4.ぽかぽか肉団子入りスープ
季節はゆるやかに秋へと染まろうとしていた。山が近い影響で、この辺りの秋は短く、冬が長い。そろそろどこの家でも冬支度に忙しくなる頃なのだが、我が街にはダンジョンがあるために、誰もがそれほど慌てた様子はなかった。
ダンジョンの中は年間通して同じ気温らしく、ドロップ品が季節で変更されることもない。なのでダンジョンが複数出現した国の西南地方では、ダンジョン内の草原層に住めないかの検証がされたと聞いたことがある。残念ながら天幕を設置はできても、本格的な家屋は吸収消滅してしまったとか。西南地方は周囲が砂漠という厳しい環境で、そこから逃れたい人たちはダンジョン内での天幕暮らしに移行したそうだ。
実際に住むことで浮かび上がった問題に対処していった結果、ダンジョン研究はこの西南地方がもっとも進んでおり、そこで工夫・開発された方法や道具が国中に広がっていった。
例えば魔玉の利用法だ。
迷宮ラットあたりの小物の魔玉に火属性を加えることで、冬の暖炉に置いて部屋を暖めることも、台所に置いて煮炊きに使うこともできるようになった。風呂にも使える。置くだけで燃料を必要とせずに熱が得られるのが便利。温度の調整も大中小で可能。もう大量の薪を冬のために溜めこむ必要がないのだ。しかも本物の火でないために、火事の危険もないときている。使う時には魔力をほんの少し流せばいい。その程度の魔力であれば誰もが持っている。
ラットあたりの魔玉なら安価であるし、火属性の付与も冒険者ギルドで請け負っているが、これもまた安価で行われる。なんでも付与スキル持ちが一部屋に置いてある魔玉に一斉に付与できるためらしい。ダンジョンと冒険者ギルドができた後に一斉に広まった。安くて便利で安全。さすがの我が家でも早々に導入したくらいだ。一度付与された魔玉は半年は使えるのも嬉しい。
それでも、雪が多い冬の場合を心配して、幾ばくかの薪を私は確保してある。外壁近くの街外れで山に近い分、雪の被害に警戒するのは無駄ではない。少量とはいえ、炭を使うこともあるし。
家への道中、アルマジット氏と途切れがちに会話をする。何せお互いほとんど知らない間柄である。助けてくれたから善人であろうという期待で招いたものの、早計だったかという気持ちもまたあった。若い女が警戒する理由なんていくらでもある。けれどもう、言い出してしまったことを今更引っ込めることもできず、せめて相互理解の上で信頼を育てる方向に舵を切った。
迷宮シカとの遭遇時には分からなかったが、フードの下の顔は予想していたよりずっと若い。もしかしたらシルパより年下かもしれないし、童顔なだけかもしれない。あの低く静かに呪文を唱える声とは合っていない気がしたが、それこそ余計なお世話というやつだろう。
アルマジット氏は国の西南出身だと言い、気候も随分違うらしい。あれだ、ダンジョン研究の中心地。外は過酷な環境の砂漠。遊牧の民も多く、元々が天幕暮らしに慣れていたからこその移住成功があったらとか。
ダンジョンに住むということは魔物を日常的に倒すことになる。生まれた時からその環境にいると、ステータスも並みの冒険者以上に伸びる。必然的に過酷な環境に耐えられる身体が作られ、外の砂漠での活動や他領域への旅もしやすくなったと教えてくれた。そうでなければ、この地は寒すぎて耐えられなかっただろうとも。
ダンジョン内に住むということも、かの地での植生がどうかとかにも興味がある。おいおい聞き出せるような関係性を築きたいものだ。
家に着いた時には、呆れたような声が彼から漏れた。
「若い女性がこんな他に人家もない場所に一人で住んでいると? 危険ではないのか?」
「ここはたった十年前までは寂れた寒村だったんです。ダンジョンが出来て街にはなりましたが、まだ中心部にしか人が集中していませんし。そうですね、後もう十年も経てば、この辺りにも家が増えるかもしれませんが」
