25-1
明日朝。
魔法少女ギルドで集合したあたしたちは、他の拠点から比較的都に近い第5闇討伐拠点へ向かった。
第5闇討伐拠点、キャンプにて。
前に試験で12討伐拠点に行った事あるけど、ここは砦とかじゃなくってテントが張られているだけなんだね。
でも、周囲に魔法陣とか光る石とかおいてあるから、別に結界が設置されているのかな?
「応援が来るって聞いてたから誰が来ると思ってたけど、あなた達だったのね」
むむ、後ろから声が聞こえてきた。
どこかで聞いた事あるような?
誰だっけかな……。
あたしは後ろを振り向き、声の主の姿を見る。
「リゼット!」
「お、おい……」
「別に驚く事なんてないと思うけど? わたしだって魔法少女なわけだし」
黒のスカート丈が短い魔法少女衣装、金髪碧眼。
思い出したよ!
前円形闘技場であたしやエレナと戦ったリゼットじゃん!
ひええっ。
「リゼットさん、今日はよろしくお願いします」
「こちらこそよ」
えっ。
もしかして、闇の中へ一緒に行くの……?
まさか、あたしたちを闇の中でやっつけようとしてる!
文字通り闇討ちじゃん!
「……で、お前ら知り合いだったのか?」
「え? あ、はい。まぁその……」
「ほら、前にわたしと戦った学生よ」
「お前達だったのか」
「あははは、そ、そんな事もありましたね……」
「そんな緊張しなくてもいいわよ。もうあなた達と戦えって話は来てないし」
ほっ……。
どうやら本当に味方のようだね。
ならすごい心強いじゃん!
「そんな事よりも、あなた達も物好きね。こんな依頼受けるなんて」
「そりゃお互い様だろ?」
「わたしは前線に出るのが役目だからいるだけよ。でもあなた達はまだ正式な魔法少女になってから日も浅いし、別にこんな難しい依頼受ける必要ないのに」
そういえば、リゼットってダークハンターって呼ばれているんだっけか。
うーん。
ああやって言ってるけども、どうしてそんな前線に出たがるんだろ。
「出発はいつ頃にしますか? リゼットさん」
「わたしはいつでもいいけど。明日でいいんじゃない?」
「分かりました。というわけで、明日ここで集合だ」
「了解~」
「はい!」
今はそんな事を考えている場合じゃないや。
いよいよ闇の中へ行く……!
今回は超強い魔法少女も味方だし、きっと大丈夫なはず!




