アクアリウム 93年
2024年5/4深夜〜5/6深夜 タブレット端末にて執筆し脱稿 即日投稿 そういや此れも"カタコンベ"同様、ケイブダイビング扱った作品だった 形式的にはホラー小説で出版されてたので登場人物は皆醜悪だったり気持ち悪い陰キャラばかり(苦笑) 初めて此れ読んだ時は黙って近所の古本屋に流したなぁ 良いね1つありがとうございますm(_ _)m
【 東京都だけど辺境 山梨県堺近くの奥多摩山中の地底湖で2週間前に消息を絶った友人の死体を探す陰惨な搜索に駆り出された長谷川正人が出逢った其れは果たして本当に未確認生物だったのか? この頃も割とリアルタイムで酷かった安易な公共工事による限界集落の活性化とか自然保護なんてあくまでも国から補助金等、公金チューチューする為の口実だと割り切るリベラルの醜悪さ加減とか色々詰め込んだ多分ホラー小説 なお映像化はまず不可能 】
★なにせ主人公筆頭に登場人物みんなリアルに居そうな嫌な奴だったり気持ち悪い主人公 そんな男性陣に負けず劣らずな殆ど妖怪レベルな女性陣 でも辺野古基地建設とか明治神宮外苑の再開発問題のドタバタ含め今も色褪せない物語
多分ホラー小説
篠田節子 著
93年スコラ社刊 96年新潮社にて文庫化
2011年 集英社文庫化
令和6年5月5日 一昨日に長年入院中だった母方の親族が80半ばで早逝したのでゴールデンウイーク後半戦突入したけど喪主到着まで火葬や遺体安置のあれやこれでドタバタしてる母や叔母の連絡要員として自宅待機中 スマホで連絡取れば良いじゃんと平成生まれからツッコミ受けるでしょうが昭和二桁世代って意外とそんな遣り取りするより家に駆け付けたり滅多に使わなくなった固定電話で連絡取ろうとするから留守役が要るんだよ という訳で天気はものの見事に行楽日和だけど仕方無いから手慰みにこの間購入した四式戦疾風のプラモを組み立て塗装し1部デカール貼りまで終わらせました 流石にヘッドホンで何時もの如く映画楽しむのは不可能 文章書こうにもちょくちょく連絡来るから本当に落ち着かん 与那国から喪主が到着するのはGW明け 葬儀社もお休みだったのでお寺に頼んで遺体安置 明後日までは身動き取れない日々が続きます
流石に映画取り上げてる余裕無いので前回に引き続き篠田節子先生の長編小説を 確か殆どエロ雑誌だった20代向け情報誌スコラに連載されてた様な気がするけど テーマがテーマ故、映像化どころかラジオドラマ化もされていないので検索しても裏取りが取れない なおスコラ社は1999年に倒産し同年スコラマガジン社に版権引継がれ月刊化したものの2010年に事実上廃刊 ぶっちゃけ私はエロがイマイチだったから本屋で見掛けても結局買わなかったな ネットニュースと違い新情報によるデータ更新が出来ない上にゴミとして積もる紙媒体の総合情報誌って創刊直後から既に時代錯誤でした
小見出しにも書いた通りこんな陰鬱で滅茶苦茶リアルなシチュエーションホラーを取り上げようと思い付いたのは辺野古基地反対運動放り出し早速駆け付けた叔母との遣り取りから 叔母は基地建設そのものに反対してる御花畑な生物では無く、私同様に折角国費注ぎ込んで作るなら自衛隊基地にするべきだとの理由で動いてます 幼い頃にクラスメイトをアメリカ兵のレイプ殺害により失ったトラウマ体験から国防はやはり国軍が担うべき アフガンやウクライナの様にもしそうなったら真っ先に尻に帆を掲げ逃げ出し兼ねないアメ公なんざ信用云々以前の問題だ 例の中共の飼犬やってる自称県知事の電球ハゲとその取巻きばかりNHKや民放テレビ局も取り上げますが米軍基地に反対してるのは寧ろそんな輩が圧倒的に多い 無防備マンなんてフザケた輩は実際の所、少数派なのを理解してないとまんまと騙されますよと警告込めつつ
【 心を病み殆ど寝たきりで人生終えた父親の様には終わりたくない 頑張っても華やかな生活とは無縁なアラサーの区役所局員=長谷川正人の癒やしは、ケイブダイビングと独り暮らしのマンションに装備整え鎮座する水槽を泳ぐシクリッドの群れを眺めること 陽キャラ演じる典型的な陰キャラが例えダイビングスクールからの腐れ縁とはいえ刹那主義で主人公より遥かに金持ちで彼女以外にも女の影が見え隠れするDQN 故 有賀純一の交際相手 澪の無理強いに唯々諾々と従うのか? 多分横恋慕どうこう以前に卑屈な自分と同じ陰キャラだったからかも 新潮文庫版を古本屋送りにしてから早○○年 やっぱりこのヒロインも後半戦のヒロイン格となる伊丹俊江も大概ひとでなし(笑) 】