その頃には自分の女盛りの時期もすぎているであろうし、そういった方面の危険は心配するまでもないかもしれないと内心思っていたが、口には出さなかった。なんだか叱られそうな予感がしたから。それが杞憂ではなかったことを後に私は知ることになる。
家の中へと迎え入れ、魔玉ランタンを灯すと、薄暗かった室内の様子が見えるようになる。
魔玉ランタンもまた、ダンジョンの恩恵だ。光属性を付与した魔玉を囲いのある燭台に設置して灯りとして使用する。そこそこ厳しい冬が訪れる地なので家の窓は小さく、中は灯りがないと暮らしにくい。魔玉ランタンは蝋燭よりも明るく、煙が出ないので部屋を傷めないのも好ましい。数を増やせば昼間のようにとはいかずともかなり明るく、宿の食堂では一日中いくつも使っていた。個人宅ではさすがに一部屋にひとつかふたつが普通だが、今後、店を開くならば数を増やさねばならないだろう。
玄関を入ってすぐは、以前の店舗部分でそこそこの広さがある。薬草茶などを客に出してもてなすための大きめのテーブルと椅子がふたつ。以前は村人がよく休憩にも来て、味に文句を言いながら薬草茶を飲んでいた場所だ。薬師は村の知識階級でもあったので、相談事もよく持ち込まれていた。誰かしら村の住人が寛いでいた姿が思い出される。
今日はここのテーブルで試食してもらう予定だ。さすがに然程の付き合いのない男性を住居部分に招く気はない。
部屋奥には客の症状を聞いて薬を出すためのカウンターがどっしりと鎮座し、その後ろの棚は細かく区切られて、今でも薬が並んでいる。
カウンターの右横からは調剤のための作業場へと繋がっている。両親が開業していた頃にはほとんど閉めることがなかった扉だ。現在は薬屋として機能していないために閉じたまま。
カウンターの左の扉の奥は台所へと繋がっている。店舗・作業室・台所はいずれも火を使うことがあるために、床は全部が石造り。
「下拵えはしてあるのでそんなに時間はかからないと思いますが、そちらのテーブルで待っててくださいね。ローブを脱がれるなら壁に掛ける場所があります。寒かったら、テーブルの下に小型の火鉢を置いていますから、魔玉を起動してください」
それだけ言い置いて、私は急いで台所に向かった。
冷暗所に保管していた肉を取り出す。今回使うのは迷宮ラットのドロップ肉。肉の塊に塩をして、滲む液を丹念に拭いた後に、包丁で細かく切り、更には麺棒で打ち付けてひき肉にしたものだ。お金は掛からなくとも手間と力は必要。正直、女の腕でこれは厳しい。
ひき肉に混ぜるためのおろし生姜とおろし大蒜、油と調味料は準備してあったし、野菜も洗って切っておいたものが使える。疲れて帰宅した後の手間を省くために。それで今、とても助かったわけ。
千切りにした生姜をまず炒めて香りを出したところで大鍋に移して水をたっぷり。そこに干し茸を加えて煮立たせ、更に香味野菜を次々に放り込む。ひき肉を小さく丸めては鍋にと落として、エカアダシャという葉野菜をたっぷり。これは今の季節でも採れるこの地方の野菜。葉が重なってどっしりとしている。浮かび上がってくる灰汁を何度も捨て、しばらく煮込んでスープの味見をし、塩で整えて完成だ。
スープの器に朝に焼いたパンを添えた盆を運ぶ。食堂時代に鍛えたので、二人前くらいの料理を運ぶのは慣れている。ちなみに酒を出す気はない。
「お待たせしましたー」
店舗部分を見やると、ローブを脱いだアルマジット氏が長い脚を伸ばして寛いでいる様子だった。火鉢も使ってくれたようだ。部屋が少しだが温まっている。床が石なのでどうしても冷えるのだ。火鉢も以前は炭で使用していたが、今は魔玉なので換気に注意することもなくなった。
「ここは、何と言うか、落ち着くな」
