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カードゲーム世界で始める下克上  作者: 風祭 風利
第二の章 世界を回る
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実力の結びつき

 6面ダイスで俺が「1」、アリカが「4」となり、アリカの先攻となる。


「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを7つ支払い「オーケスト・トランペリタ」を召喚。」


『モンスター:オーケスト・トランペリタ レアリティ 桃 コスト 7

 種族 機械族

 自分フィールドに「オーケスト」が存在する時、このカードは2回攻撃が行える。

 ATK 5 HP 9』


 相手は金管、いや、オーケストラ部隊なら弦楽器なんかも出てくるだろう。 となると前回と同じように、「オーケスト」モンスターを複数体残されるのは厄介か。


「更にコストを7支払い、領域カード「オーケストコンサートホール」発動。」

『領域カード:オーケストコンサートホール レアリティ 紫 コスト 7

 この領域カードが存在する限り、「オーケスト」モンスターは効果では破壊されない。 「オーケスト」モンスターの攻撃時、以下の効果を選択できる。

 ・「オーケスト」モンスターの攻撃力を5上昇させる

 ・相手のモンスター1体の体力を半分にする

 ・戦闘する「オーケスト」モンスターのトークンを召喚する。 ただしこのトークンでの戦闘ダメージは発生せず、クールタイム時消滅する。』


 場面はコンサートホールへと映し出され、今はアリカが指揮者の立ち位置におり、トランペリタが陣取っているのみである。


「クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」

「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」


 先程考えたように数を出されると厄介になりそうなので、ここはコストが高くても、攻撃力重視で行かせてもらう。


「俺はコストを16支払い、「ブロッサムヒューマン」を召喚する。 ブロッサムヒューマンの効果により相手フィールドに「ヒューマンシード」を召喚する。 これによりブロッサムヒューマンは戦闘及び効果の対象にはならなくなった。 更に相手はヒューマンシードを捨て場に送れるが、代わりに場のブロッサムヒューマンの体力と攻撃力が上がる効果を持っている。」


 この説明をしているのは「敢えて」の事だ。 本来なら相手に情報を与えることになるので、悪手とも言えるだろうが、前の世界では知っていて当たり前なんて世界でもなかったので、説明をするのは普通であった。


「コンバットタイム! ブロッサムヒューマンでオーケスト・トランペリタを攻撃!」


 なにか挟んでくるか、はたまた流すか・・・ 特になにかをしようと言う素振りが無いのでダメージが入る。 ダメージは「11」、まだまだ序盤だから特に問題ではないか。


「クールタイムに入り俺は・・・」

「そのクールタイムにインタラプトカード「アンコール」発動。 これで先程やられたトランペリタを元に戻すわ。」

「なるほど、そっちでインタラプトカードを使ってきたか。 いや、元々そういう効果なんだろうな。 俺はこのままエンディングを迎えるぜ。」


「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 私はコストを9つ支払い「オーケスト・メトローホーン」を召喚するわ。」


『モンスター:オーケスト・メトローホーン レアリティ 桃 コスト 9

 種族 機械族

 このカードは攻撃できない。 自分フィールドに「オーケスト」モンスターが存在する時、「オーケスト」モンスターの攻撃力を5上昇させる。 このカードが戦闘及び効果の対象になった時、1ターンに1度だけ対象を無効にする。

 ATK 4 HP 15』


 トランペットの次は鉄琴か。 コンサートの楽器としてはどうかとも思うが、まあ特にこれと言った理由もないだろうよ。 しかしターン1の無効効果か。 メトローホーンを倒すには少なくとも2回行動しなければいけない事になるし、そこまで人員を割くことは出来ないだろう。


「そして私は「ヒューマンシード」を捨て場に送る。 これで対象にはなるのよね?」

「ああ、攻撃力と体力は上がるがな。」


 確かに今の現状では、ブロッサムヒューマンが狙えないので、そうせざるを得ないだろうな。 この状況ならば、オーケストコンサートホールのどの効果でもブロッサムヒューマンは一撃では倒れない。 それでも攻撃せざるを得ないだろうが、どう出てくる?


