5-26 助っ人を頼まれた日(その6)~1夜漬けの練習~
2スタでの教室シーンの撮影が終わったのは4時半を過ぎていた。スタイルKのショウ&ハルの周囲にナタプロのスワイプ・イン・ドリームの3人が集まって談笑したり、ショウのギターの伴奏で歌ったりするという漠然とした指示の絵コンテだったので、撮影が進むに従って、山内さんの妄想が膨らんで、シチュの新展開がどんどん追加になったからだ。長谷さんもブレーキを掛けないから、山内さんは暴走気味だった。スタイルK組つまり、エッコ先輩、姉ちゃん、そして俺はそういう撮影の展開にもかなり慣れているからそうでも無いが、スワイプ・イン・ドリームの3人は結構疲れた様子だった。終わりが良く見えない仕事と言うのは疲労感が大きいものだ。山内さんが押すシャッター音が止まって、吉岡さんがライトの輝度を落すと、全員を少しの間脱力感が支配した。そして、ようやく長谷さんが終了宣言をした。
「皆さん、お疲れ様でした。以上で撮影は終了です。」
1瞬の沈黙があって、皆、安堵の声を上げて拍手した。
『お疲れ様でした~ぁ!』
スタジオの隅の入り口に近い壁際で吉村さんと並んでパイプ椅子に座って撮影の様子を見ていた小泉さんが、すかさずこの後の予定を伝えた。
「え~と、スワイプ・イン・ドリームの3人はこれから東中野に帰って明日のステージの歌と振付の練習を出来る所までやります。」
『はぁ~い!』
「ハルちゃんと翔ちゃんはどうする?」と加代。
「決定版セットリストによると、俺達は歌うだけだから自習するよ。」
「そうだね。別々の方が練習が沢山出来るね。」
「じゃぁ私も自習しよっかな。」と明莉。
「ダ~メ! サボるんだから!」と円。
「てへ!」
「父さんに連絡しとくから、うちのボックス使って!」
「ありがとう加代ちゃん。助かるわ!」
「お互い、頑張ろうね。」
「うん。」
その時、吉村さんが何か思い出した。
「そうだ、セットリストと楽譜を印刷しましたので配ります。」
流石は吉村さん、そつがない。全員がセットリストとスコアを受け取った。と思ったがしかし、正確には姉ちゃんには無かった。それに吉村さんが気付いた。
「あ、1部足りませんでしたね。」
「あ、翔ちゃんが持ってれば、私は良いです。」
「そうですか。すみません。」
とにかくこれで帰って印刷する手間が1部分省けた。そこへ木下さんが入って来て、
「お疲れ様でした。1スタにお茶の準備が出来てます。」
「それじゃあ、1スタに行って、軽くお茶にしてお開きにしましょう。」と長谷さん。
木下さんを先頭にして、全員がぞろぞろと1スタに移動して会議テーブルの上の好みの飲み物を取って飲んだ。当然だがアルコール類は無い。
「明莉ちゃん、円ちゃん、撮影どうだった?」
「ちょっと疲れましたけど、楽しかったです。」
「私もですぅ。モデルさんってやっぱ大変なんですね。」
「分ってくれたみたいで嬉しいよ!」
「誰かにポーズとか教えて貰えるんですか? 振付みたく。」
「あんまりそう言うのは無いね。編集さんとカメラさんの指示でだんだん慣れて来るかな!」
「慣れるって?」
「カメラマンの、つまり山内さんの好みのポーズってのがあるんだ。」
「そうなんですか。」
「だけど、モデルによって要求ポーズが微妙に違うから、教えるってのが、なかなかムズい。」
「ポーズはそうだな。」とエッコ先輩。
「そうそう、エッコ先輩にはポーズ取以外にも色々教えて貰ったのよ!」と姉ちゃん。
