はじめてのともだち
さて、ルミナちゃんの日常に訪れるハプニングの数々。
やりたかったお話の一つです。
ちょっぴりえっちな表現もありますのでご注意を…
では、17話です。どうぞ。
「さて、アルルちゃんのお部屋を用意してあげたいところなんだけど、残念ながら部屋が余ってないのよね…」
そう、余っていた部屋は、現在ルミナリアが使用しているため、他に部屋がない状況となっていた。
「私は特に気にしないよ?」
「うーん…ルミナちゃんとアルルちゃんならあのベッドで一緒に寝られそうだし、ひとまずルミナちゃんのお部屋を一緒に使ってもらってもいいかな?」
「ちょっと待って!?」
ルミナリアは、フィアナの提案に慌ててストップをかける。
「ルミナちゃん?」
「ん、だめ?」
「いや…えっと…ほら!女の子と同じベッドで寝るなんて…」
「ルミナ、私は気にしない…よ?」
「ふふ、ルミナちゃん、女の子同士だし、そんなに恥ずかしがらなくてもいいんじゃない?」
(確かに今は女の子だけどー!!)
ルミナリアは、今は女の子であるが、中身は健全な男子高校生。昨夜、姉であるフィアナにベッドに連れ込まれたときですら、ドキドキしてなかなか寝付けないという事態だったのだ。
「そ、そうだ! 私の部屋よりお姉ちゃんの部屋の方が広くていいんじゃない?」
ルミナリアは、名案だとばかりにフィアナに代案を提示した。すると、フィアナが丸で悟りに至ったかのような穏やかな笑みを浮かべ、語り始めた。
「ルミナちゃん…私もそれを考えたわ…。でもね? 私にはできないの」
「ど、どうして?」
穏やかな笑みを浮かべるフィアナの眼に涙が光る。
「だって…だって! そんなことしたらルミナちゃんかアルルちゃんのどちらかを選ぶみたいじゃない!? 私には…できないの…!」
「うっわー薄々思い始めてたけどお姉ちゃんやっぱりダメな人かもしれない」
「ん、フィアナがどんな人なのか大体理解した…」
血涙を流して力説するフィアナに白い目を向けるルミナリアとアルルメイヤ。
「だから…二人であの部屋を使ってちょうだい…!」
「ねぇルミナ、あれでも私にフィアナと寝て、なんて恐ろしいこと言う?」
「うっ…」
そのとき、ルミナリアは見た。表情が豊かとは言えないアルルメイヤの瞳の奥にある恐怖を。そして、そんなアルルメイヤを見捨てることは、ルミナリアにはできなかった。
こうして、アルルメイヤの荷物は、そのままルミナリアの部屋に運び込まれることとなった。
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「ふぅ…これから大丈夫なのかなぁ…」
ルミナリアはお湯を浴びながら呟いた。アルルメイヤの荷物を部屋に運び込み、衣服などを整理し終わったあと、フィアナがお風呂の準備をしてくれたのだった。
「やっぱりまだ慣れないなぁ…」
ルミナリアは鏡に映る自分の姿を見てため息を漏らす。そこには憂鬱そうな表情をした銀髪碧眼の美少女の顔がある。そこから見下ろしていくと、二つの丘と桃色のぽっち、そしてほっそりとした腰と、女の子の大事な場所が見える。これが今の自分の姿だとはいえ、心は健全な男子高校生のままなのだ。
「これは…自分…なんだよね…」
手で髪に触れると、鏡の中の美少女も同じように髪を触れる。次に胸に触れる。柔らかな感触が手のひらに伝わり、頭の中に甘い刺激が広がる。更にその手を下へと滑らせていく。小さなへそを通りすぎ鼠径部を指が撫でる。
「んぁ…」
ぞわぞわと広がっていく刺激に、ルミナリアの頭に靄がかかりはじめる。そして、その手が優しく股間を撫でる。
「ふぁ…ぁん」
ルミナリアの口から甘い声が漏れる。その指が動く度に、全身に甘美な刺激が広がる。
「ぁ…んんっ…」
靄のかかった頭は、ただひたすらにその刺激を求め、指を動かしてしまう。そして、その指先にシャワーのお湯だけでない温かな液体を感じ始めたとき。
