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帰ってきた南雲艦隊  作者: 銀河乞食分隊
異世界の南雲艦隊
14/17

聞こえてくる 戦士の咆哮 南雲信じた軍隊       とどろく砲声

日本陸海軍です。

 日本海軍はというと主力艦の多くが新しく参加という事態になっていた。日本大丈夫か?


 まずは戦艦の大和と長門である。

 大和は全速で二十九ノット出ている。長門は二十六ノットだ。長門は改装で落ちていた速力が元に戻った。

 大和の主砲は四万五千メートルまで届き、水柱も大きいように感じる。長門も四万メートルを超え水柱も大きく感じる。

 副砲は大和が十五.五センチで長門が十四センチ。それぞれ威力も射程も増したようである。

  

 重巡は鳥海と足柄だ。

 速力は三十五ノットになった。改装で落ちていた速力が元に戻った。

 主砲は利根と同じなので始めに異世界に行った時と同じと思いきや、若干足りないような気がする。


 軽巡の大淀と矢矧と酒匂。

 速力がそれぞれ三ノット上がった。主砲は大和の副砲と長門の副砲と同じ結果に。同じ物だし。全速三十八ノットの時、大淀は水偵六機全機搭載時に嫌な傾き方(ケツが重い)をするので六機搭載時には舵角の制限か速力制限を行うことになる。酒匂は問題なかった。


 駆逐艦もそれぞれ速力が三ノット向上。主砲は秋月級以外、鳥海と足柄同様の結果に。秋月級は長十センチの危害半径が増えたようだ。弾道性能はさらに良くなっていそう。


 空母の信濃と大鳳、雲龍と葛城。

 信濃は南雲艦隊行方不明事件を受けて空母として完成を急ぐ余り飛行甲板の装甲化は見送られた、二層格納庫で搭載機が多いかと思いきや下層格納庫は煙路で中央部から右舷にかけて使えずに狭い。搭載機数は常用九十機、補用十五機と見た目ほどではない。完成を急ぐ余りに戦艦の中央部に集める煙路から空母の右舷へ寄せる煙路へ修正が出来る限りで完全には出来なかったためである。下段格納庫の利便性は大変悪い。煙突周辺の隙間に分解した状態の補用機が多数収まる。

 速力は二十九ノットまで上がった。

 大鳳は三十六ノット出るようになった。大鳳も南雲艦隊行方不明事件を受けて特急で完成されるため装甲空母ではなく通常の板張り空母として完成した。ほぼ大型翔鶴級空母。搭載機数は常用八十二機、補用五機。

 

 雲龍と葛城は若干の改良は受けたがほぼ飛龍である。艦橋が右舷に付いただけだ。雲龍は機関が大馬力の重巡用を搭載出来たが、葛城は間に合わずに主機に駆逐艦用を積んでいる。

 搭載機数は常用五十七機、補用八機。

 速力は雲龍が三ノット向上し三十八ノットへ、葛城は二ノット向上し三十四ノットになった。


 海防艦は速力が二ノット向上。主砲は古い十二センチ高角砲だが、操縦性が若干良くなったようだ。もちろん威力は増した。


 潜水艦は水上、水中とも二ノット向上。水中稼働時間がやはり伸びている。


 補給艦と補助艦各艦も速力が二ノット向上。陸軍船団も同様。

 


 さて搭載機である。

   六式艦上戦闘機  六式艦上攻撃機   彩雲二二型 補用  

   烈風二三型 補用 流星二三型 補用   

大鳳 四十機   二機 三十八機  四機  四機    無し

信濃 四十四機  七機 四十一機  六機  五機    二機 


   零戦五三型 補用 彗星二三型 補用  天山二二型 補用

雲龍 二十七機  三機  十六機  二機  十四機   三機  

葛城 二十七機  三機  十六機  二機  十四機   三機


 烈風は十七試艦上戦闘機で三菱が開発した。当初は南雲艦隊行方不明を受けての緊急開発であり、発動機は調子の出ない誉を避け()()()()安定していた海軍最強の火星二二型を海軍が指定していた。十四試局戦もまともに飛ばないうちに同じ発動機を指定しての艦上戦闘機である。海軍は十四試局戦をキャンセルし十七試に注力するよう三菱に命令。怒りとやけくそで三菱戦闘機設計陣の暴走とも言える機体の設計が完了したのは南雲艦隊が帰還した頃だった。

