受験の天王山は夏休みっていうお話
雨の日、走ったらダメ。
危ない、危険、転ぶ、ケガする、痛い、濡れる、最悪。
メリットゼロです。
それはさておき……
天王山、ご存知でしょうか?
京都南部にあるお山さんですね。淀川の近くです。
私は歴史にはあまり詳しくないのですが、兄に「テンノーザンってしってる?」と尋ねたところ、天王山の歴史について教えてくれました。
1582年 【本能寺の変】〜【天下統一】をダイジェストで!!
“登場人物”
明智光秀
織田信長
羽柴秀吉
黒田官兵衛
毛利陣営
織田の遺臣
摂津の方々
6月、早朝……
明智「敵は本能寺にあり!」
織田「晒し首だけはマヂで勘弁」
織田信長氏が宿泊する本能寺に朝駆けを仕掛ける。→織田氏、自害。このとき、同氏の遺体は発見されず。
羽柴「おい!さっさと明智光秀を討つぜ!毛利とやり合ってる場合じゃない、和睦してこい!!」
黒田「うぃーす。んじゃ、姫路行きましょー」
毛利陣営
「よくわからないけどラッキー!ほら、立て直そー!」
「信長が死んだってー。やばくねー」
「……それ、早く言ってよーぉ……」
「はい?」
「講和しちゃったじゃん!おい、準備して追撃するぞ!!」
「講和したのに攻撃するんすか?マヂ幻滅上司だわー」
「くっ……じょ、冗談だ!ほら、支度しろ。おうちへ帰るぞ!!」
一方、その頃ーー
羽柴「これぞ、中国大返しなり!」
黒田「やばー、かっけー」
明智「ふぇ!?俺、やばくね??」
織田の遺臣
「羽柴マジやべぇ。猿やん」
「つーか、織田パイセンの人望やばくね?」
「やべーよ。羽柴ガチで猿だわ。サイコー!」
摂津の方々
「織田パイセンが死んだって……」
「え?ウッキー先輩は生きてるって言ってたよ?」
「マジ?」
「動揺しすぎだろ。織田パイセンが明智に負けると思う?」
「無い(即答)」
「だろ? パイセンの首ねえのに勝手言い過ぎだよな」
「だな。明智がパイセンに勝ったなら、パイセンの首を持ってるよな。パイセン程の方の晒し首が全く噂になってないことを踏まえると、信憑性ゼロだ。わりぃ、ちょっと考えるの放棄してたわ」
「ほら、明智に分からせてやろうぜ。羽柴さんの軍に続くぞ!」
「おう!」
羽柴「さて、と。俺らが京にガチ走りしてるのは広まってるだろうし、織田パイセンは生きてるって摂津の奴らに言ったから、あいつらは俺らのマブダチのままだよな?」
黒田「じゃないっすかねー?そうじゃなかったら今度あいつらシメよー」
羽柴「さんせー!じゃあ、明智の首取りに行こっかー」
黒田「えー、もう?ちょっと遊んでから」
羽柴「だーめ!!向こうの支度整ったらメンドーだもん」
黒田「いや、考えてみ?俺らバカみたいな距離を10日で来たんだよ?めっちゃ疲れてるからね?」
羽柴「それもそっか。じゃ、明日早朝な。俺は木の上で寝てくるから、おやすみー」
黒田「おやすみ。寝坊しないでくださいよー」
羽柴「へーい」
黒田「あいつ、やべぇな……。織田さん大好き猿かよ……」
山崎の戦い(天王山の戦い)
羽柴秀吉VS明智光秀
→羽柴 WIN
明智光秀、近江に逃れようとするが失敗
明智光秀の打ち首っぽいものが晒し首に
(腐敗により確認が困難だった)
つ、ま、り!!
俺らの織田先輩が本能寺で死んじゃった!? 明智のやつ、マジで〇〇!!
→お猿さんこと羽柴秀吉が山崎の戦いで明智光秀に勝利!=織田先輩の敵討ちに成功
→織田先輩亡き今、敵討ちしてくれた羽柴秀吉が織田先輩の跡継ぎとなるのは当然では?
