表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/148

第百十六話 汚水 後書き(注1)その23

今話のテーマ曲

ヴェルディ作曲『レクイエム(鎮魂歌)』より


https://youtu.be/FcOkgTQV9ZY?si=ug8vvY3MggyxuEkv


Liber(リーベル) scriptus(スクリプトゥス)

大衆をキリスト狂を始めとした宗教団体による特権暴力乱用の恐怖政治から自由に解放し、文明(神が与えし智慧)に基づいた古代の産業方法を通して豊かに輝く希望溢れる社会を創る為の真実の自然科学書、地球を救う聖なる書物、それが“聖書”


― 世界の玉座は定着するようになった。

  そして、人々の毎日を、その生涯を、

  あの悪毒(あくどく)て古臭い考えに呪縛されている者が

  君臨している。

  その者の衣服は雪のように白く、

  その頭の毛髪もまた、真綿のように白い。

  その者の玉座は業火(ごうか)のごとく

  めらめらと燃えたぎり、

  火の車(戦争と借金だらけ)となって

  全ての人や物を焼き尽くす。

  まるで火砕流(かさいりゅう)のごとく

  絶え間なく戦火と火の車(借金)は流れ続け、

  その者(の指示や発案)によって

  その地獄の火の川ができる。

  何千、何万、何億という人々が

  その者につき従う。

  数千年もの時が経ち、何万という人達が

  その者の前に立つ。

  そして、裁きが始まり、本が開かれる。

           (ダニエル書7章9~10節)


― わたしが永遠に受け継がせてきた

  この聖書の言葉は

  お前達、キリスト教徒を始めとした

  宗教狂信者にとっては

  無意味な幻想(ファンタジー)小説か、おとぎ話か、

  あるいはお前達の邪悪な野望に沿うよう

  でっち上げられた嘘と悪知恵ばかりの

  マヤカシの誤解釈でしかない。

  たとえ、何十年も聖書を研究し続け、

  名の知れた学者にこの本を渡して

  「私にも分かるよう教えてくれ」と頼んでも

  「聖書を解読するのは至難の業なんだ、

   何千年間も研究されながら

   未だに分からない事ばかり。

   そんな簡単に解読なんてできないように

   聖書の言葉は秘密の言葉(軍事機密)として

   封印されているんだ」

  と言うだろう。

  ならば、スーパーヒーローや超能力者などが

  突然、現れて

  自分達の野望に沿った聖書の言葉を

  教えてくれるかもしれないと自分達の運を信じ、

  誰でもいいからと聖書を渡して

  「これを読んでみて」と言っても

  むろん、

  「読めるわけないだろ、

  どう読んでいいのかすらわからない」

  と答えるだろう。


  だから、主は仰った。

  聖書を宗教本=

  殉教する為の兵書、軍事科学教本、

  マルチ霊感商法の詐欺ネタだと

  解釈し、

  聖書の言葉に喜びを感じると言っては

  神に逆らって神が禁じた悪事や犯罪ばかりに

  (うつつ)を抜かし、

  その一方で他人以上に

  神の恩恵(食糧や資源)をもらおうとする

  こうした宗教狂信者ほど

  神であるわたしを

  そのデタラメな口でもって称え、

  おぞましい血みどろの悪事や犯罪、

  陰謀を(たくら)んでは

  悪党同士で共謀し合うその汚らわしい舌先で

  いかにも神を崇敬しているように唱えるが

  彼らの心は神であるわたしから遥かに遠い。


  彼らが聖書の中に書かれた神を称えるのは

  彼らの所属する宗教団体の“決まり”だから。

  人殺しから人殺しへ、

  悪党から悪党へと受け継がれてきた

  単なる儀式、マナー(形式)、悪習でしかない。


  だから、聖書を宗教本だと決めつける

  こうした愚か者達を今一度、驚愕させてやろう

  驚異に次ぐ驚異でもって

  世間で賢者ともてはやされてきた

  学者だの、専門家とやらの

  デタラメな知識や悪知恵は

  あっという間に消滅する。

  知能が高い、有能と

  テレビやネットで鼻高々に自慢してきた者達の

  まやかしの知能もかき消される。


  呪われてあれ、

  暗い闇の中でコソコソ隠れて

  神(正義)を欺こうと

  様々な陰謀や犯罪を(たくら)む愚か者達よ

  「誰が見てるものか

   これほど闇深くに隠蔽しているのだから

   誰にも分かるはずはない

   俺達が考えていることなんて」と

  せせら笑い、神を侮る者達よ


  お前達は“本末転倒”しているんだ、

  

  悪事や不幸、災難、野蛮な人殺しだらけの社会を

  お前達の勝手な論法で

  善行、幸福、平和、高度な文明社会と盲信し、

  世間に宣伝宣教(プロパガンダ)しているだけなんだ


  どこの世界に陶芸師(神)が

  塵屑や粘土(人間その他の動物)の知能よりも

  劣ると言うんだ!

  塵屑や粘土が

  それこそ無の状態で原子(粒子)から

  全てを創った神に向かって

  「俺達、塵屑(原子)の能力は神をも超えた。

   塵屑(原子)は神に創られたものじゃない」

  などとよく言えたものだ。

  たかが塵屑(原子)が

  そのチンケな愚脳で考えた

  悪事や犯罪を誇りながら

  その頭にわざわざ脳みそを詰めてやり、

  周り(同種族)から気味悪がられないよう

  子宮の中にいる時から

  人間(塵屑の塊)らしい姿形に

  整えてくれた神に向かって

  「神に知られることなんてあるわけないさ」

  などと身の程もわきまえず

  よくそんなに威張れるもんだ


  (中略)


  その日、真実の言葉を聞こうともせず

  耳を塞いできた愚か者達も否応なしに

  この聖書の御言葉を聞くだろう

  陰鬱な暗闇の中を()いずり回り

  権力者の悪事や犯罪を見て見ぬ振りし続けてきた

  腰抜けの臆病者達もその目ではっきりと

  真実を見ることだろう


  自分達こそ愚か者で

  聖書を宗教本だと誤って解釈してきたことを


  今一度、神を真に敬い、

  その掟(自然法則)に素直に従う謙虚な者達は

  この創造主の御言葉に歓喜することだろう

  イスラエル*(愚民から浴びせられる嘘や悪口と

  自らの良心(理性)との狭間で苦しみ耐えて

  最後は愚民の妄言を克服する者)を守護する

  聖なる絶対神の救いの御言葉に

  真の平和と安寧を渇望しながら

  絶望してきた大衆は

  喜びに打ちひしがれる


  冷酷非情な権力者達は滅ぶ。

  神の御言葉を侮り、

  せせら笑う愚か者達も消え去る。

  そして(よこしま)な欲望から

  権力争いや利益争奪戦のおこぼれをもらおうと

  聖書の言葉を()じ曲げてきた僧侶や司祭達も

  打ち滅ぼされる―


  これら聖書に書かれた神の善なる御言葉でもって

  自分達の勝手な都合から

  裁きの場で犯罪者や悪党を擁護し、

  偽りの証言でもって無実の者を(おとしい)れて

  正当な権利や財産を奪ってきた、

  そんな悪党や犯罪者、愚か者達に寄り添う

  宗教狂信者達は全て滅ぼされる。

          (イザヤ書29章11節~21節)



*イスラエル・・・創世記32章28節及び第50話『ラザルスの病死(2)』参照ください。

  





このように韓国は常に日本より優位の立場になるよう設定されており、石油危機(オイルショック)で日本も含めて各国政府(王室)の財政が破綻した際も1965年に日韓基本条約(=한일기본조약、正式名称は日本国と大韓民国との間の基本関係に関する条約で、明治43年(1910年)に締結した日韓併合条約を一旦、破棄して大韓民国政府を樹立させ、大平洋戦争後の韓国を日本国民が支援することを約束した条約)と併せて結んだ日韓請求権並びに経済協力協定(=한일청구권협정、または韓日請求權協定。正式名称は財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定で、上記の日韓基本条約での具体的な“最低”賠償額を約束したものであり、当時にして3億米ドルまたは1,080億円(2023年の日本円にすると1兆800億円)に値する物品や労働を無償で10年間に渡って日本国民が韓国側に渡すことと、年3.5%の低金利でこれまた10年間に渡って2億米ドルもしくは720億円(2023年の日本円では7,200億円)を韓国側に貸し付けるだけでなく、その返済期間を20年間とし、さらに返済開始も7年間、据え置くという為替相場の変動で利息などないに等しい事実上、無利息の貸し付けを日本国民に行わせることを韓国政府に保証していて、その後、上述したレーガノミクスやサッチャリズムが吹き荒れてどの国の国庫からも資産が英米両政府に吸い取られ出した1983年にも当時の首相の中曽根康弘が再び大盤(おおばん)振る舞いして7年間で40億米ドル(日本円で約9,500億円)を韓国に貸し付ける円借款(えんしゃっかん)を行い、さらにイギリス政府(王室)が北海油田の経営に失敗して再び財政危機に陥り、ポンドが暴落した余波を受け(Black(ブラック) Wednesday(ウェンズデー)、1992年ポンド危機)、アジアでも英米両政府による密かな貸し()がし(借金の返済を無理やり迫ること)が目的と思われる為替操作が行われたアジア通貨危機(=The 1997 Asian financial crisis、アメリカの投資会社や正体不明の個人投資家などにより大量にタイの通貨であるバーツが売られたことを発端(ほったん)にアジアの国々の様々な通貨が同じく大量に売られて暴落し、それを阻止する為に各国の政府(王室)が自国の資産(または外貨準備金。第116話『汚水』(注1)その21参照)でもって市場介入し、買い支える騒ぎになった経済事件で、タイ、インドネシア、韓国が最もその打撃を受けてその資産(外貨準備金)を減らすこととなった。)が起こった際も日本政府(皇室&自民党軍事政権)から100億米ドル(日本円だと約1兆2,099億円)が金融準備支援金として、加えて日本輸出入銀行(現、株式会社国際協力銀行(=Japan Bank for International Cooperation、略してJBIC)。1950年(昭和25年)に当時の大蔵大臣(現、財務大臣)である池田勇人(いけだ はやと)が設立した政府(皇室)直営の特殊会社(第107話『革命(2)』(注2)その3参照)で、欧米政府(王室)から借りた資金を元手に主に海外に進出した日系企業や貿易を行っている会社に融資を行ったり、エネルギー(燃料)関連の不動産や設備などに投資したりして運用しており、国内企業に投資する株式会社日本政策投資銀行(=Development Bank of Japan Inc.、略してDBJ)と共に欧米政府(王室)から借りた資金を唯一、使わせてもらえる窓口ではあるが、所詮、借金なので欧米政府(王室)の指示、制約は付きまとい、日本政府(皇室&自民党軍事政権)が贔屓(ひいき)している企業にしか融資はされないためこれまでの失敗事業の数々により政府(皇室)自身が儲かっていない以上、国際協力銀行(旧、日本輸出入銀行)も日本政策投資銀行も運用は上手くいっていない。直近、2022年度も前年に続いて純利益が6割減の172億9,900万円で、有利子負債(借金)が20.45%増の6兆7,874億円だそうで、職員数が677人。ちなみにこの職員数で退職金の積立額は毎年60億円ぐらいもあるそうで、赤字の決算を見る限り、そんな法外な退職金を受け取れるような仕事をしておられるとはとても思えないが、日本国民のなけなしの賃金や退職金は経費(コスト)削減を唱えて毎年、削りまくる一方、日本政府(皇室&自民党軍事政権)お得意の節約(ケチり)術は直営企業の国際協力銀行には活かされていないようである。)という欧米政府(王室)に借りた資金を実際に使える預金口座からも40億米ドル(日本円で約5,236億円)が韓国政府に渡されており、あくまで最低賠償額なのでこの他にも民間の商業的な融資も併せると日韓基本条約及び、日韓請求権並びに経済協力協定が結ばれた1965年時点で既に総額8億米ドル(2023年の日本円で約2兆8,800億円)もの巨額資金が日本から韓国側に送金されていて、当時の日本の税収が約3兆円(2023年では約30兆円)、そのうち、日本国内で使われる社会保障費が5,457億円、教育費が4,957億円、軍人や遺族への恩給が1,681億円で歳出(支出)総額が3兆7,230億円というのだから10年間の分割とは言え、総額8億米ドル(当時の日本円で2,880億円、2023年だと約2兆8,800億円)とは社会保障費や教育費の半分近く、軍人や遺族への恩給では倍に匹敵し、それぐらいの巨費を日本政府(皇室&自民党軍事政権)は日本国内の歳出(支出)とは別に韓国政府に支払っていることになる。言い換えれば、どこまでも赤の他民族である日本人(大和民族)の懐具合(ふところぐあい)(国庫)がどうなろうとも彼ら朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)には知った事ではなく、自分達が欧米政府(王室)に借りた借金は全て日本人(大和民族)のツケにするつもりらしく、それゆえ未だに自作自演で行った徴用工(ちょうようこう)(戦時中に強制的に日本政府(皇室&自民党軍事政権)に徴用(連行)されて労働させられたと訴える実際の朝鮮人被害者とヤラセの朝鮮人被害者)問題も解決せず曖昧なままにして戦後78年以上もズルズルといつまでも引きずらせ、裁判が終わらないのもそれを話題に日本人(大和民族)から金をせびるのが目的だからで、おかげで韓国政府は日本人(大和民族)からせしめた資金で朝鮮半島南部から首都であるソウル市までを結ぶ京釜(キョンブ)高速道路(=경부고속도로、The Gyeongbu Expressway、上述した智證王(ちしょうおう)がAD6世紀頃から日本国を侵略し始めて以降、倭寇(日本人を装った倭族(朝鮮人)の海賊)の根城である東萊府(とうらいふ)(現、釜山広域市(プサンこういきし))を起点に首都ソウル市までの韓国全土を横断できるよう1968年(昭和43年)に開通させた全長416.1kmで韓国最長の高速道路であり、アジアハイウェイ(=The Asian Highway Network、32か国のアジア諸国を結んでユーラシア大陸を横断できる各国の主要幹線道路のことで、いわば現代のシルクロード(軍需物資輸送網。第116話『汚水』(注1)その3参照)もしくは王道(第91話『ロゴス(言葉)(1)』のチャアパ・カーネーを参照)となっており、日本では東京都中央区にある日本橋を起点に首都高速道路、東名高速道路、名神高速道路、中国自動車道、山陽自動車道、広島岩国道路、関門自動車道、そして日本における古代からの倭族(在日朝鮮人)の拠点となってきた九州地方にある九州自動車道と福岡都市高速道路までを結んだ全長1,108kmがアジアハイウェイ(略してAH)1号線と呼ばれる幹線道路に指定されていて、福岡県福岡市の博多港からフェリーか高速船で韓国の釜山広域市(旧、東萊府)に渡ると京釜(キョンブ)高速道路に繋がり、ソウル市からは国道1号線、または統一路(トンイルロ)と呼ばれるソウル駅前から長年、中国に支配されてきた朝鮮王朝が19世紀に独立したことを記念して建てられた独立門(トンニンムン)の真横を通ってさらに北上し、そこからこれも前述した高麗王の太祖(たいそ)(または王建(ワンゴン))が首都圏にしていた京畿道(キョンギどう)地域に入り、朝鮮半島を表面上は分断し、21世紀の今なお、世界のどの国も2000年代までに崩れ去った冷戦体制(資本主義的民主国家(貨幣価値で国民の自由や生存権などの権利が売買される共同社会)を主張する英米両政府グループと、社会主義または共産主義国家(特権を持つ政党が国民を束縛する共同社会)を推す英米両政府の傀儡(かいらい)であるソ連(現、ロシア)政府グループに世界各国がそれぞれ分かれて全員参加の世界大戦をせず冷たくにらみ合ったような芝居を演じ、所々で戦争(人殺し)ごっこや兵器実験を行う世界体制のことで、第116話『汚水』(注1)その8のイラク戦争やその10のベルリンの壁の崩壊について話した通り、冷戦の芝居が2000年からは続けられなくなり、中東を中心とした対テロ戦争体制に移行した。)を維持して一般人の立ち入りだけを禁止している韓国と北朝鮮の軍事境界線である板門店(はんもんてん)統一大橋(トンイルおおはし)を渡ると北朝鮮側のアジアハイウェイ(AH)1号線に入り、北朝鮮からロシアや中国に行けるようになっていて、アジアハイウェイ(AH)の終点はトルコとブルガリアということになっているが、実際はそこからさらに欧州自動車道路(=The inter(インター)national(ナショナル) E-road(イー・ロード) network(ネットワーク)、EはEurope(ヨーロッパ)の略ということで日本語の訳も欧州自動車道路になっているが、本当はEngland(イングランド)の頭文字であるEを採って「イギリス王室(政府)の王道」という意味で、世界各地からイギリス王室(政府)に向けて税金や貢納品、軍需物資を運ぶ為の参詣道(さんけいどう)がこのE-road(イギリス王室(政府)の王道)になっているため各国の大衆が稼いだ私財や生産物をキリスト(人殺しの十字架)教や王権神授説などのプロパガンダ(大衆洗脳宣教)でもって騙し盗って賽銭(さいせん)のごとくかき集めているのが現代のエルサレム神殿とも称すべきイギリス王室(政府)なのだからイギリス国内には当然、緑色のE-road(欧州自動車道路またはイギリス王室(政府)の王道)の道路標識はない。ただし、イギリスは正式名称がグレートブリテン及び北アイルランド連合王国と表記する通り、アイルランド島が北と南に朝鮮半島と同じく分かれており、南のアイルランド共和国はイギリスとは別の国なのでここではE-roadの道路標識(イギリス王室(政府)への王道)が掲げられている。また、逆にアルバニアやウズベキスタンのように裏ではイギリス王室(政府)に従属していてもその国に住む大衆(国民)が貧しすぎてE-road(欧州自動車道またはイギリス王室(政府)の王道)を使ってヨーロッパ各地に移住(亡命)し、その国に帰って来ずますますその国が貧しくなるという移民問題になりかねないためヨーロッパのどこに辿り着くかが分かるE-road(欧州自動車道路またはイギリス王室(政府)の王道)の標識はわざと外されている。)と呼ばれるヨーロッパ全土に張り巡らされている幹線道路ともアジアハイウェイ(AH)は繋がっているため結局、全世界の幹線道路が古代の「全ての道はローマに通ず」(第91話『ロゴス(言葉)(1)』参照)と同じくグレートブリテン島に鎮座するイギリス王室(政府)に向かうよう造られている以上、総延長約14万2千km以上に及ぶアジアハイウェイ(AH)も、その一部である京釜(キョンブ)高速道路も所詮、イギリス王室(政府)に貢納する属国の象徴でしかない。だから、国道一号線または統一路(トンイルロ)の真横にある独立門(トンニンムン)を建てる際、その目的を

「朝鮮が何年も清国の属国であったが、

 神様の恩恵で独立され、

 朝鮮大君主陛下が今は世界の首脳と

同等な立場となり、

 朝鮮人民が世界にまたがる

自由な人になったがゆえに、

 このようなめでたいことを無視するのは

道理ではない。

 朝鮮が独立したことを世界に知らせ、

また朝鮮の後生に、

 この時から朝鮮が永遠に独立したことを

伝えるためにも表象が必要であり、

 また朝鮮人民が養生するには新鮮な空気を吸い、

 景色が良く静かな場所で運動をすべきである。

 慕華館ぼかかんに新しく独立門を建て、

 その周辺を公園にして

千秋万歳(せんしゅうばんざい)自主独立した公園であると

 伝える志である」

(第116話『汚水』(注1)その10で話した李氏朝鮮王朝の内紛である春生門事件に関わっていたアメリカの手先で革命家の徐載弼(ソ・ジェピル)が発行していた『独立新聞』の1896年7月4日に掲載された論説記事から日本語に翻訳した立命館大学の金容賛(キム ヨンチャン)博士による論文『近代朝鮮におけるナショナリズムと「シンボル」の機能に関する一考察 ― 独立協会の活動と独立門をめぐって(1896-1899)―』(2012年発表論文)から引用)とか、

