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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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95:カラダにいいのはおいしくないものだよ

晩御飯に何が出たかは想像にお任せします(笑)

 温泉の採掘で疲れた身体を温泉で癒すなどといったマッチポンプをやった前回。

 いや、実際には私自身はほとんどなんもしてないんだけど。精霊さん達は楽しそうに温泉動かしてる。時々間欠泉みたいにお湯が吹き上がるのは風の精霊さん達が遊んでるからだよ。

 精霊だから基本的に疲れることはないらしいんだけど、飽きるから飽きたら別の子に交代するそうだ。

 これぞ「精霊の湯」だね。


 ……いや、この島が無人島というか澪ちゃんのものだから自重しなかっただけで普通の所ではこんなことやらないよ!


 などと言ってる間に夜も更けて来た。

 食事は使用人のコックさんが腕によりをかけて作った料理でした。

 昼間ので余った食材提供したら大喜びしてた。

 バーベキューも美味しかったけど料理人の料理はひと味もふた味も違うね。


 だってこっちサイドで一番料理上手いの私だもん。

 楓ちゃんが私より経験の分だけ少し落ちるくらい。お兄さんに作ってるのが日常だとか。お兄さんの方が上手いらしいけど(笑)

 葵さんはそこそこ。可もなく不可もなくってレベル。食べれれば頓着しなかったそう。うん、とりあえず好きな野菜って言われてつくしって答える人はあまりいないと思うの。

 澪ちゃんは見張っていたらできないことは無いレベル。なんでも直ぐに隠し味を入れたがるのだとか。オリジナリティはそんな所で発揮しなくても良いんだよ!

 ハルは……うん、なんでそんな物体が出来るのか不思議なものができ上がる。カップ麺とかコンビニ弁当なんかは普通に作れる(作るって言うのかは疑問だけど)んだけど、材料を一からやろうとするとダークマターが出来上がる。うん、あれは食べ物じゃない。なんか紫色の汁出てたし。


 そんな訳で私が一番上手い訳だが、私は「卒なくこなせる」だけなのだ。レシピがあれば大体のものは作れるし、味を濃くしたり薄くしたりするさじ加減も頭の中で最適化している。……そうだよ、ハルの面倒見てたせいだよ。

 ハルは引きこもりだったから外に出ない分私が栄養バランス取ってあげなきゃって思い込んでたんだから。


 今回の旅行で「実はジムに定期的に通って運動してる」というのが分かったわけだったけど。

 だから


「あのさあ、ちゃんと運動してるなら言ってよ。ハルの栄養バランス考えるの大変だったんだから」


 って言ったら


「いやー、言わなきゃって思ってたんだけど、ひとみんが私の為に一生懸命考えてくれてると思うと尊くてー」


 尊いってなんじゃー!


 まあ美味しい夕食囲んだ後はみんなで花火。

 と言っても線香花火程度のもの。

 これはメイドさん達が用意してくれた。


 線香花火のパチパチいってる感じって夏ーって思うから好きなんだよね。打ち上げ花火よりこっちの方が好き。

 ……火の精霊が「美味そうな匂いがする」って言ってたからきっと良い花火なんだろう。


 スティック花火で走り回る女子高生組とハル。

 全員浴衣とサンダルのはずなんだけどなんであの子達そんなに速いの?

 葵さんは大人しく私とパチパチやってくれてる。葵さんも線香花火がお好きなんだとか。


 二人で見つめあって楽しいですねって微笑みかけたら葵さんも微笑み返してくれた。

 やっぱり静かに花火楽しむのはいいね。


 とかやってたらメイドさんに呼ばれた。

 打ち上げ花火に点火して欲しい……ってそんなものまであったの?

 見ると見事な三尺玉。

 一個百万くらいするんじゃなかったっけ?

 まあ金持ちの道楽だからなあ、と引き受けて思いっ切り空に飛ばす。


 大輪の花が夜空を幾つも彩るのだった。

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