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快適なエルフ生活の過ごし方  作者: ぺるがもん
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77:Activation;出撃

新章突入。豊さん編です。お付き合いください。

 「二人ともしりにしいてるね。どっちが本命?」

 やー、そういうのはやめてください、先輩。私はそういうのいいんですよ……いや、結婚願望はあるよ? 婚活パーティーだって行ったしね。でも、なんか運命がダメって言ってる気がするんだよね。

 「わ、私の事はいいですから、それよりも最近の先輩の事聞かせてくださいよ」

 「えー? うーん、でも特になんもないよー。豊くんはいつも優しいし……」

 とまあ見事に話を逸らすことに成功。まあこの後延々とノロケ話を聞かされる事になるけど。


 「お姉様、お疲れ様です!」

 いつもの様に澪ちゃんがお出迎え。今日は楓ちゃんもいる。

 「あ、ひとみさん、どーもです。ちょっとご相談したい事がありまして……」

 楓ちゃんが私に相談? なんだろう? まあともかくファミレス行ってお話ししましょう。うーん、最近タイムセール行けてないから懐具合が……いや、決して薄給ではないけどそこまで何度も外食出来るような高給取りでもないんだよね。所詮事務員だし。ちなみにこれは現地採用組だからだ。本社採用なら転勤ある分高くなる。まあ私は転勤とかしたくないからこのままでいいけどね。話が逸れた。

 「それで楓ちゃん、相談っていうのは?」

 「実は、お兄……兄の事なんですけど、最近帰りが遅くて……」

 「それって仕事じゃないの?」

 豊さんのお仕事は営業だから得意先によっては遅くなっても不思議じゃない。

 「いえ、ウチのお兄の会社はホワイト企業なんで残業とかほとんど無いはずなんですよ」

 なんだってー!(MMR)

 「まあホワイト企業って言ってたのはお兄なんですけど、だいたい一緒にご飯食べてましたから。最近は夜にお出かけしてることも多かったんですけど」

 お出かけ? ああ、そう言えばさっきさんざん聞いてたなあ……

 「デート、じゃないの?」

 「今までは一度家に帰ってから行ってたんですよ。シャワーまで浴びて。汗臭い姿は見せたくないって頑張ってます」

 うーん、先輩、その辺むしろウェルカムな気もするけどそこはスルーしておこう。

 「で、怪しいんで調べてみたら「定時に上がってる」って同僚の方が言ってたんですよ」

 そこまで調べてんのね。まあ澪ちゃん居るしそれくらいはやるか。

 「ほんと、ありがとね、澪」

 「わ、私は別に協力したくてした訳では……まあ楓が困ってましたし……」

 ツンデレか? いや、素直じゃないだけだね、あれは。

 「まあ、それで私の下を動かして調べたんですけど、驚くべき事実が分かったんですわ」

 驚くべき事実?

 「なんと、楓のお兄さんは女子高生とデートをしていたのですわ!」

 ……は? え? それって浮気っていうんじゃ……それ聞いたら誤解でも先輩が発狂するかも。ことは慎重に運ばなくては。

 「えーと、二人とも、このことは他に誰かに言った?」

 「いいえ、私は誰にも。楓も言ってません。ですから相談をと思いまして」

 よーし、ナイス判断。とりあえず真偽の程を確かめなきゃね。

 「ちなみにこれがその写真ですわ」

 と言って出された写真は……私の写真。太田君と黒木さんを鎮めた時のだろう。

 「あ、間違えましたわ、こちらです」

 すぐさまそれを引っ込めてもう一枚の写真。今度の写真には豊さんの後ろ姿と女子高生らしき姿が写っていた。

 なるほど、つまりこの子を探せばいいのかな……いや、ちょっと待って、澪ちゃん?

 「澪ちゃん、さっきの写真は……」

 「私の部下が写真に凝ってると言うので望遠レンズをプレゼントしたらたまたま撮れたそうですわ」

 「消してよね?」

 「残念ながらデータは部下のデジカメの中でして……所有権は私にはありませんので」

 「じゃあその部下の人、出して。直接交渉するから」

 「すみません、お姉様。私、頭が悪いのでその部下の名前を失念してしまいましたの」

 ……頭痛くなってきた。

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