― The croakers may croak and the pessimists may growl and the independence of Korea may be treated as a joke by those who can see nothing but the fact that His Majesty is still enjoying the hospitality of the Russian legation but they all argue from their fears and not from either present facts or future probabilities. Today we rejoice in the fact that the King has decided to erect upon the ruins of the arch outside the West Gate, a new one to be entitled Independence Arch. 독립문. We do not know as its inscription will be written in on-mun but we wish it might. For centuries the arch stood there as a constant insult to the autonomy of Korea, an autonomy which China always hastened to assert when called upon to stand responsible for any tremble in the peninsula but which site always denied when it was safe to do so. She denied it once too many times and now her "suzerainty" is where the old arch is, namely op-so. And now an arch is to be raised on the same spot to stand forever as a negation of Manchu dominance to show that Korea is once and for all cut off from the blighting influence of Chinese patronage; cut off, we hope, also from the system of fraud, corruption and trickery which today makes that most populous empire the laughing-stock of the world. This arch means independence not from China alone but from Japan from Russia and from all European powers. (ケチをつける者はいくらでも批判するだろうし、世の中を斜めに見る者も必ずグチグチ言うだろう。そういう些細な事しか見ない連中には朝鮮の独立は冗談にしか思えないのだろうが、実際、朝鮮大君主陛下はロシア公使からもてはやされて敬われているではないか。なのに連中は恐れからいろいろケチをつけて論争し、今の事実や将来の可能性について話し合わない。本日、朝鮮大君主陛下は西大門区(ソデムンく)の外側にあった迎恩門(ヨンウンムン)の跡地に新しく독립문(独立門(トンニンムン))と名付けた門を建立されることをお決めになったという事実を我々は喜ばしく思う。諺文(おんもん)韓国文字(ハングル))で碑文が刻まれるかは分からないが、そうなって欲しいものである。迎恩門(ヨンウンムン)は何世紀にも渡って朝鮮が独立して自治を行えない侮辱の象徴として絶えずそこにあった。中国は朝鮮半島で何か責任問題が起きると朝鮮に自治独立せよと強く言ってくるが、何も問題がない時に独立して自治を行いたいと朝鮮が言い出すとそれを否定する。そうしてあまりに中国が朝鮮の自治独立を否定し続けるので迎恩門(ヨンウンムン)はまさしく朝鮮を属国としてきた中国の宗主権を象徴する門であり、言い換えれば「없어(オプソ)(自治独立なんて朝鮮人にはできない)」と言われているようなものだった。だが、今、全く同じ場所に一つの門が満州族(中国東北部出身で倭族(朝鮮人)と同じ民族)が占める中国の清王朝を否定する門として永遠に建立(こんりゅう)することとなった。そしてこれを機に我が国を荒廃させる原因にしかならなかった中国の恩着せがましい干渉や庇護(ひご)の腐れ縁をきっぱりと断ち切る。願わくば今日、最も人が(にぎ)わい、繫栄している我が朝鮮国を世界の笑い者にした税金の横領や汚職、陰謀や詭弁(きべん)の数々といった中国から教わった腐敗制度も一緒に断ち切りたいものである。だから、この独立門(トンニンムン)は中国だけでなく、日本やロシア、そして欧米列強のあらゆる権力からも独立するという意味である。)(1895年6月20日掲載の徐載弼(ソ・ジェピル)が書いた『独立新聞』の英文社説を引用)などと報じ、いかにも朝鮮王朝が永続的な独立君主と認められ、世界各国の首脳と同等な立場になった気でいたようだが、傀儡政権の朝鮮君主として中国から数世紀に渡って操られてきた中世と変わらず、実際は第116話『汚水』(注1)その10でも話した通り、英米両政府とロシアのロマノフ王朝がこの当時、中国での支配圏を広げようと争っていて朝鮮王朝を味方に引き入れて自分達の傀儡(かいらい)にしようとしていただけであって、一時、見かけだけでも独立したように装えたのも皇族が朝鮮人(倭族)とも知らず日本人と思い込み、明治政府(皇室&自民党軍事政権)に仕えることが日本国の為になると信じていた日本人(大和民族)の外交官である小村(こむら)が中国からの朝鮮半島の独立を勝ち取った日清戦争(第104話『蒙昧』(注2)参照)後の下関条約(または日清講和条約)から小村・ウェーバー協定、ポーツマス条約と朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)の為にいろいろ苦心して働き、奔走したからで、確かにその点においては独立新聞の「神様の恩恵で朝鮮が独立できた」との記事の通り、日本人(大和民族)の小村に備わる文明(神が与えし智慧)のおかげと言えなくもないが、実際には独立できていないからこそ結局、その独立門(トンニンムン)の真横を通るアジアハイウェイ(AH)の緑と青と王冠印の道路標識を今も掲げている訳で、迎恩門(ヨンウンムン)からアジアハイウェイ(AH)という幹線道路に「없어(オプソ)(自治独立なんて朝鮮人にはできない)」の象徴が移っただけで日本人(大和民族)の小村の存在がなかったら独立門(トンニンムン)すら建立できなかったに違いない。)と呼ばれるユーラシア大陸を横断してイギリスまで行ける現代のシルクロード(兵站(へいたん)道路)、または王道(神殿や本城への参道)の一部でもある。アジア通貨危機が起き、韓国政府の財政が地に堕ちた1997年にIMF(国際通貨基金。第116話『汚水』(注1)その21参照)からIMF史上最大規模となる総額210億米ドル(日本円で約2兆5,408億円)、世界銀行(第116話『汚水』(注1)その21参照)から100億米ドル(日本円で約1兆2,099億円)、上述した日本政府(皇室&自民党軍事政権)からの支援金140億米ドルとその他、国連系の金融機関からの融資も併せると総額580億米ドル(日本円で約7兆174億円)もの巨額な借金をしたことをきっかけに韓国政府はアジアハイウェイ(AH)計画に加盟させられ、京釜(キョンブ)高速道路は英米両政府に借金の(かた)として分捕られることとなった。)を始め、地下鉄のような首都圏内の交通網や韓国経済の根幹を成す軍艦及び自動車などに必要な鉄鋼材を製造する浦項(ポハン)総合製鉄株式会社(=Pohang iron and Steel Company、1968年に日韓基本条約及び、日韓請求権並びに経済協力協定を行使して日本国民の税金から7,722万8千米ドル(2023年の日本円だと約2,780億円)と、日本輸出入銀行(現、国際協力銀行)から年5.875%の利息で1年猶予付き、返済期間11年半で5,449万8千米ドル(2023年だと約1,961億円)をもらって建てた韓国政府直営の最大手鉄鋼メーカーで、前話の第116話『汚水』(注1)その21において宗教とは鉱石、宝石、岩石などの石を神と見て崇拝する思想と話した通り、八卦(はっけ)(古代中国の易占(えきせん)の基本図)などの稽疑(けいぎ)易占(えきせん)(第116話『汚水』(注1)その19の洪範九疇(こうはんきゅうちゅう)を参照)を図案にしている太極旗(テグッキ)を国旗に掲げ、日本に来てからも仏教や神道、創価学会にオウム真理教と21世紀の現代も未だ宗教(石を崇める考え)を国家経営の(いしずえ)にしている“宗教団体”である朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)にとって文字通り、屋台骨(神殿、王城または政府組織の基本構造)を造っている会社でもある。しかし、それほど国家の骨組みを担う重要な会社で、まして金、銀、銅、鉄といった石を神と拝む宗教団体にもかかわらず、石の事がまるで分かっておらず古代からたたら製鉄を始めとした日本人(大和民族)の行う冶金(製錬&精錬)術を盗もうとして失敗し、結局、中世から在日朝鮮人の沙也可(さやか)(または金忠善(キム・チュンソン))がバネと一緒に瞬発式火縄銃を朝鮮半島に持ち込んで以来(第116話『汚水』(注1)その16参照)、日本から鉄鋼やバネのような鋼材を輸入してくるか、日本人技術者を招いて指導してもらい、誰でも製造できる物しか造れない朝鮮人達(倭族)に一から鉄鉱石を鉄に変え、鉄鋼にまで仕上げられる製鉄所を造るなど、親が調理している横で火や包丁を見よう見真似でしか使ったことのない子供がいきなりプロ(専門職)並みの難度の高い料理作りに挑戦するようなもので、無謀としか言いようがなく、最初から失敗することは分かりそうなものだが、「없어(オプソ)(できない)」と言われると余計、意固地(強情)になって盲滅法(めくらめっぽう)(都合の悪い事に目をつぶって法律を犯してでも自分がやりたい事をごり押しすること。第116話『汚水』(注1)その20参照)に突き進みたがるのが朝鮮人達(倭族)の悪い癖らしいので製鉄会社を立ち上げる計画が上がった当初から嘘つきな彼ら朝鮮人達(倭族)は大風呂敷(おおぶろしき)(風呂敷は現代ではもっぱら衣服や贈答品を包む布地にしか使われていないが、元々は風炉(ふうろ)またはルツボ炉と呼ばれる製鉄などを行う際、一旦、採掘してきた金属鉱石の温度や混在している成分を調べるため小さな壺に入れて熱して溶かしてみる炉(加熱場所)があり、金属成分や温度、空気などが混ざり合って様々な化学反応を起こしやすいことから加熱して調べる作業だけで数時間とかなり長時間、作業しなければならずその作業者の身体に負担がないようお尻や背中を気遣って座れるように敷いたのが風炉敷の始まりで、冬は敷いたまま(すそ)を引っ張り上げて身体を包んだりもしていたことから敷物から包む発想が生まれ、衣服を包むバッグとして使われるようになり、そのうち、身体を洗ったり、温めたりする場所である風呂(呂とは「背骨」という意味なので、風炉の炉を呂に変えて身体の重要な部分である背骨を温める場所を表す漢字になった。)を大倭朝廷(現、皇室)を始めとした倭族(在日朝鮮人)が残虐非道な場所に変え、施浴(せよく)または僧の(ほどこ)し湯と呼ばれる貧民や病人、孤児、囚人などを使って人体実験を行った後、その死体を(たきぎ)にして焼く蒸し風呂場を鎌倉及び室町時代から寺院仏閣などで作るようになり、その人身御供の宗教儀式に招かれた武将達が蒸し風呂に入った後の着替えの衣装を家紋の入った絹製の風呂敷に包んで来るようになったことから風呂敷は風呂用に衣服を包む為の布地と誤解されるようになり、現代で園遊会や晩さん会などの皇室が開く行事に参加する人達が着物などで正装したり、勲章などを着けてお互い自分達の身分や財力、権勢を見せびらかして見栄を張り合うのと同じく、施浴に招かれた武将達も大きくて立派な風呂敷を使いたがったらしく、そこから大風呂敷を広げるという、実力もないのに実現できそうにもない計画や事業を唱えることを例えるようになった。)を広げて欧米各国に大げさに宣伝し、投資を募ったようだが、朝鮮人達(倭族)に負けず劣らず冶金(製錬&精錬)ができないため世界中の山や谷を越え、海を渡ってその方法を探し求めてきた欧米人達(アングロ・サクソン民族)にしてみれば朝鮮人達(倭族)からの製鉄所建設への投資の誘いは盗用の好機(チャンス)にしか見えず、早速、英米を始め欧米企業から諸手(もろて)が挙がったものの、民間の欧米企業とは違って16世紀から朝鮮半島を調べ続けてきた欧米政府(王室)としては朝鮮の国や民族に大した文明(神が与えし智慧)がないことはある程度、分かっていたため「高級鋼材を大量生産できます」などと朝鮮人達(倭族)が持ち掛けてくるうまい儲け話に世界銀行などの国連系や政府(王室)関係者の金融機関は懐疑的ですぐには話に乗ってこず、さらに何度も借金を増やされ、技術を盗用されながら欧米人達(アングロ・サクソン民族)の魂胆(こんたん)がまだ分からない朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)側も日本人(大和民族)が造る鋼材より欧米人達の方が軍事的な冶金(やきん)(製錬&精錬)に優れているものと勘違いしていることもあって投資話の勧誘や交渉にかこつけて欧米各国にスパイを送り込み、彼らの技術を逆に盗用しようとしたらしく、その動きをドイツ政府に嗅ぎつけられた韓国政府は投資話が立ち消えになることを恐れ、慌てて自国のスパイ達が北朝鮮政府と内通しているとして東ベルリンにある北朝鮮大使館と接触した有名作曲家の尹伊桑(ユン・イサン)や画家の李應魯(イ・ウンノ)を含めた194人もの大学教授や留学生などを逮捕し、うち17人を急遽、ドイツから強制的に韓国に帰国させ、口封じするため死刑や無期懲役、拷問にかけるなどしたが、世間で名前が知られていてスパイや悪党の印象から遠く疑われ難い尹伊桑(ユン・イサン)などは、オーストリア人指揮者で元ナチス党員、ドイツの有名雑誌『Der(デル) Spiegel(シュピーゲル)』(第116話『汚水』(注1)その9のADHDを参照)には「Der(デル) finanz(フィナンツ) magier(マーギヤー)(邦題にすると「お金の魔術師」1988年3月27日掲載)」という特集記事まで組まれて金銭問題の評判は悪かったが、音楽業界では名声が(とどろ)き渡っていたヘルベルト・カラヤンや同じく金遣いが荒くてしょっちゅう破産していてもバレエ業界では有名だったロシア人作曲家のイーゴリ・ストラヴィンスキーなどに賄賂を渡し、尹伊桑(ユン・イサン)に下された死刑の無効や減刑を韓国政府に訴える自作自演(ヤラセ)の請願運動まで演じてもらい、諜報活動に都合がいい何人かはそうした国内外の衆目に(さら)す猿芝居で世論を味方に付けて助命し、ドイツ政府の追及の手をどうにかかわしたものの、大平洋戦争時に日本製鉄(第116話『汚水』(注1)その20参照)が南北に分かれる前の北朝鮮国内に建設した清津(せいしん)製鉄所(現、金策(キムチェク)製鉄所)が戦後、しばらく操業していなかったのに急に改装し出し、欧米では中世から当たり前に普及していて日本や朝鮮半島では19世紀から輸入するようになった圧延機(=Rolling(ローリング) Mill(ミル)、熱で溶かした金属の塊である鋳塊(ちゅうかい)を棒の圧力で延ばす機械のことで、例えて言えばパンを作る際、パン生地をめん棒で延ばしてガス(気体)を抜く作業があるが、鉄鉱石も不純物が多く含まれているため熱で溶かしただけでは除ききれずガス(気体)となって残るため第116話『汚水』(注1)その4で中世のロジー族やカソリック(キリスト教軍事商社)の修道士達が石膏や白色火薬を作る際、石灰岩に含まれる不純物の硫黄を除くため焼いたり、水に漬けたり、貯蔵塔(サイロ)に伝わる電気で脱硫処理をしていたように欧米の冶金(製錬&精錬)は中世からこの石膏や白色火薬作りと同じく金属鉱石を焼いてから何度も叩いたり(鍛造(たんぞう))、圧力を掛けたりして(圧延)、鉱石に含まれている亜硫酸ガス(二酸化硫黄)を抜く方法が主流だったため圧延機が開発されることとなったのだが、日本のたたら製鉄はインドやスリランカで造られていたウーツ鋼(第105話『欺瞞』(注3)参照)と同じく最初から自然環境に気を遣って金属鉱石自体、不純物が含まれないようきれいに造られているため無駄に叩いたり、圧力を掛ける必要がなく、まして

― わたしはお前を金属の測定器にしてやろう。

  そして、わたしが創った人間達は鉱石だ。

  お前は彼ら(鉱石)が

  どうその心が製錬され、

  鍛錬されるかを観察し、測るだろう。

  彼らはまさしく

  頑固でねちっこい反逆者達である。


  すぐに悪口や誹謗中傷に走り、

  その心は銅や鉄のように鈍くて固い。

  そして、誰もが堕落しきって不正を働く。

  彼らは炉でふいごを吹くようにして

  罵声や怒声を浴びせるだろう。


  そうしてその憎悪や怒りの炎で

  鉛のように柔らかく弱い人々を

  焼き払おうとするだろうが

  彼らの鍛造(戦闘)など

  全くもって無意味である。


  いくらやっても不純物が

  取り除けない彼らの鍛造と同じで

  彼らがいくら戦っても

  彼らとそっくりな悪意ある敵が

  追い払われることはない。


  だから、彼らは拒否された銀(ねずみ鋳鉄)

  と呼ばれるだろう。


  なぜなら、主は彼らを拒否するからだ。

          (エレミヤ記6章27-30節)

