レクイエム 09年
2024年1/28〜1/29 タブレット端末にて執筆し脱稿 新規割込み投稿 リーアム・ニーソンさん主演だけど結構地味め
【 異教徒を殺して誰もが羨む漢になろう……裁判で無期懲役喰らって漸く自分が恥知らずで愚かな人殺しでしか無かった事に気付いた犯行当時17歳の主人公 彼への恨みを募らせる兄を見殺しにしたと母親から責められて育った当時8歳だった元少年の憎悪の連鎖は何時終わる プロテスタントが暮らす北アイルランドとカトリックが暮らす南アイルランド 今更歪み果てた憎悪を捨て手を取り合うのは不可能だから距離を置くのは正しい選択なのかも 】
★多分見終えた後、そんな気分になる物語 イデオロギーが絡むと元は同じ民族でも永遠に殺し合う
原題:FIVE MINUTES OF HEAVEN
至福の5分間 タイトルの意味は本編あらすじにて
イギリス/アイルランド合作 TV映画
公共チャンネル BBC Twoにて放映
2009年 アメリカ劇場公開作品
日本では同年東京国際映画祭でのイベント上映のみ
2010年DVD化しレンタル開始⇒多分殆ど扱ってません
令和6年1月29日 かなりブラックな職場でバイト時代含めるとかれこれ四半世紀近く土日祝祭日も休めない生活してた私自身は通販やら宅配頼む時はなるべくそんな日を避ける様にしてるけど 肉親や親族が買い物するの大変だから便利で安いからと割と頻繁に利用するAmazonの配達は休めない 其れは別に海外に限った話でもなく内心申し訳無いと思ってるんだけど もしかして喧嘩売ってんのかとインターホンも鳴らさず殆どTVドラマに出て来るサラ金の取り立てみたいなノリで無言でドアをぶっ叩き 辺りに聞こえる大声で居留守使ってんのかと罵るアホウは本当にいただけない 見た目反社の鉄砲玉みたいな立ち振る舞いと姿でイキる自称配達員に誰だ貴様と怒鳴り返したから滅茶苦茶ビビってたけど不快感は晴れないな ちなみに普通に声掛けする配達員には夏場は冷えた御茶缶や缶コーヒーまたはオロナミンCぐらいは提供してるけどね……お前二度と来るなと書きたくもなります
あんな輩に怒るだけ人生無駄にしてる様なモノだしシャワー浴びて軽く不貞寝したから漸く気分転換を とは言え先週木曜日辺りから色々トラブルと臨時出費嵩んでるし迂闊にも土曜日夕方に報道特集の特定少年に対する死刑判決までの加害者母親の醜態をテレビで駄々流す悪趣味なあれやこれ見てしまったので今回は憎悪の連鎖だの毒親や周囲の同調圧力が絡むそんな物語を取り上げてみようかと なお2021年10月12日、山梨県甲府で発生した交際断られたから相手の両親をナタで殺し妹大怪我負わせて家に火を放った屑=当時19歳の遠藤裕喜被告が仕出かしたその犯罪知ったのはよりにもよってその翌日の"めざまし8" 胸糞悪かったけど定期健診で訪れた病院の待合室で流されてたの覚えてます そーかアレ死刑判決出たんだ……交際断っただけで人生滅茶苦茶にされた姉妹の悲惨さ考えると死刑ですら生温いと感じるけどバケモノを生み出したその親とやらも大概屑でしたね 撮れ高目当てで番組作り流すTBSって本当に人間の底辺だよなと心の底から軽蔑しつつ 雑な前振りだけどテンション駄々下がりなので勘弁を
身バレするからなるべく書きたく無かったけど かつて私も家族もあの番組で被告の謝罪も助命も望まない人非人呼ばわりされたので尚更な 後日、加害者の肉親とやらにバールで襲撃され危うく殺され掛けました 脅されるがまま住所教えたマスゴミには恨みつらみしか有りません
【 こんな前振り書いた1月29日未明、約50年前に起きた連続企業無差別爆弾テロの実行犯の1人=桐島聡を名乗る愚かな老人が末期癌により死亡しました ワイドショーではずっとこの話題取り上げてるけど視聴者騙る誰かのクレームや犯罪予告が怖いのかテロリスト達がどれほど残虐な行為仕出かしたのか映像見せようとしませんね 実際どれだけ悲惨だったかはレンタルDVD出てる"衝動殺人 息子よ!"をどうぞ 但し吐き気を催そうが自己責任で ちなみに被害者は誰1人救済措置取られていません 少なくとも数千名のその家族の人生滅茶苦茶にした筈なのに 】
★加害者と被害者の対峙と和解が売りのテレビ対談"マンスブリッジの1on1"は放映当時、カナダCBCニュースネットワークの看板番組 こんなものが売りとなってる辺りTBSの報道特集を嘲笑えない
北アイルランドにおけるアルスター義勇軍とIRA及びそのシンパ達による陰惨な内ゲバの犠牲者は推定3720人 なお死刑廃止制導入によりその実行犯の殆どは釈放され野に放たれた その理由は以前紹介したノンフィクション映画"父の祈りを"の原作本や映画閲覧すれば理解出来るだろうが収監されたかなりの人数が逆恨みによる冤罪だった史実が存在する とは言え本作はあくまでもフィクション ぶっちゃけ家の近所にそっくりさん山程居るジェームズ・ネスビットさんやリーアム・ニーソンさんの熱演楽しむ娯楽作品として割り切った方がより楽しめます