「ポーズ以外にも何かあるんですか? 気を付ける事。」と円。
「表情とか視線とかね。」
「なるほど。あの助手の人が持ってる指し棒ですよね。」と明莉。
「いや、それだけじゃなくて、半カメラ目線とか。」と俺。
「へえ~!」
「体形とかもあるよ。」とエッコ先輩。
「ダイエットですかぁ?」と円。
「もちろんそれもあるけど、基本は健康の持続かな。心身の!」
「じゃあぁ、私達と同じですね。」と明莉。
「そう言えばそうだね。賢いぞ明莉!」と俺。
「う~嬉しいですぅ、師匠!」
「ずる~い! また美味しいトコ持ってったぁ!」と円。
小泉さんがなかなか終わらないティータイムに痺れが切れた。みたいだった。
「スワイプ・イン・ドリームの皆はナタプロに帰りますから、そろそろ着替えてください。」
『はぁ~い』
全員元気の良い返事をして、スワイプ・イン・ドリームの3人は右側の更衣室にスタイルKの3人は左の更衣室に入った。俺は後からと思ったのだが、エッコ先輩に腕をつかまれて無理やり連れて行かれた格好だ。
俺が衣装の制服のズボンを私服のジーンズに着替えて、ワイシャツを脱いでシャツを着る前に、エッコ先輩が後ろから近付いて来て、俺の背中に手を当てた。先輩の手は暖かくて柔らかだったが、同時に俺の全身に緊張が走った。
「翔太は立派な体格になったな。後ろから見ても判る。」
「そ、そっすか。有難うございます。」
「まあ、宮古島でたっぷり見せてもらったな、そう言えば。」
「えぇ~、見てたんすか?」
「見えたもんは仕方ないだろ! 事故だ。」
「先輩もね。」
「なんだ?」
「あ、いえ、怒られそうです。」
「怒らないから言ってみろ!」
「あぁ~、か、可愛かったっす。(心の声:おっぱいデカいしウエスト細いし)」
「そうか? まあ当然だ。スタイルKの売り上げの半分は私の力だかんな!」
「へぇ~、そうなんだ。」
「ボケ! 冗談だろうが!」
「ですよねー」
「ハルちゃん、しっかり捕まえとけよ! こいつ。」
「え? は、はい。その積もりです。」
「うん、良い感じになったな2人共。」
「あ、有難うございます。」
「もっかいハグさせろ2人共!」
『ハイ。』
姉ちゃんと俺はエッコ先輩にハグと言うより抱き締められた。しばらくその状態が続いた。
「そうだ、これは私には不要だからハルちゃんにあげる。」
「明日のセットリストですね。有難うございます。」
「ちらっと見たけど、クリスマスっぽくて楽しそうじゃん。」
「はい。初めての屋外ライブです。」
「そっか・・・私は明日は別件の撮影だからな。」
「スタイルKですか?」
「いや、派遣元の高円モデルの仕事。」
「そうですか。」
ちょっと沈黙が流れた。
「先輩は来年はどうするんすか?」
「ズバリってのは無いんだけど、モデル関係の専門学校に行く積りだ。」
「そうですか。どこに在るんすかその学校。」
「御茶ノ水。」
「そうですか。案外近いですね。」
「だから、そろそろ受験勉強始めないとな。」
「えぇ! これからっすか?」
「まあ、入試なんて有って無い様なもんさ。事務所の推薦でな!」
「ああ、良いっすね。」
「まあな。じゃあこれでお別れだな。私はこのままそっと帰るから、また何処かで会おう!」
「はい。お疲れ様でした。」と俺。
「色々教えて頂いて有難うございました。」と姉ちゃん。
またちょっと気持ちがこみ上げて来た。
エッコ先輩と姉ちゃんと俺が更衣室から出ると、スワイプ・イン・ドリームの3人も出て来た所だった。エッコ先輩はそっとコートを着て吉村さんと出て行った。姉ちゃんと俺はその後姿を目で見送った。皆の顔を見て、小泉さんが明日の予定を言った。