と聖書に記されている通り、そもそも鍛造や圧延は冶金(製錬&精錬)術では邪道なので高品質な金属を造ろうとするならやってはいけない方法であり、人を育てる時と同じく、子供を叩いて暴力でもって育てようとすると性質がねじ曲がってその子の持つ能力を始め、人間らしい優しさや温かさが失われ、慈愛も正義も信じられなくなり、人間性そのものが壊れてしまうように石もまた、生き物なので何度も叩いたり、圧力を掛け続ければ当然、金属疲労を起こして壊れやすくなる。だから、ロジー族は何度も叩いたり、無理に圧力を掛けるのではなく、水圧や電圧を使って優しく手間暇かけて亜硫酸ガス(二酸化硫黄)を石灰岩から抜いていた訳で、そうして愛情や真心を込めて丁寧に冶金(製錬&精錬)する方法をカソリック(キリスト教軍商社)の修道士達は無駄と(ののし)って散々、馬鹿にし、逆に止めさせてしまったことから欧米の冶金(製錬&精錬)術は衰退することとなった。)を突如、備え始めて操業し出したのだからドイツ政府の疑念は払拭することはなく、また、欧米人達(アングロ・サクソン民族)も朝鮮人達(倭族)も双方、冶金(製錬&精錬)が根本的に分かっていない素人同士なのに高品質の鋼材を造る製鉄所計画について集まっていくら話し合ったところで進展するはずもなく、結局、ドイツ政府もこの東ベルリン事件(1967年7月8日に韓国政府が公表)を機に製鉄所の建設計画から手を引き、欧米企業の融資の話は全てご破算になった。ところが、それで一旦、自分達の間違いや実力の無さ、周りから信用されていないことを認めて黙って引き下がり、正しい道を素直に受け入れてその道を歩んで努力すれば失敗や損失の傷も浅く済んで独自に成長していける新たな道も見つかるのにそういう向上心や未来志向といった明るい方向には気が向かず、とにかく今、自分達が融資を断られ、世界から「없어(オプソ)(できない)」と言われて笑い者になったという体面(世間体)が傷ついたことだけにこだわり、それを何とか取り繕うことしか頭にない虚栄心(プライド)の塊みたいな朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)は自分達の密かな貯金である日韓請求権並びに経済協力協定という戦争賠償金、つまり日本人の稼ぎ(税金)から建設費用を捻出することにしたらしく、結局、日本国民を太平洋戦争に巻き込ませて日韓請求権並びに経済協力協定として戦争賠償金を巻き上げ、欧米からの融資で製鉄所も建てて一挙両得で大儲けしようとあれこれ策を弄し、あちこち動き回った割に収穫はなく、朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)の威信の為だけに自分達の(ふところ)を痛めて製鉄所を建設した挙句、これがこの後、韓国政府を脅かすとんでもない金喰い虫となった。と言うのも、何度も同じ話をして恐縮だが、朝鮮人達(倭族)には冶金(製錬&精錬)がどうしても「없어(オプソ)(できない)」なので知識や技術を日本人(大和民族)に頼るしかなく、かと言って欧米の間違った軍事(暴力)的な冶金(製錬&精錬)術に心酔している彼らはその製法を踏襲しようとするため中世以来、欧米人達(アングロ・サクソン民族)が散々、時間と費用を賭けて何も分からない闇の中をひたすら手がかりを探し続けて失敗してきた暗中模索の文明(神が与えし智慧)探し競争(レース)に朝鮮人達(倭族)も参入することになった。その一方で丹念に物作りしたがる日本人(大和民族)の手も借りなければならず、粗悪な鉄鋼を大量生産するだけの欧米のインチキ製法の枠組みの中でそれとは相反する考え方を持った日本人(大和民族)の技術者や現場の労働者達が試行錯誤することになるのだから余計、迷走する。そのため、根本的に間違っている製法を直接、製鉄所を指揮、経営する韓国政府とそれを密かに後押しする朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)が決して(ゆず)らず変える気がない以上、日本人(大和民族)の技術者や労働者にできる範囲は限られてくるためどうでもいい細部にこだわるしかなくなり、それに“間接製鉄法”(=Blast(ブラスト) furnace(ファーナス) process(プロセス)、高炉法とも呼ぶ。第97話『不浄(1)』で説明した酸化還元反応と、第101話『智慧(2)』に出てきたピラミッドの頂上から小麦を投入することで小麦の重みを圧力として利用する発想から生まれた高炉を使う鉄の冶金(製錬&精錬)術で、高炉の頂上から鉄鉱石と石灰岩、コークス(蒸し焼きにした石炭)を投入して燃やすことによりコークス(炭素=C)と酸化鉄(FeO)が熱化学反応することでCO₂(二酸化炭素)+Fe(鉄)に分かれ、さらに鉄鉱石に含まれているシリカやアルミナ(酸化アルミニウム)といった不純物も高炉の中で石灰岩などと化学結合してスラグ(不要な金属と融剤が混ざっている不純物)として分離されるため高炉の底に鉄の純度が高い液状の銑鉄(せんてつ)(4%前後の高い炭素とまだ完璧に除かれていない不純物を含んだ鉄)ができる。この一旦、炭素と結合させて硬さを加えながら熱してドロドロに溶けた状態の銑鉄(せんてつ)に酸素(O)や空気を吹きこむことで再度、燃やして酸化還元し、適度な硬さになるよう炭素の量を減らして(大体、2%前後)目に見えない気体(ガス)などの不純物もできるだけ取り除き、元の鉄鉱石に戻すというか、鉄の純度を高めた上で鉄鉱石の主成分である酸化鉄(FeO)になるよう鉄鋼(2%前後の炭素を含んだ鉄)を調整するのがこの間接製鉄法(高炉法)であり、高炉のような軍拡用に鉄鋼を大量生産する為の巨大設備は古代では少なくても人類が製鉄(銑鉄(せんてつ)を造ること)並びに製鋼(銑鉄(せんてつ)から不純物を除いて炭素の量を調整した鉄鋼を造ること)を行いだして以来、一貫して行われてきた伝統的な製法でもある。)やら“直接製鉄法”(=Direct(ダイレクト) Reduced(レデュースド) Iron(アイロン) process(プロセス)、略してDRI。1950年代のアメリカのアイゼンハワー大統領が提唱した平和の為の原子力利用が始まって以降(第116話『汚水』(注1)その13のProject(プロジェクト) Plowshare(プロウシェア)を参照)、大っぴらに原子爆弾(核兵器)を使った石油や石炭などの資源採掘が行われることになり、急激な空気汚染により石油や石炭が枯渇し出したことからコークス(蒸し焼きにした石炭)を大量に使う高炉法(間接製鉄法)では遠からず鉄鋼生産ができなくなることを見越し、自動車用のバネなどの鉄鋼線材と軍用機に使われるチタンの生産で世界市場を占めている株式会社神戸製鋼所がチタン鉱石に多く含まれる鉄を分離する工程から思いついた製法で、あらかじめ石灰岩と一緒に焼いて不純物を大まかに取り除いた鉄鉱石=焼結鉱(しょうけつこう)(第116話『汚水』(注1)その17の投石器を参照)を不純物と化学結合しやすい一酸化炭素ガスや天然ガスなどのガス(気体)でもって燃焼させ、酸素(O)ごと除いて鉄鋼にしやすいよう炭素の量を抑えたスポンジ(海綿)状の錬鉄(れんてつ)(0.08%以下の炭素と完璧に除かれていない不純物を含んだ鉄)を造った後、その錬鉄(れんてつ)に再び炭素(C)や酸素(O)のガス(気体)を吹き込んで強度や鉄の純度を高めた鉄鋼にするのが直接製鉄法であり、開発された当初はMidrex(ミドレックス)法と名付けられた。Midrex(ミドレックス)とはアメリカのオハイオ州にあった小さな金属加工会社のParish & Bingham社を第116話『汚水』(注1)その10で話したイギリス政府(王室)が小さな金物屋を買い取った後、キリスト教の宣教を装って日本の冶金(製錬&精錬)術を盗み出し、その技術でもってその金物屋を有名企業に仕立てたのと同じ目的で買い取り、他にもいくつか似たような中小企業を乗っ取ってそれらと合併させた後、Midland(ミッドランド)-Ross(ロス)社と社名を改めさせたペーパーカンパニー(幽霊会社)から採ったもので、正しく書くなら“MIDland(ミッドランド)-Ross(ロス)’s() codEX(コーデックス)”「ミッドランド・ロス社の手順書」か、“MIDland(ミッドランド)-Ross(ロス)’s() Reduction(リダクション) EX(イーエックス)(=out of)iron(アイロン) ore(オール) process(プロセス)”「ミッドランド・ロス社の鉄鉱石から不純物を除く工法」、あるいは“MIDland(ミッドランド)-Ross(ロス)’s() REX(レックス) process(プロセス)”「ミッドランド・ロス社の王制存続法」のどれか、もしくはこれら全ての意味を併せて省略して付けた造語らしく、むろん、アメリカ政府が買い取った企業はどこも製鉄から製鋼まで鉄鉱石を扱ってきた経験はほぼなさそうなので当然、そんな工法を思いつくはずはないのだから例のごとく名もなき日本人(大和民族)の技術者や現場の労働者達が編み出した工法をアメリカ政府から借金して頭が上がらない日本政府と言うか、朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)がその借りた金を(とう)じて手下にしている株式会社神戸製鋼所の経営陣に盗ませ、それをまたアメリカ政府に無料(タダ)で渡したためその特許考案の出所(でどころ)が分からないようにする為に付けた英語名である。しかし、直接製鉄法は机上の理論では不純物が化学的に取り除かれることになっているが、高い温度と圧力で鉄鉱石を焼いて不純物を取り除こうとする間接製鉄法(または高炉法)でも取り除けない不純物がそれよりも低い温度と圧力の直接製鉄法で除けるはずはなく、しかも途中で造られるスポンジ(海綿)状の錬鉄(れんてつ)(0.08%以下の炭素と不純物を含んだ鉄)は酸素(O)ごと除かれているため腐食(錆び)を防ぐ自然の保護膜がなく、空気や海水に触れると急速に腐食して発熱したり、発火する。(第116話『汚水』(注1)その4参照)そのため事業として上手くいかなかったのかMidland-Ross社は1986年に破産して倒産し、アメリカ政府に後始末を押し付けられた神戸製鋼所が引き取った後、2023年現在は社名をMidrex(ミドレックス) Techno(テクノ)logies(ロジーズ) Incに改めて100%出資の子会社にしている。それでも枯渇することが分かっている石炭を大量に使う間接製鉄法(高炉法)に戻ることは無理なので何が何でも直接製鉄法を成功させるしかなく、そこで考え出されたのがスポンジ(海綿)状の錬鉄(れんてつ)をガス(気体)を使って上の炉で造った後、そのまま外部の空気に触れさせないよう下部に繋げてある別の炉に流し込んでそこに石炭を投入し、酸素(O)も吹き込んで高炉のように製鋼する方法で、要するにMidrex法と間接製鉄法(高炉法)を一緒に併せた製鉄法であり、これはチタン生産で神戸製鋼所と競合する東邦チタニウム株式会社などからチタン製錬の工法の情報を集めた三菱重工業株式会社と工場設備も建造している日立製作所(第116話『汚水』(注1)その6参照)という朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)出資の国策企業の“下で働くこれまた名もなき日本人(大和民族)技術者や作業員達”が自社と自分達の利益を向上させようと思って間接製鉄法(高炉法)より少ない石炭の量で済むよう考え出した工法だったのだが、これも何度も同じように彼ら労働者を見くびって人事権(労働者の採用、異動、昇進、解雇といった一生に関わる経歴(キャリア)を決められる権利)を勝手気ままに振りかざす二社の経営陣に横盗りされて朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)に献上され、それをまた借金の(かた)に欧米政府(王室)に盗られたらしく、イギリス政府(王室)が古代の冶金(製錬&精錬)術を知る人材を数多く召し抱えようとナチス政権を傀儡にヨーロッパ各地でユダヤ人狩りを行ってユダヤ人達を強制収容所送りにしていた頃(第107話『革命(2)』(注2)その2参照)、オーストリアに建てられた製鉄所が前身のオーストリア政府直営企業のVoest(フェスト)alpine(アルピーネ)社(現、Primetals(プライメタルズ) Techno(テクノ)logies(ロジーズ)社)と鉄鋼産業を中心に企業買収を行ってのし上がり、1969年にはMidland-Ross社の株も手に入れたウィリー・コーフ率いるドイツのKorf(コーフ) Engineer(エンジニア)ing(リング)社(現、Korf Steel(コーフ スチール)社)に渡り、Corex(コーレックス)法、正しく書くなら“COal(コール) Reduc(リダク)tion(ション) EX(イーエックス)(=out of)iron(アイロン) ore(オール) process(プロセス)”「鉄鉱石から石炭と不純物を減らす工法」、または“KOrf(コーフ) REX(レックス) process(プロセス)”「ウィリー・コーフが王になる為の方法」、“KOrf's(コーフズ) codEX(コーデックス)”「コーフの手順書」といった意味を込めた英語名が付けられ、これも結局、日本人(大和民族)から特許権は奪われて欧米白人種が考え出した工法にされた。しかし、Corex(コーレックス)法も量を減らしたとは言え、石炭を使うことに変わりはない上、冶金(製錬&精錬)の主目的である不純物(特に窒素(N)と硫黄(S))をなくすことは何ら解決していないのだから高品質な鋼材は造れない。そのため、その研究開発費が嵩んでVoest(フェスト)alpine(アルピーネ)社も、Korf(コーフ) Engineer(エンジニア)ing(リング)社のウィリー・コーフも破産し、ウィリー・コーフは用済みで飛行機事故に見せかけられて暗殺された。もちろん、この倒産した二社の後始末も日本人(大和民族)の稼ぎ(税金)や労働が使われて2000年にはとうとう三菱重工業と日立製作所が表舞台に出てきて経営することになり、2015年からPrimetals(プライメタルズ) Techno(テクノ)logies(ロジーズ)社と改称して企業再生を図ることとなった。その間、神戸製鋼所はMidrex(ミドレックス)法で外部の空気や海水に触れると発熱、発火する問題を解決すべく得意としてきたバネなどの鉄鋼線材に使われる圧縮や圧延技術を応用してホット・ブリケット装置と呼ばれる酸素(O)がなくなってスポンジ(海綿)状になった錬鉄(れんてつ)(0.08%以下の炭素と完璧に除かれていない不純物を含んだ鉄)を圧縮して押し潰し、新品をスクラップ(くず鉄)に変えてから鉄鋼にする方法を採るようになった。もうこうなっては高品質どころか、中古品や廃品と変わらない低品質でも構わなくなる。しかし、机上の理論では不純物が取り除かれた純度の高い鉄になると考えられているため実際に造られた鉄鋼がその理論から外れてどれほど不純物を多く含んだままであろうとも、鉄鉱石を始め、石灰岩や石炭、天然ガスといった資源が冶金(製錬&精錬)を行う前から既に軍拡による大気汚染で低品位な物ばかりか、そうした低品位な物ですら枯渇してきて手に入り難くなってきているとしても、また、たとえ高品位な資源を使って机上で考えた化学式の通りに世間の規格に適合する高品質な鉄鋼を工場では造れたとしても販売されて酸性雨などの外の過酷な自然環境に(さら)されると光合成(太陽光による呼吸分解)ですぐに劣化してしまっているとしても、現物や現状を見ない技術者や研究員は机上の空論だけを押し通す。しかも、圧縮や圧延を始め、欧米人達がキリスト(人殺しの十字架)教の布教にかこつけて他民族が行う冶金(製錬&精錬)を盗み見、世界各地から寄せ集めただけで実際のところ、その工程を行う意味や細かい理由について、つまり自分で働いてみないと分からない労働の真価(本当の価値や能力)を軽んじた張りぼての(見かけだけ真似た)デタラメ冶金(製錬&精錬)術を基礎に置き、金と人材さえ投入すれば何でも手に入ると傲慢に楽観視して無駄な機械や技術に巨費を注ぐ一方、必要な原材料や労力を減らしたり、無くしてでもなぜか些末(さまつ)な費用は節約し(ケチり)たがる矛盾も抱え、現実とかけ離れた妄想の世界で考えた世界最強の兵器(人殺しの玩具)とやらが莫大な富と永続的な繁栄を自分達の企業にもたらすと信じ、その日の気分任せにいい加減な指示命令を飛ばすだけの経営陣では実際の製鉄や製鋼を技術者や研究員、現場の労働者に任せっぱなしで自分達が敬い、従う欧米人達の冶金(製錬&精錬)や化学の理論自体、そもそも間違っているとはついぞ気づかないため当然、キリスト(人殺しの十字架)教が教える冶金(製錬&精錬)や化学などの物作りにおける根本的な考え方を見直したり、改めたりなど決してしない。そのため、Midrex(ミドレックス)法やCorex(コーレックス)法といった直接製鉄法(DRI)は人類がこれまで学んできた冶金(製錬&精錬)の中で進化した技術として2023年現在まで継承することとなったが、この直接製鉄法(DRI)が世界人類にもたらしたものは莫大な富と永続的な繁栄どころか、どこまでも悲惨としか言いようがない短期間での経年劣化による主に建物などの崩落事故と投入した費用や労力に見合った利益など一切、ないような膨大な損害だけだった。)、“Finex(ファイネックス)製鉄法”(日本の三菱重工業と日立製作所に開発させて一旦、利益になるかどうか試させた後、表向きオーストリア政府直営のVoest(フェスト)alpine(アルピーネ)社(現、Primetals(プライメタルズ) Techno(テクノ)logies(ロジーズ)社)に特許を移したCorex(コーレックス)法を1991年から朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)も本格的に韓国の浦項(ポハン)総合製鉄株式会社(現、POSCO(ポスコ))に導入するようになったのだが、上述した通り、依然、鉄鋼に含まれる不純物の除去はできていないため引き続き、それを解消する研究が行われ、英米両政府とオーストリア政府が操るVoest(フェスト)alpine(アルピーネ)社(現、Primetals(プライメタルズ) Techno(テクノ)logies(ロジーズ)社)が南米のベネズエラから盗んできたFinmet(ファインメット)法と呼ばれる古代から南米で言い伝えられてきた水圧(水素+酸素の圧力)、現代は水素や酸素などのガス(気体)圧を使って鉄鋼から不純物を除去する製鉄法をCorex(コーレックス)法と併せたのがこのFinex(ファイネックス)製鉄法である。Finmet(ファインメット)とは欧米人達が日本をジパングと呼んで金銀、財宝に恵まれた高度文明都市国家がかつて存在したと伝承し続けたように、南米にも似たような金銀、財宝が産出する理想郷、エル・ドラード(=El(エル) Dorado(ドラード)、語源は二通りで、元々は第116話『汚水』(注1)その12で話した通り、インドや支那(古代中国)などの中央アジア一帯が食糧危機を原因とした争奪戦で戦禍がひどくて暮らしていけなくなり、古代人達が船や飛行機を使って脱出し、太平洋諸島を経て南北アメリカ大陸へと移住していったため彼ら古代人達の言葉が現代はフィリピンの中央にあるヴィサヤ諸島やミンダナオ島の西北部などで話されるセブアノ語に残されていて、Dorado(ドラド)がセブアノ語で「主にアジ科やスズキ科に属する大型の肉食魚」、El(エル)はこれも第116話『汚水』(注1)その11でイースター島を13世紀頃に領有していた中米のシシメカ族とその子孫が興したアステカ帝国においてユダヤ教系のマナ教が国教になっていたと話した通り、ヘブライ語のEl(エル)「神」が影響しており、この二語を併せて元々、El(エル) Dorado(ドラード)とは中米に住む原住民達の言葉では「主食の魚を私達、人間に与えてくださる神」が語源だったのだが、イースター島に数多くの石像があるようにシシメカ族に教化されてマナ教(ユダヤ教及び先祖霊を崇拝する宗教)を信仰するようになった中米の原住民達は戦火を逃れて北上しながら移住していった青銅器時代の支那人(古代中国人)達が遺したわずかばかりの冶金術(製錬&精錬)を頼りに自分達でも金銀、銅、鉄などの金属加工を行い、特に中米から南米に連なるアンデス山脈の一部で現在のコロンビア共和国の北部に横たわるコルディエラ・オリエンタル山脈(=The Cordillera Oriental、コロンビア共和国を東西に分断する長さ1,200km、標高5,410mのRitacuba Blanco山を最高峰とする火山山脈で、標高2,640mの地点に首都ボゴタがあり、このコルディエラ・オリエンタル山脈と並行して西側に連なっているのが第107話『革命(2)』(注1)で話したフランスのクラフト夫妻に爆破された標高5,321mのネバド・デル・ルイス火山とボゴタに続く第二の大都市であるメデジンが標高1,500mの地点に造られている長さ約1,023km、最高峰がこれも500年間、噴火していなかったのに世界経済が顕著に失速し出した2007年頃から突如、噴火し出した標高5,364mのネバド・デル・ウイラ火山であるコルディエラ・セントラル山脈、その西隣が標高約1,000mの地点に第三の大都市カリがある長さ約1,200km、かつては標高が4,100mあったが、度重なる火山爆破=兵器実験による大気汚染や温暖化でコロンビアにある氷山の半分以上が溶けだしたことと、水力発電や石油といった燃料を自国民には与えず欧米の軍拡の為に輸出しているコロンビア政府による水や石油資源の乱掘から起きる地盤沈下、もしくは別に言い換えるなら海面上昇が原因で2023年現在の標高(海抜)が約3,601mに縮小しているらしいセロ・タマナ山(=Cerro Tamaná、語源はサンスクリット語でTamana「息がしにくい、息苦しい」とスペイン語のCerro「丘陵」を併せて「標高差が激しいため高山病(または急性減圧症候群。気圧の高低差に血圧の調整が間に合わず呼吸困難などの症状が出る病気のこと。第116話『汚水』(注1)その20の東京湾アクアラインを参照)に(かか)りやすい丘陵」という意味。)が最高峰であるコルディエラ・オクシデンタル山脈、この三つの山脈がコロンビア共和国の西側半分を占めて首都ボゴタを始めとする三大都市を形成しており、いずれの都市も山岳地帯に造られているのは古代から鉱山と金属加工が盛んだったからで、中央アジアから移住してきた支那人(古代中国人)達が赤道に近くて磁場が強い中米の土地柄を生かして灌漑(かんがい)(人工的に水を引き込むこと)などを行い、世界でも有数の火山地帯であるアンデス山脈を改良して金銀、銅、鉄といった鉱石資源を始め、石油などの燃料資源も開発し、冶金(製錬&精錬)を行っていたため彼らの高度な技能と豊かさに目を付けた異民族に妬まれて襲われ、開墾した土地を乗っ取られることとなり、そうして入植してきた欧米白人種も含めた異民族もまた、支那人(古代中国人)達と同じ鉱山開発や冶金(やきん)(製錬&精錬)で生計を立てていこうとするためそれらの都市が現代まで続くことになった。ちなみにコルディエラ・オリエンタル、コルディエラ・セントラル、コルディエラ・オクシデンタル山脈を始めとしてコロンビアの西隣のベネズエラ(正式名はベネズエラ・ボリバル共和国)にあるメリダ山脈を起点に、コロンビアの西南部にあるエクアドル共和国、その下に位置するペルー共和国、さらにその下のボリビア多民族国、ボリビアの東部に隣接しながら南下して拡がるチリ共和国、そのチリと隣接してボリビアの真下に位置するアルゼンチン共和国まで長さ8,900km、広義には南極大陸の北部にあるリアス式(第110話『灌漑(かんがい)』(注1)参照)の半島になっているグレアムランド地域までも含まれ、アルゼンチンにある標高6,960.8mのアコンカグア山(=Aconcagua、語源は南米のアンデス山脈一帯で栽培されているウリ科のachocha(アチョクチャ)またはcaigua(カイグア)と呼ばれる植物で、第116話『汚水』(注1)その11で甘いジュースにする為に栽培されていたジカロの実を兵器用としてウリ科のひょうたんに替えたと話した通り、このカイグア(アチョクチャ)もウリ科なので有毒なククルビタシン成分が含まれており、1985年に標高5,300m付近でアコンカグアのミイラと呼ばれる、わずか7歳の男の子を人身御供に捧げてミイラにし、そこで生物(細菌)兵器の開発(第116話『汚水』(注1)その10の楼蘭の美女を参照)を15世紀~16世紀にかけて現在のペルーやボリビア、エクアドル、チリ、アルゼンチンを支配していたインカ帝国が行っていた証拠の死体が見つかったそうなので山の至る所で兵器用植物が栽培されていたらしく、その兵器のカイグア(アチョクチャ)をヨーロッパへの輸出品にしようとしたのか外来語で古ギリシャ語のákōn「投げ槍、投げ矢」をつけてákōn(アコン)caigua(カイグア)「カイグア(アンデス瓜)の毒を塗った矢やミサイル(爆弾)を作っている山」との意味から名付けられた山である。)が最高峰であるアンデス山脈は太平洋沿岸地域に立ち並ぶニュージーランドからニューギニア、インドネシア、フィリピン、台湾、日本、千島列島、カムチャッカ半島、アリューシャン列島、アラスカ半島、カナダ、アメリカ、メキシコ、ガテマラ、エルサルバドル、ホンデュラス、ニカラグア、コスタリカ、パナマといった国々の火山群と共に(リング)状に造られている環太平洋造山帯(=the Pacific(パシフィック) Ring(リング) of(オブ) Fire(ファイヤー)、直訳すると「太平洋の火の環」)の一部でもあり、日本列島と南米大陸は規模こそ違えど国土の構造は全く同じである。そのため、地熱活動が盛んで効率よく空気循環が行われ、水資源や鉱石資源などに恵まれる一方、治水を間違えると干ばつや洪水、冷害、大気汚染といった数々の異常気象や気候変動で飢饉や財政破綻を招いて国力が弱まり、欧米人達に乗っ取られて滅亡したアステカ帝国や静岡県熱海市の伊豆山地区で山が崩落して土石流が太平洋に流れ出、日本の国土の一部が削られることになった事件(第116話『汚水』(注1)その11及びその21参照)などの例にもある通り、とんでもない災害が起こりやすいため環太平洋造山帯にある国々ほどその国土の運営次第で天国のごとく食料や資源に恵まれ、豊かに繁栄するか、それとは真逆に災害や飢饉、貧困に悩まされ、食料や資源の奪い合いで殺伐とした地獄のような暮らしを強いられるかが明確に分かれる地域はないと言える。)と呼ばれる氷雪に覆われた火山山脈の標高3,000m地点を純粋水素爆弾で爆破して造ったグアタヴィータ湖(=Laguna Guatavita、グアタヴィータの語源はサンスクリット語のguhā、またはインドネシア語のGua「洞窟、洞穴」に、最初は友好的な金取引を持ち掛けながら実際は占領しに来たスペイン人の奴隷商人や宣教師達に騙された原住民達が自分達の土地を説明しようとしたのか中世のキリスト教徒達がよく使うラテン語のVita「生命」を併せ、それにラテン語やスペイン語の前置詞であるde「~の、~に関連する」をつけようとして上手く発音できず(なま)ってtaとなったGua(グア)-de()-Vita(ヴィータ)「生命の洞穴」が本来の意味である。)は当初、支那人(古代中国人)達が湿式精錬を行う塩湖にしていたため(第116話『汚水』(注1)その12の塩浴法を参照)彼らを追い出してそこを乗っ取った現代のコロンビアでムイスカ族(=The Muisca、古ギリシャ語のmousikē’「音楽」から「音楽に釣られやすい人々」という意味)またはチブチャ族(=the Chibcha、語源はヘブライ語でChiun(キアン)またはKiyyun(キユン)、新約聖書のルカ書3章36節に出てくるCainan(カイナン)「カイン(人殺し)の子孫」というユダヤ教系の異端宗教の教祖名または宗派名で、要するに人身御供を主な儀式として行う悪魔信仰である。元はモーゼが興したゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教系ユダヤ教から派生した宗教の一つであり、旧約聖書に収められたアモス書の、

―『わたしは嫌いだ、

  お前達が行うどんな宗教儀式も祭祀も

  毛嫌いしている。

  お前達の集まり(ミサ)ですら汚らわしすぎて

  我慢ならない。

  お前達がどれほど

 「神様、見てください、

  私達は一生懸命、あなたが創った地球に貢献して

  こんなに立派な物を作り、稼いだんですよ」

  と言ってはその証拠として金銀、財宝、

  豪華な食事や(きら)びやかな品々を

  供物としてわたしの前に捧げようとも

  わたしは一切、受け付けない

  たとえそれが平和的な手段で作られた

  害のない品々であったとしても

  わたしはお前達、悪魔教の狂信者達が

  持ってくる品々は一切、気にも留めない。

  お前達のそのうるさい讃美歌や宗教音楽を止めろ

  お前達がたとえハープで優しく奏でようとも

  わたしはそんな白々しい音楽は一切、聞かない 

  そんな虚しい音楽を奏でて

  わたし(天)に向かって祈祷や願い事をするより

  絶え間ない川の水のごとく正義を行って見せろ

  本当に正しい言葉と行動を

  常に止めることなく、一貫として、

  やって見せたらどうだ


  お前達、悪魔教の

  ヘブライ人(古代ユダヤ人)達は

  奴隷の身分を逃れて命からがら

  エジプトを脱出し、

  40年も国土もなく砂漠を流離っている間、

  わたしがマンナ*(パンになる蛾)を

  降らせてやった時でも

  一度でも神であるわたしに心から感謝して

  断食したり、供物を捧げたことがあったか?

