過ごすかは私が優希様に蔓延る亡霊たちから守れるかが鍵になりますわ!!ふふふふふ!!)」
晴菜はニコニコとお淑やかに先生達の話を聞いているような雰囲気を醸しつつ頭の中では優希と二人っきりで豪華客船に乗って海外旅行している姿を想像していた
「(ふっふっふ…あの女狐め!きっとゆ〜ちゃんをどう誘惑するかで頭がいっぱいなようね?でも残念ね!ゆ〜ちゃんの夏休みの予定はあたしの絶妙な事情聴取によって丸わかりなのだ!バイトも全部ゆ〜ちゃんとおんなじにしたし今年は思う存分ゆ〜ちゃんとイチャイチャしてやるわよ!!)」
飛香はニコニコしている晴菜を憐れむように眺めつつ今年の夏の勝利を確信しニヤって微笑んでいた
因みに飛香が聞いた優希の予定は椿や奏音、晴菜や葵に紫織までも把握済みなのでその余裕が返って痛い目に遭うのはあとお話である
「(はぁ…受験勉強しないといけないけど優希くんと過ごせる高校最後の夏休み!!絶対に優希くんを手に入れてやるんだから!!)」
三年生である紫織は受験勉強に優希争奪戦とどちらも全力で挑む覚悟を決め闘志を燃やしていた
「(はぁ…やっと学校終わったよ。折角お兄ちゃんとおんなじ学校に通っているのに学年が違うだけで生活リズムが噛み合わなくて全然お兄ちゃんとラブラブできないんだよね〜)」
優希と一学下の奏音は学園生活で優希と中々会えないストレスが溜まりようやく終えた学園生活に安堵していた
優希に会いに行けば優希自身は移動教室で教室にいなかったり教室にいても優希の周りには晴菜や飛香に加え璃玖もいたりと中々二人きりになれないでいた
家では椿がべったり優希にくっついており、二人きりになれるのは寝る間際に優希の部屋に行くしかなかった
「(まぁ…お兄ちゃんの側に入れれば私は満足なんだけどねぇ〜?願わくば今年の夏でお兄ちゃんに私の処女をあげられれば良いなぁ〜?)」
「……【ゾクゥ!?】え!?な、何…!?」
「?どうしたの優希。蛇に睨まれた兎のような顔して…」
「璃玖…それを言うなら蛇に睨まれた蛙だろ?まぁ蛇に睨まれれば大抵の動物は恐れると思うけどな?」
優希の後ろに並んでいた璃玖は優希のおかしな様子に首を突っ込んだ
よくTVの衝撃映像集などで小柄の蛇が自分よりも何倍も大きい生物を仕留めている姿を見るととても可愛いとは思えない
正直会わないでいられるなら一生出会いたくないだろう
「そうかな〜?僕前に爬虫類展に行って大型の蛇とか見てきたけど可愛いやつは可愛かったよ?あのクリっとした目とチョロチョロって出す舌とかとっても可愛いんだよね〜」
「そりゃ動物園とかTVで見る分には可愛く見えたりするかもしれないけど…」
実際に現場で出会って可愛いと思えるのはどこぞの仙人や本当に爬虫類をこよなく愛する愛好家くらいだろう
「それでさ!今度近くで爬虫類展が開催されるから一緒に行こうよ!」
それか…優希の後ろで目を輝かせている親友くらいのものだろう
今話を読んでいただき誠にありがとうございました!
この作品を「面白いな!」「結構好きかも?」「続きが早く読みたい!!」と思ってくれる方がいましたら是非!高評価、ブックマークよろしくお願いします!!
作品執筆力向上に繋がりますので作品への感想や意見などありましたら是非お願いします!!
では次回もお楽しみに!!
ありあっした~♪




