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36. うつけの政界入り!

 今日の天気は,晴れ。


「レンくん!おはよう!正装,似合ってるよ!!」

「これ,動きにくいからあんまり好きじゃないんよね~~」

「今日は,王族らしくキッチリと決めないと!!」

「はぁ~~い」


 マナの喝に,対して僕は,気ダルそうな返事を返す。


 今日は,現国王の父上が,王政に政治組織の新組閣を発表する日となる。


 今日の内容は,通信機を使い王国中に配信されるため,王族やそれらに仕える者・貴族・官僚は,きっちりと正装をする必要があるが……


 でも,この王族の正装の服の動きにくさが,あまり好きになれず,今日みたいな重要な式典以外は,ワンランク程下げた比較的動きやすい正装で,挑んでいた。


「今日も,あの服じゃダメなの??」

「ダメです!!それに,今日はレンくんの晴れ舞台なんですから!!今日ぐらいは,きっちり決めてください!!」


 なんか,日に日に,マナが母上みたいなことを言い出している……


「レンくん!!ただでさえ,貴族や官僚たちから『うつけ者』と馬鹿にされているんだから!!今日ぐらい決めないと……街の人たちに示しがつかないよ!!」


 街の人をだされては,頑張らずにはいられない。


 最近のマナは,僕の()()()()()()としても頑張ってくれている。感謝だ!


「マナも,可愛いよ!!一緒に行こうか!!」

「うん!!一緒に,行こう!!」


 僕とマナは,大広間に向かう。


 大広間に入ると,既に貴族・官僚たちが勢揃いしていた。


 皆,僕が正装を決めている様子に驚きを隠せていない。それに,僕の隣を堂々と歩くマナの姿に見惚れている連中もいそうだ……


 僕は,用意された二つの玉座のうち左側に座る。僕の右隣にマナが立っている。


 そして,父上が大広間に入って来た。貴族・官僚は,頭を下げ,僕は,玉座から立ち上がった。父上が玉座に座るのを確認して,僕も玉座に座る。


 それを確認した,貴族・官僚は,頭を上げた。


 父上が,今日の議題を述べる。


「今日は,皆,集まってくれてありがとう…本日は,現在ラインブルー王国において,空席となっている大臣並びに領主の任命を行うため集まってもらった」



 今日は,王国内で空席となっている大臣や領主に関する任命を行う日だ。と言っても全て,僕が解任並びに処罰した人物が担っていた所だ。


 父上は,現在空席となり代理を立てている大臣や領地を読み上げる。


「現在,空席となっている


 大臣,前イーディスが務めていた,法相


 領地,ココノエ子爵家が統治していた『ハクバ』・オーティズ公爵家が統治していた『クロバ』


 の次期領主を任命する」


 ココノエ子爵家に,僕の暗殺を企てた貴族家の領地に関しては,周辺の領土と合併をすることで領主問題は解決させていた。


 しかし,『ハクバ』・『クロバ』の領土は面積も大きめのため新たに,領主を任命する運びとなった。


 父上は,まず『ハクバ』・『クロバ』の新領主の任命を行うみたいだ・


「まずは,新領主の任命を行う…」


 父上が名簿を読み上げる。


「『ハクバ』の新領主は,マックス=オノフェス!貴殿を,『リーゼン』の領主から『ハクバ』の領主への異動を命じる…後継は,長男のレックス=オノフェスが務めよ!」

「「ははっ!!」」



 オノフェス家のマックスとレックスの元気のいい返事をした。


「続いて『クロバ』の新領主の任命を行う」


 父上は,新たな名簿を取り出し読み上げる。


「『クロバ』の新領主は,ヒノカ!貴殿を宰相の任から外し,貴族に任命する…爵位は『子爵』とする!」

「かしこまりました!陛下!陛下のご期待に応えられるよう日々精進してまいります!!」


 父上は,続き役職の大臣の任命に移った。


「続き,大臣の任命に移る…現在,空席となっている役職は,法相以外にヒノカが,領主になるため離れた宰相……そして,新たに教育相を創設する!この三つの新大臣を任命する!!」


 父上は,新たに名簿を一つとる。


「『法相』の任命に移る…現在は,サヨが法相代理を務めていたが…その働きぶりを評価し正式に,『法相』に,任命する!」

「かしこまりました!!」


 正直,僕の中では,サヨは僕が国王になった際に宰相として考えていたが,こうなってしまっては致し方ない……サヨは,副宰相と法相代理を務めあげるなど能力の高さを発揮した。


 法相でも,その才能を発揮してくれるだろう。


 続いて,父上は名簿を二つとる。


「続いて…新設する『教育相』を任命する」


 この場に居る,貴族や官僚たちは不思議な顔をしている。


「『教育相』には,レン=ラインブルー第一王子を任命する!!」

「はい!!」


 僕は,玉座から立ち上がり五段程の階段を降り父上に向かってひざまずく。


 父上は,二つ取った名簿の内の二枚目に持ち替え……


「そして,宰相の任命に移る前に王国として,宰相は廃止し新たに首相を新設する」

「陛下!少し,よろしいでしょうか??」


 宰相を廃止し首相を新設…多くの貴族家が不思議に思っている。王国において,宰相は国王に次ぐ国内ナンバー二の役職だ。


 その役職が,廃止になって新たに『首相』が新設される。宰相の地位を狙っていた貴族からしたらある意味死活問題なのだろう。


「なんだ??」

「首相とは,いったいどんな大臣職なんでしょうか??宰相というナンバー二の大臣職を廃止する理由がわかりません……」

「『首相』も『宰相』と同様に,王国内ナンバー二のポジション的な役割の予定だ!ただ,王国内の宰相の仕事内容なども含めを『首相』を新設することにした」

「わかりました」


 どうやら,王国の人達は『首相』という概念がなかったようだ。


「『首相』には,レン=ラインブルー第一王子を任命する!レンは,教育相とも兼務するため…今後,大臣関連の書類には『レン首相 兼 教育相』と記載するように!!」

「かしこまりました!!」


 かくして…僕のラインブルー王国での『首相 兼 教育相』就任が,正式に決定した。


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