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カードゲーム世界で始める下克上  作者: 風祭 風利
第二の章 世界を回る
132/262

互いを補って

「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。」


 相手が破壊を無効にしてくるならば、手元にある「ウィークリーポイント」は今は意味がないな。 それにこの世界ではタッグパートナーのモンスターになにかをつけるにしても、基本的にはインタラプトカードでしか出来ない。 となると初手はコストが高くても出せるものの方がいいか。


「俺はコストを16支払い「ブロッサムヒューマン」を召喚。」


『モンスター:ブロッサムヒューマン レアリティ 銀 コスト 16

 種族 植物族

 このカードが自分フィールドに存在する時、自分のプラポレーションタイム時に相手フィールドに「ヒューマンシード」を召喚する。 

 このカードは相手フィールドに「ヒューマンシード」が存在する限り、戦闘及び効果の対象には出来ない。

 このカードがフィールドから離れた時、場にある「ヒューマンシード」は「プラントヒューマン」に変化する。

 ATK 20 HP 20』


『モンスター:ヒューマンシード 種族 植物族

 このカードを自分のターンに、効果で捨て場に送ることが出来る。 その効果を使用して捨て場に送られた時、場の「ブロッサムヒューマン」の攻撃力と体力を5上昇させる。

 ATK 4 HP 7』


『モンスター:プラントヒューマン 種族 植物族

 このカードは戦闘を行えない。 自分フィールドに存在する時、ライフコアを4回復させる。

 ATK 2 HP 12』


 こいつの効果は互いに厄介になるだろうな。 しかも今回はタッグルール。 範囲は全域になるので、俺以外のフィールド、つまりファルケンのフィールドにも「ヒューマンシード」は現れる。 つまりファルケンが破壊しない限りはブロッサムヒューマンは対象に取れない。 ファルケンへの負担は半端ではないが、1つの戦略として思ってもらいたい。


「クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」

「ようやく俺のターンだ。 俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 俺はコストを10支払い魔法カード「凶暴化」発動!」


『装備カード:凶暴化 レアリティ 銅 コスト 10

 自分フィールドに獣族がいる時、このコンバットタイム時のみ攻撃力を2倍にする。 また戦闘で相手モンスターを破壊したとき、破壊したモンスターの攻撃力の半分を攻撃力として加える。』


 ディービーストは獣族だから攻撃力16が2回飛んでくる計算か。 となると狙ってくるのは・・・


「コンバットタイム! 1体目のディービーストでガスナムに攻撃!」


 体力の低い方を狙ってくるよな。 ダメージに加えて攻撃力もあげられるのは流石に痛い気がするが。


「俺っちは手札の「Ws(ウィンドシューター) バクル」の効果を使うっす!」


『モンスター:Ws(ウィンドシューター) バクル レアリティ 紫 コスト6

 種族 鳥獣族

 このカードが手札にある時、捨て場に送ることによって、相手モンスターの攻撃を1度だけ防ぐ。

 ATK 4 HP 6』


 手札のモンスターが現れたと思ったら右手に装備していたバックルを外して、ガスナムの前に置かれる。 そしてディービーストの攻撃を防いだ。


「ちっ。 ならもう一体で攻撃するまでよ! 2体目のディービースト、行け!」


 もう一体のディービーストが襲いかかってくる。 しかしここは数で不利になるわけにもいかないし、攻撃力を上げさせるわけにはいかない。


「俺はコストを7つ支払い、インタラプトカード「ツギハギの折り畳み盾」をガスナムを対象に発動! そして攻撃を無効にした後、俺はコストを3つ支払うことで、手札に戻す。」

「師匠・・・」

「余計なお世話だったか?」

「いや、助かったっす。」

「はっ。 亜人の癖に人間様に助けられちゃって。 ま、それが亜人のあり方だよな。 クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」


 亜人の迫害主義については俺も知っている。 だがやはり気には食わないな。 姿形は違えど人には変わり無い筈だ。 これでは前の世界と変わらないな。 本当に。


「俺っちのオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 師匠。 さっきの行為が無駄じゃなかったってこと。 俺っちが証明するっす。 俺っちのフィールドに鳥獣族が2体以上存在する時、コストを12支払い魔法カード「片翼の贈り物」を発動するっす!」