★シクリッド:カワスズメ科のカラフルな熱帯魚 色違いも含め沢山居るけど沖縄でお馴染みなのは海の其れと近似種のテラピア 此処のテラピアはアフリカ産でアメリカ軍が食用としてあのアフリカマイマイ共々持ち込んだけど誰も食べなかった
全長3mで体重は推定200kgを越えている其れは半透明の薄いピンクの皮膚に覆われたまるで潜水艦を思わせる眼の退化した魚竜 山岳信仰者から水神と敬われた齡126年を生きてきた"彼女"とケイブダイバー長谷川正人の出会いは偶発的な不幸から 奥多摩の山中で六年前に偶然見付かった危険な地底湖 此処で2週間前に遭難し警察やプロのダイバーまで総動員した2日間の捜索でも見付からなかった親友 有賀純一を探して欲しいと故人の彼女澪に延々電話越しに泣き付かれ主人公は惚れた弱味で再び11月半ばに地底湖の中へ 冷水の中で突如錯乱状態となりロープを切断 背中の酸素ボンベもほぼ空となり二重遭難に陥る筈だった正人を生還に導いたのは巨大なケイブフィッシュの様な何かが伝えるテレパシーの様なイメージ
澪は端から頼りにならない 迂闊にもDQNな友人を他愛もない冒険譚で死地に追い込んでしまったケジメはつけなければ 物語は親族と疎遠で本職区役所職員な主人公のストレス溜まる日常風景のスケッチと彼の異常とも言える水性生物に対する拘り云々 4年前に不可抗力で関わり持ってしまった情緒小学生以下な純一や澪との出会いを挟みつつ 其れから1週間後の週末、主人公は彼女に手助けしてもらう形で純一の水死体を回収 ちなみに遺体の大半は地底湖に迷い込み命落とした生き物の腐肉混じりの泥を糧とする彼女に食べられていた 過疎に追詰められる奥多摩の住民がうっかり流出させたバッド・トリップする成分含む危険な除草剤による精神錯乱の可能性を仄めかしつつ綴られる主人公主観による彼女とのテレパスによる交流
東京都の水源地だし山野には絶滅危惧種のクマタカが暮らすから地上部を切り開く訳にはいかない 彼女の存在を知りつつも過疎集落を活性化するため強行されるスーパー林道トンネルの建設工事 身も心も孤独な彼女に魅せられた正人はスーパー林道建設工事に反対する野党の紐付きな自然保護NGO団体代表の尾崎正治や2人目のヒロインでその声や容姿は彼女と澪を彷彿させるNGO事務総長 伊丹俊江(本業は地元農協職員)と交流深めながら何とか彼女を保護しようと奮闘するも単なる条件闘争でしかない自然保護運動の醜い現実に心折られ 陰鬱な描写ばかりになるので細かいエピソードはばっさり省くけど溺死した純一同様に影で金持ちのイケメン取っ替え引っ替えしてた澪やらアル中で度々弟に生活資金集りに来る主人公の姉によりどんどん精神的に追い詰められてゆく
手製爆弾による政治家への脅迫は鯉の居る池を吹き飛ばす形で終わり 自身の正体を知った主人公を社会的に破滅させる為、豹変した澪は付き纏い行為繰り返す 実は逃亡犯でかつて空港建設に反対し爆弾テロで警官殺した過去を持つ伊丹淑江 トンネル崩壊させる破壊力持つテルミット爆弾の製造 だが何もかも手遅れだった 水質汚染により彼女は衰弱死 澪の通報により官憲にテロリストとして追われる主人公 二度目の爆弾テロで彼女の後追い自殺を敢行する筈だった主人公の襟首掴み救い出したのはかつての自分の様に視野を狭め間違いおかしたアホウをどうしても見捨てられなかった淑江 山々と共に崩壊した巨大トンネルから吹き出した濁流は新たな地底湖の礎となる 彼女は主人公だけが見ていた幻だった そう断言するヒロインは未だ心折れたままな主人公を叱咤激励し逃避行へ
「 行こう、逃げ切れるかどうか分からないけど奥多摩の森は懐が深い 」
主人公の魂に囁やき掛けるかつては彼女だと思っていた世界からの声 物語は敢えて結末を見せない形で幕を閉じる
2024年5/17 暫定17話 監禁/DEVOT 02年 新規割込み投稿
2024年5/30 暫定21話 スイッチバック 97年 新規割込み投稿
2024年5/11 暫定28話 パラダイス・アーミー 81年 新規割込み投稿




