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、そのころボーソは

ボーソはヒマしていた。

だってさ、勝利を祈っていてくれ、だぞ。

一人の英雄に頼る、甘ったれ根性の世界を正したい、だぞ。

正論すぎて、兵達に『神の加護を付けた、この戦の勝利は神であるボーソが保証しよう』と言うことしか出来ないじゃないか。


ボヤきながら、菓層からもらった指輪から紅茶を出して飲む。

カップが空になる、指輪から紅茶を出す。

それを繰り返すボーソは周囲から神の威厳が無いなどと言われていたが、ボーソ様のお耳には誰も入れなかった。


ヒマしているボーソは仮にも海の神の孫、井戸から放たれる邪気を感じ取り、井戸にダイブした。


ボーソはご乱心と言われたがそんな物にかまうヒマはなかった。


ボーソは井戸の底に灯が見えた。


その灯の元へ向かうと魔族が一人いた。

その魔族は言った。

「貴様、ただ者じゃないな!」

その魔族は翼が生えていた。



「ふぅ、貴様。我が元につかんか」

ボーソは魔族に勧誘されていると気が付いた。

だがボーソはこんな時言ってみたかった台詞があった。


「聞いた話だが人に頼みごとをする時は紅茶の一杯や二杯出すのが常識らしいぞ」

なぜかボーソは気分が良くなっていた。


「ふん、名を何という?」


「さあ、なんだろうねえ?」

ボーソは内心快楽に打ち震えていた。

こういう自己中な台詞、メッチャ気持ちいい。あいつらの奇行の理由が理解できた気になったぜ。


そう言いながら、畑からもらった剣を構える。


「そうか、そういうことか、貴様が我の計画を最も邪魔した人間なのだな」


「何の話だ」

ボーソは心当たりが山ほど合ったが口をつぐんだ。


「その指輪を作った装置の盗難とその剣の特殊な気が我らの計画を大きく狂わせた」


想定外の答えにボーソはとっさにこう答えた。

「soy is grat」


特殊な気とはおそらく大豆パワーのことだろう。


指輪の装置のことは意味が分からないがスルー安定だろう。


とりあえず水の牢屋で縛って地上の畑がいる本部へつれていくか。


そんなことを考えながら水を操作して、ボーソは宙に浮かび魔族の男を拘束した。


そのまま本部へ連れていった。


ボーソは本部では畑がいるのは知っていたが、菓層は上音と一緒に兵達への食事を作っていると聞いていたのでここにいることを驚いた。


「王様、復讐はやめにしませんか」

そう言ったのは黒マントの魔族だった。


「貴様が、裏切ったのか?」

魔族の王は言う。


「裏切り、そうですね。ワタシはあなたを裏切りました」

黒マントの魔族が言う。


「あー、ボーソには分からないだろうから状況を説明するとね、魔族ってこの世界の流刑島の人間なんだって」


菓層の言葉をボーソは噛み砕けなかった。

流刑島とは、死刑の無いこの国では最も重い刑罰で、重い罪を犯した人が送られる島のことだ。


「えっと、どういうことだ?」

ボーソは疑問を口にする。


「あんたが私たち日本人に次元の歪みが起きた直後に魔族が現れたから魔族は異世界人だと言っていたけれども、魔族はこの世界の住民なのよ。始まりは次元が歪み、異次元から流刑島に2つの装置が送られたことなのよ」


菓層の言葉でボーソはなんとなく状況を理解した。


菓層は冷蔵庫ほどの大きさの箱を指さした。

「この二つの装置は、まったく同じ構造で周囲の絶望からエネルギーを抽出して所有者の願いに沿ったアイテムを生成できるのよ」


「貴様どうして、そこまで詳しく。そうか貴様が盗人か」

魔族の王が、菓層の出した箱に反応した。


「続けるわよ。で、魔族というのは、この装置で創られた人類進化薬で進化した流刑島の罪人なのよ。」

菓層が魔族の男を指さす。

「その男は先代の王の息子だったんだけど叔父を毒殺しようとしたが、現王に看破され投獄されて復讐を誓っていたらこれが降ってきて復讐を始めたらしいの。で、こいつは王家にしか知らされていない通路を使って暗殺に動いたらしいけれど、ボーソのおかげで阻止できたってわけ」


「あとはワタシが説明します。ワタシはケーキ造りしか取り柄のない町娘だったんですが、その腕を見込まれ子無し貴族の養子になったんですよ。でも、養子になったとたん義母様が身ごもって、その子にワタシの好きな人を殺されて、その冤罪でワタシが流刑島行きになったんです。それで、その人のカリスマに惹かれたんです。でも、菓層さんとのケーキ対決で思い出したんです。ワタシがどうしたいのか」


ここから先は話が一向に進まないのでこの私ボーソが要約させてもらう。


始まりは流刑島に二つの魔導具生成機が落ちてきたことだ。

おそらく異次元からの落とし物だろう。

その次元の歪みを私が感知して菓層達との面接が始まったのだ。

そして、菓層が転移早々、魔導具生成機を拾ったらしい。

紅茶の指輪は彼女がこの装置で創ってくれたものらしい。


つぎに魔族の剣は血を魔力生成機のエネルギーに変える機能があったのだが、それで得られたエネルギーの半分が菓層の方に流れていたのだから彼らにとってはたまったものじゃなかった。


つぎに魔族の剣に畑が大豆という不純なエネルギーを吸わせたことで効率がさらに下がり、私の活躍もあり最終決戦という運びになったようだが、魔族は全員降参した。

ガチャハズのスピンオフ投票企画をやりますですよー

詳細を知りたい人はこのさくの活動報告を見るのですよー

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