111話 えっち確認
【★☆★読者の皆様へのお知らせ★☆★】
あとがきに、
とても大切なお知らせが書いてあります。
最後まで読んでくださると嬉しいです。
俺はJK姉菜々子が、北海道大学のオープンキャンパスに参加するため、つきそいで北海道に旅行へ来た。
そこへ、俺の仮の恋人、JK妹あかり、作家るしあ、そして義妹みどり湖が、さみしくなって押しかけてきたのだ。
俺たちの泊まっているホテルは、開田高原氏の所有するホテルの一つだったらしい。
孫娘の婚約者が俺と知った支配人は、ホテルの一番高い部屋に通してくれたのだった……。
「うわー! すっごーい! めっちゃひろいじゃーん!」
あかりが部屋に着くなり感想を述べる。
確かにかなり広かった。ホテルの部屋の中にいくつもの小部屋があるのが、廊下を見てわかった。
「お姉見てこれすごいよ! 窓の外に露天風呂! しかもジェットバスだよジェット!」
「……わあ! すごいねあかりちゃんっ」
テンションの高いJK姉妹。あかりたちが東京から来たことに対して、菜々子は特に嫌がってる様子もない。
まあ菜々子が良いなら俺も是非はない。
「お兄」「お、おかや」
みどり湖とるしあが、顔を近づけてくる。いやに深刻そうな顔だ。
「どうした?」
「お兄その……」「その……同衾、した、のか?」
「どうきんって……」
多分菜々子と一緒に寝たのか、と聞きたいらしい。
寝たというのは文字通りじゃなくて、性行為の暗喩だろう。
「してないよ」
「「ほ、ほんとに……?」」
「ああ」
ほっ、と息をつくみどり湖とるしあ。
「……てか、なんでるしあ、あんたが安堵してんの? あんたお兄とやったんでしょ?」
「や……そ、その……やはり気になるではないかっ!」
るしあは大人びた雰囲気を醸し出してるが、こうして友達とわいわいしてるほうがいいと思ってる。
無理して背伸びし、【開田の娘】としてふるまうより、流子の素を、出していった方が、この子のタメになるんじゃないかって俺は思ってる。
「なになにー? 何の話してるの-?」
「……あかりの心配が杞憂だったって話だし」
「! へ、へえ~……そ、そっか~……」
ふにゃふにゃ、とあかりが緩みきった笑みを浮かべると、俺のとなりにやってきて、肘で脇腹をつつく。
「おかりん、こぉんな美少女と二人きりなのに~。手ぇ出さないなんて、さては意外とウブ?」
「いや、そういうわけじゃ」
「そーだよあかり。あんた、お兄がもう一花サンとるしあとやったの忘れたの」
「そ、そうだった! ああもう、どうしてこんだけアタックしまくってるアタシが最後のほうなんだよお~! もぉ~!」
ぎゃあぎゃあと騒いでる姿を見て、菜々子が微笑んでいた。
菜々子は静かなとこのほうが好きだけど、こうして友達と、妹たちと、楽しく旅行できてることがうれしいみたいだ。
菜々子が喜んでくれてることが、俺にとってはうれしいと思うのだった。
【★とても大切なお知らせ】
新作の短編投稿しました!
タイトルは、
『異世界を行き来できる俺、現実でも無双できるけど田舎でスローライフする~30歳の誕生日に冤罪で会社をクビになったが、田舎の祖母の家で異世界への扉を発見。異世界で無双し現実で働かず趣味に興じる~』
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