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カードゲーム世界で始める下克上  作者: 風祭 風利
第二の章 世界を回る
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亜人の国を離れたら

今回は短めです。 ネタ詰まりが酷くなってきています。 

「あ、ところで俺達ってどうやってこの隠れ里から元の場所に戻るんだ? またアーリーさんが連れていってくれるのか?」

「そんなことしなくてもあたいが繋げてあげるわよ。 というかあたいがいれば里の行き来は自由になるわ。」


俺の疑問にサヴィが答える。 なるほど、確かにサヴィも上級の魔法使いというのなら、繋げるのはわけないか。 それならばともう1つの疑問を聞く。 むしろここが本題でもある。


「時間の流れは一緒か?」

「地図には載らないけど、この国のどこかには存在している。 外の世界と隔離しているのは空間だけだから、時間は進んでいるわ。」

「それは良かったで御座る。 2回目の浦島太郎状態などごめん被りたい。」


そういえば零斗さんって俺よりも先に来てなおかつ時間の流れが違うからややこしい事になったんだよな。 まあ別に俺も零斗さんも元の世界には戻らないからその辺りは、別にいいんじゃないかとも思ったが。


そうして魔法使いのみんなに見守られながら、俺達は隠れ里を離れることになった。


「サヴィ様。 どうかお元気で。」

「いつでも帰ってこれるのにその言い方は違うんじゃない? じゃあ、行ってきます。」


そしてサヴィの手によって空間が開かれて、俺達はアイルメーヌの路地裏に帰ってきていた。 日はすっかり落ちてしまっている。


「それでは宿に戻るとしよう。 私達が戻ってこないことを不信に思われるかもしれないのでな。」

「あ、サヴィはどうするの? ボク達と同じ宿にはするけれど、部屋とかさ。」

「別に料金払ったらいいんじゃないっすか? 1人2人増えたところで文句は言わないっすよ。 多分。」


不鮮明ながらも的確な事を言うファルケンだが、そんな面倒にはならないだろうと思いながら、俺達は宿に向かった。



「さて、次に向かう国についてなんだが・・・」


翌朝、宿屋で集まり、今回からはサヴィも交えての、行き先会議だ。 俺達は地図を広げて今のアイルメーヌの所に俺は指を指す そうして指をなぞっていく。 次に向かう国の所で指先を止める。


「このソベルタという国に行く・・・んだけど・・・」


次に話す内容の前に、気になる表情をしている人物、零斗さんに目を向ける。 その視線に気が付いたのか、零斗さんは気まずそうに声を出した。


「すまぬ。 話を中断させてしまったで御座るな。 続けても良いで御座るよ。」

「・・・そんな複雑そうな表情をされて、私達が話を勝手に進めるわけにもいかないだろう。 無理強いはするつもりはないが、話が可能なら話してもらえないだろうか?」


ベルジアの言葉に触発されて、少し思い止まっていたであろう零斗さんの口から、言葉が発せられる。


「セイジ、拙者は他国で傭兵をしていた。 しかし傭兵として国が雇わなくなったことの説明はしたで御座るな?」

「あぁ、あなたが旅をしていることも聞いた。 この国にもいたのは察しますが、なにか苦い思い出でも?」

「苦いどころではない。 拙者が傭兵として雇われていたのはその国なのだ。 ソベルタは拙者の命を救ってくれた国。 それと同時に捨てられた国なので御座るよ。」


零斗さんが傭兵としてやっていた国。 零斗さんは辞めさせられたと同時に国を去った。 だからその後の事は零斗さん自身にも知らない。 だが、


「零斗さん。 俺達はあくまでも同盟の確立のために来ています。 なのでその国に滞在していた零斗さんから話が聞きたいのです。 変わる前でも構わない。 教えてはくれませんか?」


俺の言葉に零斗さんは「やれやれ」といった具合に首を振った。


「全く。 同じ世界から来た人間として会ったのが汝で良かったで御座るよ。 セイジ。」


そう言うと零斗さんは深呼吸をし、口を開いた。


「ソベルタは元々、戦場に駆り立てれば、優秀な戦績を残すことで、戦争に関してはかなり強い国で御座った。」

「傭兵を雇うなら当然よね。」

「とはいえ全てが全て血生臭かったかと言われればそうではなかった。 この世界にはこれもある。 これで平和的解決も出来たこともあったで御座る。」

「あった、とは?」

「制約の範囲から外れた行為は、いくら神の力を持ってしても、止めることなど出来ぬという事で御座る。」


血生臭さが無いのは表面上の話。 実際はそんなものが成立した時、反乱などが起きるのも普通だったのだろう。 それが戦争と言うもの。 策略や計略など、当事者以外には分かったものではない。


「なので拙者が戻ったところで得がないので御座る。」

「それじゃあどうするの? そこを避けていくつもり?」

「いや、話だけはつけておこうと思う。 聞き入れるかは向こう次第だがな。 それに零斗さんが離れてからの事は、零斗さん自身も知らないなら、もしかしたら王権自体が変わってるかもしれない。」

「なるほど、最悪レイトを知らなくても、話は出来るという訳だな。」


ベルジアの問いにコクリと頷く。 俺達の目的は外交関係なのだから、身内の騒動は範疇外だ。


「でも向こうがレートの事を知っていたら、どうするんすか?」


逆説的な考えならばそうなる。 しかし今はそんなことを考える必要はあまり無い。 零斗さんの事を知っていようがいまいが、今は零斗さんは俺達の仲間。 なにがあってもなんとかなるだろう。


「ファルケンも、心配してくれるのはありがたいで御座る。 それでいつ頃出発するので御座るか?」

「国自体は近い場所にあるし、零斗さんが国のどこかで雇われていたなら、最悪まずはそこを目指していこう。」

「ふむ。 確かに拙者はほぼ直近で傭兵をしていた。 ならば向かうべきはそこであろう。 もっとも行く道をある程度知っているだけで、実際には面識があるわけではないで御座るよ。」

「・・・それでよく忠誠なんて誓ったっすね。」

「いや、そこしか行き先が無いなら選ぶ機会なんかないんだよ。 それはお前が良く分かってるんじゃないか? ファルケン。」


ファルケンの不本意な言葉に俺は注意を促す。 一番聞くべきではない人間からの言葉である。 不用意な言葉は慎ませなければいけない。


「まあ今回からはサヴィもいる。 よっぽど大丈夫だろう。」

「それなら早速行きましょ。 あまりゆっくりだと、また国が変わるかもしれないわ。」


それもそうだなとドーホース達を連れて俺達は荷車に乗って、ドーホース達を走らせることにした。


街から離れて少しして、改めてサヴィに話を聞こうと思った。


「しかし本当に隠れ里を離れて良かったのか? 魔法使い族としては世の中には知られたくないんじゃ?」

「それは関係無いわ。 ここにいるのはあたいの意思なのだから。」

「そうか。」


それならばいいか。 そう思いながら、次なる国である、ソベルタに走らせるのだった。

今までとまた生活リズムが変わってしまったので、ネタと投稿ペースをまた考え直さないといけなくなりました。


続けていけるか、本気で不安です

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