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【第12回ネット小説大賞 受賞】【コミカライズ化決定】異世界から帰ったらこっちの世界にダンジョンがあるんだけど!?〜モテたいのでダンジョンで頑張ります〜【祝200万PV突破】  作者: ふぇありす
第3章【英雄と愚者編】

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|幕間|綴さんへの報告

夕食、耀との就寝前のいちゃつきも終えて深夜を回った頃、綴さんへ連絡を取っていた。


「おはようございます、お久しぶりです綴さん」


「おはよー優希君、お久しぶり~」


「昨日一応メールは送りましたが、読みました?」


「読んだよ~それで大使館にも確認済み、日本政府としては二つ返事で、この依頼受けると思うよ」


「そうなんですか?」


「うん、こちらから優希君を派遣するとなると。飛行機やら、学校への断り入れとか色々手続きが面倒なんだけど、今優希君が現地に居るし渡航費用や滞在費も含めて安上がりだしね、ちなみに申請してくれれば補助金も出ます」


「そうなんですか?じゃあせっかくなんで、申請したいんですが。するとなるとどこに行けば良いですか?」


「えっとね、帰ってきたら私が直接出向いて、書類を書いてもらうよ」


「結構手間じゃないですか?」


「手間だけど、正直関係ない仕事押し付けられるから、優希君の所でだらけたいのよ」


「うわぁ…駄目人間…」


「仕方ないじゃない!前回のハーメルン事件の関係者が芋づる式で出てきてるんだもん!直属の上司もその上も皆逮捕されててんやわんやなんだもん!」


「うっ…大変ですね……」


「それにね!野党第一党の官民党の幹部やOBも関係する情報が出てきたり、冒険者に控除される一部税金や探索者への取り分を、着服してたりホント酷いんだからね!!」


「俺まだ、学生だからよくわかんないんですが…それってかなり不味いですよね?」


「そうね…正直ダンジョン庁自体が天下りや膿の貯まる先になってるから相当やばいわ…」


「それって大丈夫なんですか?」


「それは大丈夫よ、国際機関としてダンジョン管理する組織が発足される予定で各国の管理省庁はそこの傘下になる予定なの」


「なんか話が壮大に…」


「いやそれは貴方達が原因よ?」


「どういう事ですか?」


「元々日本1国で貴方を独占しているこの状況をよく思わない人達が居るのよ」


「うへぇ…マジですか……」


「現状日本が世界最多のダンジョンを有してる国だから、各国は強くは言えてないのよ」


「日本ってそんなに多いんですか?」


「そうね…大体400個程は確認されているわ、イタリアが350個程、北アメリカ・中国は200個程、ロシアは150個程ね、上級が発見されている南アメリカは50個程だけど大半は中級よ、後は世界最大級の上級ダンジョンの南極があるわね」


「日本って400個もあるんですか!?」


「歴史の長い国、それこそローマは長い時代長い間遺跡が残ってるからね、日本は山、渓谷、遺跡、城跡とにかく多いのよ、特に京都・奈良・三重。あそこは日本でも特に古い地域だからね」


「まあその上優希君達みたいなイレギュラーな強さの子が現れればどこの国もずるいと思うでしょう」


「そういう思惑なんですね…」


「まぁそういう事だからその内優希君の扱いも世界トップクラスの重要人物になるわよ」


「それって凄く凄く面倒ですよね」


「そうとも言う」


「そうとしか言わないでしょ!」


「ほーらあんまり騒がないの!そっちまだ深夜でしょ?」


「そうでした…」


耀を見ると起こしては居ない様だ。


「ともかく、明日のそっちだと…昼過ぎかな?その頃には許可が下りると思うわ、任せたわよ、私にもボーナスあるし!」


「わかりました、頑張らせていただきます」


「怪我しないでね」


「任せてください」


そうして通話が切れて波の音だけになる。


さて、寝ましょうかね……

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