  そんな殊勝な心を抱くよりも

  憎悪と嫉妬、恨みだけをその心にたぎらせ、

  お前達自身ででっち上げた神だの、王だの、

  聖人だのと、

  モロク教(=Moloch、語源はバビロニア帝国の

  国教だったマルドゥク神**)やら

  キアン教(=ChiunまたはKiyyun、

  「カイン(人殺し)教」)の経典がどうのと

  血迷った言葉ばかりを唱え、

  どうでもいいような愚か者達を畏怖して賞賛し、

  その愚か者達の為に神像やら銅像、

  神殿も建ててやり、

  本物の神であるわたしよりもその愚か者達の方を

  信じて頼るのだから

  好きにするがいいと言ってお前達を突き放し、

  シリアのダマスカスより西に住む白人達に

  囚われて奴隷になるよう

  再びその身分を(おとし)めさせた。』

 と、我ら主であり、

 この地球上のあらゆる国々を仕切る者達の

 遥か最上の地位におわし、

 その者達を支配している全知全能の神様が

 そう仰っている。

         (ジェームズ王訳聖書版アモス書5章21節~27節)


*マンナについては第116話『汚水』(注1)その3を参照。

**マルドゥク神については116話『汚水』(注1)その12を参照。


という聖句の中でたった一度だけ、しかも世界中の言語に翻訳され、その中で相当数ある英語訳聖書においても中世の頃に翻訳されたジェームズ王訳聖書(=the King James Bible)や清教徒達が使っていた16世紀のジュネーブ聖書(=the Geneva Bible)にしか出てこない、その名を知る人自体、かなり少なく、アモス書に記されている通り、ユダヤ教においても禁じられてとっくに紀元前の昔に消滅しているはずの異端宗教なのだが、それがどうして中米のコロンビアはもとより、中世以降、英語圏のキリスト教徒達の教科書になっていたジェームズ王訳聖書やジュネーブ聖書(英語訳聖書)にもその名が伝わったのかと言うと、ナザレのイエスが生きていた頃のユダヤ教の学者グループであるファリサイ派やヘロデ王、ヘロディアスの実家だったハスモン王朝などがキウン(悪魔)教の経典(教科書)であるヨベル書(=The Book(ブック) of(オブ) Jubilees(ジュービリーズ)、聖書の『創世記』において宇宙を創造した神が7日目に休息したことにちなんでその日を聖なる休息日として天地の法則、つまり自然法則の一つに定められたことから7日、7週、7か月、7年を歴史(時、期間)の重要な区切り、節目(ふしめ)と考え、まだゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教に感化されていなかった頃のモーゼ達、ユダヤ教を創設したヘブライ人(古代ユダヤ人)達が誰もが平和に安心して暮らせるよう7度目の7年後、つまり、49年後の翌年である50年目を“ヨベルの年”(=ヘブライ語で yōḇel、英語はJubilee(ジュービリー)で、語源はインド・ヨーロッパ祖語の*yu-「喜びの叫び、自由と勝利のうれし泣きの声」と、兄カインに焼き殺された弟のアベル(ヘブライ語でHébel)を併せ(第92話『ロゴス(言葉)(2)』&第116話『汚水』(注1)その4参照)、*yu-Hébel「弟アベルの喜びの叫び、罪もないのに理不尽な理由からスケープゴート(贖罪の羊)にされて殺されたり、卑しめられて忘れ去られた人々が神の裁きによってその汚名を晴らし、その権利と尊厳が元に戻され、それまでの恨みや悲しみから解放されて上げる自由と勝利のうれし泣きの声」という意味で、簡単に言うと、「名誉や身分が回復される年」のこと。)と呼んで不当な借金や奴隷契約のような年季奉公などからの解放を戒律に定めていたため(レビ記25章参照)そこからゾロアスター(暴力&原子爆弾礼賛)教系キアン教(悪魔教)を信じるユダヤ人達が妄想的な拡大解釈を行い、この7日、7週、7か月、7年という節目に宇宙を創造した神が休息してこの世から善なる神がいなくなると考え、その機に乗じてキアン教(悪魔教)の信者達の先祖であり、堕天使(悪魔)達とカイン(人殺し)の娘達との間に生まれた魔王とその血族の巨人族がこの世を支配できるようになると説く一方、闇の宗教団体の考えとは裏腹に現実社会に出回っている聖書や言い伝えは善なる神の裁きによって善人達は救われ、悪魔達に天罰や天誅(てんちゅう)が下り、人々は再び善なる神の存在を強く認識して称え、この世は善なる神に永遠に支配される天国になるとの話が真実であるため、この世間で知られる真実の聖書や伝承を何とか(くつがえ)し、未来に起こるだろう善なる神の裁きを阻止しようとキアン教(悪魔教)のプロパガンダ(大衆洗脳宣教)の為に書かれたのがこのヨベル書であり、いわゆる偽聖書で、単に聖書を基に創作した幻想(ファンタジー)小説(おとぎ話)に過ぎないのだが、(はた)から見れば幼稚で馬鹿らしくて気が狂ってるとしか言いようがないデタラメばかりの悪魔信仰でも信者達の方は真剣なのだからこの7日、7週、7か月、7年という節目に神が宇宙や地球からいなくなると本気で信じているようで、聖書に書かれた(こよみ)や歴史を研究して神が不在になる時=魔王が政権転覆(クーデター)を図ってこれまで伝承されてきた(ふる)い神から新しい神に成り代われる時を探して占う為の研究書でもある。しかしながら、こうしたオカルト(超常現象)宗教団体は何かと自分達の都合に合わせて聖書そのものを書き換えたり、嘘を付け加えたり、削除したりしていろいろ(いじく)ってしまうため(カレンダー)も歴史も自分達がでっち上げた嘘や作り話が入り混じってぐちゃぐちゃになり、そこへ嘘と真実の整理や区別もつかず年がら年中、悪魔やら占い、幽霊、戦争(人殺し)がどうのと自分達の嘘や作り話を創作することに酔ってる彼らキアン教(悪魔教)の信者達が必死に聖書の(こよみ)や歴史を研究したところで全く意味はないと思うのだが、いつまでも自分達が妄想するおぞましい血みどろのおとぎ話や異世界(地獄)に浸っていたい狂信者達にそんな良識を説いたところで時間の無駄なのでこれ以上、この本については突っ込まないでおこうかと思うが、ヨベル書以外に70年や490年(70度目の7年後)、62年といった期限を設けて聖書の中で未来を予言している本として有名なのはエレミヤ書とダニエル書で、ちょうど闇組織の聖書である偽聖書のヨベル書の原本が書かれたと見られる時期が“世界中の人々から2023年現在、認められている表社会(本物)の聖書”であるエレミヤ書やダニエル書の現存している原本の時期と似通っているため(BC2世紀頃)、恐らくこの時期に歴史が見直されて本当に正しい未来予測を行った預言者としてエレミヤやダニエルが再認識され、その一方でそれを覆して自分達の教えや思想を人々に認めさせたいキアン教(悪魔教)が反論も兼ねてこの二作(にさく)の聖書を真似て書いたのがヨベル書と思われるので、これら本物と偽物の聖書の違いについて補足しておくなら、政権(王朝)が変わる度に年号を変えたり、いい加減な天体観測で時間設定が滅茶苦茶だったりと(第116話『汚水』(注1)その16のうるう秒を参照)現代の(カレンダー)や年代も正確とは言い難いが、それでも王権を維持しようと大衆に重税を課し、預言者エレミヤを始め、自分の政権への批判や非難をする者を不当に逮捕したり、焚書(ふんしょ)したりして言論統制を行い、悪政を敷いていたユダ王のジェホイアキム(別作品『不正アクセスによりわたしの作品を妨害する方々へ』&第116話『汚水』(注1)その12のクメール王朝を参照)に対し、預言者エレミヤが

― This is what the Lord says:

“Go down to the palace of the king of Judah

and proclaim this message there:

 ‘Hear the word of the Lord to you,

king of Judah,

you who sit on David’s throne—you,

your officials and your people who come

through these gates.

This is what the Lord says:

Do what is just and right.

Rescue from the hand of the oppressor

the one who has been robbed.

Do no wrong or violence to the foreigner,

the fatherless or the widow,

and do not shed innocent blood in this place.

For if you are careful to carry out

these commands,

then kings who sit on David’s throne will come

through the gates of this palace,

riding in chariots and on horses,

accompanied by their officials

and their people.

But if you do not obey these commands,

declares the Lord,

I swear by myself that

this palace will become a ruin.’”


― これが主の仰ったこと:

 「ユダ王の宮殿に行ってこの言葉を伝えよ。

  『聞け、主の御言葉を、ユダの王よ。

   ダビデ王に続いて王座に座っているお前と、

   お前の指示命令を聞き、

   自分達の願い事をお前に頼みに

   宮殿へとやって来るお前の取り巻き連中である

   臣下や臣民達よ、

   これが人類を創りし創造主の仰った

   御言葉である。

  

   『正義と善に(かな)うことを行え。

    

    正当な権利や尊厳を奪って

    圧政を行う者達の手から

    人々を救え。

   

    たとえ自分達とは血が繋がらない異民族でも、

    また、親のない者や

    夫などの後ろ盾のない弱い女などに

    悪事を行ったり、

    暴力をふるったりして

    罪もない大衆の血でこの地球の大地を(けが)すな。

   

    もし、これら神の定めし掟に注意を払い、

    実行するなら

    お前達の王権や宮殿は維持される。

    だが、神であるわたしの善意の言葉に従わないのなら

    この宮殿は必ず滅び、

    瓦礫(がれき)と化す。


For this is what the Lord says

about the palace of the king of Judah:

“Though you are like Gilead to me,

like the summit of Lebanon,

I will surely make you like a wasteland,

like towns not inhabited.

I will send destroyers against you,

each man with his weapons,

and they will cut up your fine cedar beams

and throw them into the fire.

 

  これがユダの王の宮殿について

  我らの主が仰ったことである。

  『たとえ、お前が硬くどっしりと横たわっていて

   ギレアドの丘陵のように

絶対に無くなりそうに見えなくても

高くそびえ立つレバノン山脈のように

その高い王座に座って

栄耀栄華を極めてきたとしても

必ずやわたしはお前を荒れ地のように

没落させてやろう。


誰一人住めなくなるような町や村々が拡がり、

お前が君臨してきた

この国土を荒廃させてやろう。


お前に逆らい、お前の持っている

全てを壊す者達を

お前の元に次から次へと送ってやろう。

それぞれが武器を持って

お前の貴重な財源だったレバノン杉を切り倒し、

ことごとくそれらを燃やして

お前がこれまで誇ってきた全てを

奪い去っていくことだろう。


“People from many nations will pass by

this city

and will ask one another,

‘Why has the Lord done such a thing

to this great city?’

And the answer will be:

‘Because they have forsaken the covenant

of the Lord their God

and have worshiped and served other gods.’”


 『今後、多くの国から人々がやって来て

この土地を通る度に

お互いこう噂し合うことだろう。

 「どうして神様は繁栄していたこの土地を

 こんな風に荒れさせてしまったのだろう?」


 「天罰が下ったからさ。


   我ら人類を創ってくださった創造主である

   神様が

   天地を創造した時から

   人類の幸福と繁栄の為にと

   定めてくださった天地の掟を(あなど)って犯し、

   そんな愚かな真似をする連中をわざわざ

   君主とか大臣とか、大統領とか

   書記長とか、国家指導者とか、

   時には恐れ多くも“神”というその御名を悪用して

   祀り上げ、

   本当の神様よりも

   そんな愚か者達を信じて頼ったから

   こんなに惨めにみっともなく


   (すた)れて滅ぶことになったのさ」と。


   Do not weep for the dead king

or mourn his loss;

   rather, weep bitterly for him who is exiled,

   because he will never return

   nor see his native land again.



  『死んだ王とやらの為に泣いてやる必要はない。

   王が死んだことを嘆くより

   むしろ捕らわれて虜囚となった

   その王の子孫の為に

   涙を流してやれ。

   捕らわれの身となった王の子孫とやらは

   二度とこの地に戻って

   復権することもなければ

   繁栄することもない。』

         (エレミヤ書22章1節~10節)



― The word came to Jeremiah

concerning all the people of Judah

in the fourth year of Jehoiakim

son of Josiah king of Judah,

which was the first year of Nebuchadnezzar

king of Babylon.

So Jeremiah the prophet said

to all the people of Judah

and to all those living in Jerusalem:

For twenty-three years-

from the thirteenth year of Josiah

son of Amon king of Judah

until this very day-

the word of the Lord has come to me

and I have spoken to you again and again,

but you have not listened.


― ユダ王ジェホイアキム王の治世が始まって

  4年目、

  バビロニア王のネブカドネザル2世の治世が

  1年目の時に

  ユダの人々について神の御言葉がエレミヤの元に

  届いた。

  そのため、預言者エレミヤは

  ユダの全国民とエルサレムに住んでいる

  全ての人々に向けて

  その御言葉を告げた。

  『23年間、アモンの息子でユダ王のヨシアが

   王座に就いてから

   13年目より今日(こんにち)この日まで

   わたしは神の御言葉を受け取ってきた。

   だから、何度も何度も

   わたしはあなた達に伝えてきたが、

   あなた達は誰も聞こうとしなかった。


  And though the Lord has sent all his servants

the prophets to you again and again,

you have not listened or paid any attention.

They said,


“Turn now, each of you,

from your evil ways and your evil practices,


and you can stay in the land

the Lord gave to you

and your ancestors

for ever and ever.


Do not follow other gods

to serve and worship them;

do not arouse my anger

with what your hands have made.

Then I will not harm you.”


  それでも我が創造主は

  ご自身の善に従う者達や預言者を何度も何度も

  あなた達の元へと送って言い聞かせたが、

  そこまでしてもあなた達はちっとも

  耳を貸そうとも

  注意を払うこともなかった。

  神に従う彼ら預言者達は皆、こう言ったはずだ。

  

 

 『お互いに

   

  自分自身を振り返って

   

  道理から外れた行いや悪事を今すぐ止め、

   

  人間らしい良心(理性)に沿った生き方をしろ』と。

   

  そうすれば主である神が

  あなた達自身やあなた達の先祖に与えてくれて

  生まれ育ったこの地で

  長く

  永続的に

  暮らしていける。

   

  神に逆らって悪事をそそのかし、

  神を詐称する愚かな連中に従い、

  その者達を祀り上げたり、

  敬ったりするな。

   

  それら愚民の偶像を作って

  神であるわたしを怒らせようと挑発するな。

  そんな事をしなければ神であるわたしは

  お前達の誰も傷つけたり、

  不幸にしたりなど決してしない。




“But you did not listen to me,”

  declares the Lord,

 

  『だが、お前達は誰も

   神であるこのわたしの言葉を聞かなかった』と

  主は仰っている。



  “and you have aroused my anger

   with what your hands have made,

   and you have brought harm to yourselves.”

  

  『それどころか、お前達は神を怒らせようと

   その手で様々な兵器や

   神を気取る愚か者の姿をかたどった

   偶像を作っては

   ますますそれらを敬い、

   本当の神であるこのわたしを挑発し、

   自分達で勝手に

   自分達自身の生命と財産を脅かして

   傷つけることとなった』



Therefore the Lord Almighty says this:


  “Because you have not listened to my words,


   I will summon all the peoples of the north

   and my servant Nebuchadnezzar

   king of Babylon,”

declares the Lord,


  “and I will bring them against

this land and its inhabitants

and against all the surrounding nations.


I will completely destroy them

and make them

an object of horror and scorn,


and an everlasting ruin.


I will banish from them

the sounds of joy and gladness,

the voices of bride and bridegroom,

the sound of millstones

and the light of the lamp.


This whole country will become

a desolate wasteland,


and these nations will serve

the king of Babylon

seventy years.


  「それゆえ、我ら人類を創りし創造主は

   こう仰った。


   『お前達は誰一人、

    神であるわたしの言葉を

    まじめに聞こうとしなかった。


    だから、わたしは北方から別の民族を

    呼び寄せ、

    善なるわたしの言葉に従う

    バビロニア王のネブカドネザル2世を

    この地に招く。


    この地を荒廃させ、

    ここに誰も住めなくなるなるよう

    また、この周辺にある国々の土地も

    わたしが異民族を呼び寄せて

    完全に滅ぼしてやろう。


    そしてわたしはお前達を

    自分達の民族名を恥じて名乗れないような

    世界の()け者、

    嘲笑の的にしてやろう。

    

    未来永劫、ユダ王国と呼ばれてきた

    お前達の王朝(政府)が

    復興することはない。

    

    楽しい笑い声や歓喜の声も

    この地から消える。

    結婚式を祝う声が

    聞こてくることももうない。

    パンを焼く為に

    石臼(いしうす)()く(食料や物資を生産する)音も

    ランプの灯り(燃料や資源)も

    消え果て、

    


    この国全体が荒れ果てた荒野と化す。

    

   

    そして、これらの国々は今後、70年間、

    バビロニア王朝(政府)に

    支配されることになる。


“But when the seventy years are fulfilled,

I will punish the king of Babylon

   and his nation,

the land of the Babylonians,

for their guilt,”

declares the Lord,

“and will make it desolate forever.

I will bring on that land

all the things I have spoken against it,



all that are written in this book



and prophesied by Jeremiah

against all the nations.


They themselves will be enslaved

by many nations and great kings;


I will repay them

according to their deeds

and the work of their hands.


  『だが、70年間のお前達の虜囚が終われば

   今度はバビロニア王とその王朝(政府)、

   そしてそれに従うバビロニア人達が犯してきた

   あらゆる罪を

   神であるわたしが再び取り上げて罰しよう』と

  主は仰った。

  『その後は二度とバビロニア王国を復興させず

   必ずそこを荒れ地にしてやる。

   神であるわたしの善意の言葉に従わなかった

   愚か者や堕落した国(組織)がどうなるか

   これまで散々、

   人間達に言い聞かせてきた通りに、



   この聖なる書物に記されたその通りに



   預言者エレミヤが

   世界の腐敗した国々(王朝)に対して

   預言した通りに

   わたしはあのバビロニア王国も

   滅ぼしてやろう。

   今は栄耀栄華に酔いしれていい気になっている

   傲慢なバビロニア人達も

   そのうちお前達と同じく多くの王朝(政府)や

   様々な支配者達の

   奴隷にされていくことだろう。

   わたしはそうして彼らの実際の行いや

   その手で築いてきた仕事の成果に応じて

   それに見合った正しい報いを授けるだろう』


― This is what the Lord,

the God of Israel, said to me:

“Take from my hand this cup filled

with the wine of my wrath

and make all the nations to whom I send you

drink it.

When they drink it,

they will stagger and go mad

because of the sword

I will send among them.”


「これが我ら人類の創造主であり、

 イスラエル人

(悪党の圧政に耐え、最後に打ち勝つ者)を

 守りし神がわたしに仰ったこと。

 『全て我が子と思い、

  誰もが幸せに繁栄してくれと願って

  我が手で創ってやったのに、

  その全ての神であるわたしを裏切り、

  わたしに逆らって

  言うことを聞かない連中に対する

  怒りと悲しみの涙に満ち溢れた

  この聖杯(ホーリーグレイル)を受け取り、

  これからわたしがお前を遣わす

  あらゆる国の

  あらゆる王朝(政府)に巣食っている連中に

  それを飲ませるがいい。

  この怒りと悲しみの酒を飲めば

 (この預言書を読めば)

  きっと連中は心かき乱され、よろめき、

  怒ったり、嘆き狂うことだろう。

  なぜなら、わたしは連中を滅ぼす(やいば)

  これから送るからだ』



So I took the cup from the Lord’s hand

and made all the nations

to whom he sent me drink it:

Jerusalem and the towns of Judah,

its kings and officials,

to make them a ruin

and an object of horror and scorn, a curse

- as they are today;

Pharaoh king of Egypt,

his attendants, his officials

and all his people,

and all the foreign people there;

(中略)

- all the kingdoms on the face of the earth.

And after all of them,

the king of Sheshak will drink it too.



 そうして、わたしは主の御手から

 その怒りと悲しみの聖杯を受け取り、

 神が遣わしたあらゆる国々(王朝)の人々に

 それを、

 神の怒りと嘆きに溢れた御言葉の酒を

 飲ませた。

 エルサレムやユダの町々に住む人々にも、

 それらの都市を支配してきた王や臣下達にも

 これから起きる国家(王朝)の滅亡を伝え、

 彼らが迫害されて、世界から愚民、賎民と罵られ、

 嘲笑われて呪われると教えた。

 - まさしく今日、その通りになったように。

 世界帝国を気取る

 エジプト政府(王朝)のファラオ(王)にも

 そう伝えたし、

 その従者や高官達にも、

 また、エジプトの国民はもちろん、

 そこで暮らす外国人移民にも

 同じ事を散々、話した。

 「お前達、神(正義)に逆らいし愚民は滅ぶ」と。 

 (中略)

 この地球上にある

 あらゆる王国(政府組織)に対して

 そこに住むあらゆる人々に対しても

 神から受け取ったこの怒りと悲しみに満ち溢れた

 涙の聖杯を

 わたしは手渡していくことだろう。

 そしてその彼らに続いて

 いかにもこれまで被害者のように装って

 あらゆる王国(王朝)につき従い、

 似たような悪事や犯罪を重ねてきた

 シシャク

(現在のエジプトやリビア、エチオピアなどの

 アフリカの古い呼び名)

 の王や高官達もまた、神の怒りと悲しみに満ちた

 滅びの酒を飲むことになるだろう。


 “Then tell them,

‘This is what the Lord Almighty,

the God of Israel, says:

Drink, get drunk and vomit,

and fall to rise no more

because of the sword I will send among you.’