「明日は9時半に高田馬場大学の大熊キャンパスの門に集合してください。木村君か私が居ます。」
『はぁ~い。』
長谷さんが補足した。
「12時頃にはロケバスが大熊キャンパスに行きます。衣装はロケバスに乗せておきますから心配ありません。」
『はぁ~い。』
「女子はオーバーショーツも用意しておきますからはき忘れないでね。寒いし、ステージは1段高いから、見えるのは目立たない同じ色が良いからね。カメコも居るだろうから。」
『はぁ~い。』
「へぇ~、オーバーショーツ。そうなんだ。知らなかった。」
「師匠には明日現地でお見せします。」
「おぉ、かたじけない。明莉!」
「こら、スケベ翔ちゃん! ダメだから!」と姉ちゃんのクギ。
「事故なら仕方ないよね。」
「あのね、翔ちゃんも同じステージなんだから、事故にならないから!」
「へいへい。・・・それでも起こるのが事故でして・・・」
そう言いながら、ふと気付くと、長谷さんがこっちを睨んでいた。
「もう良いかしら?」
「はい。」
「じゃあ、今日はこれでお開きね。」
『お疲れ様でしたぁ~!』
こうして、スワイプ・イン・ドリームを紹介する、スタイルKの別冊小冊子の撮影は終了し、姉ちゃんと俺はスワイプ・イン・ドリームが乗ったナタプロのワゴン車を見送って、アトレを通って井の頭線で帰った。
*****
6時前、姉ちゃんと俺はエコサの206号室に居た。周囲のボックスからは歌声が漏れ聴こえている。約束通り加代がマスターに連絡してくれたみたいだ。たぶん加代の事だから、24日の件でマスターを恫喝した事だろう。
「わざわざ部屋を空けて頂いて、すみません。」
「いえ、お易い御用です。でも、3階が使えなくて申し訳ないです。」
「どこでも良いんです。音を出して練習できますから、助かります。」
「オケは使いますか?」
「いいえ、部屋とアンプだけお借りします。」
「分りました。オケを使う時には遠慮なく言ってください。無料にしますから。」
「有難うございます。」
「中西さんには何から何までお世話になって、感謝してます。」
「そんな、止めてください。俺達何もしてませんから。逆にこんなにして貰って恐縮です。」
ローテーブルの上には、紙コップ、タンブラーとスティック砂糖が入ったコップ、コーヒーミルク、たぶんコーヒーが入ったポット、お茶と水のペットボトル、塩ポテトのスナック菓子、そして、エコサ名物の『焼うどん』と割り箸2膳が置いてある。
「遠慮しないで召し上がってください。それでは練習の邪魔になるといけませんので、これで失礼します。」
姉ちゃんと俺は出て行くマスターにお辞儀をして見送って、姉ちゃんはDOMのカラオケマシンの前にキーボードを出し、俺もその左横に座ってアコギを出した。そして、姉ちゃんはキーボードの出力ラインのプラグを俺はギターマイクのプラグをアンプのジャックに差し込んだ。それから譜面台を拡げて、木村さんが作って吉村さんが配った譜面をそれに置いた。この1連の作業を終えて、姉ちゃんと俺は顔を見合わせた。
「それじゃあ、始めよっか!」
「うん、そうね。じゃあ、まず、焼うどんからだね。」
「おい!」
姉ちゃんと俺は軽く夕食は食べたのだが、マスターの焼うどんの誘惑には勝てない。とりあえず2人並んでかなり密着して座ってそれを食べる事にした。
「う~ん、美味しいね。」
「うん。」
「翔ちゃん。」
