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カードゲーム世界で始める下克上  作者: 風祭 風利
第3章 世界の異変と転生者
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成長した姿

「ん? おお! 師匠!」


 俺の存在に気が付いたようで、ファルケンはこちらに近付いてきた。


「師匠もこの国に来てたんスか?」

「いや、俺達が来たのはついさっきだ。 それにしても日夜あんな感じなのか?」

「そんなところッス。 自分としてもありがたい話しッスけど。」

「じゃあNo.5って言っていたのは・・・」

「一応この街の中での番付見たいッスけど、俺っちとしてはあんまり関係は無いって気がするッスね。 そりゃ強いに越したことは無いッスが、正直時の運も大事だと思うッス。」

「そう言うってことは、何かあったな?」

「・・・欲しいカードが来なくって、正常な判断が出来なくなって負けたことが何回かあったんス。」


 そうファルケンはションボリする。 どれだけ自分が強いと思っていても、手元に来てくれなければ意味がない。 つまりはそういうことだろう。 まあそれもカードゲームの醍醐味と言えると言えば言えるだろうな。


「お前がNo.5をやったって言う亜人か?」


 そう声をかけたのはアルマジロのような格好をした人物、というよりも亜人だった。


「ふん。 こんなやつに負けるとはな。 最近の上がりたてのくせに粋がるからだ。」

「あんた、No.4のメルジロさんッスね? その様子だと仇討ちって訳では無さそうッスね?」

「俺よりも実力の劣る奴を庇う理由はないな。 それよりももう分かるだろ? 構えろ。 連戦になるからと休ませる暇は与えんぞ。」

「別に俺っちは休む気なんてさらさら無いッスよ? 熱烈歓迎ッス。」

「威勢はいいな。 では行くぞ!」


『さあ! 劇場の始まりだ(ッス)!』


 唐突に始まったカードバトル。 制約的では無いため観客はそのままになる。 ダイスの結果はメルジロが「3」、ファルケンが「2」となった。


「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 俺はコストを6つ支払い、領域カード「装甲山(プロテクトマウンテン)」発動!」


『領域カード:装甲山(プロテクトマウンテン) レアリティ 紫 コスト 6

 自分フィールドのモンスターが戦闘で破壊された時、破壊されたモンスターの元々の体力の半分の数値分、破壊したモンスターの攻撃力を下げる。』


「俺はコストを8支払い、「ボールアルマーニ」を召喚。」


『モンスター:ボールアルマーニ レアリティ 紫 コスト 8

 種族 獣族

 このカードが戦闘によって破壊された時、破壊したモンスターに5ダメージ与える。

 ATK 12 HP 6』


「更にコストを5つ支払い、「リフレクタートル」を召喚。」


『モンスター:リフレクタートル レアリティ 紫 コスト 5

 種族 海洋族

 このカードが存在する限り、自分への効果ダメージは相手に跳ね返る。

 ATK 3 HP 14』


 相手はかなり守りを固めたな。 これによってリフレクタートルを破壊しない限りは効果ダメージは与えられず、破壊したとしても装甲山の効果で攻撃力が下がりモンスターを倒しにくい。 さらにボールアルマーニの効果でモンスターがやられる可能性が上がる。 防御力という概念が存在していないのかと思ったが、それは俺の勘違いだったようだ。


「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」

「俺っちのオープニング、そしてドロー! プラポレーションタイム。」


 初手からかなりの盤面を作ってきたが、どう対抗する?


「このカードは自分フィールドにモンスターが存在しない時、コストを1/4にして召喚することが出来るッス。 コストを3つにして「Ws(ウィンドシューター) bB(ビットバレット)」を召喚するッス!」


『モンスター:Ws(ウィンドシューター) bB(ビットバレット) レアリティ 銅 コスト 12

 種族 鳥獣族

 自分フィールドにモンスターが存在しない時、コストを1/4にして召喚することが出来る。

 この召喚方法で召喚した場合、ステータスが1/4になる。

 ATK 16 HP 12』


「更に俺っちはコストを支払い、「Ws アーサルディ」を召喚するッス。 そしてこのカードは、自分の場に他のWsが存在し、自分と相手のフィールドのモンスターが同じ数の時、コストを無視して召喚できるッス。 来い! 「Ws マシピル」!」