But if they refuse to take the cup

from your hand and drink, tell them,

 ‘This is what the Lord Almighty says:

You must drink it!

 

「それから、連中にこうも言ってやれ。

 『これがイスラエル人(困難と試練に打ち勝つ者)

を救いし

  全知全能の主が仰ったことだ。

  滅びの酒を飲め、愚か者ども

  お前達のこれまでの愚行に心痛めてきた

  わたしの怒りと悲しみの酒を飲み干し、

  恐怖と不安でフラフラになって

  自分達の愚鈍さと醜悪さとおぞましさに

  吐き気を覚えるがいい。

  そして、二度と国政にしゃしゃり出てきて

  口出そうとしたり、

  大衆の上に立って指図命令しようなどと

  身の程知らずな真似をするな。

  二度とそんなおこがましい真似ができないよう

  神であるわたしの怒りと苦難の矛先を

  お前達に向けてやる』と、

 そう、連中に言ってやれ。

 それでもお前から手渡された

 世界中の様々な大衆が

 お前達、愚鈍な王侯貴族や政治家連中に

 これまで散々、味合わされてきた

 怒りと慟哭の嘆きの杯を受け取って

 それを飲むことを拒否したなら

 連中にこう言ってやれ。

  『お前達はこの神であるわたしと

   大衆が味わってきた

   怒りと悔しさと悲痛の酒を

   飲む“義務(責任)”がある。

   お前達は神であるわたしに向かっても

   神以上の能力があると豪語し、

   大衆に向かっても

   国民の生命と財産を守り、養ってあげる

   “責任者(国家元首)”だと

   天(宇宙)と地(地球)において

   宣誓したのだから!』


― See, I am beginning to bring disaster

  on the city that bears my Name,

  and will you indeed go unpunished?

  You will not go unpunished,

  For I am calling down a sword

on all who live on the earth,

declares the Lord Almighty.’

  

  『ほら、これまでに予告しておいた通り、

   “神”と言うこのわたしの名を刻んだ

   都市という都市に

   わたしは様々な災難を送ってやっている。

   それでもお前達は

   自分達だけは天罰から逃れられるとでも

   ふざけて言うのか?

   お前達は絶対に逃れられるはずはない。

   なぜなら、神であるわたしは

   この地球上のあらゆる生物に

   苦難と滅びの鉄槌(てっつい)を下したのだから』と

 全知全能の神はそう仰っている。



 “Now prophesy all these words

against them and say to them:

  

  『さぁ、今こそ世界中のあらゆる国々を

  “何の資格も権利もないのに”

   不当な身分や特権を勝手に自分達で

   でっち上げて

   国政や大衆を取り仕切ってきた

   下賤で邪悪な連中を非難する

   これら全ての聖なる神の言葉でもって

   あの愚か者どもにこう言ってやれ』


  

 “‘The Lord will roar from on high;

 he will thunder from his holy dwelling

and roar mightily against his land.

He will shout

like those who tread the grapes,

shout against all who live on the earth.

The tumult will resound

to the ends of the earth,

for the Lord will bring charges

against the nations;

he will bring judgment on all mankind

and put the wicked to the sword,’”

declares the Lord.


 『主はお前達よりも遥かに上空の、

  宇宙の果てから

  その怒りの御声を上げることだろう。

  神は人がどうやっても到達することのできない

  聖なる座所からその怒りの稲光を落とし、 

  唸るような雷を

  神が創りしこの地球に(とどろ)かせることだろう。

  まるでブドウの実を強く踏みつけるがごとく、

  神はこの地球上に住むあらゆる生物に、

  全人類に向けて

  怒鳴り声を上げるだろう。

  それに驚いて騒ぐ人々の混乱の声が

  地球の最果ての国に響き渡る。

  なぜなら、我ら人類の創造主が

  世界中の大衆を侮り、舐めて

  神様気取りで地球を取り仕切ってきた

  あの愚かで堕落した各国政府(王朝)に対し、

  永遠に赦されない大罪中の大罪であるとの

  有罪判決を下したから。

  神は全人類に公平な裁きを下し、

  神に選ばれし政府(王朝)という看板を隠れ蓑に

  大衆を欺瞞(ぎまん)し、蹂躙(じゅうりん)してきた

  悪意ある愚か者達に対し、

  その怒りの矛先を差し向けた』と

 我が主はそう宣告なさった。



― This is what the Lord Almighty says:

“Look! Disaster is spreading

from nation to nation;

a mighty storm is rising

from the ends of the earth.”


 「これが全知全能の神の御言葉である。

  『見るがいい。

   今まさに天災はあらゆる国から国へと

   拡がっていってる。

   全てを打ち砕く怒りの嵐が

   地球の最果ての国から立ち上がる』


At that time those slain by the Lord

will be everywhere

- from one end of the earth to the other.


 「その時には我が主に打ち砕かれた者達が

  至る所で倒れていることだろう。

  ― 地球の果てからその果てまで延々に」


They will not be mourned or gathered up

or buried,

but will be like dung lying on the ground.


 「だが、そうやって倒れていった者達を

  誰も悲しんだり、惜しんだりもしない。

  彼らの死体を集めて

  墓に埋めてやろうともしないだろう。

  ただ、地面に落ちている家畜の糞と同じように

  放って置かれるだけになる」



Weep and wail, you shepherds;

roll in the dust, you leaders of the flock.

For your time to be slaughtered has come;

you will fall like the best of the rams.

The shepherds will have nowhere to flee,

the leaders of the flock no place to escape.

Hear the cry of the shepherds,

the wailing of the leaders of the flock,

for the Lord is destroying their pasture.

The peaceful meadows will be laid waste

because of the fierce anger of the Lord.

Like a lion he will leave his lair,

and their land will become desolate

because of the sword of the oppressor

and because of the Lord’s fierce anger.


 「泣き叫んで自分達の惨めな末路を呪うがいい、

  ゴミや塵屑をまとえ、

  王だの、天皇だの、大臣だの、

  大統領だの、国家指導者だの、

  現人神(あらひとがみ)だのと傲慢に詐称してきた

  愚かな犯罪者ども

  お前達もとうとう屠殺(とさつ)される時がやって来た。

  まさに丸々と太って食べ頃の羊のごとく

  お前達が大衆を裏切って

  彼らを無慈悲に虐殺してきたのと同じように

  お前達自身も切り裂かれる時がやって来たのだ。

  お前達、国民を守る最強の王とやらを

  名乗ってきた愚か者どもの弱々しい命乞いや

  絶望の声を聞くがいい

  国民を指導するリーダーとやらが

  みっともなく泣きじゃくる声も

  聞こえてくるはずだ

  なぜなら、主はお前達、悪徳君主や犯罪指導者が

  これまで蓄えてきた大事な資産や実り多い所領を

  全て潰していくのだから

  それまで安心、安全に思えていた資産や

  緑豊かだった所領は

  全て消え失せ、枯れ果てる。

  主の激しい怒りによって全て消滅する。

  獅子が自分の縄張りを守るがごとく

  この地球を陰ながら支えてくれていた我が主は

  獅子がその巣穴を見捨てて去っていくのと同じく

  我が主もまた、この地球を見捨て

  荒れ果てるままにする。

  それはこれまで大衆を制圧する為に

  せっせと愚か者達がこさえてきた

  兵器(人殺しの玩具(おもちゃ))のせいであり、

  また、神の猛烈な怒りによるものでもある」

              (エレミヤ書25章)


と予告した通り、ジェホイアキム王はバビロニアのネブカドネザル2世に打ち負かされて戦死し、エレミヤ書に書かれたロバの死骸と一緒にされて墓もなくエルサレム市の門外に放り出されたかどうかまでは定かでないが(エレミヤ書22章19節参照)、戦時中なので国葬する暇はなく、8歳か18歳か、文献記録がそれぞれ違っていて年齢がはっきりしない彼の息子をとりあえず王位に就かせたものの、わずか三ヶ月ほどでネブカドネザル2世に占領されたため結局、虜囚となってバビロニアに連行され、そのままジェホイアキム王の息子は二度と祖国に戻ることはなく一生をバビロニアで過ごしたようで、また、この時にエレミヤを始め、ダニエルその他のユダヤ人達も大勢、バビロニアに連れていかれたためこのバビロニア捕囚が起こった年が現代の考古学の推測だとBC598年~BC597年だそうで、その後、ジェホイアキム王に弾圧されていたエレミヤを保護したり、ダニエルの深い見識を高く評価し、国政の顧問(アドバイザー)に召し抱えるなどネブカドネザル2世のような神(善)に従う賢君はバビロニアには現れず、これもエレミヤが預言した通り、バビロニア王朝(政府)も没落していき、次に中東の覇権を掌握したのはアケネメス朝ペルシャのキュロス王で、キュロスという名前自体、キュロス王の母語であるエラム(古代イラン)語とバビロニアの公用語のアッカド語を併せてKuru-uṣur「クル族を守り給え」であり、第116話『汚水』(注1)その3で話したイスラム教の教祖のムハンマドと同じく先祖はインドから現在のイランのペルシャ湾沿いに移住してきたキャラバン(隊商)だったらしく軍人と言うより根っからの商人だったためチャアパ・カーネー(宅配所)を中継とする郵便制度を設けて国際交易の拡充を目指していたこともあって(第91話『ロゴス(言葉)(1)』参照)、自国民や異民族といった出身を問わず有能な人材ならば破格の待遇でもって自国で囲って養い、自国の発展を図るバビロニアのやり方とは違い、異民族を元の母国に返して自由に自国と行き来させ、自分達の国では生産できない食料や物資を運ばせて自国だけでなく、異民族達の国も繁栄させようとしたことからバビロニアに移住させられていたユダヤ人達も祖国に帰れることとなり(現在、イギリスの大英博物館に保管されているキュロス王が無血でバビロニア人達を従属させ、彼らを自由に解放すると約束した宣言が記されている粘土で作られた円筒(シリンダー)状の石碑のキュロス・シリンダー(=The Cyrus Cylinder、BC539年~BC538年頃発表)を参照)、破壊されて焼野原となったエルサレム市の神殿や都市機能の復興が始まった年がちょうど77年(70年&7年)後のBC521年~BC520年だったらしく、エレミヤの言った70年後のヨベルの年(犠牲にされた人々の名誉と身分が解放される年)は確かに地球上の歴史において実現している。また、エレミア書同様、聖書とされているダニエル書でも、

- In the first year of Darius son of Xerxes

  [a Mede by descent],

who was made ruler over

the Babylonian kingdom-

in the first year of his reign,

 

  アケネメス朝ペルシャの3代目王であり、

  [メディア人の血筋でもある]