 南雲艦隊から供給される謎性能揮発油と謎性能航空滑油を使用することで速力と上昇力の向上があり、目標値を達成。制式化された。南雲艦隊の帰還がなければ性能が出ないまま試作で終わっていたともっぱらの評判である。二三型は終戦後三菱が意地で改造した日本レシプロ艦上戦闘機最後の機体となる。発動機は火星から火星の十八気筒版ハ四二に換装。六千四百メートルで三百六十ノット出た。それが三百七十ノットまで向上した。

 零戦五三型は発動機を南雲艦隊から供給される謎性能揮発油と謎性能航空滑油使用を前提とし過給圧を向上させた栄四一型を五二型に搭載した機体。胴体銃の装備はない。武装は九九式二号四型二丁と三式十三ミリ機銃二丁。六千二百メートルで三百二十ノットを発揮したがこの世界で三百三十ノットまで上がった。海軍はジェット時代を見据えレシプロはもう終わりだと考えているので、烈風が少量生産に留まっていて雲龍と葛城まで回ってこないという理由で搭載されている。

 流星は艦爆と艦攻を一本化すべく開発された。誉搭載で設計されたが機体設計上の問題や誉の不調が解消され本格的な試験飛行が始まったのは終戦直前であった。二三型は発動機が誉二一型になり南雲艦隊から供給される謎性能揮発油と謎性能航空滑油使用することで三百十ノット/六千メートルの高速を得ている。

 流星も海軍がジェット時代を見据えレシプロはもう終わりだと考えているので少量生産に留まっていて雲龍と葛城には回ってこず彗星と天山が搭載されている。

 彗星二三型は発動機をアツタ三二をDB605を参考に一千五百五十馬力まで出力向上したアツタ四二を搭載。謎性能揮発油と謎性能航空滑油使用で三百三十ノットという高速を発揮した。

 天山二二型は防弾を強化しただけで発動機は火星二五型のまま。謎性能揮発油と謎性能航空滑油使用のおかげで二百七十ノットの速力を得た。


 問題はこいつ。なんで持ってきた?

 青嵐

 イー400・401・402・56・58の搭載機である。水上攻撃機。まあ、大淀には瑞雲四機、零式三座水偵二機。酒匂にも瑞雲二機が積まれてきたが。鳥海と足柄は零式三座水偵二機と零式観測機一機である。

 それぞれ性能は向上している。



 演習場の確保から海上戦力に遅れること2週間後に始まった試験は海軍同様の結果となった。


 日本陸軍の戦車は技術力と生産力と予算と戦車戦に対する運用思想が足りず(全部ですね)、戦車開発で大きく遅れてとてもソ連戦車に対抗出来る戦車が開発できなかった。そこで購入となった。ソ連の脅威が満州に迫る現状では悠長に自主開発している時間はなかった。満州だけで運用するにしてもドイツの5号6号戦車は強力な額面性能はともかく聞こえてくる整備性の悪さから運用上問題外であった。イギリスの戦車は…

 残るのはアメリカ製だった。

 M4A3Eの76.2ミリ砲装備車である。30両持ち込んだ。M4A3E8とは違う。赤羽改修によってほぼ同じになっている。さすがにM26は売ってくれなかった。

 時速41キロ(良路)20キロ(不整地)まで上がったが、地面の状態とエンジンのコンディションで左右される速度よりも扱いやすくなったという印象が大きかった。

 一式中戦車改も20両持ち込んではいる。従来の軽戦車としての扱いだった。第2次世界大戦における戦車の驚異的進化は恐ろしい。改なのは欧州の戦車戦を戦訓としていろいろ手が入ったからだ。性能向上をしていた。