「ルミナ、私も一緒にお風呂に入るね?」
と、ドアの向こうからアルルメイヤの声が聞こえてきた。
「んぁ!? ちょちょちょまままままままって!? ななななななんで!?」
ルミナリア、緊急事態であった。あまりの驚きに、頭の中の靄は綺麗に取り払われ、そこにあるのは動揺だけであった。
「ん、フィアナがお風呂の使い方教えてもらってきなさいって。入るね」
「え!? ちょ!?」
ルミナリアが止める間もなく、一糸纏わぬアルルメイヤが浴室に入ってくる。フィアナは、アルルメイヤと、一緒に寝ることに抵抗があるようだったルミナリアのために、と荒療治を行うことにしたのだ。決してお風呂で戯れる二人の少女を妄想して怪しい笑みを浮かべるためなどではない。おそらくない。
「ルミナ、真っ赤になってる」
「あ…あぁ…」
ルミナリアはあまりの衝撃に言葉を失う。
ルミナリアの正面に立つアルルメイヤ、その幼い見た目に似合わない大きな胸を思わずまじまじと見てしまった。
「ルミナ?」
「ひゃい!? ごめんなさい!?」
アルルメイヤは、突然謝罪を始めたルミナリアを不思議そうに見つめる。
「何を謝ってるのかはわからないけど、お風呂の使い方、教えて?」
「う、うん…」
ルミナリアは真っ赤になったままお風呂の使い方を一通り説明した。
「ん、ありがと、大体わかった」
「ならよかったよ…」
「ルミナ、お礼に背中を流してあげる」
ルミナリアに再び訪れる混乱。
「いやいや!? 私自分でできるから大丈夫だよ!!」
「だめ…?」
「ダメというかなんというか…」
ルミナリアがアルルメイヤの提案を拒否すると、アルルメイヤの髪がしゅんと下を向いた。
「城じゃこんなことできないからやってみたかった…それに、ルミナなら…私の友達になってくれそうなルミナならって思った…」
(何この子かわいい…あああああもー!)
ルミナリアは、目の前でしょんぼりするアルルメイヤを見捨てることなどできなかった。
「ううう…わかった、それに、私とアルルはもう友達、というか姉妹みたいなものなのかな? だから…お願いするね?」
「いいの?」
ルミナリアの言葉を受けて、まるで犬の尻尾のように揺れる髪。ルミナリアは仕方ないか、と椅子に座った。
「ん! 任せて!」
この後、ルミナリアは地獄のような天国を味わった。アルルメイヤは背中だけでなく、ルミナリアの全身を抱きつくようにして洗っていったのだ。背中や腕に密着する二つの柔らかな感触はルミナリアの精神を大きく削っていったのだった。
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「ひ…ひどい目に遭った…」
「むー、ルミナがいいって言ったのに」
風呂から上がった二人は、居間にいた怪しい笑みを浮かべたまま反応のないフィアナをスルーし、自分達の部屋に戻っていた。
「ねぇ、ルミナ」
「なに?」
突然アルルメイヤが、不安そうにルミナリアに話しかける。
「本当に私の友達になってくれる…?」
「ん? うん、それがどうしたの?」
「私、今まで王女として城で暮らしてきたけど、会うのは皆年上の人たちばかり。友達なんていたこと…ない…だから…」
「大丈夫だよ」
ルミナリアはそっとアルルメイヤの頭を撫でた。
「ルミナ…ありがと…」
アルルメイヤは、ルミナリアにそっと微笑んだ。
その後、同じベッドで寝ることになった二人だったが、抱きつき癖のあったアルルメイヤに悶々とさせられ、なかなか寝付けないルミナリアなのであった。
「すぅ…すぅ…んんっ…」
「……たすけてぇ」
ゆりゆりしてるのっていいですよね(蹴
未だに魔法の勉強が始まっておりません…気長にお待ちください…
感想やご意見、誤字脱字の報告等ございましたらよろしくお願いします。
では、また次回で会いましょう。




