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【第12回ネット小説大賞 受賞】【コミカライズ化決定】異世界から帰ったらこっちの世界にダンジョンがあるんだけど!?〜モテたいのでダンジョンで頑張ります〜【祝200万PV突破】  作者: ふぇありす
第4章【再びの異世界へ】

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|幕間|親達への連絡

鈴香に断りを入れて元の世界に飛んだ、そしてまず両親に連絡をする。


『―――もしもし、優希か?お帰り!どうしたんだ?』


「父さん?凄ーく突然で悪いんだけど、俺向こうで結婚式をやる事になって、多分3~6日後にやるんだけど大丈夫?」


「マジか!……何があったとは深くは聞かないが、そうだな……ちょっと待ってろ」


そう言うと保留音に切り替わった。


『———♪♬♪♬♪♬♪♬』


その間に、部屋のパソコンで綴さんへのメールを打つ。


「良いカメラを借りたいからなぁ……」


そしてメールを打ち終え送信すると、保留が終わった。


『待たせたな優希!!大丈夫だ!!休みを1週間取った!!』


「え?大丈夫なの?」


「あぁ!!優希が見つかったって事で有休を貰った!」


「わかった、ありがとう。今日母さんは?」


「この時間なら……まだ家にいるぞ」


「わかったありがとう!」


「そうだ。誠吾には、こっちから電話しとくから、優希は先に鷲司さんに電話しな」


「ありがとう、多分3日後に迎えに行くよ、今日の夜に又連絡するね」


「わかった!それじゃあ!」


通話が切れたので今度はコールがあった綴さんに折り返し通話を入れる。


『はーい、綴です』


「あ、綴さん、すみません父さんと話をしてたので……」


『大丈夫大丈夫!ゴメンねメールで返さなくて!』


「いえ、無理を言ってるのはこちらなので……」


『まぁ驚いたけどね……しかし、結婚かぁ……クソッ』


「えっと……何かありました?」


『何でもないの……何でも……親に結婚せっつかれてるだけで……』


呪詛の様な低い声で不満を漏らす……


「えっと……それでなんですが……メールでお願いした事は大丈夫ですか?」


『あぁ、それは大丈夫……機材が揃うの2日はかかるけど大丈夫?』


「大丈夫です、両親の迎えが3日後なので」


『わかったわ、それで……私も良いの?』


「はい、大丈夫です!それに、もし今後異世界を公表するとしたら、綴さんの立場も重要になりますし。こちらの世界を見るのも、良いかと思ったので」


『ありがとう……出張という事で着いてくわ……』


「わかりました、それじゃあ3日後にウチに来てください」


『わかったわ』


「それじゃあ失礼します」


『失礼します』


通話を切って今度は鷲司さんに通話をする。


『―――もしもし』


「あっ鷲司さんですか?」


『あぁ、優希久しぶり』


「お久しぶりです。唐突なのですが、今から3~6日後に結婚式を行うんですが参加できますか?」


『あぁ、大丈夫だ、詳しい事は姫華に頼む』


「わかりました」


『———♪♬♪♬♪♬♪♬』


『もしもし~優希君!お久しぶり~』


「お久しぶりです姫華さん」


何かテンション高いな。


『鷲司さんから聞いたわよ~結婚式やるんだって?』


「えぇ……それで鷲司さんが姫華さんに詳細を教えてって言ってたのですが」


『大丈夫よ~どこでやるの?』


「異世界です、向こうのお姫様と結婚するので」


『え?もう一度いいかしら?』


「向こうのお姫様と結婚するので異世界です」


『ちょっと驚いたわ……それでいつなの?』


「大体3~6日後ですね」


「わかったわ。いつ頃、優希君のお家に行けばいいの?」


「3日後に出発予定なので……詳しくは母さんから連絡があるかと思います」


「わかったわ!久々に優佳さんとお泊り~」


テンション高いなぁ、義母かあさんが楽しそうで何よりだ。


「それじゃあ、これから洋服の仕立てが来る時間なので……」


『そうなの?じゃあ急がないと。じゃあ3日後ね』


「はい、よろしくお願いします!」


『楽しみにしてるわ~』


そうして通話が終わった、時間が無いので厳徳さんに連絡をする。


『――もしもし、おう優希か』


「お久しぶりです厳徳さん、良かった……国内に居たんですね……」


『今は巴がおらんからな……代わりにワシがやっておるんじゃ』


「あはは……」


『それで何の用じゃ?』


「えっとですね……かくかくしかじか」


『なっなにぃ!!巴が異世界で結婚式をやるんじゃと!?』


「何で通じてるんですか!?」


『いやぁ……丁度お主の父親からメールが来てての』


「あっ、そうなんですね」


『そうじゃ、それでワシも参加するぞ、もう方厳ほうげんかんざしも予定は抑えておる、それと綿貫とばあやも来るぞ』


「そうなんですね、ありがとうございます」


『これも巴の為じゃからな!』


「あはは……ありがとうございます」


『それでお主録画機材はあるのか?』


「一応急ぎでえ抑えられる8Kカメラは……数台ですが……」


『まぁ良いか、見返すのにお主たちの家族もそれ位が見やすいだろう』


「じゃあ後は大丈夫ですか?」


『なんじゃ急いでおるのか?』


「はい、仕立て屋さんがもう少しで来ると思うので」


『それじゃ仕方ないな、そうじゃお主の家の隣にケーキ屋のテナントが入ったんじゃそこで手土産を買って行くと良い』


「そうなんですか?ありがとうございます」


『それではな、楽しみにしてるぞ』


「はい、ありがとうございます」


そして通話が終わり急いでケーキ屋に行きホールケーキを複数買って帰った。


なお、買ってきたケーキは、シド様とアルティティー王妃には喜ばれ、耀達には通信器越しに怒られた。

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