 装甲車両も持ち込んでいる。

 火砲は何種類か持ち込んでいる。射程が延び威力が上がった。そのために射撃諸元の算出し直しをして配布しなければならなかった。かなり手間がかかる。弾薬類の無限補充が無ければ現場に都度修正させていただろう。

 小銃は九九式短小銃を装備。また戦後大量に接収されたドイツのMP40のシリアルが若い物を選別して購入し配備。分隊に1丁または二丁配備されている。9ミリパラベラム弾は輸入品。歩兵支援火力としての機関銃は、チェコ機銃を装備。また大量に接収されたMG34とMG42はシリアルが若い物を購入し配備。弾薬の7.92ミリモーゼル弾は戦前より日本で生産している。

 こちらも弾薬威力向上で照尺が役に立たなくなっている。修正値を載せた教本を発行して凌ぐ。

 小火器の問題は海軍も有ったはずだが「小火器は装備していたが使わなかったので気が付かなかった」と言い訳をした。

 車両はアメリカ製中古GMC軍用トラックを大量に買った。払い下げ予定の車両であり激安で買えた。新車も少しは購入している。ジープも同様である。

 また作戦行動中も米飯は必須と六式炊事自動車を持ち込んでいる。GMC軍用トラックベースで九七式炊事自動車を参考にした架装を行った車両だ。

 こちらに来て炊いた飯は美味い気がするともっぱらの噂だ。


 陸軍は航空機も持ち込んでいる。

 四式戦闘機三型と一〇〇式司令部偵察機五型である。襲撃機として流星陸軍仕様機も持ち込んでいる。

 四式戦闘機疾風三型は発動機をハ四五ー四三に換装。機関砲をホ5を4門搭載した。ハ四五ー四三は二段3速過給器と機械式燃料噴射装置(三菱製)としインタークーラーを装備。高度一万で一千九百馬力を誇った。謎性能揮発油と謎性能航空滑油使用が条件であるが。

 疾風に一千五百メートルから一万五百メートルまでの全高度で七百キロ以上という速度を与えた。最高速度は高度七千四百で七百二十キロである。この世界では十五キロほど速くなった。

 一〇〇式司令部偵察機五型は疾風と同じハ四五ー四に換装。高度一万一千で七百三十キロという速度を記録した。日本最速機である。この世界で遂に七百五十キロ出るようになった。大幅に航続距離が低下したが落下増槽を二個装備することで三千五百キロの航続距離を保った。

 流星陸軍仕様機は着艦フックや主翼折り畳みなどの艦上機機能を撤去。主翼は固定。主翼爆弾搭載量を増やし機体下面に防弾を施したため重くなり、速度は低下している。


次回更新 1月31日 05:00


日本に残っている主力艦は伊勢・日向、羽黒・那智、髙雄、最上。他は沈みました。空母は笠置と千歳・千代田・瑞鳳・龍鳳。

大鷹級各艦の生き残りは戦後引き揚げ者の輸送終了後解体されました。

陸軍の火砲は性能向上だけ面倒になり。

米軍払い下げに近い形でトラックも戦車も手に入れました。

ドイツのDBシリーズは戦争後期の品質低下があり入手しませんでした。どれがまともなのか区別付かないし。エンジン専用工作機械は工具などとスクラップよりも高い値段で買いました。ドイツの戦後では使い道ないしね。

MG42もシリアルの若い物だけです。

日本はほぼ対等の講和に持ち込めましたので敗戦ではありません。講和時の条件で3国同盟は破棄。

南雲艦隊のおかげで一抜けしました。

米軍は陸海で同じ弾を使い種類も少ないのに日本陸海軍ときたら。

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