53. うつけと対立国!
「それで,いいよ!!アポも無しに,来たのはこっちだし!所で,今から会談出来る??」
僕からの『今から』の会談の要求に対して,ミナミさんは複雑な表情を見せている。
あぁ~,これさっきまでオレジアナ公国の第一王女様と会談していたなぁ~~動揺が出過ぎだよ!!さぁ,どう出るかな??ミナミ様は,傍仕えを呼んだみたいだ。
「レンくん大丈夫かな??」
「何が??」
「ミナミ様だっけ?女皇の??どういう対応にでるかな??」
「取り敢えずは,二パターンの可能性はあるかな??」
マナに,考えられる二パターンの説明を行う。まずは,現状の僕たちの立ち位置だ。
「今の僕たちは,グリアナ帝国から見たら火薬庫同然!!」
「火薬庫??」
「そう!オレジアナ公国とラインブルー王国の両国と『中立』という立ち位置で,関わっていたからね~~最初は,オレジアナ公国の第一王女様だけだったけど,ラインブルー王国の第一王子が突然の来訪!!一気に,両国が『いつ爆発するかわからない火薬庫』状態になったって訳!!」
ここまで,聞くとマナも理解したそうで,未だに理解出来ていないリーナが,マナに説明を求めている。
いや,そこは僕じゃないんかい!!
「マナ??どいうこと??あの王子の説明わかりにくいから~~説明して??」
OK~~!喧嘩吹っ掛けて来ているなリーナ!王都帰ったら覚悟しておけよ……
そんな,腹黒い考えを巡らせている僕とは裏腹に,説明を始める。
「リーナ!オレジアナ公国とラインブルー王国の関係性は??」
「長年,対立関係にあり周辺国も両国との関係性に気を配っていると……」
「だから,これまで両国どちらかと会談する際には,両国の首脳級のバッティングは不文律とされてきたの!」
「あっ!今まさに,その不文律の状態が起こっていると!しかも,バッティングしたのは両国の王族級の人……」
「でもさぁ~~レンくんの言い方的に,レンくんとオレジアナ公国第一王女様との間で,何かしらやりとりしていたかもね??」
おっとっと……これ以上は,不味いかな??マナの後ろに移動してマナの耳元で……
「マナさん?声~すこ~し,我慢しよっか??」
「えっ??ぶぎぃぃぃ!!」
マナにこれ以上,話させないために尻尾を掴む。公の場というのもあるが,マナは必死に声を我慢していた
尻尾を離すと可愛い声で,威嚇してくる。
「シャァーーー!!!」
あっ可愛い♪
「レンくん??人前で,尻尾触るのNGだって,言ったよね??」
「まぁ,いいじゃん!!僕,ミナミ様と話してくるよ~~」
傍仕えとの,相談が一向に終わりそうに無かったのでミナミ様の基に行く。
「ミナミ様!」
「レン様!どういった,ご用件でしょうか??」
「先ほどまで,誰かと会談していましたか?」
「いえ,決してそのようなことは……」
目が泳いでいるなぁ~~嘘を吐く人の特徴として『目が泳ぐ』が典型的な,特徴だよなぁ~~!
「でしたら,本日中に会談出来ますよね??」
今,現状で会談中なら本日中に会談の席を設けるのは無理な時間帯に到着している。
「そっそれは……」
何か,ばつが悪そうな表情をしているなぁ~~そりゃ,そうか!!『いつ爆発するかわからない火薬庫』の両国の王族級の人同士を鉢合わせる訳には,いかないもんねぇ~~!
まぁ,でもそろそろ時間かな??事前の打ち合わせでは,この時間辺りに~~
「ミナミ様?大分,時間が掛かっているようですが…何事でしょうか??」
オレジアナ公国の第一王女のスズカ=オレジアナが,この場に来た。
まさに,グリアナ帝国側からしたら避けたかったことがまさに,起こってしまったという状態だ。
僕は,スズカ=オレジアナにアイコンタクトを取ってみる。
向こうも,それに気がつきアイコンタクトを返してくる。
ミナミ様は,というと『あっ終わった』という表情をしている。僕は,一応公の場では,顔を合わせるのは初めてなのでスズカ=オレジアナに挨拶をする。
「お初にお目にかかります…オレジアナ公国の第一王女のスズカ=オレジアナ様!私,ラインブルー王国の第一王子のレン=ラインブルーと申します!……今後とも,いいお付き合いが出来ること願います」
すこ~し,敵意を込めて挨拶をする。
「あらら~丁寧なご挨拶ありがとうございます~~ラインブルー王国の第一王子のレン=ラインブルー様!私は,オレジアナ公国の第一王女のスズカ=オレジアナと申しますぅ~~!……こちらこそ,今後とも,いいお付き合い出来ること願いますぅ~~」
おうおう!あちらさんもえらい,喧嘩腰に挨拶してくるやんかぁ~~ミナミ様は,顔を青ざめている。
「あっ!ミナミ様?流石に,両国の対立に貴国は巻き込まないよ??でもさぁ~~正直に話してくれても良くないかな??『別の国の人と会談していますので,明日でどうですか?』って!…流石に,急に押しかけた身として無理強いは,しませんのに~~」
「申し訳ございません……」
「でしたら,明日に会談しましょう!!問題ないですね??」
「はっはい!!」
明日に会談する予定を取り付けた僕たち一行は,グリアナ帝国の関係者の案内で早急に用意された宿泊部屋に移動する。
そして,そこで僕は,『悪だくみ』を考える……
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