→羽柴さん、天下統一!
百姓の子からスタートしたら、天下治めちゃった笑笑
羽柴「山崎の戦いから天下統一まで、トントン拍子やーん!」
ダイジェスト、完。
はい、ダイジェスト劇場でしたー。
山崎の戦いで羽柴氏が勝利していなければ、彼の天下統一はなかったんですね。
そして、山崎の戦いでの勝利が織田信長の敵討ちでもあったので、天下統一を目前にして散った織田氏の跡継ぎとなり天下統一を成すのは、羽柴氏が適任ではないかと。清洲会議にて正式に決定されたというわけらしいです。
兄の話をだいぶ脚色してザッとまとめてみました。歴史に疎く、天王山が何かわからない上、受験の天王山って言われても……という状態なのでね。笑
受験に天王山が出てくることになったのは、たぶんこんな感じのノリが原因です。
要約すると、
山崎の戦い=天王山の戦い
天王山を制した=天下統一を成した
こんな感じで、受験に当てはめると……
天王山を制する=夏休みを制する
天下統一を成す=志望校合格
したがって、夏休みを制する=志望校合格
このような論理が成立するみたいですね。
話は少々変わりますが
「受験のてんのーざんは夏休み!勉強しろよ!!」
と、教師陣は生徒たちに呼びかけます。
素直で賢い生徒らは、死にものぐるいで勉強します。
ここで、一つ……
おそらく、全国の教師が受験生に
「受験のてんのーざんは……」
と、おっしゃっているのでしょう。
つまり、受験生はみんな夏休みに死にものぐるいで勉強します。
つまり、夏休みから勉強を本格的にはじめたとしても追い越すどころか、同じラインにすら立てなくなるのでは……?
それなら、少しでも早い今のうちから勉強を本格的に始めるべきなのかな……
と、足りない頭で思いました。
このとき口先だけになりやすいのが学生です。
自分が大学でやりたいことをきちんと決められている学生はマイノリティ。
それなのに、大学合格のために頑張るのは普通に考えて困難でしょう?
仕方ないことなんです。
でも、少し考え方を変えてみると解決策が現れます。
学歴社会は仕方ない。
教育の格差が存在することも認識しています。
しかし、これからは次第にクリエイティブな仕事が活発化していくでしょう。
そして、クリエイティブはマニュアル力が根底にあるはずです。
マニュアル力とは何か。その通りにすれば問題がスラスラ解けるガイドのようなもの。
簡単に言うと、学校のテストで高得点を取れるように頑張るとつくもの。言語で言うなら、簡単な語彙や文法といったところでしょうか。
マニュアル対応が低評価されているところをたまに見かけますが、それがなければ何もできないこともあるので、やはり、マニュアルとは最低限は必要なものです。
そう。何事も、元あるものからヒラメキが生まれるのです。
ヒラメキ?
そう、名探偵や名刑事のようなあのヒラメキも彼らの崇高な頭脳に蓄積された情報から生まれるのです!
つまり!
みなさん、推理小説を読みましょう!!
面白いですよ!!
(宣伝ですが、そうじゃ無いかもしれません)
難しい問題を解こうとする前に、基本問題はちゃんと解けますか?
ということですね。
いやー、自分で言ってて耳が痛いです……。
実際、基礎をダイヤモンド以上に固めた方が応用問題に強くなれるのは事実。
でも、たまーにおそろかになってしまうのが難しいとこですな。
とりあえず、この文章を書いていて
夏休みに入るまでの約1ヶ月。
今日からでも死ぬ気で頑張る方が志望校合格に近づけるということに気がつけました。
眠くて思考力が底辺すぎるから、なかなか気がつけませんでした。笑笑
よし、眠いから寝よう。
ウトウトしながら頑張るよりスッキリして頑張る方が効率が良いもの。
それでは、おやすみなさいです。
明日から6月!
良い明日を(((o(*゜▽゜*)o)))