  ダレイオス1世の子、

  クセルクセス1世の治世の最初の年


(第66話『奇跡の真実』の後書きで述べた通り、本作品で作者が使用している英語訳聖書は基本、HOLY BIBLE New International Versionであり、上述の通り、英語訳聖書の記載は Darius son of Xerxes“クセルクセスの子、ダレイオス”となっているが、本作品ではあえて父子の名前を逆さまにして“ダレイオスの子、クセルクセス”と訳している。なぜなら、預言者ダニエルはバビロニア捕囚を体験した人物であり、その捕囚が起きた年がBC598年、聖書の記載通りに従うなら確かにクセルクセス1世の息子にダレイオス2世という人物がいたらしいので、そのダレイオス2世の治世の最初の年が大体、BC465年とされており、その時までダニエルが生存していたとすれば軽く130歳は超えていたことになる。しかし、氷河期の頃ならば人間の寿命が数百年間だったという記載が聖書ではちらほら見かけるが、氷河期以降、神様は人間の寿命を120歳までに限定しているので(創世記6章3節参照)その神様の掟=自然法則と矛盾することになる。ならば、この矛盾を解き明かすとすれば後世において誰かが聖書の内容を書き換えて父子の名前を逆さまにしたとしか考えられず、そうであればクセルクセス1世が王位に就いた年がBC486年なのでダニエルが8歳までにバビロニアに連れていかれてその高齢まで生存していたとしても不思議はない。ちなみにもう一つ、矛盾があるとすればアケネメス朝はエラム人のキュロス王が興した王朝なのにどうして聖書ではダレイオス1世をメディア人の血筋と書いてあるのかと言うと、それが真実だからで、ダレイオス1世はキュロス王とは全く血の繋がりがない異民族の出である。しかし、日本の皇室(倭族または在日朝鮮人)が「人心を委棄した=倭」だの「野蛮人、非文明な部族」だのと中国人達から言われて恥ずかしがり、日本人に成りすましたように(第116話『汚水』(注1)その3のジパングを参照)ダレイオス1世も自分の出自に相当、劣等感(コンプレックス)を抱いていたらしく、本当かどうかはさておき、キュロス王の娘を名乗る女性達やキュロス王の息子の妻、エラム人と思しき貴族の娘など、自称、他称を問わずエラム人でキュロス王の身内の女性ならば誰だろうと片っ端から結婚して自分の子孫にキュロス王の血を混ぜようとしていたようで、そうして生まれた子供の一人がクセルクセス1世である。そう聞くと応神天皇の側室の子孫だの(第110話『灌漑(かんがい)』(注2)参照)、支那(古代中国)の(みかど)のご落胤(らくいん)だの(第116話『汚水』(注1)その19参照)、たたら製鉄の刀剣が作れた日本人の弥五郎と公家の出の(なか)(大政所)との間に生まれた豊臣秀吉(第116話『汚水』(注1)その5参照)など、ますます日本の皇室(倭族)のやり口とそっくりなのだが、それもそのはずでダレイオス1世の本当の血族であるメディア人は倭族(皇室)と同じく元々、文字を持たない文盲の蛮族だったらしく以前はアーリヤ人(古代パシュトゥーン人、または古代アフガニスタン人。第116話『汚水』(注1)その9参照)と名乗っていたが、文盲のモンゴル部族や倭族(皇室)が仏教やキリスト教、ユダヤ教といった様々な異民族の宗教を取り入れて兵器開発していたのと同様(第116話『汚水』(注1)その3参照)、現在の黒海にあるジョージア(またはグルジア。第107話『革命(2)』(注2)その1の秘密警察長官のラブレンチー・ベリヤ及び第116話『汚水』(注1)その12のコーカサス地方を参照)出身でギリシャのアテネ市で悪魔信仰に帰依し、薬草(ハーブ)を中心に様々な兵法を知っていたメディアという名の魔女が彼らの部族に嫁いできたことにより他地域を襲って欲しい食料や女達を強奪し、生計を立てる彼ら蛮族にとって自分達の知らない兵器や戦略を教えてくれる魔女メディアは女神とも崇める存在になったことから以来、メディア人と改称するようになった。(第91話『ロゴス(言葉)(1)』で話したヘロドトスが書いた『歴史』7巻62章参照)ちなみに、このメディアという魔女は幻覚を見せる術や催眠術も駆使したそうで、現代のマスメディア(=Mass Media、大勢の人にまやかしを見せる手法)の語源でもある。加えて、ダレイオス1世の父親もゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教にかなりのめり込んでいたらしく、仏教の法名やキリスト教のクリスチャンネームのようなVištāspa(ヴィスタスパ)(=گشتاسپ、ゾロアスター教で使われるアヴェスター語でViš「未来や幽霊が見える」とtāspa「熱心な、激情的な」を併せてVištāspa「身を揺すぶるほどの激しい霊感を持つ者」という意味)までもらってしょっちゅう交霊術だの、占い、魔術などといかにも胡散臭(うさんくさ)い宗教儀式に()っていたことから海外のギリシャ人達からHustáspēs(ヒュスタスペス)(ギリシャ語のhusterikós「ヒステリー、癇癪持ち」とアヴェスター語のtāspaを併せてHustáspēs「激しい気狂(きちが)い」という意味)と陰で嘲笑われていたほどで、そうした異常なオカルト(超常現象)思想を幼少から吹き込まれて育ったダレイオス1世も当然、ゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教に染まっていたためキュロス王の時代は異民族の文化や宗教に口を挟まず宗教色を一切、持ち出さないままあくまで平等に海外交流を図ろうとしていたのに対し、ダレイオス1世の時代からはゾロアスター(拝火)教がアケネメス朝ペルシャ帝国内だけでなく、現代のキリスト教のごとく海外の同盟国や植民地に住む異民族もその宗教思想への疑義は挟めず批判や非難などもっての(ほか)で、氾濫するメディア(情報伝達媒体)と大多数の信者による無言の圧力から入信や支持、賞賛を強要される世界宗教になったことは言うまでもない。(第82話『玉石混淆(ぎょくせきこんこう)』参照)だから、第81話『終りへの道』で話したエルサレム神殿のシュシャン門(キュロス王の時代の首都スーサにちなんだ名前の東門)に向かうイエスの一行にユダヤ教徒のユダヤ人達がリュラブ(ご神木)のような祭祀道具を振っていたのも現代でキリスト教の祭儀であるクリスマスや十字架の装飾品(アクセサリー)が世界中に出回っているのと同じ理由で、ダレイオス1世が占領した国々にゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教の邪教や悪習を大気汚染のように蔓延させたからだった。しかし、そもそもキュロス王が広大なアケネメス朝ペルシャ帝国を築くようになったのはダレイオス1世などのメディア人達が思っていたような強大な軍事力があったからではなく、ユダヤ人達を始めとした異民族の困窮や都市の荒廃からの解放を謳ったキュロス・シリンダー(キュロス王の円筒型石碑)の言葉通り、どの国の大衆も殺す気などなかったからで、キャラバン(隊商)家系出身のキュロス王としてはメディア人のような略奪で生活している蛮族だらけの当時の中東諸国の中で自分達の生命や財産(物資)を守る自衛隊は結成してもどの土地も荒らす気はなく、海外へ遠征に行くのも戦争(人殺し)を仕掛けてその土地の資源や物資を略奪する為ではなくて最初から商取引を持ち掛けて同盟国を増やすことが目的だったからで、異民族にも公平な利益を分配すると約束して自分が創設した世界貿易企業のアケネメス朝ペルシャの系列として参画するよう、もしくは国際連合組織のアケネメス朝ペルシャに加盟するよう促したため中東一帯を牛耳る世界帝国にのし上がった訳で、しかもチャアパ・カーネーの郵便制度を外国人であるギリシャ人のヘロドトスが「ペルシャの郵便配達屋ほど死ぬほど早くて必ず届けてくれる制度はない」と賞賛したぐらい(第91話『ロゴス(言葉)(1)』参照)キュロス王の行う政策に嘘はなかったことから自分達も得する、損にはならないと分かったからこそ異民族達の方もキュロス王のアケネメス朝ペルシャにすんなり従ったのだが、そうした国家(共同社会)の繁栄を生み出す文明(神が与えし智慧)が分からない文盲の蛮族であるメディア人のダレイオス1世やメディア人達と似たような様々な悪魔教やゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教に帰依する周辺の蛮族達はキュロス王の富と繁栄が妬ましいばかりで「単にキュロスは運が良かったから」とか「きっと何らかの強力な武器や魔法を見つけたから」とか自分達で勝手な妄想を膨らましてでっち上げたデマや噂話を信じるだけでキュロス王が地道に橋や道路を築いて実際に利益になることを証明して見せ、様々な土地に出かけていってお互い戦争(人殺し)をせずに同盟を結び合おうと一生懸命、周辺の異民族達を説得し回っている彼の誠意ある働きぶりを見ようとせず、そのうち彼が築いた富と同盟国の領土をそっくり横盗りしようと企み出した。そのため、メディア人達と同盟関係にあったマッサゲタイ族(現、カザフスタン人)の女王と言うより倭族(皇室)の卑弥呼と似たような巫女または女族長のトミュリス(=Tomyris、アヴェスター語でtaoxman「ばい菌、病原菌」にちなんだ名前で「生物(細菌)兵器を操る女」という意味)が一計を案じ、マッサゲタイ族に追い出されたり、武力(暴力)で脅されて食料や物資を奪われて困っていたスキタイ民族(第107話『革命(2)』(注2)その1のクラーク及び第116話『汚水』(注1)その18のエーライヴァヨークル火山を参照)からの要請を受け、マッサゲタイ族とスキタイ族の住む土地に遠征にやって来たキュロス王に毒を混ぜた酒を飲ませて暗殺し、彼の遺体の首を切って大々的に周辺諸国に向けて自分達の軍事力(暴力)を誇示して喧伝(けんでん)し、アケネメス朝ペルシャの新たな支配者として名乗りを上げたのだが、その卑しくおぞましい犯行手口がかえって周辺諸国の大衆から猛反発を食らうことになり、結局、乗っ取りは成功しなかった。そこでトミュリスのようなあからさまな政権転覆(クーデター)では大衆が自分達の政権を支持せず従わないと知ったダレイオス1世らメディア人達は改めて計略を練り直し、まず最初にキュロス王の親戚や血族を装って家系に関するデマを世間にそれとなく流し、次にゾロアスター(拝火)教の僧侶のガウマタという男をキュロス王のご落胤(らくいん)(隠し子)に仕立て、世界貿易企業のアケネメス朝ペルシャの正統な後継者であり、遺産相続人として父親のキュロス王を始め、世間に認められている長男のカンビュセスの相続に異議を申し立てさせた。そのため、度重なる飢饉と戦争(人殺し)によりかつての世界帝国の面影などすっかり消え失せ、発展途上国と化していたエジプトに牛や馬、羊、犬や猫といった家畜をお祭り行列(パレード)のごとく何千頭も引き連れ、父キュロス王の平和外交に倣ってその豊かさを大衆に見せつけながらアケメネス朝ペルシャへの支持や同盟を募りに遠征に来ていたカンビュセスはエジプト王朝(政府)下での飢えや貧困に(あえ)いでいた大衆から熱狂的に受け入れられ、早速、エジプトの改革に乗り出そうとしていたのだが、急遽、そのガウマタのご落胤騒動(相続争い)のため帰国せざるを得なくなり、近道を急ごうと不慣れな海外の道案内に医者を名乗る怪しいエジプト人を雇ったせいで父親のキュロス王の時と同じく謀殺されてしまった。むろん、まだ未婚で子供がいなかったカンビュセスの事情を知った上でのダレイオス1世らメディア人達による謀略であり、最初に遺産相続を主張したガウマタもいつの間にか殺されていて、カンビュセス以外にふさわしい直系子孫が見つからなかったアケネメス朝ペルシャはメディア人達から嘘の家系図を吹き込まれてそれを信じた大衆の容認によりとうとうメディア人のダレイオス1世が継ぐことになった。だが、そんな姑息な手段を使って他人の広大な不動産や膨大な資産、途方もない大人数の従業員がいる世界貿易大企業のアケネメス朝ペルシャを労働らしい労働経験がない文盲の、しかも特技と言っても戦争(人殺し)と宗教(占いや交霊術、兵器)しか知らないようなダレイオス1世が肩書きだけ“世界帝国の王”を名乗ってその地位に就いたからと言って上手くいくはずはなく、彼の手下のメディア人達もダレイオス1世と似たり寄ったりなのだから遠からず国家全体が腐敗して破綻し、機能しなくなることは目に見えていたのだが、キュロス王の偉功の数々が彼の死後、2500年以上経った今ですらその威信が伝わるぐらいあまりにも(すご)すぎて彼の身内というだけで誰もが感嘆し、平伏して従おうとすることから彼の親戚になりすましたダレイオス1世も当初はキュロス王の威光のおかげで他の多くの異民族達から信用されることになり、しばらく彼の王位に異論を挟む者は誰もいなかった。しかし、いかにキュロス王の真似をして心にもなく戦争(人殺し)や略奪、強姦はしないとの平和外交や山賊などに襲われることなく治安が良くて安全、快適、迅速な物流網及び交通網の拡充といったアケネメス朝ペルシャの更なる経済成長や発展をダレイオス1世が約束したところで元々、何世代にも渡って無限に繁栄していけるキュロス王の深い考えが全く理解できないダレイオス1世ではどの約束も言った通りにならず毎回、必ず破られる。そのため、従う異民族達(大衆)の方もダレイオス1世の王位に疑問を持つようになった。その上、アケネメス朝ペルシャを独り占めしようとするダレイオス1世らメディア人達の専横には当然、似たような野望を抱いて彼らの持ち掛けてくるキュロス王やカンビュセスの殺害計画に共謀してきた同盟関係の蛮族達も分け前の少なさから不平や不満を言い出し、反発してくるようにもなった。そうなると何でも軍事力(暴力)任せにしか処理できないダレイオス1世はそうした不満や反発を抑えようと先祖代々、教わってきた戦争(人殺し)や略奪、蹂躙といったこれまでと変わらない恐怖政治を繰り返すしかなく、結局、蛮族、人でなし、文盲と陰で罵られ、暗黙の内に浴びせられてきた世間からの嫌悪と蔑みの目がきつくなる一方、白々しい愛想笑いにお世辞やゴマすり、嫌味や皮肉といった偽善と下心が入り混じった立憲君主制、民主主義国家、繁栄する世界帝国という看板(建前)だけを取り繕う寒々とした地獄社会からどうにも抜け出せない。そうして自分への悪口や批判、非難を鎮めようとあちこち世間(大衆)を叩いて回っても全く収まらないことに苛立ったダレイオス1世は癇癪(かんしゃく)を起して余計、意固地になり、もっと手酷く自分を否定する世間を黙らせようと今度はサトラップ(=satrap)と呼ばれる気心の知れた自分の部下達を各地に派遣し、それまで各地の異民族達がアケネメス朝ペルシャと同盟する際にその利害交渉に当たるため一時的に選んできたそれぞれの代表者達を退けてそのサトラップが総督だの、監督官、地方行政官などと勝手な役割を言い出し、偉そうに各地の異民族達にあれこれと指図するようになり、揉め事らしい出来事が起きると頼んでもいないのにいちいち仲裁を買って出ていい加減な法律(条例)を作っては理不尽な裁きや判断を下したり、その中でむろん、ダレイオス1世の悪口や批判、非難を言うことはこのサトラップ達が禁じて回り、異民族達の雑談や噂話を監視したり、弾圧すると共についでにダレイオス1世が個人的な理由や好みから雇っているサトラップを含めた部下や召使、傭兵などの奴隷達、いわゆる現代で官僚や公務員と呼ばれる者達を養っていく為に必要な食料や物資を各地の異民族達が負担して貢納することも強要する(義務付ける)ようになった。(現在のイランの首都テヘランから西へ車で約5時間半、イラクの首都バクダットからは東へ車で6時間ほどの位置にあるベヒストゥン山に刻まれたベヒストゥン碑文を参照)こうして元々は全く国土を別にした異民族同士がお互い平等な立場でアケネメス朝ペルシャと呼ばれる組織の下、食料や物資の取引を目的とした経済協力関係を築こうとキュロス王と息子のカンビュセスは目指していただけで武力(暴力)で脅して見返り(福利)も与えず税金や貢納(賄賂)をもらおうなどとせこい考えは一切、なかったのだが、常に嘘をついて他人から物を奪い、それを非難されると暴力(武力)で脅して誤魔化すのが日常茶飯事で、異民族(他人)に限らず家族や親戚であっても、人間一人一人、それぞれの生命の間に引かれている一線、個々の生命に対する礼儀や秩序、尊厳といった踏んでも踏み越えてもいけない心の境界線が分からない蛮族のダレイオス1世らメディア人達はアケネメス朝ペルシャという新たな社会制度を悪用して他人の耕す土地にズカズカと入り込み、自分達が欲しい食料や物資を漁ってあちこちから強奪していけば楽に贅沢に暮らしていけると単純に考えていたらしく、現代で日本を防衛するという大義名分(公約)の下、全く見ず知らずな上、国防どころかしょっちゅう国内で性犯罪を始めとした凶悪犯罪事件を起こすような米兵達とその家族の生活費を思いやり予算との名目で日本国民が負担させられたり、同じく血の繋がりのない“異民族(外国人)である皇室(在日朝鮮人)とその臣下の日本政府団体(自民党以下、政治家や官僚、公務員など)”が日本国内で警察や自衛隊などの軍事力(暴力)を使って日本国民から税金を徴収し、日本の国土や資源も公的資産と称して独占するようなもので、つまり、現代のような大衆の同意もなく定期的に納税を強要したり、払わなければ逮捕、拘束、罰則を受けるかもしれないという暴力的かつ法的拘束力への不安と恐怖から納税を義務と勘違いする“テロ宗教団体の、テロ宗教団体による、テロ宗教団体の為の税金制度”を作ったのがこのダレイオス1世らメディア人達だった。と言うのも、それまでの税制はキュロス王が提案した道路や橋などの大規模な物流網や交通網が整えられていなったためそれほど頻繁に人や物が行き交える状況ではなく、どこにどのような異民族や食料、資源、物資があって、どういった暮らしをそれぞれの異民族が送っているのかお互い正確な情報を知ることが難しく、定期的に貢納品(税金)を輸送することもままならなかったのだが、チャアパ・カーネー(宅配所)による郵便制度ができたおかげで安定して人や物の輸送が可能となり、それまでとは比べ物にならないぐらい人や物が一挙に増えることになった。だから、ダレイオス1世らはその膨大な物量やそれらが行き交う頻度の多さに目を付け、横盗りしようと思いついたのだが、そもそもキュロス王が中東を中心とした国際輸送経路を造ろうと思い立った理由はダレイオス1世らメディア人達などの能天気で自己中心的な蛮族達には分からなくてもかなり深刻な飢饉や物資不足が地球規模で起きていたからで、上述したエジプトにカンビュセスが家畜を大量に引き連れていっただけで大衆が歓喜して彼を歓迎し、あっさりアケネメス朝ペルシャの傘下に収まったのもその遠征に行く前年のBC526年3月24日に1時間43分もの長時間、エジプトやアフリカ大陸を覆った皆既月食が起きており(フレッド・エスペナック氏の『Six Millennium Catalog of Lunar Eclipses』&第116話『汚水』(注1)その19参照)、その年の9月17日もアフリカと反対側の国々で1時間34分とこれまた長い皆既月食があってその他、日蝕も頻繁で明らかに宇宙の天体と地球の引力(絆)がブレて異常気象や気候変動が起き、飢饉や品不足になっていたらしく、そんな最中にカンビュセスらアケネメス朝ペルシャが食料や物資となる家畜を持ってきて飢えや貧困に苦しむ大衆を解放し、経済協力を申し出たのだから飛びつかない者はいない。そうして少なくなった食料や物資を効率良くかき集めて苦境にある地球環境を異民族同士が力を合わせて乗り越え、お互い生き繋いでいこうとキュロス王や息子のカンビュセスは考え、アケネメス朝ペルシャの物流制度を整えたのであって、それを横盗りして独占し、自分達だけで食料や物資を消費するだけだったらすぐに底が尽きて無くなるのは必至で、案の定、ダレイオス1世らメディア人達が運営するアケネメス朝ペルシャは底が尽きた。そこでもはや無い食料や物資を分け前として大衆はもちろん、自分達の部下や兵士などの奴隷達(公務員)に渡せなくなったダレイオス1世らメディア人達が持ち出してきたのが略奪品に付いていた金や銀などの装飾を再利用(リサイクル)して作った硬貨(=Coin)だった。当初は蛮族同士で戦争(人殺し)に行き、略奪してきた戦利品を品定めして分配する際、自分がいかに価値ある品物をたくさん略奪してきたかその戦争(人殺し)での貢献度を誇示して仲間内での分け前を多くしてもらうことが目的で作られた物だったが、そのうち、子分や傭兵などを雇って戦争(人殺し)に行くようになると終戦後に彼らの欲しい食料や物品に替えるからとの自分の軍事力(暴力)の強さや勝利を約束する印や証、現代で例えるなら印章、印鑑、ハンコ(第116話『汚水』(注1)その4の漢委奴国王印を参照)、約束手形としてそれらの硬貨を渡すようになった。要は実際に必要だったり、価値ある食料や物品の後払い、ツケ、または借金の代わりに渡していた物がお金だった。だから、食料や物資を豊富に持っていたキュロス王の時代のアケメネス朝ペルシャにお金はあまり必要なく、江戸時代の日本で米が金銭の代わりになっていたように(第116話『汚水』(注1)その5のジョアン・ちゅうぞう・ロドリゲスを参照)90日かかる距離を7日で走破する郵便制度(第91話『ロゴス(言葉)(1)』参照)があるキュロス王の時代は後払いを待つよりもすぐに欲しい食料や物資が約束通り、世界各地から届けられるので貨幣で仲介しなくても物々交換で取引は済んでいた。だが、敗戦したり、めぼしい戦利品が奪えなかった場合、分け前がない、今日は一攫千金(いっかくせんきん)、明日はすっからかんの落差の激しいその日暮らしを送る蛮族にとってツケや後払い、借金は欠かすことができない慣習であり、飢饉や物資不足が深刻になり始めたBC7世紀頃から現在のイランやアフガニスタンの北部などに住んでいたメディア人達や第92話『ロゴス(言葉)(2)』で話したトロイアがあったトルコ西部を占めるようになったリディア人達(現、トルコ人)などの間で硬貨の流通が盛んになった。その中でリディア人の部族王だったクロイソス(=Krowiśaś、現代英語のCrow(クロー)「カラス」(第116話『汚水』(注1)その4の小説『ハリー・ポッター』のレイブンクローを参照)とCrowd(クラウド)「群衆、衆愚」、日本語の“カラス”の語源であり、ハンガリー語やラトビア語などの東欧語でkars(カール)「戦争好きな、軍隊や戦車を持つ者」またはハンガリー語でカラスの「カァ、カァ」という鳴き声のことで、iśaśがヨーロッパ祖語で「走ったり、素早く動いて襲撃してくる、他人を土地から追い出す」という言葉に日本や中国、朝鮮半島、イランやアフガニスタンなどで古代から編まれてきた畳やござ(ハルファ)の原料のsás「イグサ」が火矢や爆弾、生物(細菌)兵器として使えるためこれらの意味を合わせてKrowiśaś(クロイソス)とは「イグサの火矢や爆弾を用いる暴徒を引き連れて奇声を上げながら襲ってくるカラス男」という意味の名前である。)という男はそれまで冶金術(製錬&精錬)に乏しい蛮族達が金や銀を含んだ装飾品を溶かしてそのまま硬貨を作っていたところへようやく精錬の技術を覚えたのかそれまでの硬貨を再利用(リサイクル)して金や銀を抽出し、それで金貨や銀貨を作ることを思いついたそうで、よほど自分の思いつきが自慢だったのか世界に向けてその再利用(リサイクル)の金貨や銀貨を大々的に売り出したらしく、現代英語でrich(リッチ) as(アズ) Croesus(クロイソス)「クロイソスのような金持ち」やricher(リッチヤー) than(ザン) Croesus(クロイソス)「クロイソスよりも金持ち」という表現が残るほど彼の名前は金持ち、裕福、富者の代名詞になったようだが、確かに金は有り余るほど持っていても本当の豊かさからは程遠い男で、その金貨や銀貨の原料にしている戦利品を入手するにはあちこちの土地を襲って略奪する戦争(人殺し)を続けるしかなく、その為に雇っている大勢の傭兵の食料や生活物資も確保しなければならないためクロイソス自身は常に貧しく、内情はツケや後払い、借金だらけで火の車だった。そのため、自分の経済力=自活能力に対する傭兵達の不信や不安を取り除こうと見栄えのいい金貨や銀貨を大量発行して彼らに食料や物資を約束するツケ(賃金)として与える一方、国外の他民族にも自身の裕福ぶりを顕示して金貨や銀貨を売る代わりに他民族が生産する食料や物資と交換してもらおうと自身の宮殿にギリシャの政治家だったソロンを始め、ソフィスト(学者や専門家のこと。第92話『ロゴス(言葉)(2)』参照)や有名人を招いていかに金がある自分ほど豊かで幸福な男はいないと宣伝しまくったが、神を超える権力や軍事力、国富があると豪語するその鼻持ちならない慢心(=Hubris(ヒュブリス))がかえって反感を買ってしまったのと、もっと優れた冶金術(製錬&精錬)で作られた装飾品などを見たことがある者からすれば稚拙(ちせつ)で粗雑な作りのクロイソスの金貨や銀貨に何ら価値は感じず、まして折しも飢饉や品不足の最中に食べられない、生活に役に立たない金貨や銀貨など欲しがる者がいるはずもなく、結局、大量に在庫(貯金)を抱えて売れ残るばかりでクロイソスの目算は大いに外れた。そこへキュロス王らアケネメス朝ペルシャがリディア(現、トルコ西部)に住む大衆にも食料や物資の公平な分配や生活不安の解消を謳った公約を掲げ、遠征にやって来たためエジプトの時と同じく散々、クロイソスの金貨や銀貨によるツケや借金だらけのインチキ経済政策に振り回され、食うに食えない貧しい生活を強いられてきた大衆は雪崩(なだれ)を打つかのごとくキュロス王率いるアケネメス朝ペルシャに味方し、クロイソスとその家族は暴徒と化した大衆(傭兵達)によって殺されることとなった。だから、クロイソスが殺されたBC547年で貨幣中心の経済政策は失策であり、必ず国家破綻することが既に証明されていたのだが、クロイソスらリディア人達と先祖代々、軍事同盟を結んできてツケや後払い、借金漬けの貧乏生活を硬貨でもって何とか言い訳や言い逃れしながら食い繋ぎ、すっかり貨幣経済に慣れ親しんでいたダレイオス1世らメディア人達がその悪習から脱却できるはずはなく、せっかくキュロス王や息子のカンビュセスが平和で安定した国際物流制度を整えて食料や物資の流通を盛んにし、それこそ国境を超えて世界規模の富や繁栄をもたらそうと働いて成功に導いたのにそれが全く理解できず、全て先祖や昔のやり方のまま進歩も発展もない時代遅れで“封建的な”保守派のダレイオス1世は彼と似た考えでアケネメス朝ペルシャを乗っ取ろうと企む周辺の蛮族達と争奪戦を繰り広げるため平和で安定していた物流制度を再び戦火で壊し、そのせいでいっそう少なくなっていく食料や物資を無理やり大衆から強奪しては自分の部下や召使、傭兵といった生産能力がなく、国家(共同社会)に一切、貢献しない奴隷達(公務員)に大盤振る舞いして彼らだけに贅沢に消費させ、食料や物資がさらに減ってくるとまた新たな強奪先を探し求め、王道(第91話『ロゴス(言葉)(1)』、第107話『革命(2)』(注2)その1の満州農業移民百万戸移住計画及び第116話『汚水』(注1)その12のレールを参照)などと呼んでは橋や道路を戦争(人殺し)する為だけに延ばしていき、それでも食料や物資が十分に手に入りづらくなってくるとツケや後払い、借金として硬貨をどんどん発行していった。ところが、そうして新たな強奪先として他国を乗っ取って領土を拡げていけばいくほど今度はそこに住む大衆を始め、部下や傭兵達もさらに雇い入れてその領土を管理していかなければならず、その人数分の食料や生活物資が必要となり、メディア人達だけをまとめていた頃でも彼らを養うのに四苦八苦していたダレイオス1世は余計、ひっ迫していく。そのため、上述のサトラップ(地方行政官)達をどやしつけてもっと食料や物資を大衆(労働者)に貢納させろと責っ付き、無理な重税を課してダレイオス1世が君主となったアケネメス朝ペルシャ政府への大衆の不信と反感はますます高まると共に納税を大衆に催促するサトラップ(地方行政官)達の方も飢饉や品不足に悩まされる現状で大衆(労働者)が税金を払えない以上、どうすることもできず無理難題を命じるダレイオス1世への不満やストレスは溜まる一方になる。そうして元々、気心の知れた部下であるが故にダレイオス1世と似ているサトラップ(地方行政官)達はどちらも封建的で軍事(暴力)一辺倒な上、能力もないのに身の程知らずな野望を抱いて下剋上(身分が低い者が高い者を倒して成り上がること)を狙いやすく、ダレイオス1世に忍従しているよりも自分がアケネメス朝ペルシャを乗っ取れば上手く経営できるはずと勘違いして反旗を(ひるがえ)すようにもなった。そうして何度もいろいろな蛮族達と戦い、大勢を倒しても歯向かってくる者は後を絶たず、さらに自分の部下や傭兵達に大盤振る舞いしてたくさん食料や物資を与えてやっても自分が公約を破って大衆を裏切ったのと同じように自分も部下達から裏切られることになり、敵だらけとなったダレイオス1世は自分に最も近しい部下だったサトラップ(地方行政官)達が直接、徴税業務に携わっていることからその税金を横領して私兵を囲い、自分に歯向かってくるのではないかと疑うようになり、今度はサトラップ(地方行政官)達を監視する為に王の目、王の耳と呼ばれる二人体制の監視役、要はスパイを雇い入れて諜報活動させ、自分の不安や恐怖をなだめようとしたが、自分自身が王、君主、指導者、社長、国家元首、最高責任者といった高位に就けるほどの実力はなく、何をやっても失敗続きなのだから彼への周囲の目はますます冷えるばかりで失望と落胆の声しか漏れず、彼を王位から引きずり降ろそうと画策する敵は減るどころか逆に増えるだけになった。それをまた挽回しようと意固地になりやすいダレイオス1世は力ずくで周囲を黙らせて従わせようとするため次はもっと遠くの、誰も行ったことのない未知の国にこそ自分の目指す食料や物資が豊富に実って楽に快適に暮らせる天国、楽園、桃源郷(第116話『汚水』(注1)その22の武陵島を参照)、理想郷、異世界があるはずと妄想し、破綻している国庫を顧みず膨大な軍事費と兵力を傾けて途方もない遠征計画を立て出した。それがBC499年から始まったギリシャ・ペルシャ戦争(=The Greco-Persian Wars)で、戦争の発端もさることながらその結末も日本で起こった元寇(第116話『汚水』(注1)その3参照)とそっくりの侵略戦争だった。第92話『ロゴス(言葉)(2)』で話した通り、その当時、ギリシャは様々な都市国家が乱立する連合国家で、キュロス王が統率していた時代のアケネメス朝ペルシャと経済同盟を結んで交易を行っていた都市国家もあれば、反対にキュロス王の政策に懐疑的で経済同盟を結ばなかった都市国家もあって、それぞれアケネメス朝ペルシャに対する意見や考えはバラバラで、例えて言うなら現代でEU(欧州同盟)に加盟するか否かで意見が二分するヨーロッパ諸国のようなものだった。しかし、実際にアケネメス朝ペルシャが覇権を握るようになると経済同盟に反対していたそれぞれの都市国家の政治家やソフィスト(学者)達も食料危機や物資不足で困難な時代に莫大な富(食料や物資)が得られるとあってアケネメス朝ペルシャの利点に気づき出し、あれほど国会で唾を飛ばして罵り、同盟に反対した自分の言葉を後悔するようになったのだが、今更、「自分が間違ってました」などと死んでも言えず、まして直接選挙制を敷く各都市国家の政治家にとって自分の政治方針を反故(ほご)にすることは体面が傷つくだけでなく、自分への票を失いかねない。そうなると自分の政治生命が絶たれるとあって同盟すべきか、同盟しないままでいるかの葛藤に陥った特に有力都市国家の一つのアテネ(=Αθήνα、英語はAthens、古代ギリシャ語はAthênaiで、一般的によく言われるのがギリシャ神話に登場する知恵と戦争の女神アテネにちなんだ名前とされるが、そもそもギリシャ神話自体、宗教説話なので現代でも見られるオリンピック(国際競技会)の聖火リレーとか、巫女が神殿で踊り狂って国政や戦争の勝敗を占い、未来を予言していたデルフィの神託などの例にある通り、古代ギリシャ時代の宗教勧誘の為のプロパガンダ(大衆洗脳宣教)や作り話に過ぎず元からそんな女神は存在しない。では、アテネとはどこから来た都市名なのかと言うと、現代英語で宗教を全く信じない人達のことをAtheist(エイシエスト)と呼ぶように古代ギリシャ語でἀ-「~無しで、~を嫌って」とtheús「宗教が唱える神、王や天皇といった他人に干渉し、支配したがる者の職名や称号、神殿や寺院、祭祀や宗教儀礼」、naiが現代で北部ギリシャ、アルバニア、マケドニア、ブルガリア南西部、セルビア南部、ルーマニア南東部といったバルカン半島南部に住む少数民族のアルーマニア人達の言語に残る「地方、地域」を併せ、A-the-nai「宗教や王を嫌ってそうした制度を置かない地域」から来た言葉であり、これもアテネに住んでいた原住民達を見て外部の第三者が付けた都市名なので元の国名ではない。元々の都市国家名はAchaea(アカイア)で、現在のアテネ市の向かい側にあるペロポネス半島の中央を占めるArcadia(アルカディア)地方の北部に位置するアカイア県にその名が残されており、アテネを含め、古代ギリシャに元々、住んでいたのはアカイア人と呼ばれる人達だった。しかし、第92話『ロゴス(言葉)(2)』で話したトロイア戦争によってドリア人やイオニア人と呼ばれる異民族が流入してくることとなり、戦火のどさくさに紛れて自分達の土地を追い出された。そのため、戦争(人殺し)に巻き込まれる度にアテネからアカイア県へ、アカイア県からイタリア南部にある現在のカラブリア州クロトーネ市へと移住していき、そこで自分達の都市国家を点々と築くことになった訳で、このようにアテネを築いたのは現代の歴史学においてはイオニア人とされているが、本当はアテネだけでなく、ギリシャ全土を開拓し、一から築き上げたのはこのアカイア人達であり、Achaea(アカイア)とはギリシャ語ではなく、19世紀にウクライナの木綿工場でデザイナーとして働いていたドイツ人のヤコブ・フーブナーがデザイン画の題材(ネタ)の為にウクライナで新種の昆虫を採取していてそれらに名前を付ける際、地元で伝え聞いた蛾の名前がAchaea(アカイア)であり、なぜ、ウクライナの蛾の呼び方とギリシャの原住民が関係しているのかと言えばアカイア人は第107話『革命(2)』(注2)その1で話したウクライナに移住したスキタイ民族の出身だからで、もっと(さかのぼ)れば聖書の創世記に出てくるノアの3人の息子の一人であるヤペテ(第82話『玉石混淆』参照)が先祖であり、創世記の10章にヤペテの子孫の名前と共に、