「なに?」
「あ~ん!」
「えぇ~!」
「いいじゃん、2人きりなんだからぁ!」
俺はちょっと驚いて姉ちゃんを見詰めた。
「どうしたの? キモかった?」
「姉ちゃん、なんかすごく可愛いんですけど。」
「バカね。あ~ん。」
「うん。あ~」
俺は姉ちゃんが口に入れてくれた焼うどんの残りをちゅるりと吸い込んだ。ちょっとソースが散ったかも知れない。姉ちゃんはティッシュで俺の口の周りを拭きながら、
「あーんした方がおいしい?」
「味は・・・変わんないね。」
「えぇ~、なんでお姉ちゃんの愛情の味が判んないかなあ?」
見詰め合ったまま、俺は口をもぐもぐして、少し沈黙が流れた。すると、姉ちゃんは俺に更に密着して凭れかかる様にして言った。
「明日、みんなうまく出来ると良いね。」
「そうだね。」
たぶん姉ちゃんは明日の事で少しナーバスになってる。はっきり自覚はしてないが、たぶん俺もだ。そのせいか、俺も姉ちゃんに凭れ返してまったりとした気分になりかけた。その時、姉ちゃん得意の肩透かしがさく裂した。
「さ、早く食べよ!」
「えぇ~!」
姉ちゃんと俺は、自分達が歌う曲、つまり、姉ちゃんが『神様のいたずら』で、俺が『クリスマス・イブ』を5回ずつ位歌って練習した。もちろん弾き語りだ。加代が歌う『神様のいたずら』も良いが、姉ちゃんのブレスを抜いた感じの歌い方も、なんか切ない感じで良い。甲乙つけ難いと言うのはこう言うのだと思う。俺のは有名過ぎてどう歌っても元歌には敵わない。だから、カラオケ高得点に挑戦する積りで素直に正確に歌うしかないと思う。2人の歌がとりあえず通せるようになったので、セットリストの全曲を木村先輩のアレンジ通りに全部伴奏してみた。姉ちゃんはキーボードをピアノにしたりエレクトーンにしたり、シャラのサンプラーを混ぜたりしてなんか工夫していた。なかなかいい感じだった。姉ちゃんのキーボードはフルオプションのシンセ機能を付けただけあって、案外簡単に良いイメージが出せる。こうして、3時間半程思いっきり練習して、まあ、とりあえず不安は解消できたと思う。
マスターが朝まで練習に使っても良いと言うのを丁重にお断わりして、9時過ぎ家に帰った。ソフトケースを背負っていたので背中は結構暖かかったが、午前中雨が降っていたから、寒冷前線が抜けたらしく、この時間帯の神田川沿いの道は『はあー』と息を吐くと白くなる位には冷え込んでいた。
『ただいまぁ~』
「おお、おかえり。」と親父。
「おかえりぃ、お姉ちゃん、お兄ちゃん!」
彩香が満面の笑顔で走って来て迎えてくれた。母さんがキッチンで洗い物をしながら、
「寒かったでしょう、お風呂湧いてるから入って!」
『はぁ~い!』
姉ちゃんと俺は荷物をリビングに置いてダイニングに移動した。そして顔を見合わせた。
「翔ちゃんお先にどうぞ!」
「姉ちゃん先に入ってよ、俺、譜面をPCに落とすから。」
「それなら、お風呂出た後でも良いじゃない。」
「そう?」
姉ちゃんは俺の顔を覗き込むようにした。何が言いたいのか、だいたい予想は着いた。
「それとも、一緒に入りたいの?」
「うん。」
「・・・ばか!」
「こらぁ! お姉ちゃんとお兄ちゃん仲良しすぎる。」
「へいへい。」
「だったら、サヤが一緒に入ったげようか? お兄ちゃん。」
「あれ? サヤはもう入ったんじゃないの?」
「もっかい入っても良いよ!」
「もう、ダメよ!」
「つまんなぁい!」
「ココアと蒸しパンあるから、2人共お風呂から出たら食べなさい。」