「そう言っていただけると嬉しいですね。少しだけ改装して、ここを店にしようと思ってるんです」
「あのカウンターと後ろの棚がいい」
「あれは残して、カウンター席にしようかと。さ、温かいうちにどうぞ!」
器に盛ったスープには、肉団子がごろごろ入って葉野菜もたっぷり。ボリュームにも自信がある。
「薬草はどこに?」
「まあ、まずはお試しください。いただきます!」
そう言って、スプーンで掬ってぱくり。毒味ではないけれど、先に私が食べた方が食べやすいかと思ってのことだ。
しゃきしゃき野菜と少ししんなりした野菜の歯ごたえの違い。大蒜の香りは食欲を増進させるし、スープ自体にも使っているが、肉団子そのものにもたっぷり使った生姜がいい仕事をしている。はあ。温まる。
「むっ、これは!」
一口食べてから、アルマジット氏は無言でスプーンを動かす。これは美味しいということで良いのかな? 横目で見ながらパンをちぎる。
深いため息が漏らされると、スープの深皿はすっかり空になっていた。
「お味はいかがでした? お気に召したようであればおかわりもありますが」
「大変、美味だった。できれば追加を頂きたいのだが」
「はい、お待ちくださいね」
おかわりを差し出すと、今度はゆっくりとスプーンを動かすアルマジット氏。その所作が粗雑なものが多い冒険者と違って、きれいだと思う。育ちが良いのかもしれない。
「実に美味だ。身体が芯から温まる。これはこれからの季節に嬉しい一品だな。肉団子もスープも良い味で、しかも満足感もある。あと、この独特の風味のパンがよく合っている」
「ありがとうございます。きれいに食べていただけて嬉しいです」
そこまで言ってから、私は口角を上げる。
「さて問題です。薬草はどう使われていたでしょうか?」
「むっ、パンは分かるのだが」
眉を寄せたアルマジット氏が、籠に残ったパンに視線を向ける。薬草を生地に練り込んでいるのでこれはわかりやすいだろう。ほんのり緑色がかっているし。ちぎって口に入れると、ふわりと香る。決して嫌な匂いではなく、むしろ食欲をそそるのだ。
「はい、パンに練り込んだのはシュシャとナヴァです。スープはどうですか?」
「身体が温まって軽くなっているので使われているのは分かる。しかしどれがどうかはさっぱりだ」
「肉団子には生姜と大蒜を摺り下ろしています。香味野菜として入っているのは葱にサプタで、葉野菜と一緒にアシュタも煮ました」
今回の一皿は、血行促進と疲労回復を促すメニューだ。
ダンジョン産の薬草も、料理の味を邪魔しないように工夫して加えた。使用する量はどれもさほど多くない。けれど本来の効能が出るように。
おかげでどれほど試食を繰り返したことか。正直、自分ではもう味の良しあしが判別しがたい。試食して感想をくれる人が切実に必要だった。
「生姜も葱も大蒜も、薬の材料でもあります。普通の食材の中にも薬とされるものが結構あったりするんですよ」
「生姜はこの辺りでは出回っていないと思うのだが」
本来は暖かい地方で育つものだ。けれど効果と味を知ってしまうと諦めきれず、先祖も温室を作ったのだろう。
「数代前からうちで栽培しています。他にも色々。冬場には身体が温まるのでよく使います。大蒜や葱は近所から直接買ってますけど」
この地方でも大蒜や葱は作られている。ダンジョン都市として発展してくことにはなったが、住人すべての食材をダンジョン産のものだけで賄えるわけでもない。元村人の中には農家のまま畑の規模を大きくし、人も雇って穀物や野菜を作っている者もいる。なんでも錬金術で作られた肥料を使うことで収穫量も増えたらしい。けれどそれだけでは急増した人口を養えないので、近郊の農村からの買い付けも盛んだ。