― From these the maritime peoples spread out

  into their territories

  by their clans within their nations,

  each with its own language

― これらの子孫から海岸沿いに住む人々が

  それぞれの領土に拡がっていき、

  別々の氏族となって、

  国家を形成し、

  それぞれ独自の言葉も作るようになっていった。

                (創世記10章5節)

と記されている通り、海岸沿いとは古代ギリシャの都市国家群のことなので蛾をアカイアと呼ぶのも蛾をすり潰した粉をパン(だね)に使うマンナ(第116話『汚水』(注1)その3参照)をアカイア人達も食べていたからだった。そのため、ギリシャにも大洪水による氷河期の崩壊とノアの箱舟の話がギリシャ神話を通じて残されており(第92話『ロゴス(言葉)(2)』参照)、ギリシャ神話で伝えられるデウカリオン王(=Deucalion、サンスクリット語のdyú「天空、日の光、輝き、火」とインド・ヨーロッパ祖語のdʰéh₁s「様々な神や神殿を置く」が合わさってミケーネ文明以前のギリシャ祖語でDzéus「天空の神、火の神、神々の神」となったので、古代ギリシャ人達が信仰していた宗教のゼウス神とは「火の神」、つまりギリシャ版ゾロアスター(拝火)教のことである。そのDzéusを縮めたのがデウカリオンのDeuで、(あと)のCalionは現代の化学用語で使われている塩化カリウムのカリウムのことで、第98話『不浄(2)』で化学爆発を起こしたソドムのボタ山が塩化カリウムの山だったと話した通り、カリウムは火薬になるためゾロアスター(暴力&原子爆弾礼賛)教の信者達の間では兵器の原料によく用いられてきた。だから、デウカリオンとは「カリウムを操る火の神」という意味である。)やヘレネ(=Héllēn、現代英語のHell(ヘル)「地獄、死者の国」やHorror(ホラー)「恐怖、嫌悪、ぞっとするほど穢れた者」、Hour(アワー)「時間、死期、運命の分かれ道」、Hero(ヒーロー)「英雄」、Heroine(ヒロイン)「女傑」の語源で、元々は“天(宇宙)と地(地球)を創造した神”を表す言葉がヘブライ語のʼĒl(エル)だったので、国家(共同社会)において生活する上で必要な労働時間や休憩時間の決定、(カレンダー)の配布、気象(大気の状態や変化)や気候(大気の循環)を読んで食料や物資の生産時期や産業基盤(インフラ)の整備について助言(アドバイス)する神殿(天体観測所)に勤めていた人々のことを原住民のアカイア人達はʼĒllenes(エレネス)「天体観測所(神殿)で働く人々」と呼んでいたのだが、その天体観測所(神殿)をゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教などの悪魔教に帰依する異民族が武力(暴力)でもって占領したことからそれを皮肉る意味を込め、インド・ヨーロッパ祖語のḱel-「ʼĒl(神)を装う、真実を隠蔽する」とゲルマン祖語のhelaną「隠す、秘密にする」、haljō「死者の国、地下、地獄」を併せて悪魔教の神殿の僧侶やその周辺に住んで神殿のお告げや占い結果をいち早く巷に吹聴して回る狂信者達を指してヘレネス(=Hellenes、第92話『ロゴス(言葉)(2)』参照)と呼ぶようになった。つまり、元は原住民であるアカイア人達が自分達の神殿(天体観測所)や土地を荒らして乗っ取ったドリア人(海の精霊ドリアとウミウシを信仰する者達。第116話『汚水』(注1)その4参照)やイオニア人(=Ἴωνες、英語はIonians、トロイア戦争(BC12世紀頃)が始まる前までのミケーネ文明時代のギリシャ語ではi-ja-wo-ne、彼らを傭兵に雇っていたエジプト語ではywnj-ꜥꜣ、いろいろな綴り(スペル)を並べて分かり難いかと思うが、なぜ、綴り(スペル)がバラバラなのかと言うと、元々、イオニア人は文字を持たない蛮族だったためエジプトを始めとした海外で傭兵として出稼ぎに来ている間に現地の言葉に倣うしかなかったからで、言葉だけでなく、彼ら蛮族が習い覚えたのが神(ʼĒl(エル))を信仰してきたはずのモーゼが結局、武力(暴力)を恐れてハマるようになったエジプト版ゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教のエホバ教で(第116話『汚水』(注1)その12のジャヤヴァルマン2世、または別作品の『不正アクセスによりわたしの作品を妨害する方々へ』のジェホイアキム王を参照)、イオニアとは正しくはジェホイニア(=Jehoineās、アテネ市の真上に位置するエヴィア島に住むアカイア人達が使っていたエトルリア文字、後に彼らがイタリアに移住してからはラテン語と呼ばれるようになる文字で(つづ)るとJehovah「エホバ教」に-ineās「入信した者達」を合わせ、Jeho-inea「エホバ教信者」の意。)、またはヤーウェニア(=Yahwehineās、ヘブライ語でYahweh「エホバ神」とラテン語(旧、エトルリア語)の-ineās「入信者」で、Yahweh-ineās「エホバ神の信徒」の意。)、エロヒミニア(='Elohiymineās、ヘブライ語でאֱלֹהִים、右から左がヘブライ語の綴り方なのでאֱלֹをローマ字にすると'El「神」で、הִים(hiyám)「エーゲ海」なのでこの二語だけでאֱלֹהִיםとは「エーゲ海の神々」、または古代ギリシャ語の読み方で綴るなら'Elohimで、himがゲルマン祖語でhimmai「~から男(人間)になった」の省略形なので'Elo-himは「'El(神)から人間になった偽神々」との意味になり、これらに-ineās「信徒」を付け加えて'Elohiym-ineās「'El(神)を装うエーゲ海のエセ神々の宗教に帰依する愚民」の意。)と様々な呼び方があるが、どうして正しい呼び名で統一しなかったのかと言うと、元々、彼らイオニア人にとってジェホイニアもヤーウェニアもエロヒミニアも全て外国語で正しく発音できなければ文字もきちんと書けなかったからで、その文盲や無知を恥じて誤魔化す為に言い出したのが'El(神)の御名は軽々しく口に出すものではないなどという妙ちくりんな言い訳がましい戒律なのだが、それが地中海沿岸の都市国家で使われていたフェニキア文字で表される挿絵(By みてみん)(上からフェニキア文字、真ん中がアラム文字、下がヘブライ文字)、ヘブライ語ではיהוה、ローマ字で表すとYHWHまたはJHVH、上述のイオニア人を表すエジプト語に使われていた前二文字のyw、いずれもYaHWeHまたはJeHoVaHの略であり、現代では聖四文字(テトラグラマトン)と呼ばれる、これまたどうでもいい宗教用語だが、前述でメディア人の(いわ)れを説明した通り、ギリシャの悪魔教を持ち込んだ魔女メディアを女神として崇めたアーリヤ人がメディア人となり、メディア人のダレイオス1世を通じてギリシャ版ゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教を教え込まれることになったユダヤ人達もギリシャのエホバ教(悪魔教)に自ずと帰依していくためヘブライ語の聖書を書き写す際、'El(エル)(神)の御名を密かにエホバやヤーウェ、エロヒム、YHWHと書き換えるようになった。ちなみにヤーウェやエホバとはどういう意味なのかと言えば、エジプト語でYod(ヨド)「手段」、ヘブライ語では化学用語の「ヨウ素」という意味になり、昆布などの海藻から抽出されるヨウ素、一般的には消毒薬のヨードチンキで知られるヨードのことで、放射性物質なので現代の原子力発電所でも使われており、チェルノブイリ原発爆発事件(第107話『革命(2)』(注2)その1参照)で周辺住民の多くが甲状腺ガンを患ったのもこのヨード(ヨウ素)が体内に蓄積したからで、もちろん、古代でもゾロアスター(暴力&原子爆弾礼賛)教を信仰するエジプトを始めとした地中海沿岸地域でこのヨード(ヨウ素)を使った原子爆弾の開発が推し進められていたためイオニア人達は傭兵というだけでなく、ヨード(ヨウ素)の兵器開発者や武器商人でもあった。また、We(ウェ)はエジプト語でWewあるいはWaw「(かぎ)、三叉槍」、第116話『汚水』(注1)その16で倭人(現、皇室または在日朝鮮人)の将軍だった海上五十狭茅(うなかみのいさち)が腰に差していたΨ(三叉槍)のことであり、ギリシャ神話にも海の破壊神であるポセイドンの持ち物としても出てくると話した通り、ギリシャ語の読み方で“サイ”(Ψ)は後にラテン語のmittō 「投げる、送る、放つ、消滅させる」と合わせて現代英語のミサイル(=missile)となり、ローマ字のW(二つの物体。(第115話『生命』(注1)の相対性理論及び第116話『汚水』(注1)その8の水素爆弾を参照)の語源にもなった。これにそれぞれ上述したヘブライ語のהִים(hi-yám)「エーゲ海」やゲルマン祖語のhimmai「~から男(人間)になった」を付けたことから、つまりヤーウェ(YaHWeH)とは「エーゲ海のヨード(ヨウ素)を使った爆弾を身に着けて戦う自爆攻撃(テロ)の兵士やミサイル」のことであり、これがヤーウェ(エホバ)神の正体である。なお、ヤーウェ(Yahweh)の他にどうしてエホバまたはジェホバ(JeHoVaH)と綴り(スペル)の違う言葉があるのかと言うと、(なま)りをそのまま綴ったからで、例えばイエスの元の名前はヘブライ語のヨシュア(=Yehoshua、英語はJoshua、第10話『師弟(4)』参照)だが、現代英語ではジーザス(Jesus)となっていたり、あるいはヘブライ語のエルサレム(=Yerushaláyim)が英語ではJerusalemと書くようにギリシャ語の訛りで綴っているからでヤーウェもエホバもジェホバも正体は全て同じギリシャ(西洋)版ゾロアスター(暴力&戦争、戦火、原子爆弾礼賛)教である。そのため、ヤーウェ(エホバ)をはっきり発音せず聖四文字(テトラグラマトン)で誤魔化したり、中途半端にヤーウェニアやジェホイニア、エロヒミニアを端折(はしょ)ってイオニア人と名乗ったりするのもヨード(ヨウ素)という兵器の機密要素を含んだ言葉だからでもある。)などの邪教徒を皮肉って「天(宇宙)と地(地球)を創造した“神(ʼĒl(エル))”がどのような存在であるかが理解できず、現実に起こり得ないオカルト(超常現象)説や自分勝手でいい加減なお告げ、インチキ占い、さらに人身御供のような身も毛もよだつおぞましい宗教儀式で誤魔化して何でも知ったかぶりしながら正しい天地(自然界)の掟(法則)を隠そうとする愚民」という隠語または蔑称のつもりで“ヘレネス”と名付けたのだが、皇室(倭人)や朝鮮人の先祖である(いん)族が支那人(古代中国人)達によって自分達に付けられた漢字の(いん)の意味が分からず勝手にいい意味と勘違いしてそのまま自分達の部族名として使っていたように(第116話『汚水』(注1)その19参照)自分達の過ちを認めず何でも分かっている風の偉そうな態度でもって他人を威嚇(いかく)して威厳を示そうとし、少しでも他人の上に立つことでチヤホヤされたり、他人よりも多く利益がもらえるものと勘違いしているイオニア人達もヘレネス(愚劣な宗教狂信者達)の意味が分からず原住民のアカイア人達が言うのだから伝統ある格好いい呼び名なんだろうと誤解釈し、また元のエレネス(天体観測所(神殿)の職員)とヘレネス(愚劣な宗教狂信者達)を聞き間違えたこともあって自らヘレネスと名乗り出したものの、これも殷族もそうだったように後から意味が分かったのかそれまで得意がって散々、名乗ってしまったため訂正できなくなった。そこで考えたのがヘレネスの語源を自分達の得意とする作り話で誤魔化すという手口であり、そこから生まれたのがギリシャ神話である。つまり、ギリシャ神話に登場するデウカリオン王の息子のヘレネを先祖とするギリシャ人達が「ヘレネの子孫」という意味でヘレネスを名乗り出したことに現代では定義されているが、実際はその逆でヘレネス(愚劣な宗教狂信者達)の方が語源であり、後から聖書を盗用してヘレネという架空の人物をでっち上げることで蔑称の意味を覆い隠したものである。そのため、ヘレネはもとより、デウカリオン王も当然、現在、ギリシャと呼ばれる国を建国したわけでも原住民だったわけでもないことは確かである。)といった登場人物はどれも他人の土地を襲って侵略してきたイオニア人やドリア人などが自分達の後ろ暗い素性を隠していかにもギリシャを建国した祖であるかのように装うため聖書の話を真似て場所や名前をギリシャ語に書き替え、脚色した幻想(ファンタジー)小説の中だけの人物に過ぎないが、少なくともギリシャを建国した人々がノアの子孫だったことは間違いない。だから、当初のアテネに人身御供(人体実験)を行うゾロアスター(暴力&戦争礼賛)教や巫女が麻薬(生物(細菌)兵器)や自身の裸体を使って人々を惑わし、踊り狂いながら聞いた相手がどうとでも解釈できるよう曖昧(あいまい)にしか伝えない予言をするシャーマニズム(交霊術。第82話『玉石混淆』参照)などの悪魔教、いわゆる“宗教”の概念(価値基準)は存在せず、先祖であるノアが天地(宇宙と地球)を創造した'El(エル) Shaddai(シャダイ)(全知全能の神)の定めし自然界の正しい掟(法則)に従って人類滅亡の最中(さなか)にありながらただ一人、家族と地球の生物種(細胞)を守り抜いて生き延びたようにアテネを建国したアカイア人達も正しい自然界の掟(法則)に従って王や貴族、庶民などの身分格差をお互いの間に設けず、自分達の生命を大切に尊重し合って“守り合う”ことを基本に何でも話し合い、お互いが公平な利益を得られるよう政治や経済の方針を取り決める民主主義社会が成立していた。そうしてお互いが公正、公平なルールや秩序(暗黙の流儀)を保った上でアテネを始めとしたギリシャの国土は形成されていたため、第93話『水源(1)』で話した通り、アテネには水が無かった。なぜなら、アテネのあるギリシャのアティック地方はちょうどアフリカ大陸のプレート(岩盤)とヨーロッパ大陸を含めた中央アジアのユーラシア大陸のプレート(岩盤)が重なり合って境目となっている南エーゲ海火山帯(=South(サウス) Aegean(エイジアン) Volcanic(ヴォルカニック) Arc(アーク)、アテネの真向かいに位置するペロポネス半島とギリシャ本土とを繋いでいるコリントス地峡から東へ弧を描くようにして連なるペロポネス半島コリンティア県にあるスサキ火山、エギナ島のオロス火山、メタナ半島のメタナ火山、ポロス島のポロス火山、サントリーニ島にあるコロンボ海底火山とニア・カメーニ火山、ミロス島のミロス火山、さらにトルコのアナトリア半島が目の前にあるニシュロス島のニシュロス火山、ヤリ島のヤリ火山、コス島のコス火山と全長約450kmの火山地帯で、2023年現在では山と言うよりどの火山も丘にしか見えないだろうが、大半が海に沈んでかつての火山の頂上付近が現在、人々の暮らす島になってしまっているからであり、ほとんど休火山や死火山に分類されて放置されているものの、それでも兵器実験の為に人目を忍んでいくつかは(いじく)ってきたのでニシュロス島のニシュロス火山(標高約698m、1872年と1888年噴火、1956年には噴煙を確認)、ミロス島のミロス火山(標高約741m、直接、噴火はさせていないが、100℃以上の噴煙が上がる噴気孔が今でもあって硫黄土壌でもあるため活火山と見られている。)、メタナ島のメタナ火山(標高約740m、BC258年と1700年に噴火し、現代も温泉地として有名である。)、サントリーニ島のニア・カメーニ火山(標高約114m、古代ローマ時代はよく大きな噴火を起こしていたらしく、その当時の有名作家達の記録によればBC197年、AD19年、AD47年、さらにローマ帝国が東西に二分し、東ローマ帝国のレオン3世による聖像禁止令が公布されて聖像破壊運動(イコノクラスム)が始まった726年に噴火、その後、途絶えて1707年~1712年、1866年~1870年、 1925年~1928年、1939年~1941年、1950 年に小規模噴火と溶岩流出を確認)とコロンボ海底火山(海抜約(マイナス)18m、BC17世紀頃と1650年に噴火)は活火山とされている。)が連なっている場所だからで、日本の静岡県熱海市伊豆山地区の走り湯について話した通り(第116話『汚水』(注1)その21参照)、アテネのような熱水鉱床で大規模な灌漑(かんがい)(人工的に水を引き入れること)をしてしまうとアテネどころかグレートリフトバレー(大地溝帯)が真っ二つに割れた時(第94話『水源(2)』参照)と同様、ギリシャの国土自体が再び削られて海に沈みかねず、また、地中海からエーゲ海、エーゲ海からマルマラ海、さらに北上して黒海、そしてアゾフ海と海峡(ごと)に繋がっているバルカン半島、アナトリア半島、東欧諸国に囲まれた内海(うちうみ)の海水の循環をも滞らせるため魚介類はもちろん、細菌やプランクトンなどの微生物の生態を狂わせたり、死滅させれば自国だけでなく、近隣諸国も巻き込む食料危機にもなりかねない。

【参考サイト】

昭和40年の日本財政内訳04_01.pdf

https://www.mof.go.jp/pri/publication/policy_history/series/s27-48/04_01.pdf


韓国への支援金日本と大韓民国との協力年表000214426.pdf

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000214426.pdf


韓国の高度経済成長に 果たした円借款の役割....P04-91A_TF

https://www.jica.go.jp/activities/evaluation/oda_loan/after/2004/pdf/theme_06.pdf


アジアハイウェイルートマップ

https://response.jp/imgs/ogp_f/269367.jpg



京釜(キョンブ)高速道路とアジアハイウェイ(AH)1号線の標識

https://ko.wikipedia.org/wiki/대한민국의_아시안_하이웨이_1호선#/media/파일:AH1sign-Daegu,Korea.jpg



ソウル市内にある独立門(トンニンムン)と右横の道路が統一路(トンイルロ)もしくはアジアハイウェイ(AH)1号線

https://imagel.sekainavi.com/images/templates/SEOUL/5059106/052f076a8b25ea8a_S.jpg


