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47. うつけのパートナーは……!

 私は,マナ=リグレット。レンくんに,誘われて彼の第一秘書官に,なった。


 レンくんとの出会いは,十歳の時に不良に絡まれている時に,助けてくれたことがキッカケだ。


 王族の人間は,孤児は居ないものと見ている……


 レンくんも,最初はそういう王族と同じだと思っていた……


 しかし,頻繁に孤児院に遊びに来て,子ども達と遊んでいる様子を見て彼なら,信頼出来ると思ったし,身分の差があるが,()()()()()()と思った。


 だから,レンくんから第一秘書官になって欲しいとお願いされた時は,嬉しくてすぐOKした。


 第一秘書官に,なってからは忙しい日々だったが……最高に楽しい日々を送った。


 孤児だった頃には,行く事が出来なかった王国内の色んな場所に行けた。街に,遊びに行く事が好きなレンくんの気持ちが解った気がした。


 そして,レンくんは,大臣になった。


 しかも,『首相』と『教育相』を兼務するというから,驚きだ。


 これだけでも,驚きなのに,レンくんは国王陛下から『行政権』を移譲され実質的な国のトップになった。


 それから,レンくんは多忙を極めた。


 街の人のための王政を目指すレンくんは,仕事に関して()()()()()()()()。そんな,レンくんを支えたい……可能な限りレンくんの隣に居たい……


 しかし,レンくんと喧嘩してしまった。それは,法律会議の前日。


 この法律会議は,レンくんにとって大事な位置づけだった。レンくんが,掲げる改革の一つ『教育』に関する改革の法案の審議する場だった。


 その日は,『教育改革基本法案』の最終調整をしていた。


 レンくんは,大分疲れた表情をしていた。

 

 私は,レンくんを励ましたいと思った……しかし,その励まし方が,レンくんを怒らせてしまったのだろう……


 私は,その日はもう帰宅するように言われた。







今日は,法律会議がある日。


 この日も,レンくんには休むように言われていたが,私はレンくんの大臣としての第一歩なので,謝って一緒に会議に参加できるようお願いしようと思い,レンくんの執務室に前でレンくんにお願いしが……


「…マナが出る必要ないから家に帰れ!!」


 レンくんに,拒絶された……


 最初は,涙を堪えていたが……


「泣く暇が,あったら家帰って……」


 レンくんに,こう言われた瞬間に,堪えられなくなり涙を流しながら,その場を去った。












 今の時間は,法律会議が始まった頃だろう……


 私は,王城の庭園の中で,一番のお気に入りスポットに来て休憩がてら涙を止めようとしに来た。


 それと,レンくんの隣には居れないけど,法律会議が終わるまでは王城に居ようと思った。


「あれ?マナ様?いらっしていたんですね!」


 声を掛けてきたのは,レンくんのメイドのコノハさん!


 私は,コノハさんから,レンくんの隣に居る上で必要な,礼儀作法などを教わった。教わった後も同じくレンくん仕える女性同士,仲良く交流させてもらっている!!


「あっ!コノハさん!今日の朝は,すみません……」

「大丈夫!大丈夫!……って!マナ??泣いていたの??」


 私の目が赤かったからなのかな??泣いていたことが,コノハにバレた。


 そこから,私は昨日あったこと……先ほどの,あったこと全て話した……話しているとまた,涙が再び溢れてきた……


 コノハは,優しく寄り添ってくれている。私に,好きなだけ泣きなと……落ち着いたらお話聞くと…そういう雰囲気で……


 一時間程,泣いただろうか……ここが,人通りの少ない場所で良かったと思う。


 落ち着いた頃に,コノハに話を聞いてもらう。


「コノハさん……」

「コノハ!……コノハで!いつも通りに!」

「わかった……」


 この心遣い一つに,感謝だ。


「コノハ……どうしたら,レンくんと仲直り……出来るかな??」

「いや……これは,マナが謝ることじゃないでしょ!!確実に,レン様が悪い!!あぁ~~,マナを泣かせたやっ…人を様呼びしないといけないなんて……主従関係憎し……」

「レンくんなら……気にしないと思うけど……??」

「いや~~メイドとしてのプライドがねぇ~~あれが,小さい時から振り回され続けたけど……今回のが,最大だよ…でも,仕事出来るからね……そこは,尊敬(ムカつく)出来る所だから……メイドの仕事では,手を抜きたくない……」

「凄い……複雑なんだね……」

「でもさぁ~~マナが,レン様の隣に立つようになって,凄い楽しい表情されるようになったんだよ!」

「そうなの??」

「そう!マナが,秘書官になる前は,王城に居る間は常に無表情……あんなにふざけた様子は全く見せなかった……そんな人が,街に頻繁に遊びに出ていたからね……周りから『うつけ者』と言われだしたのよ……」

「知らなかった……私の前では,常に笑顔で辛そうな表情見せなかった……」

「それ程,レン様のマナに対する信頼感は強いんだよ!素を見せられる存在として……私やリーヴァンにも時折素は見せるけど,一定の距離取っているし……レン様にとって,マナは特別な存在なんだなぁ~と思っていたから今回の夫婦喧嘩(けんか)は,正直……驚いている」

「ごめんね……」

「取り敢えず……話してみないとね!!今日は,法律会議もあるから厳しいかもだけど……リーヴァンと協力して,レン様と二人で話せる機会作るから!!そこで,マナの想いぶつけな!!」

「ありがと!!」


 コノハのお陰で,勇気が出てきた!両頬を軽く叩き,気合いを入れる!


 絶対に,仲直りするんだ!!


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