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【第12回ネット小説大賞 受賞】【コミカライズ化決定】異世界から帰ったらこっちの世界にダンジョンがあるんだけど!?〜モテたいのでダンジョンで頑張ります〜【祝200万PV突破】  作者: ふぇありす
第7章【魔王誕生編】

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第73話:最終決戦に向けて・貴族との会食①

「ごごご、ごめんなさいぃぃぃ!?」


「あ、あぁ……大丈夫大丈夫、気を抜いてただけだから。ほら、怪我も無いし」


ただ単に宙に舞っただけなので、平然と答える。


「ででで、でもぉ!?」


「ラティティ、大丈夫よ。ユウキは頑丈だから」


「むしろ、扉の方が駄目になってますね……」


「ユウキさん……頑丈過ぎません?」


「ユウキおにーちゃん……凄い……」


いや、凄くは無いだろ……。


「あはは……とりあえず扉を治しちゃおうか……『——復元』」


俺との衝突によってヒビが入った扉を修理する、それからラティティに落ち着いてもらい話を聞く。


「ノクタール様より、明日の貴族との面会にユウキ様も出て欲しいとの事をお伝えに上がったんです」


「了解、その事を丁度皆と話していたんだ」


「そうなのですか?」


キョトンとした顔で応えるラティティ。


「うん、リリアーナだけに任せるのはかなりの負担だったし、俺達の方も目途がついたからね」


「かしこまりました! ではノクタール様に伝えてきますね!」


騒がしく出ていくラティティ、最近元気さが増している。


「皆、俺もノクタールさんのとこ行ってくるよ」


「わかったわ」


「お任せします」


「お願いします」


「いってらっしゃーい」


皆に見送られ俺は部屋を出た。



◇◆◇◆◇◆◇◆

翌日、俺は昼からの面会の為、聖騎士の服を着て貴族との挨拶をする為、貴賓室で控えていた。


「ふぁぁぁ……眠い……」


昨晩は結局、今日の仕込みで寝たのが朝だった。


「終わったの朝だもんなぁ……」


頭を搔きながら待っているとノックの音がした。


「はい、どうぞー」


その返答に扉が開きリリアーナが入って来た。


「お待たせしました優希様♪」


「おぉ……綺麗だね」


鮮血の様な赤い色のドレスに瞳程の大きさの宝石のネックレスを着けている。


「ありがとうございます♪ そう言ってもらえると選んで良かったです♪」


上機嫌なリリアーナが隣に座る、俺が一応この世界での上座へ座っているのでその左側だ。


「優希様、今日は何人と面会が入っているんですの?」


「あぁ、それなんだけどね……」


俺が昨日ノクタールさんと話したのは今日の面会を会食形式にしてしまおうという事だった。


「これなら会食だし皆に負担もかかり辛いからね」


「優希様……」


嬉しそうな顔をしているリリアーナ、すると再度ノックがされアミリアとセレーネが入って来た。


「おぉ……二人共良く似合ってる……」


アミリアはオレンジのサマードレスで思いっ切り肩が出ている、セレーネは昨日の袴を着ている。


「あ、ありがとう……」


「ありがとうございます!」


二人共喜びながら、アミリアは右側へ、セレーネはどこにしようか悩んでいる様だ。


「あぁ、セレーネ。今日は会食だからリリアーナの横で」


「そうなのですね! かしこまりました!」


嬉々としてセレーネの横に座る、席の配置上一番遠くなってしまうのは申し訳ない。


「ゴメンね、一番遠くて」


「いえ! 対外的に私の身分を考えたらこの位置が普通ですから!」


後で甘やかしてやろうと考えてるとアミリアが袖を引いてきた。


「ユウキ、今日の来る貴族の人わからないんだけど……」


「あーうん、俺もよくわかってないけど。侯爵が2名、伯爵が3名だって、確か名前は……」


何だったけなぁ……。


「優希様、侯爵はイザノーラ侯爵とフィリアン侯爵で、伯爵はレティアス伯爵とバルドル伯爵とコルヴィア伯爵ですわ、イザノーラ侯爵とコルヴィア伯爵は女性当主でございます」


リリアーナが補足してくれる、貴族の人と会うの苦手なんだよなぁ……。


「私、覚えきれるかしら……」


「私も心配です……」


アミリアもセレーネも心配そうだ。


「どうにかできないかなぁ……会食……パーティー……結婚式……」


日本での数少ない会食を思い出しながら悩んでいると、閃いた。


「そうだ、席札を作ろう……」


「席札?」


「ですか?」


「優希様、それはいったい?」


首を傾げる三人に日本でやった食事会の事を説明する、するとリリアーナはわかった様だ。


「それでしたら、問題無いですわね。特に礼を失してる訳ではありませんので」


「よかった、じゃあ作っちゃおうか」


空間収納アイテムボックスから綺麗な便箋や金の刻印がついた紙を取りだす。


「リリアーナ、どれが良いかな?」


「えっと……この紙が侯爵でこの紙が伯爵で良いのではないでしょうか?」


「わかった、じゃあ頼む」


「はい、わかりました」


リリアーナがスラスラと両面に書いて行く、そして席札をこちらに置くと名前が確認できる。


「リリアーナ、セレーネ。二人共読めますか?」


「大丈夫よリリアーナ」


「はい、リリアーナ様!」


少し小さいが二人共問題無く読める様だ。


そうこうしていると扉がノックされた。


作者です。


本日も読んでいただきありがとうございます!

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