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カードゲーム世界で始める下克上  作者: 風祭 風利
第二の章 世界を回る
133/262

悪循環

『魔法カード(インタラプト):インターセプトキャッチ レアリティ 紫 コスト 6

 相手がライフコアに直接攻撃してきた時、その攻撃を無効にし、攻撃してきた時モンスターのコントロールを得る。』


 あのままファルケンが攻撃をしていたら、ガトリーマは相手のフィールドに行く事になっていた。 有利な状況だったが、その有利を過信しない。 そのやり方によって今回は避けられたようだ。 しかも今はヒューマンシードが場に強制召喚されているので、1度だけならヒューマンシードを殴れば問題はない。 シードは無効にとっても邪魔に思っている筈。 ならば相手に効果として使われる前に、こちらで破壊すれば問題はない。


「コンバットタイム! スティールでおかっぱ頭の方のヒューマンシードを攻撃!」


 スティールがシードめがけて飛んでいく。 そしてお得意のマント隠しで種を破壊した。


「くそっ! もらうダメージを減らさなければ! 俺はコストを6つ支払い、インタラプトカード「我が身のための犠牲」発動!」


『魔法カード(インタラプト):我が身のための犠牲 レアリティ 紫 コスト 6

 モンスターが戦闘で破壊された時、このターンに受ける戦闘ダメージは0になる。』


「そしてこの効果はタッグパートナーにも適応される! これ以上攻撃したところで無駄だぞ。」

「ふーむ。 確かにこれじゃあ攻撃は意味ないな。 けど、そのカードを使ったのって、俺がお前を狙ったからであって、仲間の方にあるシードを攻撃してたら、果たして使ってたか?」


 その言葉におかっぱは言い淀む。 確かに大ダメージは避けられた。 だがそれは自分の身に危険が陥った結果の話であって、果たして味方にたいして使ったかは甚だ疑問である。 絆が深そうには見えるが、意外と即席過ぎて、呼吸があっていないのかもしれない。 そこが付け目だ。


「・・・ちっ。 余計な揺さぶりを。 俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 ・・・ふっ。 その減らず口もこいつを見れば黙るだろう。 俺はコストを15支払い「最上級調教師(スペシャルテイマー)」を召喚!」


『モンスター:最上級調教師(スペシャルテイマー) レアリティ 銀 コスト 15

 種族 悪魔族

 自分のプラポレーションタイムに1度、自分または相手の捨て場に存在するモンスターを、効果無効にして自分フィールドに召喚する。

 このカードは自分フィールドのモンスター1体を捨て場に送らなければ、攻撃できない。

 ATK 25 HP 20』


「俺はこいつの効果を使って、俺の捨て場の「ドゥーレイ」を再召喚するぜ! もっとも効果が消えてるからこいつが死んでもディービーストは召喚されないがな。」


 確かにドゥーレイの効果まで相乗されてしまっては、ディービーストを呼べるだけ呼んでの物量戦略になってしまう。


「更に俺はコストを5つ支払って、装備カード「捕獲鞭(キャプチャーウィップ)」を最上級調教師(スペシャルテイマー)に装備させる。 これによって相手の場のモンスター1体を、効果を無効にして俺の場に呼び寄せる。 俺が選ぶのは、その花人間だ!」


 捕獲鞭(キャッチャーウィップ)を装備した最上級調教師(スペシャルテイマー)により、俺のブロッサムヒューマンが奪われる。 確かに通常の攻撃でも十分強いし、ブロッサムヒューマンの効果の事もある。 だがブロッサムヒューマンの最初の効果は使われているため、これ以上のヒューマンシードは生まれない。


「へへへっ。 こんだけいりゃ十分だろ。今は倒せなくてもなんら問題はない。 コンバットタイム! 花人間であの小鳥を攻撃しろ!」


 ブロッサムヒューマンから伸びた枝がガスナムに向かって攻撃を仕掛けてきた。


「師匠。 今回は要らないっす。」


 俺がツギハギの折り畳み盾を出そうとしていたのが分かったのか。 先にファルケンの方から付け足された。 そしてガスナムは自分の手のマグナムをブロッサムヒューマンにぶつけるが意味はない。 そしてそのまま体当たりをされて倒されてしまう。 ガスナムとブロッサムヒューマンの差は「10」。 まだ倒されるには遠すぎる体力だ。


