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【第12回ネット小説大賞 受賞】【コミカライズ化決定】異世界から帰ったらこっちの世界にダンジョンがあるんだけど!?〜モテたいのでダンジョンで頑張ります〜【祝200万PV突破】  作者: ふぇありす
第8章【転生陰陽・現代聖女編】

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第22話:対策会議

すみません、更新忘れてました……。

尋問を終えた俺はアレウスさんとアミリアを含めた数名の大臣と会議をしていた。


「我が国はユウキ陛下のお陰で工作員の確保し、重大な事件を未然に防ぐことが出来ました。一部貴族に造反者が出てしまった事は残念ですが結果としては最良かと」


「そうだな、改めてユウキ殿感謝を申し上げたい」


「いえ、俺の国でもありますし。それに、普段は皆さんに執務を押し付けちゃってますので……あと、荒事のが得意というのもありますから……」


苦笑いをしながら伝えると、アレウスさん含む大臣さん達が笑う。


「すまないすまない。だが、確かに今の我が国に足りない物が国防でもあるしな。政治は知恵者が集まれば事足りるが、絶対的な力というものは周囲の国をも照らす光にもなる、その光が強ければ強き程悪しき者は顔を背けざるを得ないからな」


その言葉に部屋に集まった皆が頷く。


「そう言ってもらえて幸いです。それで、少し聞きたいんですが貴族で裏切った人たちの背後関係ってわかりますか?」


俺の言葉に眼鏡をかけた若い大臣が立ち上がる。


「はい、今現在調べられている事柄ですが。造反貴族達は足しげくユークニアの娼館に通っていました」


「娼館かぁ……ウチの国は今休止中だからねぇ……」


王都決戦での被害者がそこそこ市民にも出てしまった、丁度いい機会なので戸籍の再整備をする事になり、娼館や奴隷市場というコロコロと人の出入りがある部分の休業をお願いしてるのだ。


「それで、その貴族達は頻繁に通ってたのもあり、身持ちを崩していたらしいです」


本来は貴族が居なくなったりとかで、各地の領地の税をかなり削減していたのだが、その貴族達は愚王時代より多い税を取っていた様だ。


「どうやら、我々が忙しいのを見越して色々と悪さをしていた様だな……」


提出された裏帳簿を見る、なんというか凄く酷い。税の殆どを右から左に娼館につぎ込んでいる。


「その貴族は、そんなに好色家だったのか? 私の記憶の中では好青年だと記憶していたが……」


アレウスさんがため息混じりに言う。


「はい、屋敷に勤めていた使用人達から聞いた話ですが。数カ月前までは真面目に働いてそうですが、魔道具の買い付けでユークニアに行ってから様子がおかしかったそうです」


「なんか、その話を聞くとユークニアがヤバい国に聞こえますね……」


「そうだな……誰かに調査をしてもらうか……」


アレウスさんの言葉に全員の視線が俺に向く。


「いや、娼館とか行ったら殺されるからね!?」


「そういう訳じゃ無いわよ、私達と視点が違うユウキなら街の様子だけでも違和感がわかると思ってるのよ」


ジト目で俺を見て来るアミリア。いや、本当に娼館とか行かないからね!?


「だとしても、どうやって潜入する?」


「そうよねぇ……」


悩んでいると、意外な人物が手を挙げた。


「それでしたら、私達がお手伝いを出来るかもしれません」


教皇のレノスが少しだけ気まずそうに言う。


「実は、最近リームス教国からユウキ陛下とアミリア王女を国にご招待したいと請願の親書が途轍もない量が届いておりまして……」


「リームス教国って……あの?」


「はい、今代の聖騎士と聖女であるお二人を、一度お招きして歓待したいそうなんです。というかいつまでも独占してないで我が国でも、もてなささせろという事です」


「「歓待……」」


(あの装束の人達がもてなすって何をするんだろう……)


アミリアと顔を見合わせる、若干引き気味だが国の立地的に視察(偵察)が可能な有難い申し出だ。


「そうしたら護衛を50名程付けて行ってもらおうか、半数は神殿騎士で固めてもらおう」


「畏まりましたアレウス様、いい機会ですし神殿騎士の中でも選抜大会を行い優秀な者を付けましょう」


「そうだな、我が国もいい機会だ、騎士団の人数不足もあるし再編成も兼ねて大々的な選抜試験を行おう」


「ア、アレウス様、流石に人手が足りな……」


「そこは、嫌でなければノーブルブラッディにも声をかけましょうか?」


俺が助け船を出す、というか向こうの国(ノーブルブラッディ)でもやろうかな?


「えぇ!?」


「いや、折角だし俺の直属という権限で人間族と魔族の混成騎士団でも良いですよ。互いに譲れない部分はあると思いますが、王都決戦では協力して戦ってましたし」


「そうだな、双方の国の王であるユウキ殿であれば実現可能だろう」


アレウスさんが大きく頷く、後は俺がノクタールさんに相談すればいいか


「じゃあ、もしノーブルブラッディとの共同開催であれば……ミローズで良いかな?あそこの郊外は広大な草原ですし」


「かしこまりました、後で書類をしたためますのでミローズ領主へお届け願えますか?」


「わかりました、じゃあ方針が決まったので俺はノーブルブラッディに寄ってから学校に戻りますね! アミリア、夜に迎えに来るよ!」


「はい、気を付けてねユウキ」


アミリアと軽くキスを交わしてノーブルブラッディ経由で学校に戻るのだった。



これからの更新なのですが、ストックがそろそろ限界ですので20日からは3日に1話のペースになるかもです……すみません。

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