「361話」
コンボくらいました_(:3」∠)_在宅勤務ヤダー
「じゃあ一応神様だと」
「そうだよ」
風呂から出てきた生首に聞いてみたらあっさり答えがかえってきた。
あのふよふよしたの神様……一応? 神様にも色々種類あるんかね。
まあ、とりあえずは生首とかアマツの一種てことだな。
「……なんで俺の方に寄ってきたんだ?」
神様が近付いてくるとかろくなことにならない気がする。
生首と……名前忘れたけど、昨日戦ったやつ。今んところ3分の2でろくでもない奴を引いてるんだよな。
「そりゃねえ。人の身で仮にも神を仕留めたんだよ? 興味津々になるだろうさ」
「や、仕留めてはない……よな?」
肉体が塵となって消え去っただけで、滅ぼしたとかそんな事にはなってないはず。
アマツさんだってそんなこと言ってたし! しばらく再起不能なだけだし!
「ま、ここに居る分には問題は起こらないから安心するが良い! ……お礼はこの入浴セットで良いんだよ?」
「ああ……まあそんなんで良いなら買っておくよ」
俺の言葉をさらりとスルーして、生首が見せてきたのは有名な通販サイトの画面で、シャンプーやらなんやらがセットになったものが映っていた……てか、それ俺のスマホじゃん。
認証あっさり突破しよってからに……やっぱさっきのショックだったんだろうか。
ちょっぴり悪いことした気がしなくもないし、ここは素直に買ってあげるとしよう。
「で、仕留めてないよな?」
「さてねえ?」
やっぱ買うのやめちゃうぞこんちくしょーめ。
「ところでさ、あれって今までにも何回か来てたのか?」
この生首が魔除けとして渡されたの結構前なんだよな、そういや。
「しょっちゅう来てたよ? もっとも誰一人として家には入れてないがねっ」
ふふんと偉そうに鼻をならす生首。とりあえず強めにデコピンしておこう。
しっかしなー……前から来てたの。
そうなるとあの当時からそこらの神様っぽいのにロックオンされていたってことだよな。暇なのかな?
別に昨日みたいに神様をしとめた訳じゃ……あ、生首と戦闘したな。
そうか、あれが原因か。
今思えば厄介払いではなく、まじめに魔除けとして渡されていた可能性もある。
原因を作ったんだからお前なんとかせーということか。
なるほどねー。
納得するかは別だけど、原因とかはなんとなく理解した。
で、だ。
分からないことが一つある。
「そっか……ならなんで急に見えるようになったんだ?」
今までもしょっちゅう来ていたのなら、見かけていてもおかしくは無い。
天気が悪い日ならともかく、晴れの日に雲と見間違えるなんてこともないだろう。
となると考えられるのは昨日の戦闘なんだけど……アマツさんに聞いても良いけど、生首もあの場にいたんだから理由はわかるはず。
「知りたいかい?」
「…………知りたい」
にぃーっと笑みを浮かべる生首×2に背筋がぞわぞわするが、ここは我慢だ。
てか、こいつがこんな反応するってことはろくでも無い理由なのは確定っぽいが……はたしてどんな理由なのか。
「あいつを仕留めた時に、いくつか肉片が落ちていただろう? それを」
「ちょっとまったあ!! 食ってない! 食ってないぞ、俺は!?」
ちょっとトロールカードのデメリットで飢餓状態なってたけど、クロが食い物を口に突っ込んでくれたおかげでそっちには手を出してないぞ!
絶対俺の勘違いとかじゃないはず!
「食べてないねえ。でも近くにあったから……君の肉体を再構築するのに使われたようだね。ご愁傷様」
「うっそだろ」
そんなの避けようないですやん。
ええー……あいつの肉体使ったのかあ。
嫌悪感もだけどさ、やだなあ……絶対体に悪いでしょ、あいつの肉体とか。
「あ、私の切れ端も使われたからね」
「嫌すぎる……」
切れ端ってあれか、生えてきたのを切り落とした時のやつか。
あの状態で全部そぎ落としたとか確認する余裕はなかったし、そのあと全身燃えて炭化しちゃったし確認しようがない。
残っているのは一部だろうし、また生えてくることはないだろうけど……いや、分からんぞ。小さい生首が大量に生えてくるとかあるかも知れん。
「うれしい?」
「うれしいわけあるかっつーの!!」