「ドゥーレイとヒューマンシードで、お前のヒューマンシードを攻撃!」


 ファルケンのところにあったヒューマンシードが破壊されるが、ダメージとしてはルール上半分になるので、そこまで痛くはないだろう。


「最後に最上級調教師の攻撃だ! 攻撃をするために使うのは「ブロッサムヒューマン」だ!」

「わざわざ攻撃力の高いブロッサムヒューマンを破壊するんすか? というかブロッサムヒューマンは効果の対象にならないのではないっすか?」

「いや、ブロッサムヒューマンには、フィールドを離れた時に場の「ヒューマンシード」を「プラントヒューマン」に変更する効果がある。 しかも今回の場合は最上級調教師の攻撃するためのコストとして使われているから、前に教えた「リリースエスケープ」の適応になる。」


 自分で言っておいてなんだが、この状況はかなりまずい。 プラントヒューマンはフィールドにいる時にライフコアを回復させる効果がある。 急いで処理をしなければ長期戦になる。


「行け! 従わない鳥を潰してしまえ!」


 そうして振り下ろされた鞭により、ガトリーマも破壊されてしまう。 これでファルケンのライフコアは20以上減らされた計算になる。 しかもフィールドはがら空きだ。


「クールタイムに入り、俺俺はエンディングを迎える。 さぁどうする鳥野郎!?」


 次のファルケンのプラポレーションタイムでどうなか出来なければ、負けが確定する。 いや、確定までとはいかないまでもピンチなのには変わり無い。


「俺っちのオープニング、そしてドローっす。 プラポレーションタイムっす。」


 ファルケンの手札は3枚。 フィールドにモンスターを出さなければ直接攻撃によってファルケンは大ダメージを受けることになる。


「俺っちの捨て場に存在するシャードの効果を発動するっす。 コストを9つ支払うことで、このカードを捨て場から召喚するっす。」


『モンスター:Ws(ウィンドシューター) シャード レアリティ 桃 コスト 9

 種族 鳥獣族

 このカードが捨て場にあり、自分の捨て場にWs(ウィンドシューター)と名のついたモンスターが3体以上存在する時、コストを支払うことで捨て場から召喚する。

 ATK 10 HP 6』


 下から黒い鳥が現れる。 これならまだなんとか行けるが、それでも足りない。 もう一押しと行ったところだろうか。


「・・・コンバットタイム。 俺っちはシャードでベールに攻撃をするっす。」

「ファルケン!?」


 まさか本当になにも手がなかったのか? しかし攻撃をしないわけにもいかなかったって訳だ。 ベールだけは戦闘でしか破壊が出来ない。 そう考えればそうせざるを得ないか。


「そんなもの食らうかよ! 俺はコストを3つ支払いインタラプトカード「見切り」を発動。 これにより攻撃は無効だ。」

「くっ・・・クールタイムに入り、俺っちはエンディングを迎えるっす。」

「なす術無くお手上げってか? はっ! 亜人の癖に粋がろうとするからだ。 俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 俺はコストを7つ支払い、「分身機構 ムッシャー」を召喚。」


『モンスター:分身機構 ムッシャー レアリティ 紫 コスト 7

 種族 アンチマン

 このカードが効果対象になった時、捨て場に送り、その後山札または捨て場から同名カードを召喚する。 その後相手に3ダメージを与える。

 ATK 7 HP 8』


 また別の「機構」モンスター・・・だがあの後ろに見えるのは何だ? 影か?


「コンバットタイム! ベールでシャードを攻撃!」


 この攻撃が通れば、ベールの効果でダメージは2倍になり、大ダメージはになってしまう。


「ファルケン!」

「・・・すいませんっす師匠。 俺っちには今は対応出来るカードがないんすよ。」

「っ! 俺はコストを7つ支払い、インタラプトカード「ツギハギの折り畳み盾」を発動! 攻撃を無効にし、コストを3つ支払うことで手札に戻す。」


 折り畳み盾はシャードを守り、俺の手札に戻ってくる。


「けっ。 余計なことを・・・ならムッシャーで攻撃してやる。」


 ムッシャーの攻撃により、今度こそ倒され、ダメージは抑えられたが、このままでは本当に負ける・・・


「更に俺はコストを4つ支払い、魔法カード「こだわりの一撃」を発動。 このカードは攻撃可能なモンスターがいなくなった時発動出来る。 フィールドのモンスターを1体破壊する効果がある。」

「まさか!」

「そのまさかよ! 俺は対象をムッシャーに選択。 そしてムッシャー自身の効果により自らを捨て場に送り、もう一体のムッシャーを呼び出し、更に効果でそっちの鳥野郎に3ダメージを与え、そしてムッシャーでライフコアに直接攻撃!」


 もう一度現れたムッシャーによりファルケンのライフコアが削られていった。


「うぐっ!」


 その影響かファルケンは膝をついてしまう。


「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。 さぁ、どうするよ?」

ファルケンだけ異様にダメージを食らっただけなので現状は書きません。

さぁこの状況をどう乗りきるのか

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