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百合教祖 ~現世では売れない百合同人作家でしたが、異世界で作品を広めたら教祖として崇められました~  作者: いのれん
maGicaL 39 魔法少女になった百合作家、魔法少女の心を掴む 最終日
331/420

39-9

 魔法少女チャンピオンシップが終わってから10日後。

 聖百合教本部、教祖の私室にて。


 あたしはあれから商人ギルドや魔法少女ギルドにお願いして、エレナを探したんだけども……。


「我々での目撃情報もなし、魔法少女ギルドの方も依然行方が掴めていないとの事」

「うーん……」

 エレナを見つける事は出来なかった。

 ねえ、どこに行っちゃったの……?


「引き続き捜索しますね」

「はい、お願いします」

 うーん……。

 商人ギルドの人も手掛かりなし。

 魔法少女ギルドからの有力情報もなし。

 セフィリアが教えてくれたアルの家には誰も居なかったし……。


 あーーー!!!

 エレナどこいっちゃったのーー!!


「はぁぁぁ~~」

 なんで急に居なくなっちゃったの。

 巫女が嫌になったのかな、それともあたし何か嫌われるような事したのかな。


「ゆきさん、大丈夫ですよ」

「うん……。ねえセフィリア」

「はい」

「あたし、エレナに嫌われたのかな……うぅ」

「…………」

 もう10日も姿見せてないとか、絶対におかしいよ。

 誰にも発見されないまま10日だよ!


 はっ!

 もしかして!!


「そうだよ! いつぞやの時みたいに闇に飲みこまれたんだよ!!」

「落ち着いてください。商人ギルドの方が魔法少女ギルドへエレナさん捜索の依頼を出しています。闇の中も当然探しているはずです」

「じゃあなんで見つからないの!!」

「…………」

「ごめん、かっとなっちゃった……」

 もう、セフィリアにも八つ当たりしちゃうし……。

 あたし最低だ……。

 こんなのが魔法少女ランキング1位で、教祖だなんて。


「あたしが大会出たのがいけなかったのかな……」

 結局居なくなったのは、決勝戦の時からなんだよね。

 今までは何も起きなかった。

 ということは、大会がなにか関係しているって事になるから、あたしが大会に出たせいで……。


「そんな事はありませんよ。ゆきさんは頑張りました、エレナさんだってきっと認めてくれるはずです」

 そうだよね、きっとそうだよね。

 うぅ、なんか悲しくなってきちゃった。

 エレナ……、どこへ行っちゃったの……。


 あたしは再び頭を抱えたまま、机に突っ伏してしまう。

 気がつくと、そばにいたセフィリアは既に居なくって部屋はあたしひとりだったので、あたしは思いっきり泣いた。

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