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光を吸い込む可逆のスピードで
光を吸い込む可逆のスピードで
僕らはコンクリートジャングルに迷い込む
ブラックホールのような
底無しの迷いの中で
答えばかりを求めて
支えばかりを探して
本当の事を偽って
何となくを着飾って
無限ループ陥った
愚かな僕ら
光を吸い込む可逆のスピードで
僕らはこんなに人を憎める
光を吸い込む可逆のスピードで
僕らはこんなに人を愛せる
涙を流して
触れ合って
語らって
祝って触って嘲笑って
だって勝手 僕らだって
その手で
君に触れて
僕らの言葉で
距離を埋めていく作業を
単純に繰り返して
だからって、諦めた訳でもなくて
つまりは
光を吸い込む可逆のスピードで
摩擦と圧縮と接点と結合と分離
灯した光も
消された光も
残された静寂すらも
全て抱きしめて
行くしかないんだ
光を吸い込む可逆のスピードで
君に会いにいく
単純にそれだけで。
光を吸い込む可逆のスピードで
僕らはこんなに陰すら愛せる
僕らのブラックホールこそ
溢れ出る始まりと終わり
全てを可逆にして出る答えの一部
最初から結論なんてないから
だから。
光を吸い込む可逆のスピードで。
良きも悪しも、醜しも美しも
すべて含めて。
真っ正面から。




