54話 アリサ・エリス
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アリサ女王と謁見する部屋まで、警備隊に城内を案内をしてもらっていた。
城門から中に入り、中庭に到着すると五十メートルにおよぶ長い回廊があった。
「うわ~凄いの。なが~い廊下なの」
ナエが驚きの声をあげる。
その声が広い城内に響き渡った。
「お褒め頂きありがとうございます。女王もこの回廊を気に入っておりますので、気に入って頂けると喜ばれると思います」
警備隊の人が、城を案内しながらそれぞれの場所の説明をしてくれる。
回廊を抜けた先には、長い螺旋階段がありそれを昇っていくと外から、街を見ることができた。
遠くには聖堂が建ち、歴史ある建築物に雪が降り積もる景色は、幻想的な美しさを醸し出していた。
アリサ女王は美の探求をしているらしいから、その影響もあるんだろう。
「ここです。アリサ女王はこの先にいらっしゃいます。只今お呼びしま――」
「入ってもいいわよ」
警備隊の人が呼ぼうとすると、扉の中から声が聞こえた。
若い女性の声だ。
「はっ! それでは皆様どうぞ」
警備隊の人が扉の紋章に、魔力を集めて扉を開けた。
中に入っていくと、玉座の前に俺よりも少し年上の20代前半ぐらいの女性が一人立っている。
お付きの従者等の姿は無く、気配もしないから一人だろう。
「アルフィン王女暫くぶりね。五年ぶりかしら?」
アルフィンが両手でドレスの裾をつまみ、軽くドレスを持ち上げて頭を下げ礼をする。
「アリサ女王お久し振りでございます。
そうですわね五年ぶりになります。お元気そうで良かったですわ」
「ええ。ありがとう」
アリサ女王は、アルフィンと同じ金髪で、きらびやかな薄手のドレスを着て、スタイルも抜群。
誰が見ても間違いなく、絶世の美女と言われる程の美しさだった。
アルフィンの金髪は、淡い黄色が、かかっていて美しいが、アリサ女王の金髪は、プラチナブロンドで神秘的な印象を与える。
そして、この人もかなり強い。
魔力圧力からも、強者のオーラを感じる。
ステータスを確認しようとすると、声をかけられた。
「あなたが、魔王様ね?」
「……まだお会いしたことはなかったと思いますが」
いきなり言い当てられて、少し驚いた。
「あなたがこちらに近づいて来ることは、分かっていたわ。
これだけ巨大な魔力圧力を持つ者は、四天王かなと思ったら邪な魔力は感じなかったし。
そうなると他の誰かになるんだけど……だけど魔力圧力は各隊長以上。
そして、この情勢で、わざわざエリスにまで来るとなると。
残されている可能性は、魔王様かなってね」
この人は頭の回転も早くて、きれる。
アルフィン達も、アリサ女王の考察に驚いた顔をしていた。
「……参りましたその通りです。俺はタクトといいます。魔王の称号を持っています」
「ようこそエリス王国へ。
わたしが、アリサ・エリスよ。よろしくね魔王様」
「よろしくお願いします。それで――」
「その前に……ハァッ! オーロラエミッション!!」
アリサ女王が一気に魔力を高めて、オーロラのような輝きを放つ巨大な光の弾を撃ってきた。
これは……炎属性と、氷属性の混合魔法。
それも上級より威力は上。
結界で防いでもいいけど、多分この人は俺の力量を知りたいんだろう。
「それなら、俺もお返しです」
それを俺もまったく同じ威力で同じ属性の魔法で相殺した。
「お兄ちゃんも同じ魔法なの」
「……やるわね。わたしの魔法を解析して後出しで放ったにも関わらず、発動までが恐ろしく速い。
そしてわたしと同じ魔法でまったく同じ威力のものを放つなんて……」
「すいません。女王が、俺の実力を測りたいのかなと思って」
「あはは! その通りよ予想以上だったけどね。
まさかこんな返しをしてくるとは思わなかったわ。
これだけ強くて察しも良くてそれに、それだけの端正な顔をした人はいないわよ? あなたは、とても魅力的な男性だわ。
気に入ったわ。あなたわたしの婿にならない?」
アリサ女王が、戯れる。
「いやいや、俺なんて。アリサ女王みたいな美女から、誘われるのは嬉しいですが」
「「タクトさん?」」
後ろにいる、アルフィンとシズクから、背中に冷たい視線が向けられた。
あ~背中がスースーするな~。
怖くて後ろを振り返れない。
「冗談です」
褒めてくれたけど、この人も頭の回転が早くて、これだけの戦闘力を持つ凄い人だ。
ステータスオープン
改めてアリサ女王のステータスを確認した。
アリサ・エリス
エリス王国、七代目女王
レベル65
スキル 魔力操作(上~上の中)、遠距離魔法(上~上の中)、潜在魔力(上~上の上)、広範囲魔力探知、戦略指揮
やっぱりこの人強い。
遠距離放題タイプとしてはかなりの練度だ。
統治者でこの強さか。
もし冒険者ならもっと強くなれると思う。
「あら残念。それに冗談ではないのだけどね。
わたしはお世辞は言わないのよ? 本気で言っているのだけど、まぁ今はいいわ」
もうやめてください。
背中が大変なことになりますので。
「アリサ女王こそ、それだけの考察力にその強さ。御見逸れしました」
「うふふ。ありがとう。それでは話を聞かせてもらおうと思うんだけど、先に席を移動しましょうか。せっかくだから美味しいお茶を入れさせるわ着いてきて」
俺達の用件を伝える為、アリサ女王に着いていった。
色々とぶっ飛んでる人だけど、いい人そうだ。
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