泣かないクリスタル:恐怖の中を歩いたシンデレラ
音は大きくなかった。
親密だった。
恐ろしいほどだった。
溶けた氷の血管のように、パチパチという音が妹の指を走った。それはガラスではなかった。皮膚だった。
「妹さん…手の感覚がないんです。」
ガラスは妹の手のひらの中で震え、恐怖を味わい、そして飲み込んだ。王国の広場には、すでに彫像があった。動かない少女たち、完璧な水晶の層の下に涙が石化していた。彼女たちは生きていた。彼女たちは見られ、声も聞こえた。しかし、叫ぶことはできなかった。
呪いは殺すのではなく、閉じ込めるのだ。
その夜、妹が腕を肘まで組んで眠っている間 ― すでに半透明になっていた ― 私の中で何かが崩れ去った。希望ではない。無垢さ。泣きたかったが、涙を飲み込んだ。もし涙が流れ落ちたら、妹に見られるだろう。そして、私は妹にこれ以上恐怖を感じさせることができなかった。
司祭たちは「神の意志」と呟いた。貴族たちは扉を塞いだ。王子は夜明けまで祈りを捧げた。誰も行動を起こさなかった。
私は別れも告げずに王国を去った。真の恐怖を抱えながら歩いた。孤独に死ぬこと、不十分な存在であること、遅すぎる到着。
毎晩、私は彼女の夢を見た。結晶化した瞳は、内側から訴えかけていた。
数日後、私は神託の廃墟に辿り着いた。包帯を巻いた女性、白い瞳。
「灰色の子よ、願い事は?」
「魔女を殺すこと。」
乾いた笑い。「何人が試みたか知っているか?」
「いいえ。」
「全員死んだ。」
私は視線を落とした。「では、死なない方法を教えてくれ。」
静寂。砕けた石の間を風が吹き抜ける。
神託は私の中に勇気ではなく、恐怖から生まれた決意を見た。彼女は私を訓練することに同意した。
それは英雄的ではなかった。残酷だった。
彼らは痛みを無視することを教え込むために私の皮膚を切り裂いた。未完成の彫像からの囁きを聞かせた。手のひらが霜のように硬くなるまで、魔法の水晶に手を当てていた。
「恐怖は消えない」と彼女は言った。「残る。使いなさい。」
黒水晶ヒュドラと対峙した時、私はもはや子供ではなかった。生きた傷跡だった。
五つの頭。五つの囁き。
「遅すぎる。」
「彼女はあなたを憎むだろう。」
「あなたは十分ではない。」
「失敗だ。」
「あなたは死ぬ。」
一撃ごとに私の体は硬直した。半透明の太もも。空洞の脇腹。核を貫くと、私は膝から崩れ落ちた。左腕は純粋な水晶だった。
もう時間は残されていなかった。
魔女は永遠の彫像に囲まれた祭壇で待っていた。完璧な青春。完璧な牢獄。
美しい。とても美しい。
「妹のために来たのね。いつも誰かのために来るのよ」
「彼らを解放して」
悲しげな笑み。「私にも妹がいた。彼女が老いていくのを見てきた。死ぬのを見てきた。一人になりたくなかった」
儀式が震えた。首がポキポキと音を立てた。
「死にたくない」と彼女は囁いた。
理解した。悪意などない。純粋な恐怖。あまりにも深く、自らの命と向き合うことを避けるため、他の命を食い尽くすほどだった。
戦いは大地を砕いた。ガラスが顔にこぼれ、足は動かなかった。それでも私は前に進んだ。ひび割れが次々と。
「あなたも怖いのね!」と彼女は叫んだ。
私はかすかな目で彼女を見た。「ええ。彼女を失うのが怖い。失敗したら憎まれるのが怖い。死ぬのが怖い」
もう一歩。「でも、とにかく来たの」
剣が彼女の胸を貫いた。
儀式は崩壊し、彫像がひび割れた。魔女が私の首を掴んだ。
「どうしてそんなに怖がりながら歩けるの?」
私は囁いた。「愛することは死ぬことより怖いから」
彼女は消えた。
王国の水晶が砕け散った。
姉が目を開けた。他の者たちは息を呑んだが、生きていた。
私は倒れた。体のほとんどがガラスのようだった。心臓だけが人間の鼓動をしていた。
彼女は私を抱きしめ、泣いた。
冷たい水晶に熱い涙が流れ落ちた。
そして水晶は砕け散った。魔法によってではなく、熱によって。生命によって。
祝賀ムードの中、私は目を覚ました。肌の下で傷跡が光っていた。恐怖はまだそこにあった。これからもずっと。
しかし、私は理解した。恐怖は勇気の敵ではない。恐怖は勇気の燃料なのだ。
ガラスが割れる限り…私は歩き続ける。
そして静寂の中、最後のひび割れが。
ガラスのひび割れではない。灰が落ち着くまで。
灰は泣かない…
ガラスが割れるまで。
そして今、ついに彼らは泣く。
終わり。
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