流れることを忘れた水のように濁らせていきたいわけじゃないけれど
掲載日:2026/02/14
わりとトラディショナルなもの好きです。
何百年を生き抜いた老木を
切り倒すイノベーション
温故知新のつらをした改悪に走る
先人の足跡に水を撒いてさ
雨 降って地は固まるなんて
平らにならしてみせた
「旧き善き」が死語になる
そんな風潮に鳥肌を立てては
年代ものの毛布にくるまりたい
流れることを忘れた水のように
濁らせていきたいわけじゃないけれど
血の入れ替えだけを目論んだ狼藉のような
世代交代は見ちゃいられないんだ
何光年を貫いた光さえ
遮るは厚い雲
由緒正しきなりをして閉塞を鎖す
先例の踏襲で煙に巻いてさ
枝 張って根を深めるだって
幹まで太らす始末
「旧き善き」を笠に着た
そんな風体に鮫肌で擦り寄る
ふしだらな振る舞いにもうんざりだよ
流れることを忘れた水のように
濁らせていきたいわけじゃないけれど
血の流れに赤く受け継いだ宝石の光
未来永劫を照らして欲しいんだ