建てられた当初の独立門(トンニンムン)と左手が破壊されて柱だけ残された迎恩門(ヨンウンムン)

https://ja.wikipedia.org/wiki/独立門#/media/ファイル:Independence_Gate_in_1897.jpg


迎恩門(ヨンウンムン)

https://ja.wikipedia.org/wiki/迎恩門#/media/ファイル:Yeongeunmun_Gate.JPG


あくまで大衆向けに未だ冷戦を装う朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)のヤラセ軍事境界線&観光スポットである板門店ツアーの紹介記事↓

https://www.konest.com/tour/hot_report_detail.html?id=4083


『行ってきました!韓国旅行!~3日目~』ソウル(韓国)の旅行記・ブログ by エマさん【フォートラベル】 (4travel.jp)



板門店ツアーの起点である統一大橋(トンイルテギョ)

https://www.konest.com/contents/article_photo.html?pgi=89219


https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_pict/11/14/62/650x_11146219.jpg?updated_at=1281578589


朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)の賽銭(軍資金)集めスポットである板門店↓

https://www.konest.com/contents/article_photo.html?pgi=89206


https://4travel.jp/travelogue/10082474



徐載弼(ソ・ジェピル)が発行していた『独立新聞』の1896年7月4日に掲載された論説記事↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/独立門

(真ん中辺りに金容賛(キム・ヨンチャン)博士の翻訳した文が掲載されています)


もしくは下記の検索にてPDF形式の金容賛博士による論文の5ページ目

https://www.bing.com/search?q=近代朝鮮におけるナショナリズムと「シンボル」の機能に関する一考察+-独立協会の活動と独立門をめぐって&qs=n&sp=-1&lq=1&pq=近代朝鮮におけるナショナリズムと「シンボル」の機能に関する一考察+-独立協会の活動と独立門をめぐって&sc=0-50&sk=&cvid=27B60E0A6EB34E3F940B487B92EF25B6&ghsh=0&ghacc=0&ghpl=&FPIG=5D6567897BDC41809B7EC2EC27FC59CD&first=11&FORM=PERE


1895年6月20日掲載の徐載弼(ソ・ジェピル)が書いた『独立新聞』の英文社説↓

https://en.wikipedia.org/wiki/Independence_Gate#cite_note-8

(記事の真ん中あたりに掲載されています)

または

https://lod.nl.go.kr/page/CNTS-00093089438



八卦と太極

https://ja.wikipedia.org/wiki/八卦#/media/ファイル:Pakua_with_name.svg


太極旗

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/0/09/Flag_of_South_Korea.svg


日章旗と太極旗と共に

「(皇室と自民党軍事政権が日本国民を騙してこっそり植民地にしている)日本も

(皇室と自民党軍事政権の本土である)韓国も心は一つ

(犯罪)自由主義文化を創造しよう」とのふざけたスローガンを掲げる倭族(朝鮮民族)

https://blog-imgs-107.fc2.com/k/a/n/kankokunohannou/20200820-06.jpg


どちらの“旗”も似通っているのは朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)のデザイン(考案図)だから


日本国民の税金で建てられた韓国の超大手財閥企業、浦項総合製鉄株式会社(現、POSCO)本社↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/ポスコ#/media/ファイル:Theposco.jpg


風炉またはるつぼ炉

https://gogen-yurai.jp/wp-content/uploads/171456861_675.jpg


日本国民の稼ぎを狙う税金泥棒である朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)御用達グッズ、唐草模様の風呂敷

https://blog-imgs-88.fc2.com/s/u/p/supergensan/20160223073214b15.jpg


https://www.zatsugaku-jiten.net/blog-entry-574.html

https://zatsugaku-company.com/thief-karakusa/

雑学カンパニー編集部の記事から引用↓

~「泥棒=唐草模様」の理由については、NHK総合の情報番組「チコちゃんに叱られる!」2018年4月20日ぶんの放送にて、日本風呂敷協会の小山祥明さんが解説してくれていた。

なんでも泥棒に唐草模様の風呂敷のイメージがあるのは、明治~昭和にかけて、実際にこの模様の風呂敷が泥棒の御用達グッズだったからだという。~(引用終わり)


朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)が倒幕してから明治以降、唐草模様の風呂敷が販売され、空き巣が頻繁にこの風呂敷を使っていたと、これまた朝鮮王朝の手先であるNHKが宣教しているので、どうやら風呂敷と一緒にそうした泥棒も巷に出回らせて日本国民の稼ぎを盗ませていたようである。


奈良県奈良市法華寺町にある法華寺に残されている皇室の施し湯(実験台に使った大衆の死体を薪にする蒸し風呂施設)↓

https://1.bp.blogspot.com/_yzWiVkbWb24/TBy-Ewd72mI/AAAAAAAAADQ/Kb3hTQMMs1Q/s1600/DSC06097.JPG


https://ja.wikipedia.org/wiki/法華寺#/media/ファイル:140531_Hokkeji_Nara_Japan16s3.jpg


例のごとく作り話の美談で皇族(朝鮮テロ宗教教祖)を神様扱いする朝鮮皇室神道文化

光明(こうみょう)皇后の施浴↓

http://www17.plala.or.jp/nitakara-gura/yuya16.html


上記のネット記事にある光明皇后の施浴の話は現代の韓国ドラマでもよく見かけるシーンであり、庶民の、特に病気で苦しむ貧民の血膿を口で吸っていかにも庶民に優しく接し、常に庶民に奉仕している振りをしたがるのが倭族(皇室及び朝鮮民族)特有の偽善または見栄であると共に、倭族(皇室及び朝鮮民族)にとっては治療行為、伝統ある医学知識の一つに思われているようだが、実際は兵器開発の為に様々な薬草や病原菌を雑菌だらけの他人の口から免疫力が落ちている病人の身体に口移しで与えて人体実験し、わざと伝染病に罹らせるというエセ医療行為であり、そうして血膿だらけの貧民を見て喜んでいたのがこの光明皇后で、血膿を光明皇后に吸ってもらったという貧民が仏になって消えたなどとオカルト(超常現象)的な結末(オチ)になっているのも仏=死体なので光明皇后が病気の貧民を哀れに思って社会奉仕に努めたとか、治療してあげたといった善意による行為では一切、無い。その証拠に彼女が施薬院や悲田院といった病気に罹った貧民や孤児などを収容して薬草などを無料で与えると謳ったエセ医療施設(人体実験施設)を建ててから間もなく、天平7年(735年)の天然痘(第97話『不浄(1)』(注1)参照)の大流行が起きており、皇位継承権を巡る権力闘争に明け暮れ、我が子もその渦中で暗殺されている暴君の彼女は誰よりも優位に立てる強力な兵器が必要だったことから施薬院や悲田院などを建てていた訳で、そうした施設で散々、様々な生物(細菌)兵器を扱っていたため自分でもとうとう感染してしまったらしく、天然痘と思われる病に倒れてあれほど蔑んで弄んできた庶民と同じく自分も血膿だらけの身体で死ぬこととなり、さらに母、光明皇后の看病をしていた娘の孝謙(こうけん)天皇(一旦、退位した後、政権争いで再び皇位に就いたため称徳(しょうとく)天皇と改称)も天然痘に罹って死亡し、光明皇后の直系子孫は結局、途絶えることとなった。


指揮者カラヤンを批判するドイツの雑誌『Der(デル) Spiegel(シュピーゲル)』↓

https://cdn.magazin.spiegel.de/EpubDelivery/image/title/SP/1988/13/260


朝鮮王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)直属のスパイである偽画家の李應魯(イ・ウンノ)が起こした東ベルリン事件(表向きは韓国と北朝鮮の間で起きたスパイ事件とされているが、実際はドイツでの朝鮮民族による産業スパイ事件)を美談にすり替えた記事↓

https://japan.hani.co.kr/arti/culture/16797.html


圧延機

https://youtu.be/16ypEtvt0Lg?list=TLGGCG5f2oKbIeswNDA5MjAyMw


https://monoto.co.jp/rolling/

~圧延とは?圧延加工でつくられる鋼材と圧延工程・機械の種類~

はじめの工作機械より


間接製鉄法

http://katuhiro-kanda.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2012/05/20/06_2.jpg


https://dictionary.goo.ne.jp/img/daijisen/ref/105146.jpg


http://www.jfe-21st-cf.or.jp/jpn/chapter_2/images/d_01_ph2.jpg


直接製鉄法

(その1)Midrex(ミドレックス)

https://cdn.energy-shift.com/upload/20211206044956_fig03.jpg


欧米企業を装った100%神戸製鋼所の子会社であるMidrex Technologies社の宣伝HP(技術を紹介した動画がありますが、全て英語で日本語字幕はありません)

https://www.midrex.com/


(その2)Corex(コーレックス)

http://www.jfe-21st-cf.or.jp/jpn/chapter_6/6e_1_img.html



Midrex法で作られたDRI(=Direct Reduced Iron)錬鉄

https://www.kobelco.co.jp/products/ironunit/img/iron_05.jpg


ホットブリケット装置でDRIを圧縮して造ったHBI(=Hot Briquetted Iron)錬鉄

https://www.kobelco.co.jp/releases/__icsFiles/afieldfile/2016/02/10/160129_2.jpg


錬鉄だけで建てられたフランスのエッフェル塔

https://ja.wikipedia.org/wiki/錬鉄#/media/ファイル:Paris_Eiffel_Tower_second_floor_view_upwards_20130623.jpg


株式会社神戸製鋼所のHP

https://www.kobelco.co.jp/products/ironunit/iron_and_steel.html

鉄鋼業を取り巻く環境・神戸製鋼の取り組み


(その3)Finmet(フィンメット)

http://downstreamconsulting.com.au/sites/default/files/Finmet_0.png


Schematic-Flowsheet-of-the-FINMET-Process-for-the-Port-Hedland-HBI-Plant_Q640.jpg (640×640) (researchgate.net)


残念ながら日本語での解説資料が見つからなかったため上の2つの英語サイトしかなく、分かり難いかと思うが、どちらも図の中のR1~R4と記載されているプロセス(過程)がFinmet法の特徴で、南米にある渓流の滝から流すようにして徐々に水圧を掛けていく方法から考え出された製鋼法であり、後ほど本文でお話しさせていただこうかと思うが、先に簡単に言っておくと、第116話『汚水』(注1)その12の中でアメリカの五大湖について説明した際、周辺にシンクホールがいくつか掘られていて、その中の一つが鉄と硫黄とを湖底で分離する湿式精錬の為のシンクホールであると話した通り、Finmet法も湿式精錬の一種であり、南米では湖底ではなく、渓流を使って精錬を行っていた。それを真似たのがR1~R4までそれぞれ異なるガス圧と温度でもって段階的に精錬を行うFinmet法であり、1993年にオーストラリアからこの製鋼法が使われ、その後、Finmet法の発祥地である南米のベネズエラでも製鋼工場が造られたが、見た目や机上の化学数値では高品質に見えても実際の原子レベルでは不純物だらけの鉄鉱石をいくら手を替え品を替え、製鋼法を変えて精錬したところで不純物が取り除かれることはなく、結局、エネルギー(燃料)を無駄に消費しただけでFinmet法でも高品質の鋼材は造れないとあきらめたのかオーストラリアの工場は潰れたらしく、ベネズエラ政府が運営している製鋼工場はまだ残っているらしいが、品質は相変わらず向上していない。


(その4)Finex(ファイネックス)

上述のFinmet(フィンメット)法とCorex(コーレックス)法を併せたものがこのFinex(ファイネックス)法で、下記の右手にある新工法の図の通り、流動炉と呼ばれるプロセス(過程)がFinmet法から拝借したものである。↓

https://gewerbe.exblog.jp/iv/detail/?s=14894416&i=201203%2F20%2F88%2Fa0061688_13551991.gif


https://gewerbe.exblog.jp/14894416/



**

ベネズエラの地図

https://freestyle-traveler.com/wp-content/uploads/2016/03/73aaf9952e3cb2b94f3f5925691b4a30-1.png.jpeg



自国での食糧不足や貧しく不衛生な生活、国家経営の失敗から金銀財宝が埋まっていると言われた南米のエル・ドラド(理想郷)を目指し、平和な他国を襲って食糧や資源漁りにやって来た18世紀のスペイン帝国とかつて金銀財宝を造っていた支那人(古代中国人)達を同じく追い出して乗っ取ろうとし、失敗して没落していった南米の原住民達との攻防をスペインからスパイとして送られてきただけのイエズス会(第103話『略奪』(注1)参照)の宣教師達を美化しながら描いた1986年の英米仏合作の映画『ミッション』より“On Earth As It Is In Heaven(天国のような地球の上で)”


https://youtu.be/KUy5D0RKvfk?si=O7IHPVK0MyrbvXZG


映画『ミッション』のネタばれあらすじ

https://eiga-watch.com/the-mission/



南米に移住した支那人(古代中国人)達による灌漑(人工的に水を引く技術)で造られたベネズエラのオノリコ川の紹介動画

https://youtu.be/A6Q-mbL6fYk?si=t1t1axxxo-D0IOwD


https://youtu.be/LUtEtQEwi_8?si=7J9b-739sSVUsAGq




コロンビア内のアンデス山脈の地図

https://www.craw.racing/wp-content/uploads/2020/09/colombia-6-mountains-932x1024.gif

緑色の部分がコロンビア共和国で、

茶色の部分がアンデス山脈の一部を形成する、

左からCordillera(コルディエラ) Occidental(オクシデンタル)山脈、

真ん中がCordillera(コルディエラ) Central(セントラル)山脈、

右がCordillera(コルディエラ) Oriental(オリエンタル)山脈


南米の山脈地図

https://livedoor.blogimg.jp/hakusankamikake/imgs/b/e/beea3ad9.jpg



アチョクチャまたはアチョチャ、もしくはカイグア

https://www.dee-okinawa.com/koneta/2021/03/goya.html


https://okinawa-cafe.net/caiqua/


https://ja.haenselblatt.com/articles/edible-gardens/what-is-achocha-learn-about-growing-achocha-vine-plants.html


例によって倭族(皇室&朝鮮民族)の親戚であり、兵器にする為にゴーヤを栽培してきた琉球民族(現、沖縄県民)が上記のサイトの通り、いろいろなレシピ(調理法)で飾って「ゴーヤは苦いけど、アチョクチャは苦くないから食べやすい」とか「身体にいいから」などと聖書に出てくる蛇のように悪知恵の実をしつこく食べるよう勧めてくるだろうが、食べないに越したことはない。本作品でこれまで何度も話してきた通り、苦くて不味い実を我慢して口にする必要はない。食べてはいけない実があることを教えてくださった神様に感謝して美味しくて栄養ある実を大いに食べ、薬なしで健康に長生きしていただきたいと心から願うばかりである。


アコンカグアのミイラ

https://mysteriesrunsolved.com/ja/the-aconcagua-boy/



環太平洋造山帯(パシフィック リング オブ ファイヤー)

https://ja.wikipedia.org/wiki/環太平洋火山帯#/media/ファイル:Pacific_Ring_of_Fire.svg


グアタヴィータ湖

https://dynamic-media-cdn.tripadvisor.com/media/photo-o/24/cb/28/33/caption.jpg?w=600&h=600&s=1


https://www.eurasia.co.jp/attraction/feature/colombia


https://world-diary.jica.go.jp/yamazakidaisuke/cat1590/post_19.php


https://ameblo.jp/araara-masaru/entry-12449653804.html



キュロス・シリンダー(キュロス王が謳った飢饉と恐怖軍拡政治からの大衆の解放と人権宣言書)

https://ja.wikipedia.org/wiki/キュロス・シリンダー#/media/ファイル:Cyrus_Cylinder_front.jpg


魔女メディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/メーデイア#/media/ファイル:Aeson_medea.jpg


古代の黒ミサ風景(想像図)

http://takashi1016.com/wp-content/uploads/2014/03/nwsn.jpg


https://i.pinimg.com/736x/45/61/e8/4561e843e4eab5405b485f4b712f022f.jpg


神託を告げる古代のギリシャの巫女とご神木を振りながら平伏す王侯貴族(想像図)

https://omochi-art.com/wp/wp-content/uploads/2022/01/00070801-1.jpg



現代にも残るギリシャのゾロアスター(拝火)教の巫女によるオリンピック聖火(?)の継承式

https://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/e/1/1000x/img_e18d7256ef69b371ed53d283e9673611169554.jpg

↑左手に巫女が持っているのがリュラブ(ご神木)


https://ichef.bbci.co.uk/news/640/cpsprodpb/13FAE/production/_102083818_gettyimages-182282594.jpg


フリーメイソン(イギリス軍事秘密結社)の米映画会社のディズニーが21世紀の今もなお夢見るペルシャ(現、イラン)のキュロス王の遠征パレード

https://youtu.be/eGLSPyGszjo


キュロス王の息子のカンビュセスのエジプト遠征(想像図)

https://en.wikipedia.org/wiki/Psamtik_III#/media/File:Meeting_Between_Cambyses_II_and_Psammetichus_III.jpg


キュロス王と息子カンビュセスが死亡した直後のアケネメス朝ペルシャの国土↓

ttps://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5f/Achaemenid_Empire_500_BCE.jpg


キュロス王の時代の勢力図

https://jiroyowa.cocolog-nifty.com/blog/images/540.png


ベヒストゥン碑文

https://en.wikipedia.org/wiki/Behistun_Inscription#/media/File:Behistun_Inscription_in_Persia_ca._520_BC-_UNESCO_World_Heritage_Site.jpg


https://en.wikipedia.org/wiki/Behistun_Inscription#/media/File:Behistun_2.JPG


https://en.wikipedia.org/wiki/Behistun_Inscription#/media/File:Behistun_inscription_reliefs.jpg


https://ja.wikipedia.org/wiki/ベヒストゥン碑文#/media/ファイル:Behistun_Inscription_Eger.png


BC526年3月24日の皆既月食

https://eclipse.gsfc.nasa.gov/5MCLEmap/-0599--0500/LE-0525-03-24T.gif


BC526年9月17日の皆既月食

https://eclipse.gsfc.nasa.gov/5MCLEmap/-0599--0500/LE-0525-09-17T.gif


クロイソスの肖像画

https://en.wikipedia.org/wiki/Croesus#/media/File:Croesus_portrait.jpg


クロイソスが発行した金貨

https://en.wikipedia.org/wiki/Croesus#/media/File:Kroisos._Circa_564-53-550-39_BC._AV_Stater_(16mm,_10.76_g)._Heavy_series._Sardes_mint.jpg


クロイソス以前の初期のリディアの貨幣“エレクトラム”(BC7世紀頃)

https://en.wikipedia.org/wiki/Electrum#/media/File:BMC_06.jpg


主に銀、銅、鉄、ビスマス、パラジウムなど他の金属がいろいろ混ざった金貨で、別名、グリーンゴールドとも呼ばれる粗悪な冶金(製錬&精錬)術で作られた硬貨である。

ちなみに、現代ではエレクトラムというと仮想通貨を管理するコンピューターの財布機能を指すそうで、数字だけが独り歩きして実際に必要な物やサービスが商取引されることは少ないマヤカシの貨幣中心経済制度は怪談や都市伝説、宗教と同じく何の根拠もなければ保障もないのに21世紀の現代もなお、金銭(貨幣)が自分達の生命や財産を守ってくれると盲信されているようである。


イランのござ(ハルファ)

https://baddara.com/products/halfa-circles-carpet-سجاده-حلفا-دوائر


イランのハルファ(ござ)職人

https://theiranproject.com/blog/2018/11/15/photos-mat-weaving-turns-into-main-profession-in-iranians-in-mazandaran/


チュニジアのござ(ハルファ)

https://qartaj.com/blog/discover-the-tunisian-handicraft-halfa-esparto-grass-products-in-our-homes


ギリシャのアカイア県

https://ja.wikipedia.org/wiki/アハイア県#/media/ファイル:Nomos_Achaias.png


アカイア蛾

https://en.wikipedia.org/wiki/Achaea_(moth)#/media/File:Achaea_euryplaga_(Hampson,_1913).jpg


南エーゲ海火山帯

https://en.wikipedia.org/wiki/South_Aegean_Volcanic_Arc#/media/File:Southern_aegean_volcanic_arc.jpg


https://en.wikipedia.org/wiki/South_Aegean_Volcanic_Arc#/media/File:Hellenic_arc.png

↑図の中の一番の上の緑色の部分。


ギリシャの山火事2023年

https://youtu.be/y61ZLkrhtZc


https://youtu.be/r0cOkMt16Dk



ギリシャで起きた洪水2023年

https://youtu.be/mGKmhwHE0EE


渇水(酸欠)すると上記のような熱波による山火事や洪水が頻繁に起きるようになります。むろん、太平洋造山帯にある日本も朝鮮半島も同じような被害は免れません。

それを朝鮮愚王朝(皇室&自民党、韓国、北朝鮮軍事政権)は

虚栄の自衛隊や韓国軍、北朝鮮軍といった軍隊で国土は防衛できると未だ息巻いてますが、実

際は指を咥えて見てる以外、何もできません。



ギリシャの山火事では空軍機が消火活動中、墜落したそうで↓火に油を注いだだけでした。

https://youtu.be/pu6T2iyTak0


https://youtu.be/BYAef7w0D5U


数千億円も税金をかけて造った戦闘機も山火事、洪水、土砂災害には何の役にも立たないことは幼稚園児でもわかりそうな事実です。

それどころかその戦闘機その他のミサイルやロケットなどの兵器によって

こうした異常気象が世界各地で起きていることも明々白々です。

ミサイル一発撃ち込んでも地球の緻密かつ正確、繊細な浄化機能が一瞬で失われることがどうしても理解できない彼ら愚脳愚政府(王室)高齢者団体はこの世の出来事は全て彼ら勝手に特権を定めて濫用し、大衆の生命や財産を弄んでいる階級層のゲーム(お遊び)としか考えていません。

このまま行けば遠からず毎日、食べて飲んでトイレに行って通勤通学するといった

基本的な生存権(人権)を守る日常生活すらまともにできない壊滅的な被害は免れないでしょう。

そうなってみて初めて事の深刻さが分かるのかもしれません。

ですが、そうなった時にはとっくに国が滅亡しているでしょうが・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