『モンスター:Ws(ウィンドシューター) マシピル レアリティ 桃 コスト 10

 種族 鳥獣族

 このカードは自分の場に他のWsが存在し、自分と相手のフィールドのモンスターが同じ数の時、コストを支払わず召喚できる。

 このカードが相手モンスターを破壊できなかった時、相手のライフコアもしくは、破壊できなかったモンスターに3ダメージを与える。

 ATK 7 HP 13』


「ほぉ、ファルケンも引けを取っていないな。」

「うむ。 破壊はダメージは入れられなくとも、あれなら敵の陣形は崩せるで御座る。」


 ベルジアも零斗さんもファルケンの連続召喚に感心を持っていた。 敵の守りには、人海戦術で進んでいこうと考えているファルケン。 さて、その後はどうする?


「コンバットタイム! 俺っちはWs マシピルでリフレクタートルを攻撃!」


 マシピルが撃った弾丸がリフレクタートルに向かって放たれた。


「そのモンスターでは攻撃力が足りていない。 そちらの長銃持ちの方が、まだ俺にダメージを入れれる可能性があると思うが?」

「あんたにダメージを与えることが目的じゃないッスからね。 マシピルの効果により、モンスターを破壊できなかった時、同じモンスターに3ダメージを与えるッス!」


 リフレクタートルの甲羅にヒビが入り、更に隠し弾でそのヒビに直撃し更に広がっていく。


「そしてWs bBでリフレクタートルに攻撃するッス!」


 bBの持っている武器はコルク銃ではあるが中身はBB弾だった。 だがあれだけ広がったヒビなら、当てれば脆くなる甲羅を割るのは、そう難しいことではなかった。 そしてリフレクタートルは殻ごと貫かれてその場で突っ伏した。 が、これだけでは終わらなかった。


「リフレクタートルが戦闘破壊されたことにより、Ws bBにリフレクタートルの元々の体力の半分、7の攻撃力が下がる。 そのおもちゃの銃はもう使えない。」


 装甲山から無数の欠片が飛び散り、bBの持っていたコルク銃を破壊する。 これで攻撃力は0になる。 だが、マシピルの攻撃力が落ちるよりは遥かにましと言えるだろう。


「俺っちはWs アーサルディでボールアルマーニを攻撃するッス!」


 アーサルディの狙いを定めた一撃がアルマーニを襲う。 必死に味を固めているアルマーニであったが、そのあまりの攻撃に耐えられずに崩れ落ちる。 そして相手のライフコアにも流れ弾があたり、今度は装甲山からの攻撃によりアーサルディの攻撃力が落ちる。


「ボールアルマーニの効果によりアーサルディに5ダメージだ。」


 最後の抵抗と言わんばかりにアルマーニはアーサルディに攻撃を仕掛けた。 しかしファルケンの場には3体のモンスターが健在である。


 ボールアルマーニにbBが最初に攻撃をしなかったのは、装甲山を警戒してのの事だろう。 攻撃手段は多いに越したことはないのだから。


「クールタイムに入り、俺っちはエンディングを迎えるッス。」


 防御布陣をまずは突破したファルケンの方が俄然有利に流れが入る。 しかし相手もここまでやられて、ただやられるだけだとは思っていないだろう。 相手の反撃には備えているはずだ。


「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 俺はコストを12支払い「ターレットビッグシェル」を召喚。」


『モンスター:ターレットビッグシェル コスト 12 レアリティ 銅

 種族 水族

 このカードが相手モンスターを戦闘で破壊した時、体力が5以下の相手モンスター1体を破壊する。

 このカードは手札を1枚捨て場に送る事で、戦闘及び効果による破壊を1度だけ無効にする。

 ATK 20 HP 4』


「更にコストを6つ支払い「アーマーセンザイコウ」を召喚。」


『モンスター:アーマーセンザイコウ レアリティ 紫 コスト 6

 種族 獣族

 体力が3以下で戦闘を行った場合、戦闘及び効果では破壊されない。

 ATK 7 HP 10』


 向こうも攻撃の布陣を出してきたようだ。 一気に相手の盤面を更地に出来るだろう。 しかもどちらもかなり強力だ。 攻守ともにステータスが底上げされたとも言えるだろう。


 そしてこの盤面に置いて、ファルケンの成長が見えるだろう。 さあファルケン。 この盤面を乗り越えてお前はどう動く?

今回カードバトルを行っていますが、特に長引かせる予定はありません。 ここの試合はただの布石だと先に言っておきます

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