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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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94:ノー・スプリング ノー・ライフ

元々の予定にはありませんでしたが何となくやらせたくなったので。割とあやふやで書いてるのでご意見よろしくお願いします。

 夕闇が迫り、夜の帳が降りようかという頃合。

 遊び疲れた私たちはお風呂に入ることにした。


 浴場は王侯貴族もかくやという豪華さ。


「さすがに温泉まではないかー」


 ハルが残念そうに言う。


「源泉自体はあるらしいのですけどかなりコストがかかるらしく断念したそうですわ」


 なんとも残念な話である。私も日本人の例に漏れず温泉大好きなのです。


「うーん、ひとみんなら掘れるんじゃーない?」


「え?」


 うーん、自分で掘るって発想はなかったなあ。出来ないことはなさそうなのがまた。


「ならまあ、ちょっとやってみるけど失敗しても知らないよ?」


 という事で温泉を掘る事になりました。


 まずは場所。

 水の精霊に聞いてみると地下水は豊富にあるそう。

 まあ緑が多いもんね、この島。

 そして海底火山もあって温度の違う水、つまり、泉源も割とあることが判明した。


 問題は岩盤。

 島自体が巨大な岩盤の上に乗ってるような感じなので分厚い岩盤に阻まれて採掘が出来ないそうだ。


「つまりはその岩を何とかすれば良いのね」


 温泉を掘り当てるには大体1000から2000メートルの深さを掘らなければいけない。

 掘れてもそこから水を汲み上げる設備も必要。

 暫し思案。


 とりあえず整地からする事にした。


「せーのっ!」


 ドカンという音とともに荒野に窪みが出来た。泉源に近いところは上手く木が生えなくて地面が剥き出しになる。

 なので比較的海岸からは遠いけど木が少ない場所を選んで掘ることにした。

 地ならしは土の精霊の皆さんにお願いした。しっかりと周囲を固めながら掘ってくれてる。


 しばらく眺めてるとかなり深くなった。

 そしてぶち当たる岩盤。

 さて、ここからは私の出番。

 岩盤が、出番で、バンバン進む!

 説明!

 ……いや、単に魔法ぶっぱして岩盤破壊するだけなんだけどね。

 岩盤破壊といえばやはりダイナマイト。

 つまり、爆発。

 普通に爆発させると衝撃が逃げちゃうので爆発の威力に指向性を持たせる。

 下方向のベクトルに力を集中させて……

「エクスプロード!」

 ジョンだとどこかの頭とネーミングセンスおかしい娘みたいになりそうなので動詞にしてみた。

 爆発の先達に敬礼しながら結果を見つめる。


 うん、しっかりと岩盤貫通してるみたい、そのまま掘り進めたら水の精霊が顔を出した。

 どうやら泉源到達したらしい。

 で、ここから汲み上げる方法なんだけど……空気圧でも利用するかなあ。

 風の精霊に交代で空気を押してもらってその圧力でお湯を汲み上げる。ヘロンの噴水とかなんとか言わなかったっけ?

 お湯を通す管は土の精霊に加工してもらった鉱物で。

 石も固まればちゃんとした管だよ。


 そんなこんなで加工して湯だまり作って完成。

 お湯の温度調節は火の精霊に、湯量の調節は水の精霊にお願いしました。

 地水火風の精霊の力を結集した精霊の湯だよ!


 ……我ながら無茶やったもんだなあ。


 みんなを呼んでお風呂タイム。

 ハルと澪ちゃんが躊躇してる。

 ん? 危なくないよ?


「そうではありません。ちょっと、身体がヒリヒリして……」

「わーん、日焼け止め塗るの忘れてたんだよー。だから日焼け痕が痛くてー」


 さすがにそれは知らん。

 私は素直に温泉楽しむよ。

 葵さんも……浮かんでる。

 うん、そうだね、水に浮くよね、それ。

 楓ちゃんはお行儀よくつかって数を数えていました。

 お兄さんにそうするようにしつけられてからやらないと落ち着かないそうで。

 なんかそういうの可愛いよね。

 私は妹とか居ないけど居たら楽しそうだなと思った。


 うん、いいお湯でした。

 掘ってよかったよ。

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