ダンジョンのおかげで街は潤っているから、市場なども発展して商人も多く訪れるようになって、出回る食材の種類も増えたのは嬉しい。元は小麦があまり育たない土地だったので貧しかったのだ。小麦は主食なだけに必要量も多い。ただ育てる分では足りなくて芋類も半主食の扱いだし、雑穀も食べられてきた。朝食には雑穀の粥が未だに多い。
また、この地方は高地となるため、元から山羊を育てていた家も多く、乳製品を料理に取り入れたりもする。勤めていた食堂でも、ソースやシチューに使っていた。量はないが自家製のチーズを作る家もあり、家ごとに味が違って、分けて貰うのが楽しみだったものだ。ちなみに我が家では山羊は飼えなかった。山羊乳もそれから作るヨーグルトやチーズは魅力的だったが、彼らは雑食の大食漢だ。大切な薬草を食べられてはかなわないから。
「まさか低層のあの薬草たちが、こんなに美味になるとは」
アルマジット氏はようやく満足したのかスプーンを置いた。こちらの想定以上に気に入ってもらえたようで、さらにもう一度おかわりしていた。
「元々がポーションの材料になっているものでしょう? ポーションは患部に掛けるだけでなく飲む場合も多いようですし、基本的に口に入れて問題ありません。後は使用する割合だとか、味の調整とかを色々工夫してみました」
元々が生姜や葱類は身体を温める。しかし継続して食後も身体がぽかぽかしたままなのは、おそらくはダンジョン産薬草の効果だろう。
「肉団子は何の肉だ?」
「迷宮ラットのドロップ肉ですね」
「あれはもっと臭みがあって硬く、不味いものだったと思うのだが?」
「臭み抜きをしっかりしたら美味しく食べられます。ひき肉にしたことで硬さも気にならないでしょう? 自分で倒してドロップしたものなら、材料費もほとんど掛からないのは嬉しいのですが」
重労働を思い出すと、少し憂鬱になって半眼にもなる。ひき肉を作る道具とか、ダンジョンからドロップしないだろうか。
「何か問題でも?」
「ひき肉にするのが大変なんです。力仕事なので」
ここ数日、がんばって迷宮ラットの肉を叩き続けてきた。そのままだと臭み抜きしても硬いばかりで美味しくないから仕方ない。けれどその弊害で右腕がだるくなる。薬草湿布で筋肉痛にも対処しているし、試食でポーションと同じような効果のある薬草を口にもしているので、翌日にまで響かないとはいえ、楽な工程でもない。
「ふむ。ではマルディカ嬢、私がひき肉にするのを手伝えば、また先程のスープを振る舞ってもらうことは可能だろうか?」
願ってもない申し出だ。男手は正直、めちゃくちゃ欲しいところ。しかしだ。
「アルマジットさんはただの冒険者じゃなくて、希少な魔導士でしょう? そんな方にお願いする作業じゃないんですけど」
人は大なり小なり体内に魔力を持つ。だからこそ魔力を流して魔玉を使えるのだ。更に呪文を介して魔法として展開できる者のみを区別して魔導士と呼ぶ。だが魔導士は数が少ない。素養を持って生まれる者が稀だからだ。たいていの魔導士は宮廷勤めの高官となる。もちろん向き不向きはあるので、国に属する魔導士ばかりではない。中には自ら商売をしたりする者もいるとか。冒険者に交じってダンジョンに潜るアルマジット氏は、魔導士の中でもかなり特殊だった。
「私はただの研究者崩れだよ。対象はダンジョン。だから各地にあるダンジョンを渡り歩いて調査をしている。路銀のため、また日々の糧を得るために冒険者と同じに魔物を狩って稼いでいるような男だ。このグラムのダンジョンはとても興味深い。できればじっくり年単位で腰を据えて研究したいと思っている。
だが、そこで問題になるのが食事なのだ」
食後に出した山羊乳入りの紅茶を飲みながら、アルマジット氏の発言には熱が籠っていく。私を圧倒するほどに。
「食事というのは日々の活力の元。ただ腹を満たせればそれで良いというものでもない。場所が違えばその土地ごとに食べられるものも違う。合う合わないも当然あるが、楽しみにもなる。
