表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
392/420

46-5

 アルの隠れ家から少し離れた林道にて。


「エレナ」

「どうした?」

「これからどうするの?」

「どうしようなー」

 エレナは手を腰に当て、鼻でため息をついている。

 どんなに知識や魔法力を手に入れても、どうしようもない状況だからそういう態度なんだろうなってのは分かった。


「あたし……やっぱりセフィリアを救出したい」

 いい作戦があるってわけではないけども、やっぱし諦めきれない。

 エレナが特別なのは変わらないよ?

 だけど、セフィリアだってあたしの大切な人だもの。


「そうだな。案外、目的無くなったから消えたかもな?」

「それだといいんだけども」

「やっぱ直接会いに行くしかないか」

「うん」

 そんなわけで、割とノープランのままソフィア学園長に再度会う事を決めた。



 都内の大通りにて。


「おはようございます。教祖様」

「教祖様、ご機嫌麗しゅう」

「ごきげんよー」

 今までみたいにこそこそする必要もないので、堂々と大通りを歩いている。

 すれ違う百合教の人は、いつも通りあたしに挨拶をしてくれたので、あたしも同じように返してくれた。

 ……なんだけども。


「おや、そちらの方は? 見慣れない方ですね、格好から察するに魔法少女の方ですか?」

「あ、うん。エレナです」

「初めましてエレナさん」

「おう」

 ミカエルもそうだったけど、やっぱりエレナの事も覚えていないみたい。

 どうしてだろ?

 百合世界に変えたら、エレナに関する記憶も消えるの?


「すげえな、俺の事本当に忘れてやがる」

「気にしないでね」

「別に気にしてねえよ。まぁ、ソフィア学園長は、世界を変えるついでに民衆から俺に関する記憶も消した。ゆきとの結婚を円滑に進めるためにってところか」

「そうなのかな?」

「あくまで予想だが、多分そうなんだろうな」

 なるほどなぁ。

 ソフィア学園長は、あたし(ひな)と結ばれるためにここまでお膳立てしてきた。

 ひなの二の舞にならないよう百合世界にはしました。

 ですが、エレナとくっつきました、おしまい。では目的達成しないんだよね。


 あれ?

 その割には、学生の時とかあたしとエレナをくっつけようとしてたよね?

 どうしてだろ?


「ゆき」

「なあに?」

「ソフィアに全部聞こう。それで全てが解る」

「うん」

 そうだね。

 学園長に聞けば、全部わかるんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