「 過去を語らずに現在の私のことは説明出来ない…… 」 カメラに向かいそう話出すのは2008年の今は犯罪被害者のカウンセリングに関わっている元加害者アリスター・リトル イギリス領北アイルランドの港町で典型的なブルーカラーな王政支持派の家庭に育ち14歳でアルスター義勇軍の下部組織タータン・ギャングに入会 15歳で念願のアルスター義勇軍(プロテスタントの民兵)に 彼の最初にして最後の殺しは1975年10月 首都ベルファストは1922年に南アイルランドが分離独立果たして以来、カトリックを信仰する人々とプロテスタントやイギリス清教を信仰する同じ言葉を話すアイルランド人やイギリス移民が陰惨な縄張り争いを繰り広げる無法地帯だった
指導者に言われるがまま鉄砲玉に仕立て上げられた当時17歳のアリスター・リトルは同志達が入手した盗難車でベルファストに乗り込み その日偶々自宅に居た標的=19歳の工員ジム・グリフィンを射殺 偶々現場に居合わせた当時8歳のグリフィン家の三男ジョーを半ば無視する形で現場から逃走 その後車焼き捨て何食わぬ顔で週末のパーティに参加するも未成年者の口は滅茶苦茶軽く呆気なく捕まり無期懲役 但しチャールズ皇太子とダイアナ妃の結婚式による恩賜で12年の刑務所生活を終える 結果的に兄が殺されるのを怯え見ていたジョー・グリフィンのその後の人生は文字通り針の筵 心折れた父は8ヶ月後過労死し三男を卑怯者と悪様に罵る母は程なく長兄と共に薬物の過剰摂取で死亡 当時パン屋に努めていた姉も後を追う様に物故し塗炭の苦しみを味わいながらも必死に生き抜いていた
当事者を除き北アイルランド紛争が昔話となった33年後 カナダCBCテレビの対談番組に半ば強引に出演依頼持掛けられたジョーを苦しめるフラッシュバック カウンセリング業で多くの犯罪被害者の心をケアしてきたものの自身の原罪とは未だ向き合えないでいたアリスター ロンドン郊外の元貴族の屋敷にセッティングされた対談と和解の舞台 被害者と加害者以外はその大半が皆お花畑な頭がおめでたい輩を占める 恨み辛みを拗らせたジョーは"至福の5分間"のためにアリスターを隠し持っていた刃物で刺し殺す積りで居たがウラジオストクから此処に流れてきたロシア人移民でアシスタント役の若い女性ヴィカから まるで流刑者か抜け殻同然な孤独な人生送って来たらしいアリスターの暮らし振りに動揺、同時に耐えずジョーの心を苛む母親から向けられた憎悪の眼差しのフラッシュバックに耐えられなくなり対談を拒絶 1人家族が暮らすベルファストへ戻る
独り取り残される形となったアリスターは被害者がどんな風に苦しみ和解の対談を拒否するに至ったかヴィカから聞かされ ジョーが居なくなり慌てた撮影スタッフがうっかり置き去りにした資料と写真から彼の住所や携帯電話番号を入手 33年振りに北アイルランドの生まれ故郷へ戻り未だ反カトリック運動続けてるらしい昔の顔見知り通してジョーの自宅に手紙を届けた 誰も傍観者もお花畑な余所者も居ない待ち合わせ場所は既に廃墟となって久しいクレイグの共同住宅 問答無用の殴り合いの末に2階の窓から転落し道路に叩き付けられたアリスターとジョー 「 俺はもう二度と北アイルランドへは戻らない 」 今更憎悪のままに争う意味なんて無い 家族のためにそんなモノは捨てるんだ 互いにボロボロになり震えながら背中向けタバコを吸い続けるジョーを残し姿を消したアリスター 数週間後、何とか立ち直ったジョーは妻と2人の娘に恥ずかしくない父親として犯罪被害者の会に初めて参加し何もかも吐露して幼子の様に泣きじゃくる
「 此れでもう終わりだ 」ロンドンに戻り都会の喧騒の中で世捨て人の様に暮らすアリスターに掛かってきたジョーからの最後の電話 此れからどうする? アリスターは迷った末に雑踏の中へ脚を踏み出す。
❖タータン・ギャング……英国王室をイメージするタータンチェックのマフラーやら衣類身に纏うストリートギャング 確か平成辺りは池袋ウエストゲートパークなんてドラマでカラーギャングなんてモンが流行ってたっけ あの手の流行り廃りは割とイギリスが流行発信源ですフランスもアメリカも何処となく垢抜けないので なおカトリックを支持するアイルランド人は自国の旗をイタリアぽくデザインしてます 殆ど間違い探しなレベルだけどね
❖北アイルランド紛争が極めて陰惨なのは同じ中学や高校で学びプライベートでは顔見知りだったりする隣近所の人間達が爆弾テロや誘拐に銃を手に殺し合わされたこと アリスター役演じたリーアム・ニーソンさんも台詞で語ってますが此れはイスラムにおけるパレスチナ人とユダヤ人の関係も同じだったりします 仲良くなんて出来ません 敢えて互いに距離を置くのが賢明な付き合い方かと