ただ私が赴くのはダンジョンのある街だ。そうなるとどうしても、どこへ行っても変わり映えのない、ほぼ同じようなものしか口に入らなくなる。どこでも低層で得られるドロップ肉を使う流れになるからだ。何と言っても仕入れが安く上がる。しかも手早く提供されることを求められて、料理は味が二の次とされてしまう。多少の工夫がされていても食べた印象は変わらない。これでは食事が楽しみにならないのだ。
自炊ができれば良かったが、残念ながら私にそちらの才はまったくない。なので、どこに出向いても、店で提供されるものを不満を抑えて食べるしかなかった。
先ほど試食させてもらった一品に、私がどれほど驚愕したか、感動したかがどうすれば貴女に伝わるだろう。材料は同じダンジョン産のドロップ肉。しかももっとも不味いと言われる迷宮ラット。それがあれほどまでに美味な皿になって提供されたのだ。
もちろん、店が開けば誰よりも通い詰める気満々だ。だが産み出される美味を味わうためにならば、いくらでも協力しよう。
ああ、そうだ。改装すると言っていたな? 魔導士が協力すると簡単に済むぞ?」
まるでいたずらを企む少年のような表情で、アルマジット氏は「しかも費用は実費のみだ」とまで言い切った。
正直、こちらの懐具合もそう暖かいわけではない。料理の材料費が抑えられるとはいえ、出費はなるべく避けたいのが本音だ。なのでアルマジット氏の提案は魅力的すぎた。
それから私たちは打ち合わせに突入。ひき肉作りや改装の手伝いの代わりに、毎晩の食事を振る舞うということで決着する――まで結構な時間がかかった。彼が普通の謝礼をまったく受け取らない姿勢を崩さなかったために。
「でも、これじゃ私ばっかり得しているんじゃ」
「いや、私の方が得をしているとも。毎日、旨いものが食べられると思うと、それだけで日々の潤いとなる」
アルマジット氏の言い分には、私も大いに賛同する面があった。そう、職場の食堂の賄いがね……かなり残念だったのよ。店で出していたのと同じものをタダで食べさせて貰っていたから文句も言わなかったけれど。バドリおじさんの奥さん、デュラリおばさんは郷土料理を美味しく作る人だったけれど、食堂のメニューにはまったく反映されていなかった。手間がかけられないから仕方ないけれど。
「あ、すみません。食事の提供は十日後くらいからにして貰えないでしょうか」
話が決まる直前、私は自分に用事があることを思い出した。
「迷宮ラット肉であれば提供できるぞ。各階層の薬草もある」
「それはたいへんありがたいんですけど、冬になる前に山に入らないといけないので」
「山?」
私は家の壁の向こう、山のある方角を指さす。壁で見えないけれど。
「ええ。雪で山が閉ざされる前に、数日かけて採取にいきたいので」
家族が健在であった頃には毎年のように父と共にこの時期は山に入ったものだ。ひとりになってからは裏山を日帰りで訪れるので精々だったが、食堂をやめた今ならば泊まり込みで採取する時間もある。何よりも、本格的に冬になる前に済ませねばならない。
「それは薬草を採るためか?」
「そうですね。薬の材料がほとんどですが、それ以外にも山の恵みが欲しいので」
「ふむ。それは私が同行することは可能だろうか?」
「はい?」
また新たな議題で、私たちの会話は紛糾したが、あまりに魅力的な提案があったために、欲に負けた私は同行を承諾することになる。
マルディカちゃん、十年後の二十八でもまだ若い、若いんだよ!
料理は、いささかフィクション入ってます。材料や手順もファンタジー世界なので!
エカアダシャは白菜の近似種。
そしてだね。決して異世界恋愛ではないのだよ。主題がそちらではないから。あくまでもハイファン。




