これが私のコンサート
「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
相手がかなり強くなっているからな。 これはチマチマと削りに行っていると一気に制圧されるな。 ならば
「俺はコストを8支払い「強襲竜」を召喚。 さらにコストを11支払い「ドラグニティ・フレンズ」を召喚。 ドラグニティ・フレンズは竜族が存在する事により、ステータスは減少しない。」
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体の竜族を召喚した。 これで一気に攻めさせて貰う!
「コンバットタイム! 強襲竜でトロイボーンを攻撃!」
「受け止めます!」
強襲竜の攻撃はトロイボーンを一瞬で砕いた。 トロイボーンの効果は強力だが、それは自分を危険に晒すことになることには変わり無い。 つまり初手で潰してしまっても何の問題も無いと言うわけだ。 ライフコアも順調に削れる。 とはいえ油断は許されない。
「ドラグニティ・フレンズでチューバローを攻撃!」
「私はコストを5つ支払い、インタラプトカード「カランド」を発動。 ドラグニティ・フレンズの攻撃力を半分にします。」
「だがダメージは与えられなくてもチューバローは破壊させて貰う。」
チューバローがなにかのメロディーを奏でて、ドラグニティ・フレンズの動きを緩めようとしているのだが、それでもドラグニティ・フレンズは進むのを止めず、必死の一撃でチューバローを破壊した。
「まだまだ行くぜ! まだ残っているスリーピースブロックでトランペリタを攻撃!」
こっちはステータスが変わっていないので、トランペリタをそのまま破壊することに成功。 ダメージは少し減ったものの、3体を同時に倒せたのはやはり大きいだろう。
「流石ですね。 あの布陣を突破するなんて。」
「伊達にカードゲームをやってきている訳じゃないんでな。 だがあんたも成長を遂げているようで安心したぜ。」
「あなたのお陰ですよ。 もう一度自分を見つめ直すきっかけを作ってくれたのは、なにを隠そうあなたではありませんか。」
そりゃいい受け答えだ。 それならこちらも本気を出さないとな。
「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを8支払い「オーケスト・ホルアルン」を召喚。」
『モンスター:オーケスト・ホルアルン レアリティ 紫 コスト 8
種族 機械族
召喚に成功した時、自分の捨て場に存在する「オーケスト」モンスター1体を召喚する。 ただしこの効果で召喚したモンスターは効果は無効化され、ステータスは半分になり、このコンバットタイムで攻撃が行えない。
ATK 9 HP 7』
「私は捨て場に行った「オーケスト・チューバロー」を再度召喚するわ。」
そうしてチューバローがまた召喚される。 ステータスが強いゆえの効果によるデメリットを無くしているようだが、そのステータスも半分になってしまっては少し不遇な気もする。
「私のフィールドに2体の「オーケスト」モンスターが存在するので、このカードが使用出来ます。 コストを7つ支払って魔法カード「二重奏の盛り上がり」を使用します!」
『魔法カード:二重奏の盛り上がり レアリティ 紫 コスト 7
自分のフィールドに名前の異なる「オーケスト」モンスターが2体存在する時、このコンバットタイム時に与える攻撃力は2体の合計となる。 ただしこのターンで攻撃出来るモンスターは1体として扱う。』
その魔法を使用した瞬間、チューバローとホルアルンは軽快にメロディーを奏でた。 攻撃力の合計は19。 チューバローが本気だったら最もえげつない事になっていただろう。 それでも今のスリーピースブロックにはかなり驚異になるが。
「コンバットタイム! 攻撃出来ないチューバローに代わって、ホルアルンでスリーピースブロックに攻撃! チューバローの思いも乗せて!」
スリーピースブロックにその思いが届いたのか、スリーピースブロックは分解され、1つの欠片が俺のライフコアにぶつかった。 トランペリタから受けたダメージの事を考えると、かなり痛手かもしれない。 だがこちらもただでは起きない。
「スリーピースブロックの効果。 このカードを逆向きに置くことで「ツーピースブロック」として再度召喚される。 スリーピースブロックを倒すことは出来たけど、数を減らすまでには至らなかったみたいだな。」
「そのようですね。 まだまだ技量不足のようです。」
「あんたはまだ始めたばかりみたいなもんだ。 だがここまでやれるなら素質はあるさ。」
「そう言われるだけでも荷が下ります。 クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」
「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」
しかしここで相手の手中に収めると、今後苦しくなるのは自分だ。 アリカには悪いが手を緩める気はないぜ。
「俺はコストを20支払い、更にドラグニティ・フレンズを捨て場に送ることで俺は「竜の産まれ変わり」を召喚する。 竜の生まれ代わりの効果発動。 捨て場に送った「ドラグニティ・フレンズ」の攻撃力と体力を上乗せする!」
これで攻撃力は35になる。 十分な火力かと言われればそうではないのだが、火力、体力は明らかにこちらが上回った。
「コンバットタイム! 俺は竜の生まれ代わりで・・・」
「私はコストを4つ支払って、インタラプトカード「ピアニッシモ」を発動します。」
『魔法カード(インタラプト):ピアニッシモ レアリティ 水色 コスト 4
このコンバットタイム時、相手モンスターの攻撃力は1/4となる。(小数点切り下げ)』
む、単純な魔法カードだけど、意外にも効果的なカードだな。 しかしカードが音楽関連だからか、用語に合わせようとすると大体は攻撃力の増減になってしまうか。 ピアニッシモがあるならフォルテシモもあるだろうから、アリカの攻撃の時には気を付けないとな。
しかしこれだけ攻撃力を下げられれば2体とも持っていくにはかなり時間がかかるな。 だが倒せない訳じゃない。
「攻撃は続けるぜ! 竜の生まれ代わりでチューバローを攻撃。」
攻撃力はかなり落ちているので一撃でも倒せない。 せいぜい傷をつける程度に落ちるだろう。 だがそれも仕方ない事だと思っている。
「強襲竜でチューバローを攻撃!」
強襲竜はチューバローの傷口に狙いを定めて、そこを攻撃する。 これでもギリギリ倒せるレベルだ。
「ツーピースブロックは攻撃力が1だから攻撃に意味はないな。 クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを8支払い、魔法カード「響き渡る闘争の音色」を発動。」
『魔法カード:響き渡る音色。 レアリティ 紫 コスト 8
このターンコンバットタイムを行わない代わりに、自分は2枚、相手は1枚カードをドローする。』
「手札増強か。 だがいいのか? 相手にまでカードを与えることになっても?」
「私一人ではこのような音色は奏でられません。 聞いて貰える人物がいてこそのオーケストラなのです。 そしてそれは、聞いてくれているお客様への敬意にも繋がるから、私はこのカードを入れたのです。」
なるほどな。 孤独に行っていようとも、認めてくれるのは第三者。 何事も他人がいるからこそ輝けると言うわけだ。 そう思いながら俺もアリカもカードを引いた。
「私はあなたと言う存在に感謝をする。 そしてその為に私は奏でる。 これが私の答え。 クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」
「その答えを俺も全力で受け止める。 俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 俺はコストを7つ支払い、魔法カード「バトルプライスレス」発動。 ここでコンバットタイムをするのはあんたの答えに対する侮辱だ。 さ、あんたも引きな。 そしてクールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」
これで互いに準備はし終わった。 さぁ、新たな劇場を見せてくれ。
現状
アリカ ライフコア 67
オーケスト・ホルアルン
セイジ ライフコア 75
強襲竜
竜の産まれ変わり
ツーピースブロック