『魔法カード:片翼の贈り物 レアリティ 銅 コスト 12

 自分フィールドに鳥獣族が2体以上存在する時、カードを2枚ドローし、その後手札を1枚捨て場に送る。 送ったカードが鳥獣族の場合、自分フィールドに存在する鳥獣族はこのコンバットタイム時、攻撃力を5上昇し、攻撃を2回行える。』


「片翼の贈り物の第一の効果によって、俺っちはカードをドローして、手札の1枚を捨て場に送るっす。 俺っちが捨て場に贈るのは「Ws(ウィンドシューター) シャード」っす。 シャードは鳥獣族っすから、第二の効果も発動するっす!」


 カードを使って烏のようなモンスターが出た後に、フィールドのモンスター達が鼓舞をした。 ガスナムもガトリーマも攻撃力は元々少ないものの、こうして仲間の力で強くなれる。 それを証明しているようだ。


「コンバットタイム! ガスナムで1体目のディービーストを攻撃!」


 ガスナムが放った弾丸はディービーストの眉間を貫いた。 そしてディービーストは倒れ、ライフコアを削っていく。


「さらにもう一度ガスナムでもう一体を攻撃するっす!」


 同じように2体目を倒して、おかっぱ頭のライフコアを「81」まで削りきる。


「まだまだ行くっすよ! ガトリーマでベールを攻撃っす!」


 これが通れば相手のフィールドはがら空きになるが・・・


「これ以上好き勝手やらせるか! 俺はコストを3つ支払って、インタラプトカード「位置移動」を発動! これによりベールは戦闘によっては破壊されない!」

「けどダメージは受けてもらうっすよ!」


 ベールには直接当たらなかったものの、その破片が当たり、ライフコアにダメージが入る。


「・・・ガトリーマ。 もう一度ベールを狙うっす。」


 そう言ってベールは避けつつもその破片はライフコアに当たる。 まあダメージは減ったものの入ったことには変わらないからいいか。 よく見ればおかっぱ頭の方は苦虫を噛み潰したような表情になっていた。


「クールタイムに入り、俺っちはエンディングを迎えるっす。」


 一瞬だけおかっぱに対する攻撃を躊躇った。 いや攻撃を()()()しなかった。 おかっぱもそうだがとんがり頭の方もほとんど手札が減っていない。 手札が多いということは、対策もあるということだ。 経験か、知恵か。 とにかく闇雲に突っ込んでいくことが無くなったのは確かだ。


「俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイム。 ちっ。予定と狂ったがまあいいだろう。 俺はコストを9つ払い、「引き取り手のカルーチャ」を召喚。」


『モンスター:引き取り手のカルーチャ レアリティ 桃 コスト9

 種族 アンチマン

 相手のフィールドに存在するカード効果を使用することが出来る。 但し効果を適正に使えるものに限る。

 ATK 9 HP 12』


 カルーチャか。 効果としても強いものではあるが今ではどれも使えないな。 タイミングがずれたとは言葉のあやでは無さそうだな。


「本当は攻撃を仕掛けたかったが、今回は止めておこう。 クールタイムに入り、俺はエンディングを迎える。」

「俺っちの考えは間違ってなかったようっすね。 多分直接ライフコアに攻撃すると作用するインタラプトカードがそこにあるんすね?」

「亜人の癖に勘のいい奴め!」

「亜人だからって言うのがよく分からないな。 勘の良さは人それぞれだろ? 亜人だ人間だなんて関係あるか。 俺のオープニング、そしてドロー。 プラポレーションタイムに入り、俺のモンスター「ブロッサムヒューマン」の効果によって、俺のフィールド以外に「ヒューマンシード」を召喚する。」


 そうして俺のフィールド以外に種が現れる。 種になっている部分がフィールドに残っているので、面倒にはなる筈だ。


「俺はコストを18支払い「怪盗ハンドスティール」を召喚。 そしてハンドスティールの効果で、そっちの手札のカードを1枚を俺の手札として使用可能にする。」


 そうしてスティールが奪ってきたカードを確認する。


「・・・なるほどな。 これはファルケンの勘の勝ちだな。」

現状

おかっぱ頭 ライフコア 81

ヒューマンシード


とんがり頭 ライフコア 79

隠密機構 ベール

引き取り手のカルーチャ

ヒューマンシード



ファルケン 97

Ws ガスナム

Ws ガトリーマ

ヒューマンシード


セイジ ライフコア 87

ブロッサムヒューマン

怪盗ハンドスティール


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