21-2
「うふふ」
このままあらあらうふふ状態でも問題なさそう……かもしれないけど。
いやいやいや!
やっぱり駄目だよ!!
セフィリアを元に戻さなきゃだよ!!
でも、何かいい方法あるんかな……。
うーん……。
うーーーん……。
あっ、そうだ!
「えい!」
あたしは自分がしていた指輪を外し、無理矢理セフィリアの手にはめた。
この指輪をした時、あたしは変な気持ちがおさまったのを思いだしたぞ!
さあどうだ、あたしと同じならきっといつものセフィリアに戻るはずだ!
…………。
…………。
「やーですよお、これはゆきさんとエレナさんの指輪じゃないですかあ」
う、うそ、治らない。
なんで、どうして……。
いや、指輪返されちゃったよ……。
「さっきから何やってるんだ?」
「エレナー! どうしよう、セフィリアがー!」
「様子がおかしいんだろ」
「知ってるならどうにかしないと!」
ううー!
そんな他人行儀な!
このまま戻らないなんて嫌だよ!
そ、そりゃ、今のセフィリアもほわほわしてて可愛いけどさ……。
ってうわっ!
え、エレナそんな強引に引っ張らなくても!
「ここじゃその話はまずいんじゃないか? 後でミカエルに相談してみるぞ」
「う、うん」
そうやって誰にも聞かれないよう、こっそり耳打ちをしてくれた時に、あたしは思わず開いた口を手で塞いだ。
そ、そうだった。
学園長の魔法が解けているなんて知れたら、どうなるか分からないもんね……。
でも、ミカエルに相談って。
やっぱりセフィリアと旧知の仲だからかな?
まあ今は魔法少女の仕事の説明に集中しろって事なんだよね。
わかったよエレナ。
セフィリア、きっと元に戻してあげるからね。
「ここが、魔法少女の仕事の受付をする場所、クエストカウンターって呼んでいる場所でーす」
うーん。
いかにも、某ハンティングアクションっぽい感じになってきたかも。
きっとここで、自分の魔法少女ランクに応じた仕事を引き受けるんだろうなぁ。
「今日、皆さんに受けていただく仕事はこちらになりまーす!」
ウェイトレス風のお姉さんがそう言うと、文字の書かれた薄汚れた布切れが何枚か出てきた。




