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百合教祖 ~現世では売れない百合同人作家でしたが、異世界で作品を広めたら教祖として崇められました~  作者: いのれん
maGicaL 15 魔法少女の卵になった百合作家、首席候補になる 1日目
110/420

15-2

 戦力差ありすぎて、何だか泣けてきた。

 どうしようかなあ。


「あぁ、失礼しました。ゆきさんの場合は表示を変えないと駄目でしたね」

 えっ、表示を変える?

 何言ってるの学園長……。


 あたし:(ミミズがのたうったような文字)

 ウィーン:380000。


「な、なんだこの文字は……?」

 うわ、なにこれ。

 見た事もない文字列が出てる。


 ってあれ?

 見た事も無い……事ないよ?

 この文字の形って、勇者の日記と同じだ。

 意味は……分からないけども。


「ウィーンさん!!」

「ミカエル様! どうかされましたか?」

 ちょ、ちょっと!

 外野から話しかけるのありなの!

 そんなセコンドまがいな事しなくても勝てるって!

 大人げなさすぎだよ……?


「今すぐ降伏しなさい!」

「!?」

 あれ?

 あたしに向かって言ってない……よねこの感じ。

 30万以上あるよ?

 なんで、わからない。


「な、何故ですか!! たかが魔法力10の相手に!」

「そうではありません! あれはこの国で使われていた古代魔法文字のひとつ……。翻訳すると、ゆきさんの魔法力は55万です!!」

「な、なんだと……!!」

 はいいいい!?

 55万!?

 んな馬鹿な……。

 あたしもびっくりだよ!


「ミカエル様、学園長、故障なのでは……?」

「いいえ、正常に動作していますよ」

 うーん。

 あたしが55万……?

 ぜんっぜん実感ないよ?


「ゆき、何故お前がそんな力を持っているのかは分からない」

 いやー、あたしも分からないよ。

 なんでだろうね?


 ああ。

 異世界転生物でよくある、魔法力を測ったらSSSS級でチートばりの能力持っていて~って奴だね?

 でもなぜ今更、普通序盤にやるよね?

 それともこの勇者の手袋が、それだけ凄い力持ってるとかかな?


「…………」

 55万という圧倒的な数値を知らされても、ウィーンはまるで引く気を見せないや。

 無言の圧すごい。

 やっぱやるしかないんだね……。

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