『はぁ~い!』
10時半過ぎ、俺は姉ちゃんの部屋に居た。ちょっと前、ダイニングで、蒸しパンを食べてココアを飲んで上がって来たのだ。3人共いつものパジャマを着ている。そして、いつもの様に俺の胡坐の中で彩香が可愛い寝息を立て始めている。姉ちゃんはベッドに浅く座って髪を梳かしている。3人共同じコンディショナーの香りに包まれている。
「明日が楽しみだね。」
「そうね。初めてのライブだわね。」
「初めてじゃ無いでしょ!」
「一般の人の前では初めてだわ!」
「まあそうだけど、久我高祭と変わらないと思うよきっと。」
「違うような気がするわ!」
「あんまプレッシャーに感じない方が良いよ!」
俺は彩香の髪を撫でながら、髪を梳かしている姉ちゃんをぼんやり見詰めた。沈黙が流れた。
「翔ちゃんギター上手になったね。」
「そうか?」
「うん。もう譜面があればたいていOKみたいだわ!」
「小節線の上のコード記号を辿ってるだけさ。必死で。」
「どういう事?」
「だから、歌の情熱とか音の機微だとかの表現はまだまだ。」
「そんなの、プロじゃ無いんだから。」
「まあね。でも、流石木村先輩だね。たぶん、俺の為に譜面にタブ譜が書き込んであるんだ。」
「そうだった?」
「うん。しかも『カポ』と開放弦コードでね。初心者には有難い。」
「木村先輩には翔ちゃんが初心者に見えるのかなぁ。」
「俺、初心者だから。」
「へえ~・・・翔ちゃん謙虚だね。」
「そうだよ! 俺は謙虚がモットーですから。」
「木村先輩の前ではでしょ!」
「そうなんだ。不思議。あ、そうだ、『カポ』忘れないようにしないと!」
そこへ、ノックして母さんが入って来た。
「明日、朝早いんでしょ?」
「うん。できれば8時頃には出ないと。」
「じゃあ、早く寝なさい!」
「うん。」
「彩ちゃんを連れて行くわ!」
母さんは彩香を抱き上げて。
「じゃあ、2人共おやすみ。」
「おやすみ母さん。」
「おやすみなさい。」
俺も立ち上がって先に入り口に行って引き戸を開けた。
「それにしても急に重くなったわね!」
母さんはなんか嬉しそうにそう言って出て行った。俺は母さんを見送りながら、
「じゃあ俺も行くよ!」
「待って!」
振り返った俺の視線と姉ちゃんの視線が重なった。姉ちゃんは大きな瞳を丸くして俺を見詰めている。
「・・・?・・・」
「この頃翔ちゃんは約束の事をしたりしなかったりね。」
「う、うん。そろそろ良いかなって・・・思ったり・してるん・ですけど・・・」
姉ちゃんの表情が明らかに曇った。マズい。
「えっと、まだダメ? 俺。」
「翔ちゃん、そんな所に立ってないでこっち来て!」
「うん。」
俺は引き戸を閉めて、ベッドに行って姉ちゃんの隣に座った。
「はい、お願い。」
「うん。」
俺は渡されたブラシで姉ちゃんの後ろ髪を梳いた。
「ねえ、続けない?・・・嫌?」
「嫌な訳無いよ!」
すると突然姉ちゃんはくるりと体を回して俺を抱きしめた。
「続けよぅ!」
「う、うん。」
「大好きよ!」
「俺も。」
「翔ちゃん!」
「なに?」
「省略しないで!」
「・・・俺も姉ちゃんが大好きです。」
「うん。それで良し! じゃ、続けよぅ。」
そして、優しく抱き合って、約束のキスをした。姉ちゃんの体は暖かくて、俺が無意識に握り込んでいた明日の不安を和らげてくれたと思う。その夜俺は姉ちゃんのベッドに宿泊した。互いに手を握り合って寝たのは確かだが、もちろん第1線は超えて無い。禁止事項だから。