「コンバットタイム。 メトローホーンの効果でトランペリタの攻撃力をあげ、更にコンサートホールの効果で攻撃力を倍にします。 倒す事は出来ないけど、せめて次のために!」


 確かにそれが正しい。 敵を倒さなければライフコアにはダメージが入らないからな。 けれど


「俺はコストを7つ支払い、インタラプトカード「ツギハギの折り畳み盾」発動! これにより攻撃は無効となり、俺はコストを3支払うことで手札に戻す。」

「うっ・・・クールタイムに入り、私はエンディングを迎える。」


「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 ブロッサムヒューマンの効果で再度相手フィールドにヒューマンシードを召喚する。」


 これで実力は大体把握できた。 アリカはそこまでカードゲームに精通している訳じゃない。 多分流れであの町の救世主と謳われているだけだ。 となってくると、狂っているのは町の住民という形になるが、なにをそこまでアリカに讃えるのかが、少々気になる。


「俺はコストを5つ支払い、「ハッキングバグ」を召喚する。 更にコストを8支払い、「ウエスタンヒーロー」を召喚。 コンバットタイム。 ウエスタンヒーローでトランペリタを攻撃。 ウエスタンヒーローはコインの裏表で攻撃力が変化する。」


 コイントスを行い、出たのは表の絵柄。 つまり攻撃力の数値になる。 そしてアリカは今回も特になにもしてこない。 ダメージは小さいがトランペリタを再び倒す事に成功した。


「続いてハッキングバグでメトローホーンを攻撃する。 この時メトローホーンは自身の効果で攻撃を受け止めなければならない。」


 メトローホーンの鉄琴が飛んで、ハッキングバグの攻撃を止めに入った。 メトローホーンの効果は「強制的」に発動する効果なので、自分でタイミングをずらすことが出来ないのだ。 つまりこのハッキングバグは囮攻撃。 本命はブロッサムヒューマンの攻撃だ。


「ブロッサムヒューマンで効果の無くなったメトローホーンに攻撃!」


 そしてメトローホーンも破壊され、ダメージも与えた。 このまま一方的な試合は正直面白くない。 ないのだが、彼女にこれ以上の力も無いと見ている。


「クールタイムに入り俺はエンディングを迎える。」

「私のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」


 この件に関してはアリカ自身も多分感づいていると俺は思う。 実際にはどうかは定かではないが、力量差くらいは感じている・・・よな?


「私はコストを14支払い、「孤独なピアニスト ヨルハネス」を召喚。」


『モンスター:孤独なピアニスト ヨルハネス レアリティ 銀 コスト 14

 種族 魔法使い

 自分フィールドにこのカードのみの時、このカードの戦闘を無効に出来ない。 このカードが存在する限り、自分は他のモンスターを召喚できない。 このカードよりもコストが低いモンスターを戦闘で破壊した時、自分のライフコアを、コストの差分回復する。

 ATK 18 HP 20』


 HP自体は高くはないが、効果としてはかなり出来る部類にある。 となると今はアリカのフィールドに存在するヒューマンシードを捨て場に送るだけで、孤高の布陣の完成だ。 ヨルハネスの効果によってツギハギの折り畳み盾は使えなくなったし、ブロッサムヒューマンの効果も使えなくなった。 しかしオーケストモンスターではないと考えると、余程追い詰められた時の最終手段とも考えられる。 わざわざテーマを崩す事になるからな。


「ヒューマンシードを捨て場に送る事で、ヨルハネスの効果が発動します。」

「だがブロッサムヒューマンの効果も発動する。」

「コンバットタイム! ヨルハネスでハッキングバグを攻撃します。」


 ハッキングバグを狙ってコストの事も予てやってきたか。 しかしツギハギが使えない以上、喰らうしかない。 8ダメージはそこそこあるな


「ヨルハネスの効果でコスト差分回復します。」

「だがハッキングバグの効果でヨルハネスはターンを重ねる事に、攻撃力を下げる効果を受けてもらう。」


「クールタイムに入り、私はエンディングを迎えます。」

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