表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
才がないと伯爵家を追放された僕は、神様からのお詫びチートで、異世界のんびりスローライフ!!  作者: にのまえ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/63

47話

 畑で小麦のように、米は育てられるのだろうか? もし畑でも実るのなら、ラテの緑の手と魔法で育てることができるかもしれない。


 神様、畑でも米って育てられますか?


〈はい、育てれます。畑で育てる米は、水田のような管理が不要なため、家庭菜園などでも簡単に栽培できます〉


 おぉ家庭菜園⁉︎ 畑でも米が育つのか……! それなら、あとで米から種を生成しておこう。


〈他になにかありますか?〉


 いいえ、大丈夫です。神様、ありがとうございました。と神様との会話をが終わった。


 いやぁ、これで、アイテムボックスの中の食料が尽きても大丈夫だ。畑で収穫できる野菜と米、温室で育てている苺とコーヒー、そして〈一日恩恵〉さえあれば、当面の生活には困らない。


 訓練して冒険者になれば、冒険の報酬で肉も手に入る。魔石やお金も得られるだろう。


 そのお金で本を買って、ラテにも読ませてあげたい。畑では野菜だけでなく薬草も育てて、錬金術で薬を作れるようになりたい。いずれは立派な魔法の杖だって、自分の手で作れるかもしれない。




 畑で米を作る、薬作り、魔法の杖かぁ。

 いいな、やることがたくさんだ! 

 

「ちょっと、ノエール? さっきからニヤニヤして、何を考えてるの?」


「そうっすよ、ノエール様」


「え?」


 二人に言われて気付く、お昼のご飯の準備中。僕は神様との会話を思い出して、知らず知らずのうちに顔が緩んでいた。


「……ああ、ちょっと考えごとしていただけ。あ、そうだ。チェルシーに、ひとつ聞きたいことがあるんだ」


「私に聞きたいこと? なにかしら?」


「そろそろ、溜まったゴミをどうにかしたくてさ。まとめて処理できるやり方を、知らない?」


 ここに来てからの、カップラーメンの容器やら、日用品のゴミやら。今はアイテムボックスに突っ込んでいるけど、そろそろ片付けたい。中身が腐らないのはありがたいが、やっぱり気になる。


 チェルシーは何か思い当たる節があるようで、軽く頷いた。


「それなら、スライムを使った、スライム液入りゴミ処理箱がいいわ。スライムの液が、なんでも溶かしてくれるの。私も使っているから、効果は保証するわよ」


「ゴミを溶かす……スライム液入りのゴミ処理箱!? それ、すごく欲しい!」


「作りたいなら、まずスライムを五十匹捕まえてきて。ゴミ箱を材料に必要だから」


「え……スライムを五十匹!?」


 今、異世界にスライムがいると知ったばかりなのに、早速そんなに大量に捕まえることになるとは……。いったい、どこに行けば会えるんだ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