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【第12回ネット小説大賞 受賞】【コミカライズ化決定】異世界から帰ったらこっちの世界にダンジョンがあるんだけど!?〜モテたいのでダンジョンで頑張ります〜【祝200万PV突破】  作者: ふぇありす
第5章【インターミッション】

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第44話:夕食後の報告会②

宮田総理の話した内容を伝え終わってから、皆と最近あった出来事の報告をし合う。


「それで優希さんの領地ってどのくらいなんですか?」


巴ちゃんが不思議そうに首をかしげる。


「確かに、どのくらいなの?」


「ふむ……明確な単位等は無いが。私の方は、都市一つ分と穀倉地帯をなのでかなりなろう、収入の殆どは運河の通行料が元だしな」


「そうですね直轄領も基本は穀倉地帯、で街が一つ分位でしょうか?」


取れる小麦の量は、かなりの量らしく、基本は税については問題ないそうだ。


「それなら良かった……知らぬ間にとんでもない事になってるんだもんなぁ……」


「ですわね、特に問題も無さそうなので良かったですわ」


とてつもない爆弾を気付かぬ間に処理し終えた俺達だった。



◇◆◇◆◇◆◇◆

「それで、次はメアリー達かな?」


「はい!」


「そうですネ」


ユキの勉強を見ていたメアリーとユキが反応する。


「それでユキはどこまで進んでるんだ?」


「そうですネ、カリキュラムとしてハ、小学校4年生くらいまでですネ」


「早いねぇ……」


「そうですネ、春までにはマナー等も終えますのデ。巴さんが入っていた中学校には入れますネ」


「凄いな」


「すごーい」


「凄いですね」


「ユキさん、何かありましたらご相談してくださいね、麗華院れいかいんはある程度顔が効きますので」


巴ちゃんがニッコリと笑う、確か凄い名門校だった様な……巴ちゃんの中学校。


「そういえば、巴ちゃんは高校どうしてるの?」


俺達も出席日数はヤバいけど、ダンジョンに潜ってたりすると補習に出れば、出席日数のカウントにしてくれている。


「それはですね、半分出席、半分リモートで受けてまして。出席日数は特に問題無いです」


「そうなんだ、それにしてもリモートで授業かぁ~」


「便利ですが、やっぱり皆さんと教室で受けてる方が良いですね、一人で受けるのは少し寂しいですから……」


切なそうな顔をして答える巴ちゃん。


「必要だったら、会社の動きを遅くしても大丈夫だよ?」


「いえいえ! 私が望んで立っている場所ですし、いまやっている異世界事業は『兵は拙速を尊ぶ』と言わんばかりの速度でやらないといけない事ですから!」


「そっか……ありがとうね」


何か恩返しをしたいなぁ……そうだ。


「ねぇ……今週の土日は巴ちゃんの予定は大丈夫?」


「えっと……大丈夫ですっ!」


スマホで予定を確認した巴ちゃんが顔を上げる。


「それじゃあ、ユキも毎日頑張ってるし! 遊園地でも行くか!」


「遊! 園! 地!!」


「わぁっ!! 場所によってはお弁当頑張ります!!」


「良いのですか?」


巴ちゃん達の顔が喜色きしょくに染まる、一方で異世界組は。


「遊園地? ですか??」


「遊園地ってあのですか?」


「それは何だ?」


「ん、楽しみ」


ユフィ以外何となくしかわかってない様だ。


「うん、色んな乗り物があったりして一日中遊べるところだよ」


「それは……良いのですか?」


「遊び専用の施設なのか……」


「少しインターネットで見ただけですが、楽しそうなところですね」


「ん、楽しい所……だと思う」


「じゃあ皆に伝えてくるよ」


とりあえず今からで、人数分のチケット手配できるかな?


◇◆◇◆◇◆◇◆

それから4日、学校に行ったりお出かけ用の服を買いに行ったりと割と忙しい日々を過ごし、土曜日になった。


「それでは皆様、準備は大丈夫ですカ?」


「「「「「はいっ!!」」」」」


「えぇ、大丈夫ですわ」


「あぁ、楽しみだな!」


「ん、楽しみ」


「でハ、皆さんチケットは持ってますね?」


ホワイトブリムの代わりにくま耳のカチューシャを着けたメアリーが皆に聞く。


(めっちゃイキイキしてるなぁ……)


異世界組と同じでメアリーも縁遠い生活だったし、存分に楽しんでもらいたいものだ。


「優希さン?」


いつの間にか目の前まで来ていたメアリーに問いかけられる。


「あぁ、ゴメン、少し考え事してた」


「なら良いのですガ……ではよろしくお願いしますネ」


「任せて、それじゃあみんな行こうか」


ホテル直通の出口から出て、俺達はテーマパークに入った。


◇◆◇◆◇◆◇◆

「うわぁ~」


「凄い……」


「まるで昨日見た本の世界だな……」


「これは圧倒されますね……」


アーリーインした俺達を迎えたのは、夢の国と言われるにふさわしいおとぎの国だった。


「じゃあじゃあおにーちゃん先に行くね!!」


「あ! 春華!! すみません行ってきます!」


「まって~二人とも~」


「それじゃあ、あっちは私が面倒みるわね、ユキちゃん行こうか!」


「はい!!」


「任せた」


「じゃあまたお昼に!」


耀はユキを伴って、駆けだした冬華達をおいかけて行った。


「それじゃあ、こっちも行こうか!」


残りの異世界組とメアリーを伴ってこっちも出発した。

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