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68. うつけの癒し!

 セペス伯爵による横領行為が,発覚した。セペス伯爵には,その場で,自宅謹慎を命じた。基地代表を解任されると知った,セペス伯爵が言い訳を始めようとしたが,僕は笑顔で「何か?」と問いたら黙り込んでしまった。


 セペス伯爵が,基地を後にした後に,護衛の兵士に命じて近くの牧場を回って余剰しているワイバーンのエサを買い取れないか交渉してくるように,命じた。







 コン♪コン♪コン♪


 部屋の扉がノックされて,二人の貴族が部屋に入ってくる。


「失礼します!レン王子!」


 部屋に入って来たのは,クロット子爵とスバル男爵の二人が入って来た!!二人は,報告をして来る。


「レン様!基地内に居る,兵士の情報一覧です!」

「兵士達には,一時間後に大広間に集まるように命じております!」

「ありがと~!助かるよ!今日一日良い働きだった!感謝!」


 クロット子爵とスバル男爵の二人は,背筋を伸ばして,頭を下げる。根は,真面目なんだなぁ~~という印象を抱く。

 

 僕は,ふと気になったことが出てきたので,質問をする。


「ねぇ?ワイバーンのエサの発注していたのって誰がしていたの??過去の発注書見たらセペス伯爵の名前が書いてあるけど,アレの知識量じゃ,発注なんて無理でしょ??」


 僕の肩が,掴まれた。掴んだ犯人はマナだった。


「レンくん!ちょっと,言い過ぎじゃないかな??」

「そうかな?これでも,オブラートに包んだ方だと思うけど??」

「最近,口が悪くなること多くない??レンくん??少し,自重しないと!!」

「レン様!少し,よろしいでしょうか??」


 マナから注意を受けていたが,スバル男爵は間に入って来た!おぉー度胸あるね!僕とマナがやり取りしだすと周りの人間はやり取りが終わるまでは,静観することが多いのに!!

 ふと,レンは,面白い存在だなぁーと感心したのであった。


「いいよ?どした?」

「ワイバーンのエサの発注していたのは,僕です」


 やはり,そうだったか~~大抵,こういうパターンだよね?不正をしている人間は,大抵他人を巻き込む。その理由って大抵さぁ~~不正が発覚した際に,罪を着せるためだよね~~

 本当に,無知ほど怖い物はないね。


「じゃ,エサの仕入れ量をセペス伯爵に命じられた量じゃなくて,以前と同じ量を発注して!後,リーナの意見も参考にして!それと、栄養不足になっているワイバーンの治療に必要な物は最優先に届くよう発注するように!」

「はい!」

「それと,今後の発注は、クロット子爵と交互に行うこと!!いいね!!」

「「かしこまりました!!」」


 二人は,早速発注業務に向かった。リーナも二人に付いて行った。












 コン♪コン♪コン♪


 部屋の扉がノックされた。

マテオが,出迎えて一人の女性と一人の子どもが部屋に入ってくる。


「あっ!王子ちゃま!久しぶりぃ~~!」

「リンちゃん!久しぶり!元気にしてた??」

「うん!リンちゃん!いい子だよ??」

「そうか!そうか!リンちゃんいい子か!!」


 部屋に入って来た子どもは,リンちゃんという。リンちゃんが,抱っこを要求するポーズをしたのでリンちゃんを抱っこする。リンちゃんは,まだ五歳なのでまだ,抱っこ出来る。


「レン様!お久しぶりです!主人が大変お世話になっております!」

「あっ!ベルさん!こちらこそ,マテオには……お世話に?……なってる??」


 部屋に来たのは,リン=マレーロとベル=マレーロの二人。マテオの娘さんと奥さんだ。


「王子ちゃま!遊ぼ!遊ぼ!」

「お仕事あるから,少ししか遊べないよ??ごめんね??」

「えぇ~~もっと,遊びたいぃ~~!!」

「コラ!コラ!わがまま言わない!レン様,すみません……久しぶりにお会いできて興奮しているみたいで!!」


 駄々をこねる,リンちゃんを母親であるベルが宥める。癒しの光景である。マナも微笑ましいといった感じで,親子の様子を見ている。

親子で,言い合いが出来るような国になればいいよなー!だって,本当にヤバい国なら親子で言い合いなんて,絶対に,出来ないのだから……国とドンパチするか,国に搾取されるかになってしまうのだから。


親子で,言い合い出来るということは,それほど,この王国が安心出来る国だと国民が感じているという証拠だからだ。


「リンちゃん!ママを困らせちゃダメ!パパは,大丈夫だから!」

「レン様?!」

「リンちゃん!パパって存在はねぇ~~娘に激アマなんだよ??だから,欲しい物あったら,『ママに内緒!』ってお願いしたら何でも~~~~~」

「レン様!変なこと,娘に教え込まないでください!私が,ベルに殺さ(おこら)れるんです!!」

「うぅ~~!マテオに酷い事言われた~~ベルさん!マテオのお弁当当分、白米だけにして差し上げて!!」

「!!わっかりましたぁーー!!」

「レン様!!それは,ズルいですよ!!ベルさまぁ~~白米弁当だけは,ご勘弁をぉ~~」


 必死に,奥さんに弁明している様子に,リンちゃんと腹を抱えて笑っている。


 すると,マテオとベルが二人で,僕とリンに報告してきた。


「レン様!リン!報告があります!」

「パパ!なに??」

「悪い報告ならチョッキンだよ??」


 僕は,右手の平で首を横切る仕草をする。


「レン様がそれをすると,冗談に見えないです………それに,悪い報告ではないです!!」

「ほほうぅ~~では,聞こうか!」

「実は……ベルが,妊娠しました!リン!リンに,弟か妹が出来るよ!!」

「ほんとぉ~~リン!おねぇちゃんになるの??」

「そうよ~~!」


 リンちゃんは、本当に嬉しそうだ!微笑ましいなぁ~~!!お祝いの言葉を送ろう!!



「ベルさん!マテオ!おめでとう!マテオぉ~~子どもが増えるってことは,節約しないとねぇ~~?白米弁当を一カ月続けよう!!」


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