37/37
公募用あらすじ
公募用のあらすじです。
佐藤千尋は高校の卒業式で幼なじみの藤河徹が有栖川麗奈に告白されるのを見てしまう。
その瞬間、千尋は徹のことが家族や友達としてではなく、恋愛対象として好きなのだと気付く。卒業式が終わった帰り道、千尋は一体いつからこんなに好きになってしまったのか、回想していく。
初々しい中学入学、部活、友人の恋とその失恋の悲しさ。部活の先輩からの告白、葛藤の末、断った辛い体験。それらを経験し、心も体も少しずつ成長しながら千尋は徹への想いをはぐくんでいく。中学を卒業、高校への入学。高校のアイドル的存在、有栖川麗奈というライバルの登場に心揺れながらも、気が付かないままに想いは募る。
回想は戻り、卒業式の帰り道。有栖川の告白を目撃した千尋はとぼとぼと家路につくが、追いかけてきた徹に告白される。
息を吸うように当たり前の存在を失う苦しさが、告白で吹っ飛ばされた。




